BACOさんのレビュー一覧
投稿者:BACO
紙の本収容所から来た遺書
2013/11/20 22:09
日本人の原点を感じました
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ノンフィクション作品です。
この本はぜひ読んで頂きたいと思います(「あとがき」までしっかりと)。
読みやすいかと聞かれると正直言って読みにくいところはありました。
実際、詩の紹介のところなどは斜め読みしてしまいました...。
特に中盤は場面設定がころころ変わって話の流れが折れてしまった感もありました。
しかし、そこをグッとこらえて終盤まで頑張って読み続けて頂きたいと思います。
終盤の山本の病床のところからは一気に「遺書」のところまで読み続けてもらいたいです。
私はこの「遺書」(特に「子供等へ」のところ)を読んで現代の日本人に欠けているものを感じました。
そこを感じ取るだけでも読む価値はあるかと思います。
また、山本の「遺書」を遺族に如何にして伝えたか、にも敬意を払うところです。
余談ですが、鹿児島の知覧にある特攻記念館で読んだ遺書と通じるものを感じました。
紙の本オレたち花のバブル組
2013/08/24 16:46
2作目もズンズンいきます
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
印象は1作目と全く同じで、同様に楽しめた。
個人的には2作目の方が好きかな。
特に近藤の活躍ぶりと苦渋の選択には共感を得られるし、半沢の近藤を思いやる心の広さ、人間関係がとても魅力的であった。
やはり、仕事もプライベートも利害関係や損得勘定抜きにした人間関係が持てることは大事だと思った。
紙の本激流 上
2013/06/23 23:20
上巻 期待が膨らむ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
読みやすく物語も掴みやすい。飽きることはない。
物語の発想は面白く、序盤から中盤にかけては惹きつけられる。
紙の本マスカレード・ホテル
2014/10/09 21:55
TVドラマのような小説
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
久々にセオリー通りというか、安定感のあるミステリー小説だった。
あるホテルを舞台にその従業員と刑事の奮闘ぶりが主題となっているが、この二人の駆け引きはどこにでもあるドラマっぽい設定だったが、脇役の能勢刑事がなかなかいい味を出していたので、そのあたりが推理小説っぽさを醸し出していたと思う。
東野圭吾なので、文章は読みやすく一気に読める。
この小説はTVドラマにもなりそうな感じだったかな?
紙の本ハルさん
2013/07/06 17:57
もうちょっとだったかな?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
読みやすかったけど、内容・話の展開がちょっと期待していたイメージとギャップがあり、ハズれてしまった感じ。
ファンタジックなところが余計だったのと、ハルさんとふうちゃんの泥臭い関係がもっと現れていると良かったと思う。
紙の本最後のトリック
2014/12/14 16:26
ちょっと無理があるような。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
どんなトリックだろう?と興味を持ったが、大いに期待外れとなってしまた。
結末の種明かしに持ってくるまで、かなり遠回りした前振りが延々と続いたことにはがっかり、拍子抜けしてしまった。
しかも結末で種明かしの説明が恩着せがましく語られていることにはこの本の価値を大きく損なっているのではないかと思えた。
昨今話題の小説として取り上げられるものに比較的多く見られる傾向かな?
全体的にわざとらしさ感、捻った感を前面に出しすぎている。
紙の本掏摸
2013/06/23 22:21
ちょっと肌に合いませんでした。
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
文章表現(情景描写)に特徴があり、しつこさを感じる為、ストーリーの面白さを失っている。
盛り上がりにも欠け、期待していただけに残念。
評判はあるが、何が面白いのか分からなかった。
紙の本町長選挙
2016/07/31 22:07
ニヤニヤします。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
表題作含む中編集。
伊良部の活躍っていうのははっきり言ってないのだが、このキャラクターに押されて、皆心が変化していくのがよくわかる。
不自然さもなく強引でもないので、共感を得るところが結構多いのかな?
どうしてもパタリロの風貌を浮かべてしまうのはなぜだろうか?
