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BBさんのレビュー一覧

投稿者:BB

255 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

電子書籍ホテルローヤル

2013/07/31 14:42

祝直木賞受賞!著者にしか書けない物語

22人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

時間軸を雑誌掲載時と入れ替えることにより、最後まで読んだ後、再度読み返したくなる作品となっている。中ほどでのとあるネタではっとなって検索、読書メーターのレビューをみるまで、最初、仕掛けに気づかなかったのですが…σ^_^;気付くと「おーっ!」とハマり、最後にはジンワリとなんとも言えない感動が訪れるはず。著者の生家がラブホテルということで、朝日新聞デジタルの記事をななめよみしたところ、かなり実際に見たり感じたりしてきたことが生かされているようですね。まさに、桜木さんにしか書けない作品なのではないでしょうか。

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電子書籍

電子書籍「学力」の経済学

2015/12/14 10:22

日本の教育に関する政策ののレベルの低さが露見する

15人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

経済学的手法により、飛躍的に伸びる可能性がある、教育面での政策に関して、わかりやすく論じられている。様々な研究結果の紹介は、示唆に富んでいて面白い。
教育経済学を勉強したくすらなった。
「俺/私体験では」的な発言に疑問を抱いていた時だったので、この本に出会えて心底ホッとした。
カヨ子ばあちゃんの本を読んで「なにこれ…」と辟易していたもので…。
自分の体験をさも「完全に正しいこと」のように語るよりも、データの分析によるエビデンスを示すことの重要さを感じる。早く日本の教育制度も、そのように変化していくと良いのにと、祈らずにいられない。ガンダム動かすために800億とか言ってないで…。税金を効果的に使って行って、将来のために子どもたちを大切に育てていく社会になってほしい。

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電子書籍

電子書籍ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

2013/04/06 12:20

名画画像収録が良かったです^^

11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小説自体は読んでいたものの、登場する作品の画像が収録されているのがよかったです^^
マティス、セザンヌ、ドガ、モネ…画家がこの絵画を描いたとき、どんな気持ちだったのか…に焦点をあてて描かれている物語なのだけど、取り上げられているのが、どれも、その画家の渾身の作品なだけあって、読後なんともいえない切なさがこみあげてきます。
物語が終わったあと、章末に収録されている絵画を観ると、今まで何気なく観ていた絵画を、また違った視点で鑑賞することができ、新鮮な気持ちに。
美術が好きというものの、一般的な程度なので、ドガが彫刻作品を発表していただなんて、もちろん知りませんでした…が、渾身の想いで作り上げたその作品の画像からは、並々ならぬドガの執着が感じられ、すえ恐ろしくさえありました。この少女が…と思うと、再度、小説を読み返したくなりました。
個人的には、物語を読み終えてからの絵画鑑賞がおすすめです^^

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電子書籍

電子書籍カルト村で生まれました。

2016/07/22 11:01

親の信仰する宗教の犠牲になる子どもたち

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

モデルとなっている宗教(ヤマギシ会)のことを、私は知りませんでしたが、ここに描かれている内容に関しては、「宗教」という名を被った「虐待」に思えました。
「それが普通」と思い育っている子どもたちなので、彼らは彼らで不幸だとかは思っていないのかもしれませんが、はたから見ると「異常」とも感じられるしつけやルール(強制労働や学習環境、親と離れ離れで暮らすことやペナルティとしての体罰など)に震えました。
この本を読みながら、モデルとなっている宗教(ヤマギシ会)に関しても調べてみましたが、教義や目指していることは「ご立派」だと感じるところもあります。
でも、その実態が、高田さんが描いていることなんだ、と思うと、どうしても嫌悪感を覚えてしまいました。
高田さん自体は、その宗教に関しては、否定的な考えも持っていないし、決して真正面から非難するような描き方をしておらず、ただ淡々と、そこで日常的に行われていたことを描いているだけなのですが、個人的には、この宗教に関して言えば、大人のエゴを子どもにおしつけているように感じました。

