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    3月のライオン(1)

    3月のライオン(1)

    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

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    はらぺこあおむし 改訂

    はらぺこあおむし 改訂

    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

こけももさんのレビュー一覧

投稿者:こけもも

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本歯いしゃのチュー先生

2005/05/26 03:18

チュー先生、大活躍

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『歯いしゃのチュー先生』は、うちの人気絵本ベスト10に入る作品かもしれない。小さな賢い動物が本能丸出しの天敵をさらりとユーモアでかわすところが息子に受けて、今でも彼のお気に入りになっている。滑車やはしごを使って治療に専心するプロフェッショナルぶりも楽しいみたい。設備投資を怠らないチュー先生の心意気は、腕利き歯医者さんの証明でもあるんだろう。ただ、チュー先生はねずみなので、当然のことながら「危険な動物おことわり」の看板を掲げている。(このあたりがかわいいなあ、と個人的にホロリ。)ところが、ある日、虫歯の痛みに涙するきつねを哀れに思い、危険を承知で治療を引き受けることに……。

手に汗握る、どきどき、ひやひやの連続はここから始まる。大きく開けたきつねの口からは、虫歯に侵された息が匂ってきそうで何とも生生しい。こんな匂いの口にならないように歯を大事にしようと読むたびに思うから、まさに歯科衛生にぴったりの絵本なのだ。わたしの歯はもうガタが来ているけれど、健康維持の大切な基盤だし子どもたちには歯を大事にして欲しいなあ。

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紙の本おはよう・おやすみ

2004/09/27 11:12

お日さまとお月さま

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この絵本を手にして、小さな頃母が作ってくれた枕カバーを思い出した。その枕カバーには一方の面に太陽や花、もう片方の面に月と星などの刺繍が施してあり、お昼寝のときは太陽の面、夜寝るときには月の面を使うというものだった。もちろんわたしのお気に入りで、いつも喜んで枕を抱えていた記憶がある。子どもって、こういうトリックに弱いのだ。
 この絵本のアイデアも、それと同じ。というわけで、わたしはちょっぴり興奮しながらこの絵本を娘に紹介した。一方が猫の表紙で「おはよう」、ひっくり返すとうさぎの表紙で「おやすみ」。ねこさん、うさぎさん、くまさんが一日の区切りをシンプルに描く。たったそれだけのことだけど、実はこの「たったそれだけ」が子どもにとっては大きな安心につながっている。
 「おはよう」と「おやすみ」、一日の始まりと終わり。日常の儀式が楽しくなるような、そんな毎日を子どもたちと過ごしたいなあ。わたしも枕カバーを作らなくちゃ、そして、子どもたちと一緒にこの絵本を開こう。
 

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紙の本げんきなマドレーヌ

2004/09/27 10:20

娘とマドレーヌの共通点

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 小さな女の子の魅力が、ギュッとつまったマドレーヌ・シリーズ。出会ったのはお人形の方が先だったけれど、娘もわたしもあっという間に熱烈なファンとなった。
 娘とマドレーヌには共通点がある。それは、おなかの小さな傷あと。娘はヘルニア、マドレーヌは盲腸炎をわずらい、ぽこんと出たお腹の片隅にうっすらと4センチくらいのあとが残る。「マドレーヌちゃんと同じ!」こういう体験が共有できると、絵本への入り込み方も随分違ってくるなあ。
 一見、表紙も各ページのイラストも、古めかしい雰囲気に包まれているけれど、描かれているのはいつの時代にも変わらない、元気で無邪気な女の子のハート。「しかめっつら」「むねのいたむこと」「ふっても、てっても」……などなど、娘にとっては新鮮な日本語もこの絵本の大きな魅力になる。「ジー、トン、ジートン……」の電話の音はよほどおもしろいらしく、うちでは電話の音といえば、この音になった。
 寮生活を送る12人の女の子たち、ミス・クラベル、パリの街並み……、ヨーロッパの古きよき時代を伝える大判の一冊は、これからも何度も何度もリクエストされそう。というより、わたしの方が娘におねだりしてしまいそうな作品だ。消え入るように最後のページを読み終えると、「もう1回読んで!」が返ってくる。うん、ありがと、ママもまた読みたいなって思ってたんだ。

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おさんぽ、おさんぽ、何が見える?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 おさんぽ、おさんぽ、いろんな風景が見える。道ばたに咲くたんぽぽ、かきねのしげみ、小鳥が種をつつく姿。小さな頃はきっと誰にとっても、日常の何気ない景色がそのまま不思議の対象だった。そんな時代の目線を思い出させてくれたのが、マクレリー・シリーズの「おさんぽ」。子どもとのお散歩前に読みたい絵本の決定版になった。

 テリア犬マクレリーのお散歩に仲間の犬たちが次々に加わっていくという展開は、「道中、おともします」調の昔話によく見られる古典的なスタイル。でも、この絵本が特別なのは、1ページ1ページに小さな見どころがたくさんつまっているところにある。登場人物の表情、構図の取り方、まわりの風景、言葉のテンポ・リズムなどなど、子どもにはたまらない魅力があちらこちらにいっぱいだ。

 太っちょの猫クローが登場するところで、お話は急展開! このクローの顔つきが、また何とも言えず怖いけど愛嬌があったりして。このページをのぞく娘のニッとする顔がかわいくて、ここになると私は思わず彼女の表情を確認してしまう。クローの声の出し方は、読み手として演出のしがいがあるところ。最後のページもすごくかわいい! ちょっとほころびたブランケットをかぶり、かごの中からのぞくマクレリーがたまらなく愛しくなる。娘もきっと同じように感じているのかな。いつまでも、いつまでも、ずーっと最後のページを眺めている。

