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黒い家(角川ホラー文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 742件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1998/12/10
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川ホラー文庫
  • サイズ:15cm/392p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-197902-1

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文庫

紙の本

黒い家 (角川ホラー文庫)

著者 貴志 祐介 (著)

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞...

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黒い家 (角川ホラー文庫)

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黒い家

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商品説明

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。【商品解説】

掲載中の特集

ホラー小説をテーマに10作品以上をラインナップしています。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店三宮駅前店

保険金をめぐる戦慄

ジュンク堂書店三宮駅前店さん

心理的な恐怖から始まり、次第に殺人鬼が襲ってくる恐怖へと、、、
思わず身震いしてしまいます。
また、物語に登場する様々な保険金犯罪を目の当たりにすると、主人公・若槻と共に、
‘‘生命保険とは何だろう?‘‘と考えさせられます。

H

みんなのレビュー742件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

怖いの一言に尽きる

2002/07/31 18:24

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 怖い。とっても怖かった。なによりも保険金のために両腕を切り落とすシーンが一番ぞっとした。指でなくて腕ですよ。腕。もうコップも持てないんですよ。こんな人間が本当にいるのか?と思ったら、実は存在するらしい。

 著者が保険会社勤務経験者のためにモラルハザードの背景とその実態がわかりやすく描かれている。中には保険金欲しさに指や腕を切り落とす人間が実際にいるのだ。しかも病院もがグルになって。中には借金を返済するためにやる者もいるらしい。

 しかし同じ指でも親指と小指とでは保険金に大きな差がある。小指程度であれば実生活に大きな不便は無いが、親指になると物を持つ時に苦労するので、親指の喪失に対する保険金支払額は大きい。

 本作品が刊行されてからモラルハザードをネタにした漫画や小説が数多く刊行されているが、本作品をこえる物はまだお目にかかっていない。

 読み進めていくと後半であっと驚くどんでん返しがある。これまた怖い。
 非常に怖いです。怖いの一言に尽きます。生きている人間が題材なので、実際に起こりうる話ですから。怖がりの人は読まない方が良いかも知れませんね。でも文句無しのお勧めです。

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紙の本

ヒューマン・ホラー

2002/07/14 19:05

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:scarecrow - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人間の暗黒面に焦点を当てた新感覚ホラー。
本書の裏表紙にはサスペンスと表記されているが、
これはもうホラーと言ってしまって差し支えないレベルだろう。
それほど怖いのである、幼児期〜思春期にかけて
これを読めば人間不信になれること請け合い。
と言うのは冗談にしても、そこらのB級、いやA級
であってもモンスター映画なんかより100倍怖い。
本当に怖いのは人間なんだと心底思える、まさにヒューマン・ホラーである。
敢えて内容には触れないが、これを読まずしてホラーファンを語ってはならない。

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紙の本

究極の、リアル。

2004/12/08 20:06

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:magnoria - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある日、顧客の菰田の家に呼び出された生命保険会社の若槻は、そこで子供の首吊り死体の第一発見者となってしまう。しかし、その家族の態度から他殺を確信した彼は独自調査に乗り出すが……。

ひたすら続く恐怖。
あまりにも丁寧に描かれた残酷な情景に、初めて読んだときは衝撃を受けたものです。作者本人が「ISOLA」でのデビュー以前は生命保険会社勤務だっただけあって、そのリアリティは秀逸。

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紙の本

眠れないくらい怖かった…

2002/05/17 15:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

舞台が京都なので、京都の地名もたくさん出てきます。私は京都に住んでいるので、読んでてそれだけで怖かった…。
それはともかく、この本を読むと、単なるホラーではないことは明白です。もちろんホラーとしても読ませてくれるのですが、人が殺人を犯すということを、生まれつきの要素として兼ね備えているなんていうことがあるのだろうか。この点にも重点が置かれているようです。
生まれつきの殺人鬼。そんな考えがあってはならない。人がそういう顛末をたどるまでには、何かしらそうさせた環境があるはずだ。そう実感しました。
鬼気迫る書きっぷりは読者を黒い家へといざないます。オススメです!

