ひつじさんのレビュー一覧
投稿者:ひつじ
電子書籍【全1-3セット】ポコとあそぼう
2017/01/24 23:44
こんなに可愛いのに
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おしゃまな化けだぬきと貧乏大学生との疑似家族ものです。
特筆すべきはこの狸の可愛さ。もともとエロ漫画の1話読みきりが、可愛いということで人気が出ました。掲載紙が廃刊となり、フラッパーで再開したときは大変嬉しかったです。
ところが、3巻で打ちきり。
雑誌に合わなかったかもしれませんが、残念です。
再開を祈ってます。
電子書籍TOUGH 龍を継ぐ男 3
2017/01/23 22:07
悔しいけど買ってしまう
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さんざん引き延ばしされて最後はわけのわからない内容になってたタフシリーズ。
新作は主人公からゲス臭がきて危険な感じでしたが、キーチが闇落ちしたことでよい感じになってきました。ファンタジーな技も出てきますが、幻突に比べればすべて許せます。ネタバレ気味ですが、筋肉の量で決着がつくなどというのも良かったです。
今回はギャルアッドが登場します。往年のファンにはたまらいですね。
電子書籍ナナメにナナミちゃん(1)
2017/01/20 23:30
斜に構えたナナミちゃん
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表紙の二人が掛け合い漫才のように日常を過ごす話です。
世の中のものに対して斜に構えてしまう不器用なナナミちゃんと、それを優しく受け止めるジュンちゃん。二人ともとってもよいこです。
かわいい女の子が好きならお勧めです。
ちなみにどんどん頭身が低くなります。
電子書籍じけんじゃけん!(1)
2016/12/24 18:36
先輩が可愛い
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表紙の美少女がミステリおたくの先輩です。
先輩目当てで入った後輩くんが、先輩に振り回されて楽しんでます。キャラクターの勝利という感じの漫画です。黒髪ロング好きならありでしょう。
電子書籍ネオ寄生獣
2016/12/19 00:30
どれもレベルが高い
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昨年出版されたのより断然良いです。
平本アキラと皆川先生のが特にお気に入りです。
アンソロジー系の中では白眉の出来でしょう。
電子書籍中間管理録トネガワ(1)
2016/12/11 01:37
馬鹿馬鹿しくて面白い
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原作のパロディーですが、完成度がばり高い。
このマンガがすごいの1位をとるのも納得です。
電子書籍刑事ゆがみ 1
2016/12/06 22:55
本格派の刑事ドラマ
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多分、法曹関係者なら分かると思うが不自然さがない。良く実務を踏まえつつ、ドラマチックなストーリーにしている。話の展開もお見事でした。
実写化したら面白そうです。
電子書籍けずり武士 2
2016/11/13 22:35
打ち切り?
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ご飯と味噌汁がほしくなるいい作品です。
どれも味が想像できるのがなお良い♪
何度も読んでます。
電子書籍ゼロ The Special Edition 4 ようこそ究極料理の食卓へ―歴史に消えた幻の美食―
2016/11/13 16:50
とても美味しそう
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うんちくはどこまで本当か怪しいものもあるけど、出てくる料理は美味しそうです。
この形式でのセレクションはもうでないのかなあ。
電子書籍私の少年 : 1
2016/06/23 09:43
二人とも可愛い♪
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12歳の少年と30歳の女性の触れあい。
少年はネグレクトされている家庭のようで、彼女には母親を求めているようですが、、、
主に女性側の心情描写で少年が何を考えているのかはまだわかりませんが、これから描かれてくるのでしょう。
どこに着地するのかわかりませんが、次の巻も購入しようと思います。
2016/05/21 15:59
面白い♪
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この人の作品はミキストリしか知りませんでしたが、ざっくりと読めました。
絵のクセは強いですが、さっと読める感じです。
一番成功したであろうミキストリについてほとんど触れていないのはちょっと残念でした。
2024/01/14 23:07
サーシャちゃんが主人公に絡む理由
