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MissWhiteさんのレビュー一覧

投稿者:MissWhite

27 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本もう生まれたくない

2023/05/05 10:38

私には合わなかったです。。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

好きなアーティストが「面白い」と書いていたので読んでみたのですが…、読み進められませんでした。
理由は主に2つ。

・実際の死を取り上げている点
本作に出てくるのは現実に起こった事故や著名人の死です。
小説の中で起こった事件は架空のものであって欲しいです。
実際にあったことを話題にされると、読んでいるこちらは当時の自分の記憶を掘り起こさなければならない気分になります。
かつてあったエリカ様の「別に」という発言を知らないと、小説の中の登場人物がなぜ笑っているのか分からないです。
それでは小説の世界に没頭できません。
小説の中の話題は、小説の中で完結させて欲しいです。

また、芸能人の話題ならまだしも、一般人がお亡くなりになった悲惨な事故を一瞬でも取り上げるのであれば、その事故で今も悲しい思いをしているご遺族の方などがいることに思いを巡らせて欲しいです。
この小説は事故の取り上げ方が軽すぎるように感じました。
「死を題材にした小説…?」と疑問が湧き、読み進められなくなりました。

・文体に読みづらさを感じた点
好みと言われてしまったらそれまでですが、かっこ書きが多いこと、主語が明示されていないこと、などから、読みにくいと感じました。

以上の理由から、途中で読むのをやめてしまいました。
最後まで読めば印象が変わるのかもしれませんが、ちょっと厳しいです。

同じ作者の方の違う作品を読んでみたいと思います。

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紙の本

紙の本転落少女と36の必読書 上

2022/08/24 18:24

圧倒的表現力

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

訳者の金原瑞人さんの文章が好き、というのと、
カバーの色使いがオシャレで気になった、
と言う理由で、
中身を特に分からず読み始めました。

会話文の「」だけでなく、
レポートの体裁を取っているためか()書きの引用や
()による補足説明(主人公によるものだったり、訳者による文化の説明だったり)、
おそらく実在のお店を<>で囲むなど、表記の仕方が特徴的で、
まずその形式を読み慣れるのに時間がかかりました。

読んでいくと、
少し変わり者の父親を持つ頭脳明晰で人付き合いの苦手な主人公が、
転校先の派手なグループと仲良くなって、みたいな青春物語かと思ったら、
一癖も二癖もありました。

まず比喩表現が巧み。
「ワクワクした」とか陳腐な言葉ではなく、
古典作品の登場人物になぞらえた描写など同じ表現が再び作中に出てくるのではないのでは、と思ってしまうくらい表現力が豊かです。

人生について語るような描写ではハッとさせられるようなセリフがあったり、身につまされる思いでした。

訳者贔屓ですが色んな専門分野の専門用語が出てくる中で訳した訳者のお二人もすごい。

これは上巻のレビューですが、
分厚い上巻を読み終えた頃には表現方法にはすっかり慣れて、
ストーリーも驚くべき展開を迎えていたため、
下巻は自分でも驚くくらいあっという間に読み終えてしまいました。

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紙の本

こんな話だったなんて。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

芥川賞受賞作のタイトルを見たとき、「今回の受賞作は平和そうだなぁ」とまず思いました。
文藝春秋掲載の受賞者の写真を見て、「穏やかそうな女性だなぁ」と思いました。
なのでそのまま文藝春秋で読んでみました。

見事に騙されました。
何この芦川さんが作る料理やお菓子たち。
料理名だけなら美味しそうなんです。
でも二谷や押尾の視線を通して見るとなぜか全然美味しそうじゃない。
この二人の芦川さんに対する感情が怖い。
そして芦川さんの内面が全く描かれないのも怖い。
でも個人的には押尾さんの気持ちに全部ではないですけど強く共感しました。
私も同じ立場で職場で芦川さんみたいな人が隣にいたら、
「お菓子作らなくていいから自分の仕事をちゃんとやれ」と思います。笑