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紙の本

ページをめくる手もノンストップ

2000/12/17 21:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大鳥啓介 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本を読んだきっかけは単なる暇つぶしでしかなかった。それまでは本なんて対して面白いものだとは思っていなかった。しかしこれを読んでから活字の本も面白いもんだ、と考えを改めるようになった。
 ホラーといったら映画やビデオと思い込んでいて‘活字のホラーなんぞたいしたことあるかい’と、たかをくくっていた。ところがこれがなかなか怖かった。ホラー映画にありがちな怪物や化け物は出て来ないけれど、活字の場合はそのほうが怖いのかもしれない。
 それに初めて‘本をめくる手が止められない’といううれしい体験もした。まさにノンストップホラーというにふさわしい!
 

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紙の本

改めて

2017/06/03 09:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kohei - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学生の頃に一度読み、衝撃を受けたものの、内容を忘れてしまったため、改めて読んだ。

内容もさることながら、文章も読みやすい構成になっており、引き込まれて一気に読んでしまった。

小説として、フィクションとしては楽しめたが、現実的に起こりうるものと考えたら、どうすればよいか、何ができるのか、予防はできるのか等考えてしまう。

非常に難しい問題であろうが。

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紙の本

期待通り

2017/02/27 12:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:babsan - この投稿者のレビュー一覧を見る

『新世界より』→『クリムゾンの迷宮』→『天使の囀り』と、評判に従って貴志祐介の本を読んできたが、やはりこの本も面白かった。
オカルトではなく、可能性は低いが現実に起こりうる恐さを描くのが、彼の持ち味だと思う。

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電子書籍

怖い

2016/06/21 02:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コルダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

生きている人間が一番怖い、を肌で感じられる最高峰のホラー作品だと思います。ラストシーンでは先を読むのが恐ろしくて躊躇したほどの臨場感でした

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紙の本

怖すぎました

2016/04/23 16:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うな - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく怖すぎました。読んでいるうちに映像で見ているかのように恐くなりました。人間の欲や業が霊なんかよりも一番怖いと実感しました。

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電子書籍

あっという間

2015/12/20 23:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みずたま - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初からどんどん引き込まれていく内容で、あっという間に読んでしまいました。
描写が想像力を掻き立てるシーンが多く(少しグロい部分もある)、とても読みごたえがあり、おもしろかったです。

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電子書籍

滅茶苦茶怖かった

2015/11/07 23:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

貴志さんの作品は何冊か読んでいますが、働いてる同業界を題材にしているのがちょっと抵抗あって読んでいませんでした。
とにかく犯人の造形が恐ろしい。途中からは若干、そんなに強いの!?という感じで面白くなってしまった。最後の山場の対決がさすがの盛り上がりでした。エンタメでした。

