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川村 渇真さんのレビュー一覧

投稿者:川村 渇真

4 件中 1 件~ 4 件を表示

優秀なプログラマーが持っている,ソフトウェア設計やプログラミングの実践的な工夫を惜しみなく紹介

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 優秀なプログラマーになるためには,ソフトウェア設計やコーディングなどに関して,様々なノウハウを身に付けなければならない。それを1冊にまとめたのが本書で,実用的なノウハウを集めて整理してある。分類された章としては,開発全般に共通する注意点,ソフトウェアの構造設計,コーディングでの工夫,ツールの有効活用,プロジェクトの開始といった項目が含まれ,考慮すべき注意点と解決方法を説明している。具体的な内容として,気に入ったテキストエディタを使い込む,プログラムやドキュメントを含めた記述の二重化を避ける,開発環境などへの依存性を減らす,可能な限り自動化する,徹底的にテストするなどが並ぶ。どれも上級者なら習得が必須の内容ばかりだ。
 たくさんあるノウハウを少しでも覚えやすいようにと,内容の要約を短い文にまとめ,ヒントとして付けてある。また,関連する項目へのリンクも用意し,ページ数が明示されているので素早く呼び出せる。各章の最後には演習問題があり,本の最後に付いている正解と比べ,自分の理解度を確認できる。
 説明の中には,JavaやC++の簡単なサンプルコードも付いているが,その数は少ない。本書は,全般的に文章で説明する方針のようだ。唯一惜しまれるは,一部の項目で解決方法の説明が大まかな点。ソフトウェアの構造を工夫して対処する場合に,解決方法の説明が簡単すぎる。実際にどうやって作るのか,初級者だと理解できない人がいるだろう。構造を示す図を付ければ解消できただけに残念だ。
 全体的な傾向としては,オブジェクト指向の大好きなUNIX系プログラマーの色合いが強い。それだけに,記述内容の一部に納得しない読者もいるだろう。有益な内容が数多くちりばめられているので,嫌いな内容は無視し,気に入ったものを選んで活用すればよい。優秀なプログラマーを目指すすべての人にとって読む価値のある本だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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2000年版のソフトウェアISO9000を,実施における手順やポイントも含めて総合的に理解できる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 品質管理の規格であるISO9000は,ソフトウェア開発の分野へも適用されている。しかし1994年版までは,作成する書類が多い割には実際の効果が小さいと批判されていた。そのため2000年の改定では,CMM(Capability Maturity Model:能力成熟度モデル)の良い点を参考に,プロセス改善の考え方を取り入れた。また,製作物の品質を改善するだけでなく顧客満足度の向上を目指すことや,経営者の責任と積極的な参画を強く求めるなど,ビジネスゴールの達成が目標という方向で強化された。
 本書では,2000年の改定を踏まえながら,実施する際のポイントや注意点を整理して紹介している。品質管理システム,経営者の責任,資源の運用管理,製品実現,測定分析および改善という5つの重大項目ごとに,ISO9001規格の日本語訳であるJIS Q 9001の条項,規格の意図,難しい用語の解説,実現する際のポイントを説明している。中でも実現のポイントに重点を置き,現状の規定を上手に流用するなど,現実的な視点での助言が多い点は好ましい。1994年版からの変更点も各項目の最後に紹介し,1994年版で勉強した人にも配慮している。付録として品質マニュアルの例が載っていて,実際に作る際の参考になる。付属CD-ROMには,同じ内容の書類がMS WORDとRTF形式で入っていて,修正しながら作れる点は嬉しい。ただし,作成すべき全マニュアルの例ではなく,中心となる品質マニュアルだけなのは残念だ。
 ISO9000がカバーするのは,品質管理システムの構築であり,品質を向上させる具体的な手法は実施者が選ぶのが基本。本書でも具体的な手法には触れていないので,その部分は別な資料を参考にするしかない。それでも,ISO9000を総合的に理解しながら,実施のポイントまで知れる目的には,適した本である。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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本格的な品質管理に必要な統計手法を,品質管理の視点から整理して総合的に学べる教科書的な良書

