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  3. Shigenobu Fujiokaさんのレビュー一覧

Shigenobu Fujiokaさんのレビュー一覧

投稿者:Shigenobu Fujioka

65 件中 1 件~ 15 件を表示
シュタイナー哲学入門 もう一つの近代思想史

シュタイナー哲学入門 もう一つの近代思想史

2016/02/25 22:18

ドイツの哲学思想の中でシュタイナーを位置つける画期的な内容

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シュタイナーというと、オカルト思想の側面から語られることが多い。
この書では、ドイツの哲学思想の中でシュタイナーを位置つける、画期的な内容になっている。
シュタイナーの思想は突然に現れたものではなく、中世のキリスト教の神秘思想から始まり、カント、ヘーゲル、ゲーテなどにつながるドイツ哲学のある側面が発展したものであった。
その刺激的な内容に、読んでいても時間が経つのを忘れてしまった。

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日本の聖と賤 中世篇

日本の聖と賤 中世篇

2016/02/22 21:50

興味深い話がポンポンと展開されていく

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

黒い絵、などの小説で知られる野間宏と、被差別民の研究者の沖浦の興味深い対談集。
野間は大阪市役所で被差別部落の融和事業を担当していたという経歴を持っている。
一般的には、鎌倉幕府以降は、朝廷から武士に政権が移ったと考えられているが、実は日本の歴史では、一貫して天皇を頂点とする身分制度が続いていた、など、二人の対談からは、目から鱗が落ちる様な、興味深い話がポンポンと展開されていく。

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文庫で華厳経を詳細に紹介する貴重な書

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

角川文庫ソフィアの仏教の思想シリーズの第6巻は華厳経。
法華経や密教、浄土宗系の経典は、文庫サイズの安価な本がたくさんあるが、
華厳経は、意外にも、若干の入門書を除いては、あまり出版されていない。
本の内容は、期待を裏切らないもので、華厳経の誕生と発展が、細かく論じられている。

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法然の著作は理論的だが親鸞の著作は心情告白

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

角川ソフィア文庫の仏教の思想シリーズ、日本編の第2巻は親鸞。
親鸞を中心にした構成だが、師の法然、親鸞が敬っていた聖徳太子、中国の禅思想にも触れている。
親鸞については、その生涯と、著作や手紙から伺える思想を紹介している。
親鸞というと、歎異抄がすぐに思い浮かぶが、この本では、教行信証の方に焦点を当てている。
師の法然の著作は理論的に書かれているが、親鸞の著作は、自らの心情告白だ、という梅原猛の指摘は興味深かった。

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アジアの聖と賤 被差別民の歴史と文化

アジアの聖と賤 被差別民の歴史と文化

2016/02/22 21:47

インド、中国、朝鮮そして日本における聖と賎の違い

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

黒い絵などの作品で知られる作家の野間宏と、被差別民の研究者である沖浦和光の興味深い対談集。
インド、中国、朝鮮そして日本における、聖と賎の違いについて論じている。
インドのカースト制度は固定的で一生変わらないが、中国は流動的であること、
それらが朝鮮や日本にいかに影響を与えたかなどの話が展開されていく。

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古代ユダヤ教 上

古代ユダヤ教 上

2016/02/25 22:11

上巻では古代のイスラエルの地理的な状況やそこに住む人々の階級などを論じている

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

社会学の方法論を使ってユダヤ教の誕生に迫った、ヴェーバーの代表作。
上巻では、古代のイスラエルの地理的な状況や、そこに住む人々の階級などを論じている。
一見、唯物論的な内容にも見えるが、ヴェーバーは必ずしも”物”にこだわっているわけではなく、物も重要な要素だが他にも重要な要素はあるということを、この本で、ユダヤ教を実例として論じている。

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源氏物語

源氏物語

2016/02/24 22:19

源氏物語を知る上で原本以外で最初に読むべき本の一つ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

源氏物語研究の第一人者による、源氏物語の世界に誘ういわばガイドブック。
岩波書店の依頼から、完成させるまでに10年を要したという。
基本的には、物語の流れに添いつつ、桐壺から宇治十帖までを紹介している。
所々で、筆者の長年の研究に培われた、含蓄のある見解が披露されて、読者をハッとさせる。あとがきで、この本を出来の悪い子と呼んで謙遜しているが、紛れもなく、源氏物語を知る上で、原本以外では最初に読むべき本の一つだろう。

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源氏物語

源氏物語

2016/02/24 22:16

敷居が高い原文も抵抗なく入っていける

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

初心者向けに源氏物語の全帖を紹介している。
最初に帖の概要を述べて、1つか2つほどの短い文章を、現代語訳、原文の順に掲載している。
敷居が高い原文も、これであれば、それほど抵抗なく入っていける。
それ以外にも、コラム欄や、源氏物語絵巻の白黒版なども収録されていて、文章も読みやすい。