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紙の本

現代

2000/09/26 02:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:CURB - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私たちは、シリアルキラーはトラウマに根差した心理的必然をもって犯行に及んでいることを知っている。であればこそ、プロファイリングが謎解きの手段として成立したりもするのだ。とすれば、「多額の借金から強盗を働いた」と「嫉妬が殺意を育てた」と「幼時の母親の虐待がもとで少年に対する嗜虐性をもつに至った」とは、どれも同じ論法でしかない。「快楽殺人」は必ずしも「必然性の欠如」と結びついていないのだ。また、一見必然性の無い殺人や遺体の損壊を可能にする「情緒の欠落」を描くのに、女の皮を剥いだり、少年の眼球を抉ったりすることは、不必要であるばかりか、不純物で意味を濁らせることになる。むしろ、例えば、「ただの物取り目当てではなさそうですね。」などという言われようをしてきた「ただ金品欲しさに人を殺すこと」の異常性をゆっくり考え直してみることで、現代の恐怖の本質は見えてくるだろう。そして、その純粋な標本として菰田幸子は存在していると言える。
 あれだけ心理学の援用が前面に出た作品の中で、しかし、「菰田幸子」という人格が如何に誕生したかの心理学的説明が無いのは、注目すべきことだ。このことが、心理学的能書きを必要としない強さ、もっと言えば、これまでの作品の、サイコパスをめぐるたくさんの言葉が心理学的能書きと見えてしまうような強さを、この(アンチ)ヒロインに与えている。これまでのモンスターは心理学的なモンスターだった。トラウマをもち知的で、トラウマをもち知的である者の弱さ・脆さをもっていたことが、今は強く意識される。菰田幸子は、生物学的モンスターだ。第一作中で「完璧な生命体」と表現された<エイリアン>のように。菰田幸子を完璧な捕食者と見れば、いろんな印象の説明が簡単につく。猟奇殺人者やその行為はいびつだ。これは、「殺人」や「遺体損壊」といった人間的タブーを踏み越えることに対応する歪みだが、逆に言えば、無理をして、歪みを生じなければ、タブーを越えられない人間らしさを、彼らのいびつさ・異常性は示しているのだ。これに対し、菰田幸子の行為には、カマキリがセセリチョウを食べるときの自然さがある、と言える。しかし、同時に、人間的タブーの圏外にいるかのような菰田幸子が、確かに人間であり、主人公の日常生活圏に人間として存在しているとき、この自然さは希有な異常さに反転して、四白眼の視線で私たちを射竦めることになるのだ。 
 もう一つ忘れてはならないのは、「菰田幸子が、確かに人間であり、主人公の日常生活圏に人間として存在している」と私たちに実感させたリアリティーの問題だ。作家はいろんな怪物を発明できるし、それにどんな能力でも付与することができる。しかし、そこにリアリティーが伴っていない、ウルトラマンの怪獣や『パラサイト・イヴ』の怪物みたいなのを私たちは恐いと思わない。リアリティー不要を公言して憚らない新本格系シンパの愚かな見解に抗して、しかも、リアリティーが大事だというような初歩的なことを説明するのは億劫だが、ホラー映画が徹底して映像のリアリティーを追い求めてきた事実に、言うべきことはすべて明瞭に表れている、と指摘しておけばじゅうぶんだろう。さて、菰田幸子がその怪物性と同時にもっている、中年女性としてのリアリティーは見事なもので、あの怪物性もオバサンの属性に含まれると錯覚してしまう程だった。

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紙の本

本当にゾッとします

2015/03/22 00:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

初期の貴志祐介作品は「天使の囀り」、「ISOLA」等のホラー作品がありますが、その中でも本作「黒い家」は群を抜いた完成度の高さで本当にゾッとします。

生命保険と他人の体を利用して保険金を搾取する主人公の女性のキャラクターが秀逸です。最高に気持ち悪いです。

最近の作品では、「悪の教典」の主人公もそうですが、サイコパス的な主人公が登場する貴志作品は特におススメです。

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紙の本

黒い怪物

2017/09/10 15:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

生命保険絡みの不正、殺人事件、そして心の無い怪物の登場。心は無いが欲望はあるってのは恐ろし過ぎる。事件での殺されかたはエグいので残酷描写が苦手な人は注意。

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紙の本

最も怖いのは現実に起こりそうなところ

2017/01/18 04:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

貴志作品初読み!保険金搾取を狙う犯人から付け狙われることとなった保険会社の社員の心理描写が、絶妙に書かれていて、それが更なる怖さを醸し出しています。黒い家の場面はそんなにたくさん出てきませんが、作品中を占める存在感が圧倒的!一気に読ませられる作品でした。しかし、困ってんねんから、周りの会社の人や警察、もっと助けたれよって、思わず言いたくなります。最近のいろんな事件を見ると、なんだか全くのフィクションと言えないところが、最も恐ろしいところです(・_・;

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