自分のイメージキャラクターが出来上がっているので、伊良部シリーズはドラマなどには取り上げて欲しくないですね。
もちろん本作品もニヤニヤの連続です!
紙の本虹の岬の喫茶店
2014/10/22 22:50
やわらかく、心温まる物語
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
とてもやわらかくやさしい感じの文章と物語だった。
いくつかの章から成り立つオムニバス形式だが、各章にはチラッと以前に登場した人たちの影が現れ、時系列的に成り立っているのが時の流れを自然に感じさせており、無理がなく良かった。
映画化されたが、映画はどちらかというとちょっとコメディータッチになりすぎていること、吉永小百合の色が出すぎていることからあまりおすすめはできない。
本だけに徹したほうが気持ちがいいですね。
紙の本生存者ゼロ
2014/05/11 09:14
こんな理由、予想もしなかった
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
逃げ場のないパニックストーリー。
久々に息もつかせぬ迫力を感じ、一気に読めた。
発端からして「なぜ?」という疑問を抱かせ、その理由を長く長く中盤以降まで解明させないところが惹きつけられた理由かもしれない。
特に政府関係者とのやり取りの部分は気持ちが熱くなってしまった。
軍事的、医学的な専門用語・単語がいっぱい出てきて、よく理解できない部分もあったが、理解できる人が読めばきっと臨場感はより一層感じられるのかもしれない。
このようなパニック物の場合、読後に騙され感や拍子抜けを感じることがたまにあるが、本作では感じられなかった。
本を読みながら自分の中で映画を作って観ている、そんな感じで読めると思う。
紙の本八日目の蟬
2014/05/06 08:42
相対的な2人の主人公が切ない
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
貫井徳郎の本を読んだあとにすぐ読み始めたので、貫井徳郎が作者なのかと勘違いを起こしてしまった。
なんとなく文章表現などが似ている感じがして、読みやすかった。
文庫本の厚さは普通であったが、とても長い物語を読んだ気がして、充実感が感じられた。
赤ちゃんを誘拐して、逃避行を続ける主人公がとても人間味があったので、なぜか逃げ切ってくれ、頑張れ、と応援してしまった。
第二章には主人公はほとんど登場せず、その誘拐された赤ちゃんがメインとなって物語が進むが、逆に今度はその人物を「なんでこうなっちゃうかな~?」と否定的に捉えてしまった。
一生懸命守り抜こうとする誘拐犯と、本来あるべき場所に戻った子供とが相対的に見えて、切なくなってしまう。ただ、ラストは私好みの終焉で良かった。
紙の本宰領
2013/07/12 23:41
こんな風にうちの会社もまとまればいいな。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
最新作も全く飽きませんね。
今回は警視庁と神奈川県警のライバル心を描いた物語だった。
事件そのものよりもそちらの描写が印象に残った。
東京と神奈川に跨いだ事件って、実際もこんなに混乱しているのかな?
紙の本土漠の花
2015/09/02 22:15
スピード感があります
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
出だしからクライマックス。
いきなり戦闘開始にはたまげた。
もっと自衛隊の位置づけ、役割に苦悶する場面があって十分に読者の感情を引きつけてからの戦闘になるかと予想していたが...。
しかし、実際の現場になるとこのような判断は正直やむを得ないと思う。
自分だったら...と想像すると非難はできない。
それにしても初っ端から盛り上がってしまったので、後半息切れするのではないかと懸念していたが、そのままのペースでずっと終盤まで持ちこたえたのはなかなか大したものだと感心した。
フレーズの通り一気読みで、途中でやめられなくなってしまう。
紙の本東京喫茶名店案内 大人がゆったり時を過ごせる名喫茶108軒
2013/10/19 23:35
休日を過ごす際、活用してます
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
メニューに関してはそんなに記事と実態が外れていないので、参考になります。
どちらかというとファッション的なcafeの紹介よりも、老舗系のお店の紹介が多いかも。
また、店の雰囲気や店員さんの印象などはやはり行ってみないとわかりませんね。
予定のない休日には自宅の近場から攻めてみて、通えるようなお店を見つけたいものです。