うむうむさんのレビュー一覧
投稿者：うむうむ
紙の本
2023/10/28 15:19
見応え、読み応え十分な本
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戦前に大流行し、雑誌「旅」に昭和6～10年に連載された駅スタンプ1400余を路線別に整理、「旅」に掲載されたスタンプの色も再現してフルカラーで掲載されています。 多くのスタンプに「旅」に掲載された当時のままの解説文も付されています。 スタンプから、戦前の各地の風景や名所、名物がよく伝わってきて楽しめます。
スタンプ台のシャチハタの話などのコラムもあり、見応え、読み応え十分な本です。 資料的価値もあると思います。
なお、昭和55年の「わたしの旅」企画で全国740の国鉄駅に設置された駅スタンプを路線別に整理して、フルカラーで掲載した 『なつかしの国鉄駅スタンプコレクション』(2017年刊、交通新聞社）と比較して見るのも面白いと思います。
紙の本
紙の本レトロ包装シール・コレクション 大正・昭和の封緘紙・レッテルデザイン
2023/10/21 19:10
東京や大阪に偏ることなく豊富に掲載
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デパートや菓子店などで買い物をした時、包装して最後に貼ってくれる包装シール。これがあると、ちゃんとした買い物をしたんだという気持ちになったものです。 その包装シールが、食品、服飾･雑貨、趣味･嗜好、名もなきものに分類され、東京や大阪に偏ることなく豊富に掲載されています。 今は無き店のものも多く、懐かしいです。
掲載されている包装シールは、基本が原寸の75％サイズで、100％のものには＊印が付いており、それ以外のものは140％､200％などと記されています。 しかし個人的には、本のサイズをＢ６より一回り大きいＡ５サイズにして全て100％に統一して掲載されていた方がより良かったように思います。
※P165一番上のナショナル坊やの包装シールは、「サンヨー」ではなく「ナショナル」では？
（2023年8月19日 第1刷 店頭にて購入）
紙の本
![月刊 かがくのとも 2023年 01月号 [雑誌]](https://img.honto.jp/item/1/75/110/32115452_1.webp)
2023/09/04 23:27
『のり』
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海苔がどういう環境下でどうやって作られているかが、親しみやすい絵で分かりやすく解説されています。 大人が読んでも、とてもためになる絵本だと思います。
美味しそうな海苔を使った料理の絵が満載の折り込み付録も二重丸です。
紙の本
紙の本日本ご当地おやつ大全 地元ではおなじみ！みんな大好きな味
2023/06/06 16:31
昔の広告やテレビCMなどの写真も豊富に紹介
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日本各地で愛されているご当地のお菓子がたくさん紹介されています。 紹介されているお菓子は2021年12月刊のグラフィック社『ローカルおやつの本』とよく似ていますが、この本は、昔の広告やテレビCM、店や製造現場の写真が豊富に紹介されている点が良いと思います。
紙の本
2023/05/21 14:59
長く使えそうな良い本
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2007年刊の本ですが存在を知りませんでした。 2023年になってからたまたま店頭で見付けて「面白い辞書だなぁ」と思い購入しました。
日常的に目にする様々な句読点、記号、符号が、何という名前で、どういう意味を持ち、どういう場面で使用されるかが整然と解説されています。 パソコンでの変換方法も載っていて便利です。 緩いイラストや漫画の無い辞書然とした辞書なので、飽きることなく長く使えると思います。 ロングセラーだけのことはあります。
紙の本
2023/03/24 15:44
とってもオシャレな良い絵本
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絵のタッチも色づかいもとってもオシャレで、絵の中にはめ込まれた食べ物の写真も楽しい。 はらぺこ犬のハロルドは愛嬌たっぷりでほっこりします。
表紙カバーをはずした中にある表紙デザインも素敵です。 ずっと持っていたくなる良い絵本だと思います。
紙の本
2023/01/12 01:21
スーパー好きの人は楽しめる絵本
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みかんきょうだいの気持ち、分かる分かるって感じです。
スーパーの描写が細かくて、いつも行っているスーパーが舞台であるかのような感覚になります。 スーパー好きの人は楽しめる絵本だと思います。
紙の本
2022/05/29 18:45
とても良い岩石の入門書
