シンプソンさんのレビュー一覧
投稿者:シンプソン
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2005/10/23 20:01
作家志望じゃない人にもお勧め
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
サラリーマンが自分で蕎麦打ちにチャレンジしたり、昔の学習雑誌の付録が復刻されて静かなブームになったり、大人たちは「ものづくり」に飢えています。この本では「ものを書く」ということを「ものづくり」の一環としてとらえ、仕事や日常生活のなかに題材を見つけて週末に何か書いてみよう、と勧めています。とくに、題材探しのために著者が創案した、ものづくりの自分史をたどる「人生の棚卸し」「仕事の棚卸し」がユニーク。自分ってこんなやつだったんだ、つまらないと思っていた仕事も案外面白いじゃん…と、見方を変えるきっかけにもなり、作家志望じゃない人にとっても、けっこうためになる1冊。
紙の本ゾウを倒すアリ
2007/01/27 13:35
原点に立ち返ろう!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
中小企業関係者だけでなく、働く人、これから社会に出て働こうという人すべてに読んでもらいたい本です。なぜなら、規模の大小にかかわらず会社を運営するうえで非常に大切なことが説かれているからです。最後の章で著者が書いている、競合他社と戦うのではなくお客と満足や喜びをシェアすることを第一に考えよう、というのもその一つでしょう。なんだ当たり前のことじゃないかと思う人も多いでしょうが、その当たり前のことが今の日本では忘れ去られようとしています。もしすべての人がこの信念をもって働いていれば、消費期限切れの材料を使ったり、納豆の効用を偽ったり、耐震強度を偽装したり、なんてことは起こらないはずです。本書に登場する中小企業経営者は、こうした当たり前のことを常に念頭に置いて行動したからこそ、大手企業に勝利する道を切り開けたんだと思います。
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