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 本格的な品質管理を実施するには,統計的な手法が欠かせない。「現状を正確に把握するためには,何をどのように測定するのか」「測定値を的確に評価するためには,データをどのように加工し,どうやって判断すればよいのか」「実施した対処方法の効果があったと判断するには,どうしたらよいのか」。こうした疑問を解消してくれるのが,統計学のいろいろな手法だ。しかし,統計学を品質管理に利用するなら,統計学の視点ではなく,品質管理の視点でまとめたほうが分かりやすい。これこそ本書の狙いである。
 取り上げている範囲は広い。品質管理とは何かから始め,統計的方法への基礎へと進む。ヒストグラムなどの測定データのまとめ方,母集団と試料,確率と分布などを説明した後に,検定と推定で測定データの解釈を学ぶ。続いて,品質管理で重要な役割を果たす管理図の作り方や使い方,2種類のデータの関係を調べる散布図と相関,測定対象の本当の差と実験誤差を切り分ける分散分析,より良い実験データを得るための実験計画法,検査の役割と何種類かの方法を紹介する。最後に,品質管理を実施する際に必要な,職場の改善と管理も取り上げている。このように,品質管理に必要な統計的方法を,基礎から実施レベルまで順に説明しているので,最初から通して読めば総合的に理解できる。まさに教科書として使える良書である。
 各章では,なぜ統計的方法を用いるのか,それぞれの機能にはどんな役割があるかにも触れている。そのため,品質管理とは何を目指し,どんな点に注意すべきなのかも一緒に理解できる。また,図や表を数多く用い,統計学を知らない人が理解しやすいように工夫している。本書は,本格的な品質管理をこれから学びたい人に最適だ。こうして全体像を理解してから,興味ある部分の詳しい専門書に進むと良いだろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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XMLのデータ形式を規定するDTDに関し,設計における注意点や拡張方法などを詳しく解説

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 電子データ交換の汎用フォーマットとして注目されているXML(eXtensible Markup Language)だが,用途に適したデータ形式を設計しなければ,実際には使いものにならない。そのデータ形式を規定するのがDTD(Document Type Definition)で,単純な構造のデータなら簡単に作れる。しかし,複雑な構造を持つデータの場合は,使い勝手だけでなく,処理のしやすさも考慮して設計しなければならない。さらには,将来の拡張を踏まえて,互換性なども最初から配慮しておく必要がある。
 本書は,以上のような考慮点を,いくつかのテーマに分けて詳しく解説している。サンプルとして取り上げているのは,一般文書用の5つの業界標準DTDで,DocBookやHTMLも含まれる。これらを題材にして,文書作成者の使い勝手とプログラムでの処理の容易さを比べ,DTDの設計に役立つ考え方を示している。
 後半では,異なるDTDでの互換性を取り上げ,変換するときの注意点や難しさを述べている。他に,複数のファイルに分割する方法や利点,DTDのカスタマイズや拡張方法にも触れているので,既存のDTDを有効に活用することができる。さらに,1つのXML書類を複数のDTDに対応させる方法として,アーキテクチャフォームも取り上げている。XMLさえ利用すればデータ交換が容易だと世間で言われているが,実際にはDTDを上手に設計しなければ,スムーズなデータ交換は難しいことが分かる。
 本書の内容をひととおり理解できれば,将来のバージョンアップも踏まえた良質なDTDの設計が可能になる。また,既存のDTDを評価したり,上手に流用する知識も身に付けられる。DTDを設計する人にとっては,絶対に知っておくべき内容だ。加えて,XMLの中核的な存在がDTDであるため,XMLを深く理解したい人も,読んでおいて損はない。
(C) ブックレビュー社 2000

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