うーよーさんのレビュー一覧
投稿者:うーよー
紙の本ラジエーションハウス 07 (ヤングジャンプコミックスGJ)
2022/06/11 21:40
ラジラジ7
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唯織と杏ちゃんのガラス越しの別れのシーンが再現した救出劇には、結構感動した。しかし、前巻の引きで唯織の医師バレから杏ちゃんがメッチャ拗らせている。唯織は最初からずーと拗らせているし。…そういえば、両方拗らせている漫画って他にもあったな。そう、「あそこで働くムスブさん」!
紙の本ひとりでしにたい 3 (モーニングKC)
2022/06/01 07:58
ひとりで3
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ああもう長澤まさみ主演でドラマが観たい!て、ぐらい良い。今巻16話がラブコメ要素強めで、この作品のメディアミックスの可能性を感じさせた。て、私だけ?でも、ギャグと情報だけじゃない。鳴海の成長でナスダ君との関係性も変わりつつあり、ストーリーとしても読ませる。19話の引きで使った「今からちょっと踊るわ!!」は、鳴海の凄い成長であり、全てを操るカレー沢さんの驚嘆すべき才能。ホント読めることが嬉しいけれど、今はもっと多くの人に広めたいという不思議な心境。ああメディア化頼む。上野樹里も良いな。D・Mはキムラ緑子で。
紙の本違国日記 4 Journal with witch (FC swing)
2022/05/07 16:27
違国4
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朝はデストロイヤーでジェノサイダーで怖い怖い。朝は「あたらしくてきれいで毎日必ず訪れるもの」である一方「寝ぼけて無防備な人に容赦なく鋭い光を浴びせるもの」かもしれない。予想を色々覆されて先が読めない。そこが面白い。離れていくかと思ったえみりもしっかり出続けていて、槙生から「フライドグリーントマト」を賜る(私は脳内変換で勝手に「キルトに綴る愛」を思い出した)。この作品「ページを捲る手が止まらない」とは真逆で、手を止めて反芻しないと消化できない。ちゃんと味わって消化したいのだ。コリコリのアワビを食するように。
紙の本おいしいコーヒーのいれ方 1 (ジャンプコミックス)
2022/05/05 22:59
おいしい1
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同じ喫茶店を使っているイトコ同士なら、家の物理的距離は近い筈。それで何年も疎遠てなんか違和感。でもまあ、そこは漫画だから…て、原作が小説!?しかも30年近くを費やした長期シリーズ!?これはびっくりしたわ。手を出すか、否か。コミカライズが原作を最後までやってくれるなら、追ってもいいけれど、商業的に許されるかどうかは未知数。それに順調にいってあと5年はかかりそう。これは、悩ましい。とりあえずまず、原作にいってみるか…。いや、積読本が溜まりに溜まっているのに…。
紙の本違国日記 3 Journal with witch (FC swing)
2022/05/05 14:33
違国3
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朝の友達えみりが母に言われた「無条件でなんかしてくれる人をなくしちゃったんだからあたしがそうしてあげなさい」て、絶対本人には言っちゃダメなやつと思ったけれど、朝には響いた模様。子供特有の「万能感」で友達を慰めるのって子供同士なら有効なのかな。言われた方も友達に信頼を寄せて、絆が深まるのかも。でも「無条件でなんかしてくれる人をなくした」は、やっぱり失言で、朝に孤独感を呼び起こさせた。親を亡くすということは、そういうことだ。そして親目線で言っても、子が独り立ちするまでは絶対死ねないと思っている。
ところで、槙生さんて「タイユバン・ロブション」(当時)を覗きに行くような高校生だったんだ…。
紙の本違国日記 1 Journal with witch (FC swing)
2022/05/04 21:00
違国1
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しばらく槙生は男だと思って読んでいた。が、この作品は良い。エンタティンメントの要素は低いけれど、引き付けられる。表面的なストーリーを追いながら、(漫画なのに)行間も読める作品。朝にとっての大人フィルターから外れる槙生たちがとても素敵。なにがって「人間らしい」ところが。人に迷惑をかけない程度に自立し、そして己に背くことをせずにすむところに生息しているところが、とっても素敵。(二度言ってみた)
紙の本砂漠
2022/03/28 13:18
砂漠
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会社を辞めて、夢を追っている後輩と飲んだとき、好きな本だと話してくれた。別にオススメされた訳では無いが、彼の嗜好を覗き見したいような気持もあり、読んでみた。そうなると主人公北村のビジュアルは後輩に脳内変換され、後輩と初めてあった頃の若さや思考の硬さ、それが徐々に論理的ではなく人としての柔らかさを持つようになっていったところなど、結構重なるぁと思いながら読んでいた。なんてことは、まるでない。
紙の本家族シアター
2022/03/20 23:11