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岩石に特別興味があるわけではありませんでしたが、書店店頭でたまたまペラペラと見て良さそうだったので購入しました。
岩石にこんなにも多くの種類があること、日本各地にたくさんの名産岩石があること、大理石が特定の岩石の別名ではないことなど、この本で初めて知りました。 コンパクトで扱いやすい本で、写真も豊富。 岩石の入門書としては、とても良い本だと思います。
紙の本
2022/05/12 11:09
カンキャラやシンボルを豊富に紹介
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よく知られた日本のカンパニーキャラクターやシンボルマークが豊富に紹介されています。現在のものだけでなく、過去の変遷も載っているので、資料的価値もあると思います。解説文は、過去に他社から出版されていた同様の本と大差ない内容です。
地元で知名度抜群のローカルなキャラ＆シンボルが第6章として掲載されている点は目新しいと思います（個人的には三重県伊勢市の赤福の赤太郎も載せて欲しかったところですが…）。
紙の本
2022/03/20 23:48
特に鉄道ファンでなくても楽しめる
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少々長ったらしい『国鉄車両関係色見本帳＋車両色図鑑』というタイトルの通り、前半はツルツルしたアート紙に印刷された色見本(色票)、後半は国鉄時代の車両の写真にどの色を使っているかが示されています。
色見本は、ミシン目で右上を長方形に切り離せるようになっていて、穴を開けて綴じればハンディ色見本帳を作れます。帯に色見本帳の表紙も付いていますが、帯は傷みやすいので、色見本と同じアート紙のページにした方が良かったように思います。国鉄時代の車両写真は、もちろん全国の全てを網羅しているわけではありませんが、懐かしい思い出がよみがえります。
私は特に鉄道ファンではありませんが、グラフィックデザインや図鑑的な本が好きなので購入しました。なかなかユニークで楽しめる本です。資料的な価値もあると思います。
紙の本
2021/10/27 09:45
文様好きな人も十分に満足できる
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様々なきものの文様を、植物、動物、風景、幾何学、吉祥などに分類して、きれいな図版とともに解説されている図鑑です。
きもの好きな人はもちろんのこと、文様好きな人も十分に満足できると思います。
余計な装飾などの無い、整然とした本のレイアウトも見やすくて好感が持てます。
紙の本
紙の本やっぱりおおかみ
2021/10/14 18:40
なんか哲学的…
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おおかみが、楽しそうな他の動物たちを見て発する「け」が、その気持ち分かる分かるって感じで笑えます。
最後が、ハッピーエンドでもなく、ドラマチックでもなく、子供にこの終わり方が伝わるのだろうか？と思える、なんか哲学的な感じがする不思議な終わり方です。むしろ大人が読んで面白い絵本かもしれません。ヨーロッパ風な感じの絵も良いです。
紙の本
紙の本吉田初三郎鳥瞰図集 大正の広重が描いた全国名所図絵 よみがえる１００年前の日本
2021/05/29 15:32
大きな図版が見応えある鳥瞰図集
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約30×25.6cmの横長の本で、見開きに大きくドーンと鳥瞰図が掲載されています。折り込みページも多く、左右に折り込みを広げて見る一番大きい図版は幅１mを超え、見応えがあります。
吉田初三郎の本は他出版社から何冊も出ていますが、図版がこんなに大サイズのものは初めてです。解説はクドクドした能書きは無く簡潔で、図版を大きく見せることを主眼に置いた潔い鳥瞰図集だと思います。地図の昭文社だけのことはあります。
吉田初三郎の鳥瞰図は、上空から写真撮影した映像とは異なり、意図して誇張やデフォルメがなされているため、その土地により一層の興味が湧いてきます。
鳥瞰図を眺めていると、戦災で失われた城や寺社や街並みが残り、景観を損ねる箱物の建造物がほとんど無い、昭和初期にタイムスリップして旅に出掛けたくなります。
紙の本
紙の本やこうれっしゃ
2021/04/21 17:16
｢ウォーリーを探せ｣的な楽しみもあり
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上野駅を出発して北陸方面へ行く夜行列車の様子を描いた、文字の無い絵本です。乗っている乗客一人一人にそれぞれの生活があるのだろうなぁ…と感じます。二人連れのおばあちゃんも無事に到着して良かった良かったと。
冒頭の上野駅の絵に描かれたたくさんの人々の中から、登場する乗客を見付ける｢ウォーリーを探せ｣的な楽しみもあります。