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紙の本あまつぶぽとりすぷらっしゅ

2004/08/31 15:34

あまつぶの旅

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 モノクロに抑えた色目の黄色と赤。パッと見た表紙の印象が暗いからなのか、娘はなかなかこの絵本を手に取ろうとしなかった。大好きなひなぎくのかたわらで蛙がニッコリ微笑んでいるというのに。でも、ある雨上がりの午後、ページを開くと……。娘はそれ以来まるで魔法にかかったかのように、この絵本の魅力に取りつかれている。

 魔法の秘密は、タイトルからも察せられるとおり「音」にある。「ぽとり ぽっとん すぷらっしゅ」「ぽたぽた ぽっとん すぷらっしゅ」のところは、自分があまつぶ小僧にでもなった気分なのだろうか。体を揺らしリズムを取りながら、気の済むまで何度も言いたがる。でも、これは子供でなくともなかなか愉快な体験だ。「ぽたぽた ぽっとん」「すぷらっしゅ!」と言い合う快感は、たとえ言葉は違っても、何年も世代を超えて読者を魅了してきたに違いない。そんな、時代を越えるおもしろさがこの音にはあると思った。(初版は1946年)

 たった一粒の小さなあまつぶは、庭の植物にも、森の動物たちにも、そして自分にも平等に降る自然の賜物だ。身近な雨が小川となり、湖となり、ときに大雨となって人畜に被害を及ぼす姿や、最後に大河となって海原へ流れる姿は、娘をも納得させる自然の摂理。誰にも逆らえない流れを追いながら、娘は(きっと)あまつぶの旅を、わたしは人生の大きな摂理を思い描き、親子でリズムの心地よさに遊ばせてもらった。雨の日におすすめの一冊。

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犬たちの気持ちに共感

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 動物って、観察するとおもしろい。何もしゃべらないのに、そこにドラマが展開されている。この「ほねだいすき」のお話も、お肉や骨に目が無い犬の習性が無言の中でユーモラスに描かれる。

 展開は物語というよりも犬たちの日常を描いたにすぎないが、登場する一匹一匹の表情・動作には味わいがあり、それぞれのキャラクターがなんとも言えず個性的だ。個性的といえば犬たちの名称もそうで、娘はそこがお気に入りのよう。大きな犬は「おすもうモース」、細い犬は「ほっそりおやせのマロニー」、まだらの犬は「ぶちいぬポッツ」などなど……。主人公のテリア犬「もしゃもしゃマクレリー」も雰囲気たっぷり。すてきなニックネームに感心してしまった。

 娘は「したなめずりしながら、ついてきた」のところを読むときはいつも、舌をぺロッとさせ犬たちのまねをする。何かおいしい食べ物を想像しているのかなあ……。犬好きのみなさんにおすすめの一冊。

 

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紙の本博士の愛した数式

2004/07/28 08:05

愛しさが散りばめられた宝物の一冊

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 最終章を読み終え、涙が止まらなかった。しばらく余韻に浸り、涙の理由を考えた−−「静けさ」「淋しさ」「温かさ」……。わたしにとって自分の気持ちを伝える一番の言葉は、「温かさ」になる。

 これは不幸な事故に遭った天才数学者(博士)と、健気で純粋な少年ルート、職業意識を持ち自立して生きる主人公(ルートの母親)3人のふれあい物語だ。皆まっすぐに今を生きる人たちだからこそ、彼らが共有する時間には特別なきらめきが存在する。とくに博士とルートとのやりとりは、無邪気で透明で読んでいてとても心地よかった。老人と子供の交流って、いつの時代も美しい。博士のルートに対する愛情の深さが心に染み入ってきた。これほどまでに小さき者をいつくしむとは、博士はいったいどんな家庭でどんな幼少・青年期を送った人なのだろう。架空の人物にもかかわらず、わたしは博士の生い立ちに思いを巡らせた。

 「温かさ」と共に作品の性格を伝えるもう一つの言葉は、「静けさ」。作品中に登場するレース編みのように連なる数字とその宇宙的広がりには、主人公でなくともため息がもれる。揺ぎない数学の真理の潔さは実に清らかだ。けれど静かに控えめに光る博士の才能と過去には物悲しさも混じり、つらかった。後半、記憶の続かないはずの博士が見事にアイロンをかける場面は、未亡人との日々を投影しているかのようで明朗なのになぜか悲しい。過去の「悲しさ」(−マイナス)×「淋しさ」(−マイナス)=現在の「温かさ」(+プラス)となり、静けさ(0ゼロ)の中にたたずむ……そんなイメージがふっと浮かんできた。

 実はうちの上の子も10歳で大のスポーツ好き。読み進めるうちに、息子もルート少年のように思慮深く思いやりのある人になって欲しいなとつい願ってしまった。それにはなにより、母親であるわたしが主人公のようにしっかりと現実を見つめ、背筋を伸ばして凛と生活を送らなければと教えられた。お料理上手なお母さんっていいな、とあらためて感じもした。キッチンの描写が、質素だけれど温かく、美味しい匂いが漂ってくるようだった。こんな家庭の風景はわたしの憧れである。

 それと、野球を巡る数字の解読はまるで魔法のようで、不思議な錯覚に陥った。子供はこういう話、好きだろうなあと感心しながら。

 老人、子供、料理、野球、数学……わたしの好きなものばかりが散りばめられた(数学は「?」マークかも知れないが、嫌いではなかったので)愛しい作品に出会えたことを神様に感謝したい。いつもは読みっぱなしのわたしが、この作品だけは気持ちをしっかり文章にしたためておきたいと思った。まっすぐな姿勢と澄んだ心が人と人とをつなぎとめること−−この真実を思い出させてくれる作品は、これからも幾度となく開きたくなると思う。

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