もちっこさんのレビュー一覧
投稿者:もちっこ
紙の本黄色い実
2021/10/13 22:44
幸せになって欲しい
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草さんのシリーズでこのテーマを題材としたとは。少し戸惑いながらも涙ぐんでしまいました。 久実ちゃんの強さにも、由紀乃さんの(私の勝手な妄想ですが)優しい笑顔生み出す鋭い一言までも。草さんでなくても心が救われました。
草さんにはまだまだ頑張ってもらいたいと、心から願います。そして、皆が幸せであって欲しいです。
2021/10/12 23:17
私には難解でした
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表題の地名は私が生まれ育った場所です。最近訪れたときは本当に綺麗になっていてビックリしました。(思い出話はさておき)
高田馬場からの移動もハイツや箱根山を含めた情景も、色々な会話から推察出来る人混みも当時を容易に思い出せました。
ただ、母親の気持ちは分かるようでわからない、理解を超えてしまいました。ワンオペ育児経験者から、この母親と共感出来そうな部分もあるが、読んでいて痛々しくなった。目を背けたくなった。痛々しすぎて呼吸をするのを忘れた程だった。
想像できるありふれた日常の中の虚無感・喪失感・怒り・不気味さが入り交じる。イライラ感はいつまでも消えない。
紙の本癒し屋キリコの約束
2021/09/27 06:56
初作家さんでした
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「癒し屋」とあるのに、最初に殺されるシーンが出てきて、思わず「殺し屋と間違えたか?」と思ってしまいました。
一つ一つのエピソードが重いもの・重すぎるものではありましたが、霧子さんの言動で調和されています。霧子さんの諭す言葉はじわぁと自分の心も癒やされます。
電子書籍さよなら嘘つき人魚姫
2021/02/27 22:22
生きよう
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(もしかしたら、御社のブックツリーかもしれませんが記憶が定かではありません)
本の紹介に載っていたので読み始めました。
問題を抱える家庭環境の中で、揺れ動きもがき苦しみ逃げる、二人の高校生。
本音は、生きることに息苦しく感じている人に読んでほしい。そして、未来は開けていけることを知ってほしい。立ち止まること・深呼吸をする事・周りに助けを求めることを忘れないでほしいし、知ってほしい。
悩み苦しんでいる方に、この本を薦めたいけれども、本人たちはそれどころじゃない状況ですよね、羽澄と綾瀬のように。
だからこそ、周りの私達もこの本を読んで思い出してほしい。多かれ少なかれ、同じようにもがき苦しんだ時があったのではないか。その時何を感じていたのか。どうしてほしかったか、どうしたらよかったのかと、この本を読んで思い出すきっかけになってほしい。
「嘘はいらない」いま、私自身にも言い聞かせています。
紙の本架空通貨
2020/05/26 15:42
読みごたえあり
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最初の方は、本を片手に計算しながら読んでしまいました。
資金繰りの説明も生徒に教えるように書かれているため、仕組みは理解しやすいと思います。あそこまで聡明で行動力のある高校生は現実味があるのかどうかわかりませんが。
池井戸氏の作品は必ずしもドラマのようにハッピーエンドではないので、「あぁ、すっきり」を望まれる方にはモヤモヤが残るかもしれません。 これが無さそうであり得る話のような気がします。
2020/05/19 15:26
まっすぐな心で爽やか
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この作品でデビューした作者とか…
登場人物すべてがまっすぐで純粋で迷いながらもがむしゃらで……読み終われば、ほんわかします。
管理人の鋭い(?)第六感はありませんが、シリーズ化しそうな流れですね。
紙の本家族の言い訳
2020/05/13 21:38
私はちょっと…
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短篇の一つ一つに「わかる」「そうなの」「でもね」と共感できる、日常の一片、心の片隅、似た思いに胸がつまりました。
しかし、現実にはこんなにうまくいかない、その後が大変なのよと、虚しさが残りました。
2020/05/10 11:54
いつのまにか涙が…
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何かしらの共通点があるからか、展開が心地よく感情移入しやすい文章だからか、、、読んでいて度々目頭が熱くなりました。
敢えて言葉で表現されなかった、初恋でもあり尊敬でもあり憧れであった【簪】が生きる希望になったこと。祖母の手伝いから自分の道を見いだし始めたこと、育児や仕事・私生活葛藤した今の時代の女性の悩み。3世代の視点からそれぞれが地に足をつけて生きていける光を見出だせたのに、ホッとしました。
【金継ぎ】という仕事内容は知っていても恥ずかしながら言葉は知りませんでした。家族って金継ぎと同じなのかと思います。1つの家から成長し精神的・地理的意味でもバラバラになりでも、継ぐことでまた1つになるという事。うまく表現できないのですが、親の範囲内から子供は少しずつ離れ・成長し・独立していくなかで家族という場所に戻るための漆の役割を親がしているのかもしれません。人間関係もおなじなのかもしれません。 読み終わったときにそんな印象を持ちました。
紙の本死刑評決
2020/05/06 13:36
スピード感があり一気に読めました
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何故か、中1の子供がラノベと一緒に買ってきた一冊。手に取った経緯・レジまで持っていった思いを聞いてみましたが、よくわからず……
「読めるのぉ?」と言いながら親が先に読んでしまいました。
初めての作者です。検索すると色々ドラマ化されたりしているんですね。
死刑という評決。(評決と判決は違うことは辞書が教えてくれました)人を裁くということはとても難しい。話に引き込まれた事もあるのかもしれませんが、読み終わってから、私ならどうする?このとき私がこの人だったらどうする?と、裁判員・弁護士・関係者とあらゆる立場に自分を置き換えてみても、人を裁くのは難しいとの結論しか出てこない。
本を片手に色々思いあぐねていた中で、最後にふと思い付いた事があります。日常生活での些細な出来事でも自分は判事であり裁判員であり検事や弁護士ではないかと。親であり社会人であるからには、様々な場面で決断を下す時があります。その時はあらゆる立場から考え想像し、自分の決断に責任を持ちたいと強く感じました。
さて、思春期・反抗期の子供はどんな感想を持つのか?読み終わるのが楽しみです。
紙の本神様からひと言
2020/05/06 12:06
あるある社会
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どこにでもありそうな会議・頼りない上司や派閥体制…「あぁ、いるよねぇ」と思いながら読み終わりました。
最後の解決に【スッキリ】感は期待ほどではなかったですが、いい方向にまとまったなと安心感はあります。
社会にでているかぎり、【死ぬよりまし】で明日からも頑張りますか!