以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。

ラストは芦川さんがいいとこどりです。
でも何でだろう、芦川さんが羨ましいとか、芦川さんのような人になりたいとか、
全然思わない。
二谷と押尾さんという二人の視点から描かれているからでしょうか。
一人称で書かれているわけではないのですが、
読んでいると「あれ、これ誰からの視点?」ってなり、
「あ、今は二谷サイドね」って次第に合点が行きます。
あんまり見ない描写の方法が新鮮でした。
映画などにはなかなか使えなさそうな手法で、
小説を読む醍醐味だと思います。

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紙の本

紙の本メディチ家の紋章 上

2022/08/07 21:43

途中で止めたら勿体無い!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

金原瑞人さんが翻訳した文章が読みやすく好きだったので読んでみました。
ヤングアダルト小説に分類されるということで、子供向けかと思いきや、
登場人物の過酷な運命に辛くなる場面もちらほら…。
文章が平易なので描写はキツくないですが、
想像してみると胸が痛くなります。
海外ドラマの「ゲームオブスローンズ」などに似ている印象を受けました。

上巻はまだ色んなエピソードが散りばめられている段階ですが、
下巻に入るとスピード感が上がり、点と点がつながって謎が明かされる様子にグイグイ引き込まれました。
上巻で半分くらい読んで「よく分からない話だな」と読むのをやめたりするのは勿体無いので、ぜひ最後まで読んでほしいです。

内容は申し分ないのですが、
上巻の最後の章に誤字がいくつかあったのだけ気になりました。
とは言ったものの、おススメです!

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紙の本

紙の本この世の涯てまで、よろしく

2022/07/13 21:19

一気に読むのがオススメ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

訳者の酒寄さんの文章が好きで、
他の訳書にて紹介されていたこちらの本が気になり読んでみました。

最初の20ページくらいで、
「お、この本は当たりだな」と思い読み進んでいくうちに、
扱っているテーマの重さに圧倒されそうになりました。
が、その反面、登場人物のキャラの掘り下げがあまりされていない印象が拭い去れませんでした。
「もう本の半分を過ぎたけど本当にこれを解決できるのか?」と思ったら、ジェットコースターのクライマックスみたいに物語は終了しました。

せっかく出てきた個性豊かな音大生たちのそれぞれのキャラが存分に生かされていないまま終わってしまった感じが少しもったいなかったかな。
作者の伝えたいことはそこではなかったのかもしれないけど、
物語を楽しみたい一読者としては最後の方の急ぎ足が気になってしまいました。

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紙の本

紙の本浅田真央 私のおうちごはん

2022/07/13 21:01

真央さん好き・料理好き向けの可愛い料理本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

フィギュアスケートが好きで、
オレンジページでの真央さんが料理にチャレンジする連載もたまに見ていました。

今回その連載が冊子になったとして購入。

○良かった点
・分量は決して多くはないですが、
掲載されている料理のジャンルは幅広く、
そのジャンルのプロの料理人のワンポイントアドバイスが載っていて勉強になります。

・イラストや真央さんの写真が色鮮やかで可愛いです。
・真央さんのスケーターとして紹介するページやコラムもあり、フィギュア好きを意識した内容になっています。

△気になった点
・レシピが少し読みにくいです。
ケーキ型など必要な器具が最初ではなく、
レシピの途中で突然登場します。
写真を見れば型が必要なことは分かるとはいえ、
サイズの指定もありますし、最初に書いてくれたらありがたいな〜、
と思いました。
本のコンセプトとしては、真央さんが料理を学ぶ、って感じだと思ったのですが、料理は好きだけどまだ勉強中という私のようなタイプには
「作る前からレシピを最初から最後まで読み込み、必要な器具や材料を何回も確認する」という作業が必要になりました。

と色々書きましたが、
出来上がった料理はとても美味しく、
調理のコツもとても勉強になります。

ぜひ第二弾も出して欲しいです。

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電子書籍

電子書籍シンデレラ クロゼット 8

2022/02/26 20:16

完結したのは良かった

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

光とはるかのラブストーリーが遂に完結です。

【良かった点】
・絵は相変わらず綺麗
・はるかがどんどん素敵な女性になっていく…!

