アヒル隊長さんのレビュー一覧
投稿者:アヒル隊長
紙の本宇宙戦艦ヤマト2199 6 (角川コミックス・エース)
2015/01/28 00:32
コミカライズでありながら著者の想いも感じられる内容
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アニメ版のコミカライズで著者による独自の描写が魅力的なシリーズの第6巻。
この巻の内容は大半がアニメ版の14話に該当します。
特殊な能力を持つジレル人のセレステラとミレーネルがヤマトに精神攻撃をする内容です。
アニメ版では古代進と森雪が中心の話であったがこのコミカライズでは大きな違いがある。
精神攻撃はヤマトの情報収集の為。記憶から過去を探る的な感じで物語が進む。
それによって沖田艦長や島の他、大勢のヤマト乗組員の過去の様子が描かれている。
古代の兄である守、真田と新見の昔の様子もあり、アニメ版の17話を思わせる内容だ。
前後するがヤマト2199はガミラス側の話も充実していると定評があり、コミカライズも同様。
この巻の始めの方はドメル将軍も登場。戦死した、かつての部下を想う様子もみられる。
アニメ版では12話に該当する部分でも、またひと味が加わった内容だ。
ヤマトといえば戦闘場面も多い作品ですが、この巻では更に人物描写に深みを感じるコミカライズでした。
2017/07/23 10:41
原作者が自らのアイデアが満載
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本書は劇場版の製作にあたって原作者の弐瓶氏が作品に大きく関わっている事も理解できる一冊です。
始めの方のページでは新装版のコミックスの表紙絵に使用されている絵も掲載されています。どちらかというと前、後ろからとの絵だったので設定用として描かれていた感じですかね。綺麗に描かれているのはこの部分のみで、後の絵は線画か、それに軽く彩色されている程度です。
アイデアを提示する為のラフスケッチも多いです。
シドニアのBlu-rayに付属特典漫画のネームも縮小掲載されてます。
個人的には、どこか「風の谷のナウシカ」の宮崎駿によるイメージボードや原作漫画の柔らかい絵のタッチの雰囲気を感じるましたね。
映像化では原作者が関われる事も少なくないですが、色んな部分でアイデアが生かされてる事も分かりました。
紙の本進・電気じかけの予言者たち TM NETWORK STORY 20XX ELECTRIC PROPHET
2015/05/10 23:38
「電気じかけの予言者たち」シリーズ第6弾
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TMの30周年記念の活動も一段落といった感じで、前の本から差ほど間を置かずに刊行されて意外だった。
2013年の「FINAL MISSION -START investigation-」では当初のライブ公演日から遅れはウツの体調による事はファンの皆が記憶に新しい。
そのウツの状況を木根さんが知る範囲で如何に大変な状況であったかも触れられている。
そして、TM30周年記念の各ライブのイメージは如何にウツと木根さんが小室さんを信じて成り立っているのかも感じられる。
ここ数年のTMの活発な活動の様子を本書からも伺い知る事が出来る内容でもありました。
2015/05/10 22:28
宇宙戦艦ヤマト2199の物語後半を小説化
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昔の「宇宙戦艦ヤマト」第一作をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」。
上巻では殆ど登場しなかったガミラス側が本書の下巻では描かれている。
メカは上巻と同様に細かい戦闘の描写が丁寧だ。
そして、アニメ版とは異なる詳細の場面が結構多い。
例えば、大規模な戦いである「七色星団戦」も戦術的な描写も異なる。
人物描写も差し替えがあり、特に伊東の行動や雪が銃弾に倒れてしまう経緯などはアニメとは異なる表現がされており、別の趣ある展開だ。
ただ、中には岬百合亜とユリーシャとの関係が割愛されている所もあるが全体の物語としては問題無い感じ。
沖田艦長の最後場面も独自な部分もあり、全体的に上巻より更にアニメ版と違った部分の多い印象であった。
小説版は、また別の「宇宙戦艦ヤマト2199」として捉えても良いのではないかと感じた。
紙の本きょうのスー 1
2015/05/09 23:46
微笑ましく、時には厳しいスズメたちの日常を描く4コマまんが
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スズメのスーを中心に街中に住む鳥たちの日常がおもしろおかしく描かれている。
初めは独り身のスーが嫁さんが出来て、そこからの暮らしも波乱万丈な喜怒哀楽の日々と時の流れの物語性もあります。
スズメだけではなく、色々な種類の鳥が随所に登場するのも楽しいですね。
「ぢべたぐらし」の”あひる”も間接的に登場するので、そちらのファンの方にもオススメ!
ちなみに「ぢべたぐらし」シリーズのカラーとは異なり、本誌は巻頭カラーページを除き、モノクロの4コマまんがです。
紙の本宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学 イスカンダルへの航海で明かされる宇宙のしくみ
2015/02/01 22:42
設定の中にある「実在」と「架空」も理解できる本
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宇宙戦艦ヤマト2199は昔のヤマトより論理的な部分が強化された部分もあった。
宇宙が舞台でもある物語で、作品中でも色々な設定が登場する。
この本では「実在」「架空」といったように天文学的な部分を中心に解説されている。
作品を再検証するように物語のエピソードを順番に沿って読み進む構成にもなってます。
天文学の専門からみれば浅い本かもしれないが興味を持つ入り口の書としては、おもしろい本かと。
解説図も沢山あり、NASAなどが撮影した写真やヤマト2199からの画像も多く載っている。
ほぼ、全ページがカラーで掲載されている点や文字も大きく読みやすい本とも感じます。