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電子書籍

タイトルは衝撃的だが、内容は内省的

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タイトルから「へー、レズビアン風俗ってどんな感じなんだろう?」と思って手に取ると、失敗する。
これは、「自分のやりたいことは何なのか」と考え、何年も悩み続けて、ようやく一歩踏み出すことができた結果としての「レズビアン風俗」であり、決して「レズビアン風俗」の詳細が描かれているわけではない。
どちらかというと、延々と自己内省的悩み・分析が描かれており、自分は彼女のおかれている状況から遠いところにいるところもあり、あまり共感できるところもなく、また興味を持っていたレズビアン風俗についても詳しく描かれていることもなかったので、期待していたよりつまらなく感じた。
ただ、「一歩踏み出すことができた」感は、独自の視点であり、非常に新鮮な気持ちで読むことができた。まさか、「検索する」ことに、そんなに大きな意味があったとは考えたこともなかった。「自分は孤独だ」「親の期待に応えたい自分がいる」「自分がやりたいことは何なのかわからない」などといった気持ちがある方には響くかもしれない。

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電子書籍

電子書籍怖い絵

2017/12/15 12:56

単行本版・文庫本版・電子版すべて所持しています

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

単行本版を持っていましたが、のちに文庫版が発売され、
2編追加収録(ダービー「空気ポンプの実験」、ゴッホ「自画像」)になっているということで文庫版も購入。
そののち、「持ち運べるとうれしいなあ」と思うようになり、電子版も購入しました。
冒頭に、電子版にはフランシス・ベーコン「ベラスケス〈教皇インノケンティウス十世像〉による習作」、
岸田劉生「切通之写生」 の2点が収録されていない旨記載があります。
これで「収録されていない話が2つもあるなんて」と思ってしまっていましたが、
読み進めてみると、「ベラスケス」の方は、メインの画像こそ収録されていないものの、
ベーコン作品の元になった絵画は収録されています。
また、岸田劉生「切通之写生」に関しては、「怖い絵」の題材になっている
(章立てとして取り上げられている絵画)というわけではなく、本文の中で出てくる参考画像(派生話)ですので、
あまり気にしなくてもいいかもしれません。
ただし、ベーコンの「ベラスケス〈教皇インノケンティウス十世像〉」は「見ないと想像しにくい、見ると背筋が凍る」作品なので、
ぜひ検索するなりして、画像を見てから本文を読むことをおすすめします。
また、単行本版と文庫版では収録順序(本の構成)ががらりと異なっており、
表紙になっているラ・トゥールの「いかさま師」は、単行本版では大トリを務めている一方、
文庫版では冒頭にきています。
好みはあるかと思いますが、文庫版・電子版でラ・トゥール、ドガ、ダヴィッドなどが初めの方に収録されているのは、
この本を書こうと思ったきっかけとなっている作品たち(そして表紙に選ばれている作品)だからと思われ、
そういった作品群が前半に収録されている方が、個人的にはしっくりくるなと感じました。
中野さんがこの「怖い絵」シリーズを書こうと思ったきっかけとなっていると明言しているのは、
ドガの「エトワール、または舞台の踊り子」、ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」です。
上野で開催された『怖い絵』展を観て、吉田羊さんのオーディオコメンタリーを聴いた/解説文を
すみずみまで読んだという方は、文庫版から入るのが展示との関連性を感じやすいかもしれません。

また、文庫版・電子版には逢坂剛さんの解説が入っているのですが、
これがなかなか「中野京子マニア」にとってはうれしいおまけ話となっています。
中野さんが実は逢坂さんが選考委員を務めるオール読物推理小説新人賞に応募して最終選考に残っていた件などは、
なるほどこれが中野さんの文章が面白い&絵画に対する、時に探偵のような考察の秘密か、とうなずかされます。
文庫版・電子版に追加になった2本の作品のうち、ゴッホの「自画像」内の描写は特に、目を瞠るものがあります。
1966年製作の映画『将軍たちの夜』が紹介されているのですが、
そのあらすじに引き込まれつついたところ、突然ゴッホ「自画像」が現れます。
この文章を読むためだけでも、文庫版・電子版を購入する価値ありと思わせるほどの構成です。

電子版が単行本版、文庫版より優れていることに、収録されている作品は全てカラーで見る事ができます。
どうしてもモノクロ印刷や、カラー印刷ですら潰れがちな細部も、
データなら拡大してつぶさに観察する事ができます。
無論単行本版のように大きな画像をいつでも気になった時に、
文章を読みながらチラチラと眺めることは難しいのですが(やってやれないことはないけれど、かなり気が散る)…。

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電子書籍

外食が「特別」から「手抜き」に移行しつつある!