家族シアター
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他人同士で出会っていたら、時間を共有しようと思わない関係で終わったかもしれない。でも、家族だからどうしても時間を共有することになり、摩擦を生む関係になってしまうこともある。だけど、この作品集、最後の掌編以外は誰かと誰かに摩擦が起きていた。その方がドラマチックになるのだろうけれど、ひとつくらい仲の良い兄弟ものがあっても良かったかも。自分が仲が良かったから、そういう作品も読みたかった。…どの話もジワっとくる場面がある。家族だから、素の姿を知っているから、それだから出来る特別な計らいが、とても心に刺さるのだ。
紙の本14歳の恋 10
2022/03/20 23:08
14歳の10
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表紙。内容すら軽く凌駕するような素晴らしさ。夜明けなのか、黄昏なのか。それが分からないところを含めて、二人の未来を象徴するかのような画。でも私は、輝ける朝日を浴びる二人だと確信している。そして、作中では今が夜明け前。一番暗い刻なのだ。
紙の本僕の心のヤバイやつ 6 (少年チャンピオン・コミックス)
2022/02/27 21:15
ヤバイ×6
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作者の抽斗の多さに唸るばかりです。非モテのあるあるもオタクのあるあるもある。て、「昔の漫画の中国人か」と自分にツッコミたくなる。でも、なんだろうこの全ての過去作を上回ってくるようなインパクトは。イチャラブをカップル成立前に持ってきたことが斬新なのか?あとは…前にレビューに書いたけれど、作者が京太郎に無理強いせず、優しく成長を見守りながら描いていることが尊さを生んでいるのだと思う。
紙の本推しの子 7 (ヤングジャンプコミックス)
2022/02/26 08:47
推しの子7
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父親が姫川と同じと判明した。ただしその男はアイが死んだときにはもう死んでいるので、アイを殺した犯人ではなさそうだ。父親こそ犯人と断定していたアクアは、手がかりを失い抜け殻のようになってしまった。でも、アイ殺しの犯人を捜すという目的は失っていない筈なので、いずれ復活するのだろう。小休止の今「普通の幸せ」を考えるアクアの脳裏には、かなとあかねが浮かんでいる。未来のモノローグではかなと付き合っている様だったが、断定は出来ない。正ヒロインはどちらなのだろう。この恋愛要素は読者をひきつける。
紙の本マイホームヒーロー 1 (ヤンマガKC)
2022/02/11 21:03
マイホ1
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これは本格的なクライムコミックですね。デスノートを思い出します。でも痛快さが無い。日常を壊す大きなマイナスから始まって、平穏な生活をとり戻そうと奮闘するわけで、いわばゼロを目指す闘い。かなりの不快感。胃袋を掴まれたように気が重くなるのに、続きが気になって止められない。あ、もう一つ不快なのは、バカ娘。怖いもの知らずというか、クズ男に殴られても凝りていない。こんなバカを護ることに命を賭け、罪を冒す両親が哀れ。
2022/01/16 15:33
さようなら、せんせいのお人形
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私にとっては、連載途中時点で、人生のベスト10に入った作品。comicoで全話購入して読み終えていたが、この巻の書きおろしを読み終えたら、全て読み終えてしまうことになる。それは、さみしい。しばらく、読むことを躊躇していた。でも、終らせなければ、次が始まらない。深呼吸して、そしてカーテンコールを読み終えた。さよなら「せんせいのお人形」。またいつか、こんなに心が揺さぶられる作品に出合うことが出来るのだろうか、出来れば出会いたい。出来れば…藤のようさんに届けて欲しい。
紙の本Gunslinger girl 15 (電撃コミックス)
2022/01/03 09:47
奇蹟
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スペランツァに、トリエラが母と呼んだラシェルのような慈愛と頭脳が、血のつながりが無いにもかかわらず発現していた。これは希望が繋がった証であり。まさに奇蹟だ。
紙の本Gunslinger girl 10 (DENGEKI COMICS)
2022/01/03 09:37
トリエラは
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トリエラは運命の子だ。ハルトマンとラシェルが正義を貫いた証だ。ラシェルは命を賭してトリエラを蘇生させ、希望を託して逝ってしまった。ハルトマンはトリエラをPTSDから救うため、ユーロポールを捨てて社会福祉公社に流れ、ヒルシャーとなった。トリエラはどんな使命も果たせるエースに成長した。しかし、誰もが懸命に生き、切り拓いた道が、もうすぐトリエラの死という終焉の地に到着する。…ここからの道は、怖い。怖いから、二人はお互いの手に手を取って歩んでいく。怖いから、一番愛しく信頼できる人の手を握り締めて、歩んでいくのだ。