【星をマイナスした点】
※ネタバレにならないように気をつけますが、
先入観持たずに読みたい方は以下は飛ばしてください。

・全体的にアッサリして足早なラストになってしまっていた気がします。
 光の両親との確執なんて、「コスメ大好きなカッコ良くも可愛くもなれるイケメン」である今の光が出来上がるまでの大切なエピソードでしょうに、こんなにアッサリしていいの?という感想を持ちました。
 またはるかの大学卒業後、自分が選んだ業界でどんな仕事をしているのか、特に光の影響を受けて選んだ道なわけですから、もっと色々見せて欲しかったなぁ。
 登場人物の気持ちを描くことより、ストーリーを終わらせることが先なのかな、と思ってしまいました。

・最終回はここで終わりなの?と思いました。
 ラブストーリーとしては素敵な話です。多くの女性が憧れるようなシチュエーションです。分かります…が、光とはるかを結びつけたものがコスメやファッションなのですから、そこにもっと焦点を当てたラストが見たかった〜!というのが一読者の感想です。
 もしかして何らかの都合で8巻で終わらせないといけない何かがあったのかな?とストーリーに関係ないことを勘繰ってしまい、
前の巻までと比べてストーリーに入り込めませんでした。

…と、何やら色々書いてしまいましたが、
ここまで読んできて良かったです。
2人のこれからに幸あれ!

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紙の本

紙の本僕の人生には事件が起きない

2022/02/12 14:45

これが岩井さんが考えていることかぁ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ハライチ岩井さんのエッセイ、
ラジオで「上手いこと言うなぁ」と笑わせてもらっているので、
文章になるとどんな語り口なのだろう、
と読んでみました。

「事件が起きない」って書いてますけど、
岩井さん十分「事件起こしてない?笑」と言うのが第一印象です。

多くの人が日々直面するかもしれない心がモヤモヤする場面、
我慢してその場をやり過ごすことも多いですが、
岩井さんは相手にも読者にも媚びることもなく率直な感情を文字に起こし、
時に場の空気を凍りつかせる行動に出ます(褒め言葉です)。

醤油の魔神など他が真似できないようなネタを考える岩井さんの物の見方が少しだけ見ることのできた本エッセイ、読んでよかったです。

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紙の本

この話、どうなっちゃうの…!?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

衝撃の1巻で見事にハマり、ずっと読み続けていました。
今巻はモエちゃんがメイン、と思いきや、全体的に話が大きく進み、次の展開へ、と言った印象です。

9巻もスリル満点でスピード感がありました。

が、一点だけ、
今までかなり登場人物の描写を丁寧にしていたのに、
「このマンガの中でも一番大事な話をするであろう場面がすごい簡略化されていない?」というのが気になりました。
もしかしてこれ以降の巻で何らかの描写があるのかな。

ネタバレになるので詳しく書けないのがもどかしいですが、
「え、ここで次の巻!?」って感じです。
もう10巻が待ち遠しい!

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紙の本

紙の本冨永愛 美をつくる食事

2022/01/13 12:59

冨永愛さんが好きになる一冊

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

健康診断で引っ掛かるなどの理由で食生活の改善に関心が高まり、自分の健康(あと美容も)のためになる本を探しているときに新刊で見つけました。
冨永愛さんは前の著作も持っていますが、今回は「食」のテーマを絞っており、中身が被ることはなさそうだったので購入。