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浦賀奉行所

浦賀奉行所

2016/02/20 22:04

最後に大きな余韻を読む者の心に残す

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

浦賀奉行所は、来航する外国船を取り締まるために作られたのかと思っていた。
しかし、この本で実は太平洋側を行き交う日本の貿易船を取り締まるために作られたことを知った。
ペリーが来航する以前から、この奉行所では来航する外国船への対応を行っていたことが、丹念に語られていく。
最後に、この奉行所で働いていた与力や同心たちが、函館戦争で戦死することが語られて、それが大きな余韻を読む者の心に残す。

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ビスマルクの生涯について丹念に追った労作

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

19世紀後半のプロイセンによるドイツ統一から、オーストリア、フランスとの戦争、その後のヨーロッパの政治的な安定を成し遂げたビスマルクの生涯について、丹念に追った労作。
ビスマルクを持ち上げるでもなく、批判ばかりするでもなく、是々非々で分析する著者の姿勢には共感できる。
ビスマルクの幼い時の両親との関係や、晩年の妻とのエピソードなど、その人間的な側面にも触れており、本の内容に厚みを持たせている。

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実験医学序説

実験医学序説

2016/02/29 21:37

時代を切り開いていった開拓者の影の部分の一端が垣間見える

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

19世紀のフランスで活躍した、生理学者のベルナールが、実験医学の基本的な考え方について、まとめた本。
冒頭で、科学における実験の位置つけを論じ、続いて、生理学、医学への応用を、具体例を交えて論じている。
当時の社会には、生命には科学では解明できない部分があるという思想が根強かったようだ。
ベルナールは、また発展途上としながらも、将来はすべての生命現象は科学で説明できると強く訴えている。
訳者のあとがきによれば、ベルナールは、そうした科学的な思考が原因で妻とは打ち解けず、不幸な家庭生活を送ったという。
時代を切り開いていった開拓者の影の部分を垣間見たような気がした。

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身ぶりとしての抵抗

2016/02/29 21:28

自らの社会運動や社会に抵抗した人々についての文章を収録

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

鶴見俊輔の文章を集めたコレクションの第2巻。
自らの社会運動や、社会に抵抗した人々について書いた文章を収録している。
バートランド・ラッセルやコンラッドといった、意外な人の名前も見られるが、文章を読むと、その意味がよくわかった。
中でも、中江兆民についての文章は、コンパクトながら、その人となりをよく表している。
中江兆民の数ある評伝の中でも、屈指の一つであることは、間違いない。

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洞窟絵画から連載漫画へ 人間コミュニケーションの万華鏡

洞窟絵画から連載漫画へ 人間コミュニケーションの万華鏡

2016/02/29 21:13

広範囲な話題が取り上げられており学際的な楽しさがある

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

先史時代の洞窟絵画に始まり、暦、アルファベット、印刷機、絵画、広告など、人間のコミュニケーションに関する様々な興味深いエピソードを、歴史の流れに沿って紹介している。
個々のエピソードは知られているものが多く新味はないが、広範囲な話題が取り上げられており、学際的な楽しさがある。
1949年に出版されているので、インターネット、スマートフォンなどの話題はない。
読者が自由に自分でこの後の部分を想像で補うのも、この本を読む楽しみかもしれない。

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ケーベル博士随筆集 改版

ケーベル博士随筆集 改版

2016/02/29 21:09

多くの日本人を惹きつけたヨーロッパの典型的な教養人

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

明治期の日本で長く東京大学で哲学を教え、多くの学生に影響を与えたケーベル博士の随筆集。
その教え子には、夏目漱石、岩波茂雄、九鬼周造、和辻哲郎などがいる。
ケーベルは、ロシアに生まれ、チャイコフスキーにピアノを習い、その後ドイツに居を移して哲学を教えるようになった。
ハウプトマンの勧めで日本に来たが、始めは3年で帰るつもりが、生涯を日本で過ごすことになった。
随筆の内容は、音楽、哲学、宗教、学生への言葉など、各方面に渡っている。
あの当時の、典型的な、ヨーロッパの教養人という印象がする。
多くの日本人が彼に惹きつけられたのもそうしたところに原因があるのだろう。

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ヒトラーとナチスについての入門的な内容の本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ヒトラーとナチスについての入門的な内容の本。
ヒトラーの生涯を軸に、ほぼ年代に沿って、いかにヒトラーとナチスが政権を獲得し、そして崩壊したのかを解説している。
なぜヒンデンブルクがヒトラーを首相に指名したか、なぜナチス政権の初期時代を人々が高く評価するのかなど、所々で、筆者独自の見解を述べている。
巻末には、各国語の多くの書籍が挙げられており、より深く知りたい人々のガイドにもなっている。

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