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

言われてみて確かに、と思ったのは、レビュータイトル通りの事。
昔は外食と言えば「なかなか連れて行ってもらえない特別な事=おいしい」の象徴だったのに、今では「作るのが面倒くさいから、とりあえず外食」といった手段として使われる事に成り下がってしまった。
「外食」の位置づけの転落がおこっている。

本書の終章に、日本マクドナルドの藤田田さんの「3歳までに食べた物で味覚は決まる」といった言葉が出てきますが(なので3歳までにハンバーガーを食べていたら、ずっとハンバーガーが好きということ)、
幸せだったな、と思うのは、母が手作りの料理が基本という人だった事。
それは、決して美味しい物ばかりではありませんでしたが(笑)、
おかげさまで、今この本に書いてある事は、大体わざわざ本で読まなくてもわかっていたし、うなずけることばかり、といった感じに育ちました。

この本では基本的に「おいしくないから、偽物だから添加物はだめ」という位置づけで、以前添加物を使用して食品を作る会社に勤めていたからか、あからさまに「体に悪いから添加物はNG」とは言いません。
この書き方だと「じゃあ、それを美味しいと感じていたら、添加物はアリなのか?」といった反論できてしまいます。

立場もあるのかもしれませんが、体に悪い物ははっきりと「こういう影響があるから体に悪い」だったり、洗浄の様子や着色料の原料などについては、実際に目で見た方が納得がいくことばかりなので、
本気で「外食産業を変えたい」と思っているのであれば、もっと厳しく刺激的な本の作りにしてもよかったかな、と思いました。

あまり外食はしない私ですが、美味しいと思っているお店が、おすすめリストに入っていたり、選ぶべき外食店のチェック項目をクリアしていたのでほっとしましたw

「客はそこまで馬鹿じゃない」を信じて、良くない外食産業の悪癖が撤廃されることを願います。

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電子書籍新世界より(1)

2013/05/11 19:31

まさかの萌え漫画化に、、

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

原作は好きだったものの、だいぶん読了から時間がたったので、話を思い出しがてら(あの分厚い原作を読み返すのは、少々骨なので、、)試し読みをダウンロード。試し読みが長かったこともあり、また、非常に続きが気になるところで終わっていた事もあって、ついつい買ってしまった^^;
まさかの百合萌えシーン満載のコミカライズとなっており、確かに同性愛的表現に驚かされたくだりは原作を読んだ時にもあったものの、千年後の世界の設定としての同性愛的表現というニュアンスがあったのが、この作品。
しかし、漫画版のこの巻ではそれが出ておらず、作品の世界観を誤解させる気がして、やや違和感と嫌悪感を覚えてしまった。
とはいえ画力が高く、戦闘シーンなどは迫力満点。「屍鬼」のコミカライズの時と同様、最初は「えーっ」と思ったものの、次第にハマってしまい、続刊も購入…。読み進めてみます。

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電子書籍

電子書籍海辺の恋人たち

2013/05/04 01:57

波とコンブとイルカの××...!?

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第一弾では貝や海蛇などを相手に大奮闘(!?)していたレイリアでしたが、今度はのっけからきちんと(?)旦那様と激甘な日々を送っていて、ちょっとほっとしますw
「海辺の王」よりも、あらゆる意味でパワーUPしている本作は、旦那がヤキモチを焼くあまりに大暴走!?
義妹の旦那とレイリアの関係に嫉妬するあまり、とんでもないドSな行動に出て、、、。このシーン、なかなかすごいんで、まあ、試しにみて見てください、イラスト付きですし、、。
気持ちが丁寧に描かれているので、寿命やそもそも海の神であるが故、なかなか嫁に会えないという制約があるカイルの気持ちは、どうしようもなく切なく、ラストはちょっぴり泣けたりもしました。
ちなみに、最早、ちょっと他の作家さんとは目のつけどころが異なる、しらせさんのぶっとんだ発想のシーンは、私の楽しみの一つでもあるのですが、今回、レイリアが意外と人間相手ばかりだな、と思っていたら、まさかの妹が波と昆布(わかめ?)とイルカの××に襲われていて、噴いたw
名(迷!?)シーンでしたwキッパリ!

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電子書籍

電子書籍海辺の王

2013/05/02 21:51

お相手は海藻・海蛇・貝に魚に巨大イカに海の神!?