富永愛さんが口に入れるものに気を使う美意識と、
料理を楽しそうに語る文体が読んでいて気持ち良かったです。
何より気に入ったのは、冨永愛さんがラーメンやドーナツ、外食が好き、と書いているところ。
ストイックだから「食べない!」というかと思いきやそんなことは全くなく、
「年に何回か食べるご褒美だからこそ思いっきり楽しむ」というスタンスは、惰性で色々食べてしまっている自分は是非見習いたいと思いました。
また、飲み過ぎ・食べ過ぎのリカバリー食の紹介をするときなどには、必ず「自分は専門家ではない」「自分の体と相談して」と注意を促す言葉が入っているのも良かったです。

一点だけ残念なのが、
レシピがたくさん載っているのに本が開いて置きにくいことです…。
電子書籍だとそんな心配はないのですが、
本だと勝手に閉じてしまいます…

しかし内容には大満足です。
冨永愛さん、ランウェイで歩くモデルさんは無表情なこともあり、こわい印象がありましたが(すいません)、
本を読んでいると多方面に気遣いのできるかっこよさと優しさを備えた女性、という印象に変わりました。

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電子書籍

電子書籍ぜんぶ、すてれば

2021/10/07 13:47

こういう生き方もあるんだ、と前向きになれる本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

よく見かける断捨離の本かと思ったら、想像していた中身とは少し異なりました。

【良かった点】
・中野さんのインタビューをインタビュアーが書き起こした文章は、一文が短く簡潔で読みやすい。すごく深いことを誰にでも伝わる言葉で話すことができる中野さんは、普段から色んな人と交流して自分の考えを相手に伝えていることが伺えました。
・中野さんの視野がすごく広い。社長は日本には何百万人もいるから決して珍しくない、と偉ぶることがない姿勢を見習いたいと思いました。
・自分の生き方が正解ではない、と明言している点。

【星をマイナス1した点】
・読んでる分には爽快ですが、身近にいたら疲れるタイプだろうな、と勝手に想像してしまいました…。
・前向きな語り口一辺倒なので、反省点などネガティブな話もあったらより中野さんの今までの経験が分かっただろうに、と思います。特にこの本から感化された人がすぐ中野さんみたいに海外に行こうとするのは結構危険なのでは、と思いました。

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紙の本

小手先にならないように注意

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

モテる仕草や可愛い仕草を紹介する雑誌のコーナーはよく見かけますが、
ハンサム美人を題材にしたものは珍しい、と思って読んでみました。

【星をマイナスした点】
・タイトルで「しぐさ」と謳っている点で気づくべきなのですが、この本に書いていることを全て実践したところで、「ハンサム美人を気取った人」になってしまう気がします。
結局知性や人柄など、中身があってこその「ハンサム美人」だと思います。

【良かった点】
・ではその中身とは、ですが、ところどころに書いてある豆知識(セーターの由来など)を分かった上でアイテムや仕草を実践可能なところから始めてみたらハンサム美人に近づけるのでは、と思いました。
ただ仕草だけ書いてあるだけでなく、由来や映画や人物も紹介されているので、自分で知りたいことを調べるきっかけになると思います。

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紙の本

紙の本見た目レシピいかがですか?

2021/10/06 22:19

最後まで読んだのは良かった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

女性向け雑誌などでよく見かけるパーソナルカラーを題材にした、
イメージコンサルタントの繭子さんを中心とするオムニバス形式の小説です。

【星をマイナスした点】
・ママ友の話の主人公が何かイジ悪く感じられて気分が良くなかった。
一番最初のこの話を読んで読むのを止めようか迷うくらいだった。
・バンドの追っかけをしている女性の話の電車の中の描写が罵詈雑言が酷く、見るに耐えなかった。そういうキャラの人もいるとはいえ、美容系をテーマにした話の中で口臭の酷いおじさんの話が出てくるとげんなりしました。
・全体的に登場人物のセリフに「!」が多く、うるさい印象を受けた。
・タイトルと中身に齟齬がある。「レシピ」というから食べ物に絡めた話も出てくるのかと思ったがそんなことは全然なかった。


【良かった点】
・必ずしもイメージコンサルティング万歳!というわけではなかった点。色んな考え方の人がいるということを肯定しており、一つの正解を押し付ける感じがない点は幅広い読者に受け入れられると思います。
・最後のエピソードはしんみりと考えるものがありました。