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そうなんじゃないかなあと思っていましたが、そうでした。これは実際に読むべきなのでネタバレはしません。ひとついえることは、サーシャちゃんは普通の中学生男子の情緒では受け止められる女の子ではありません。主人公は、ある意味エロ漫画をたくさん読んでいたからこそ受け止められているのでしょう。そういう現実もある、と。ちょうどこのレビューを書いて検索したら最新話が公開されており、読んだらクラスメイトの女子のセリフで「初恋の相手としては荷が重すぎる」というものがありました。その通りです。
なんにしても、二人とも「初恋」です。これから少しずつ感情が変化していくのだろうと思います。おそらくはこの漫画、サーシャちゃんのキャラクターが先にあり、この子を救うための主人公なんだろうと思いました。だから「サーシャちゃんとクラスメイトのオタククン」なのです。
作者は不健康な生活をしているようですが、何かしら中学生の頃に「こうすればよかった」という女性へのトラウマでもあるのか…と感じるくらいの異様なリアリティーがありました。次巻も買います。
電子書籍あさこ【電子単行本】 7
2023/10/24 15:41
救い、救われるケアの物語
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よしだもろへ先生の最高傑作(2023年時点)です。
純愛ものでもありますが、それに留まらない深さと広がりを持った、優しい物語です。
以下、全巻読んでのネタバレ感想です。
この物語は、令和元年8月、東京で新聞記者をしている独身、34歳男性の「青島将司」の回想から始まります。
平成8年夏、当時11歳の将司は海辺の町の民宿の一人息子でした。3月生まれで同級生のみんなよりも幼く、勉強も運動も苦手で、いじめられていました。優しい(情動的共感性が高い)子なので、どうしてみんなが自分をいじめるのかもわからずただ泣いていました。
そんなある日、民宿に、若く、美しい女性が泊まります。東京から一人旅で来たという、タバコの似合う「大人」の女性です。将司はその女性を見てドキドキします。
その翌日、将司はいつものように同級生からいじめられて、波止場から海に突き落とされます。溺れかけて沈んでいく将司をたまたま見ていたその女性、「あさこ」は海に飛び込んで将司を救い上げます。そして、将司は「あさこ」に強く惹かれていきます。
将司は、あさこに「なりたいもの」を聞かれてこう答えます。
「この町を出て…あいつらのいないところ行きたい」「僕 おとなになりたい!!」
あさこは、将司にこう言います
「もしキミがあたしを知り尽くして…カラッポの履歴書を生めてくれたら…その時はあたしがキミを大人にしてあげる」。
将司は「あさこ」との記憶を辿るなかで、少しずつ「あさこ」の過去と、当時、他の人たちから「あさこ」がどう見えていたのがを知っていきます。「将司」にとっては憧れのお姉さんなのですが、「怖い」という人もいましたし、「嫌い」という人もいました。そして、「あさこ」が子どもたちの前で「理想の大人」を演じ続けてきたことも知ります。それによって、いじめられて万引きに加担させられていた女子や、トランスジェンダーの女子が救われていました(そして、そのことが「あさこ」にたどり着くことにつながります)。そして、「あさこ」の壮絶な過去を知り、それでも、いやだからこそ「あさこ」に対する強い好意を自覚した「将司」は、今の「あさこ」に会いに行きます。
この作品がとても素晴らしいのは、「あさこ」と「将司」がお互いを救っていたことです。「あさこ」は「将司」を男として肯定し、将司の悩みを解決していくのですが、同時に「あさこ」も将司の純粋さによって救われていくのです。
将司の、あさこに対する強い感情、それは性欲が基本にあり、「あさこ」を守り、助けたい、独占したいという「男」としての感情、それだけでなく「あさこ」の傷を癒やしたいという思い…その将司の思い・行動が、「男性の暴力性」によって散々に傷つけられてきた「あさこ」を癒やしていくのです。あさこが、将司の姉に自分のことを「バイセクシャル」だといったのは、将司に惹かれて自覚したのだと思います。
このまま進めば、二人には別の未来があったと思うのですが…二人は、ある男の、嫉妬からの介入によって強引に引き離されてしまいます。そして、現在まで、「将司」は初恋を引きずり続けることになります。でも、その回り道によって得られたもの、与えられたものもあるのです。
「加害」も連鎖しますし、「ケア」も連鎖します。「あさこ」は、過去を捨て「あさこ」として他人をケアしていくなかで生まれ変わりましたし、あさこに救われた人たちは次は別の人たちを救っていきました。
本作は、レビュー時点では十分な社会的評価を得られていませんが、何らかの賞を受賞して、漫画史に残されるべき傑作です。
紙の本冬目景画集20twenty SIMPLE EDITION
2023/08/10 11:23
2000年代に出された画集と印刷品質が段違い
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羊のうたや幻影博覧会など幻冬舎で手がけた作品のカラーイラスト集です。
ファンなら買いの一手です。
原画が描かれてから20年以上経過しているのに、カラーが素晴らしく、絵の具のあとまで拾っていて感動します。これは、冬目景先生が原画を大事に保管していたという証でしょう。
原画がもちろん一番素晴らしく、次いで最近の複製原画となりますが…この画集の印刷品質は素晴らしいです。20周年のときに出したものを廉価版で再版しようと考えたのも良くわかります。
30周年の記念原画集が限定で出たら、是非買いたいと思っています。