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この辺りのTLに関しては、いかに相手に忠実で、本命以外にバージン状態を保ちつつ、きわどく浮気かどうかすれすれというシーンを楽しませるかという事を手を替え品を替え、読者にエンターテイメントとして届ける、いわばお家芸のようなもの。
とはいえ、それにしても、このシリーズは斬新!
相手は人ではなく、ときには海藻、ときには海蛇、ときには貝…そして、生物にとどまらず、水までもがヒロインを襲うという始末w
クライマックス近くには、巨大なイカ(NHKドキュメンタリーでも話題のダイオウイカをついついイメージしてしまいました…苦笑)に冥界の主等々も登場し、なかなかにぎやかな顔ぶれがそろいますw
なんといっても、本命は、あの海の王・ネプチューンですし^^

続編の「海辺の恋人たち」も読みましたが、あちらの方が、のっけから…といった感じで、バリエーションも豊富。
よりラブ度が高いものをお望みの方は、続編から読んでも問題ないかも(読み切りシリーズなので、特にどちらから読んでも問題ないと思います)?

と、ちょっと他の作品たちとは違う点を挙げてみましたが、普通に美形のライバル達も登場するので、単なる恋愛小説としても楽しめる作品になっているかと。
イラストも多めでかわいらしくて良かった。

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電子書籍

いろんな意味で赤裸々!「僕は、ただうんこをするだけのかたまりです」

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

エッセイの後半、家族に支えられながら、「生きよう」「役者として復帰しよう」と強い意志を持って闘病生活を続けていた勘三郎さんの様子は、読むのが苦しいけれど、なんだか勇気をもらえる。
そんな強くあった勘三郎さんが「僕はただうんこをするだけの塊です」みたいな発言を、声がなくなってから書き記すシーンがあるのですが、このときは涙が止まりませんでした。
それほど、強かった人を変えてしまうものが、この闘病生活にあったのだ、と。

前半は明るく、奥さんが語る「勘三郎さんのガールフレンド」についての描写など、「え!こんなこと書いちゃうんだ!と驚きましたがwそんなことも言い合える、いい関係だった、ということで。結婚前にお付き合いについては、実名もちょっぴり出てきますw

何より、家族写真やプライベートフォトがたくさん収録されていたのがよかったです^^

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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電子書籍

コバルト文庫侮るなかれ

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

児童向けというより、しっかり大人が読んで面白い作品となっている。
恋愛、ドレス、イギリス、貴族、男装、美形の眼帯・・・と少女の喜ぶツボ(?)をおさえていながら、キャラクターの心理描写も優れているし、なにより「マザーグース」の扱いが上手。
なんとなく、お飾りとしてマザーグースを登場させる小説もあるけれど、しっかりと絡んでいて感心させられる。
時代背景もよく調べられており、「へ〜そうだったのか〜」みたいな事も含めて楽しめる。良質の少女小説でした。早く次巻が読みたい。

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電子書籍

電子書籍天は赤い河のほとり 1

2013/05/27 21:39

内容は申し分ないものの…

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

DL期限365日というのは、いただけません…。
その上、ほかと変わらない価格というのは納得いかないですね。
名作だからこそ、ユーザー(読者)が何を求めているのかを、出版社は考えてほしいものです。

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電子書籍

電子書籍らんま1/2 〔新装版〕 1

2013/06/14 21:57

名作だけど、DL期限1年とは買う気がなくなる・・・

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

名作で、ぜひ購入したいと思うものの、DL期限が撤廃されない限り、購入はできない・・・。1年間しか読めないのに、紙と同額とは・・・小学館さんにはそろそろ考え直してほしいところ・・・。

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電子書籍

電子書籍あなたが愛した記憶

2013/07/05 21:12

初期の頃からの誉田哲也の魅力が満載!

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

刑事モノで名前が一般的に知られることとなった著者ではあるが、実は、ホラー小説でデビューした人。
おどろおどろしい中にも、「愛」といったテーマがしっかりと描かれているところは、「アクセス」や「妖の華」と変わることなく、非常に面白く拝読した。
まあ、テーマはわかるのだが、あまりにも救いのないところも、この、初期をはじめ「ホラーの誉田作品」に共通しているところでもあるのだが、なんとか、テーマ性を崩さずに、もう少し幸せな方向に持っていくことはできないか…といったところだけもやもやした。
とはいえ、さすがの筆致で、山田風太郎賞最終候補作となっただけあり、よくできている。とにかく、出だしから散りばめられていた違和感の正体が、中盤にぴたっとはまったとき、「おーーー!」と夢中になるはず。

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