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電子書籍

電子書籍瓜を破る 1巻

2021/08/26 18:19

今一番気になってる漫画です。

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

某SNSの宣伝で見かけ、単話版をお試しで読んでみたところ、続きが気になり単行本を購入しました。現時点で3巻まで出ていますが、振り返って1巻のレビューを書きたいと思います。

 30代で男性経験がないOLまい子さんが主人公ということで、ヤラシイ展開になるのか…?と思いきやそんなことは全くありません。主人公を取り巻く人たちの知られざる心の内を自分にも投影してはしきりに頷いてばかりです。
 絵柄も少し幼い感じのする可愛いスッキリしていながら、それぞれの人物の描き分けが分かりやすい。「あー、こういう人いるいる!」と思ってしまいます。見てて飽きないので、何回も読み返してしまいました。

 とまぁ、見事にハマったわけなのですが、なんか引っかかったのが、1巻で主人公のまい子さんは同僚の染井さんとタメ口で話してるのに、2巻以降でまい子さんは染井さんの後輩、と書かれています。まい子さんは先輩にはタメ口使わなそうだけどそういうキャラなの…?
 他のキャラの設定がかなりしっかりしているだけに、そこだけ気になりました。それだけハマっている、ということです。なので星はマイナスしません。

ところで、主人公のまい子さん、服装・メイク・ネイルがオシャレで、性格も良さそうなのに、男性と付き合ったのは高校生の時少しだけ、というのが意外です。
…と周りが思ってしまうことが、きっと本人の悩みを増長させる一因となってるのだろうな、とふと気づきました。
自分の周りにも「外からでは分からない悩み」を持っている人がいるかもしれない、ということを頭に置いておかなければいけないな、と思わせてくれる内容です。
 大人が主人公の漫画では、多くの男女が1話目から大人の関係になることが多くやや食傷気味でしたが、このような漫画に大人になって出会えたことが嬉しいです。

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紙の本

紙の本黒い家

2021/08/25 20:13

怖かった…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

もう20年くらい前、まだ10代の学生だった頃に「夏のおススメホラー本」として紹介されていたのがこちらの作品。
同じ作者の『青の炎』を読みその面白さに夢中になった時期だったので、こちらにも興味を持ったのですが、
当時の全ての書評が「怖い」「夜眠れない」のオンパレード。表紙からして怖いし10代の若造ながらに「今は読んじゃダメだ…」と思い、気になりつつもずっと手に取っていませんでした。
そしてとうとう今回読んでみることにしました。

そしてまず一言、「怖い」。

何が怖いって、人間が一番怖いです。

以下、
ネタバレにならないように気をつけますが、
気になる方はここから下は読まない方が良いかもしれません。

<星をマイナスした点>
・「その人まで殺しちゃうの?」「あの人をどうやって殺したの?」「っていうかそんなに保険金手に入れてどうするの?」と、犯行の動機や方法が不明な点がチラホラ。…と言いましたが、逆に詳細に書いたらかなり凄惨な描写になるので、それはそれで結局マイナスになったと思います。マイナスしましたが、これくらいの描写が物語的には恐怖の強調になったかもしれませんね。
・動物が可哀想な目に遭います。そこまで詳しく描かれてませんが、「動物がひどい目に遭うのは見てられない」という方はご注意ください。

<良かった(?)点>
悲惨な殺人が起きる話に「良かった」というのは気が引けますが…
・ハラハラドキドキしながら読みました。最後まで主要な登場人物がどうなるか分からず、半日使って一気に読んでしまいました。
・ただただ真犯人が怖い。幽霊とかそういう意味の怖さは無いですが、人間が一番怖い。素性の知れない人を接客するのだけでも怖くなりそうです。

にしてもこちら、1990年代に映画化してるんですね…。
名だたるキャストの演技は気になりますが、怖くて観られません…。

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