紙の本ときどき旅に出るカフェ
2020/05/04 17:50
美味しそう
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初めての作者に触れたら二冊は読むようにしています。近藤さんの作品は2冊目。一冊目は途中挫折してしまったので、この作品を読んだ後、もう一度読み直してみようかと思いました。
カタカナのデザートに馴染みがなかったのですが、言葉と表現のイメージから多分想像できているのと同じかなぁ。食べてみたい!それより私もこんなカフェに通いたいです。
短篇毎に「あぁ、わかるその気持ち」と共感してしまえる何気ない日常とお菓子の豆知識。あまり海外に行けてないのですが、想像しやすくよだれも出やすく(?)読みながらも、自分も同じカフェでくつろいでいる気分になれます!
紙の本ぶたぶたのシェアハウス
2020/05/04 11:37
ぶたぶたさんに逢いたい
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久々のぶたぶたさん!癒されます。購入からだいぶ私の【積ん読コーナー】にいてくれて、やっと手にしましたぁ。
疲れきった(?)私の心をぶたぶたさんが暖かくしてくれました。
シェアハウスに住む人・通う人、そうですよね!皆【ワケアリ】ですよね。「問題があるにしても、それなら大なり小なり持つものです」この言葉を想像の中でぶたぶたさんが言っている姿に、涙腺緩みました。荒れ果てた(?)疲れきった(?)私に暖かさをもたらしてくれました。
ぶたぶたさんが話すと、人が話すよりより重い言葉になり且つスーッと心に染み入るのは、私の勝手な読書イメージだけではないはず! ぶたぶたさん、安らぎをありがとうございます。
2019/12/20 22:40
より身近な感覚…
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現在、私も転職求職中。主人公のあすみほど若くはありませんが、今後の参考になればと読み始めました。
主人公のあすみはすごいと思います。確かに甘い考えで始まりその後も見え隠れしてしまいますが、少しづつ成長していると思いました。
周りの人々にも恵まれたと思います。若者ならではの人との接し方も新鮮でしたが、彼ら自身の色々な思いや信念が眩しく感じました。
章毎のあすみの家計簿も垣間見れて、あすみも前を向いてるなぁとつくづく感心。
肩肘張らずに軽い気持ちでじぶんの生活をちょっと見直したい方にお奨めします。
2019/10/13 20:09
どこにでもいそうな主人公
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よく表現される【イイ人】【端からみても損している人】が作品のようにうまくいく進んでいくとは到底思えませんが、でも、一歩自分も歩き出せるかなと思える一冊です。
今時の、若干神がかった・特殊能力の話ですが、廻りの人に支えられ助けられていくのは、主人公の人柄にも関係あるのではないでしょうか?主人公の頼りなさに、幼馴染みと同じくイライラしますが、芯の部分が揺らぎないものに気づき始めてからの成長も(作品のその後も)安心していられる小説だと思います。
人の良さは、環境で作られ、又、良いオーラの人を集めるのでしょうね。(それは猫のお陰?)
(個人的に最近猫が出てくる話を手にしていて、この作者さんは初めて。主人公の成長も見れてホッとして物語は終わりました。後書きがないと驚いたのと本当に個人的ですが表紙絵の主人公と猫は私のイメージと違っていました。)
紙の本睦月童
2019/09/15 20:04
時代小説にファンタジー?!
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裏表紙の簡単なあらすじ(紹介文?)を読んでから購入を決意。
紹介文の文末に「ファンタジー時代小説」と書いてあるにも拘わらず、脳内では宮部女史や京極氏の等の作品寄りの分類に分けておりました。表紙絵からそこまで怖さはないだろうと思いながら…。
ファンタジーでした。しかも、江戸時代に違和感なく溶け込んでいました。一般的な時代物に出てきそうな勘の鋭い子のような存在が見事にファンタジーに。
イオの下界での成長と央介の成長が心地よかったです。イオの目とタオの出産場面がとても怖かったです。カエデ様の生き様・死に様も想像を絶し、最後まで目が離せなかったです。
央介が生きているうちにイオの目が明くことを願って本を閉じました。 西條ワールドの余韻に浸っております。