midnight-sunさんのレビュー一覧
投稿者:midnight-sun
電子書籍鉄道ミステリーの系譜
2019/03/03 12:22
読む気を起させます
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ついついネタバレをさせてしまうことが多いこの手の本の中で、できる限りそうはさせない努力をしています。(一部は触れてしまっているものもありましたが。)手に取ってみようと思わせてくれたものも結構あり、収穫のあった本でした。
2019/02/08 20:54
従来の世界史観からの脱却
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ヨーロッパを中心とした近代世界の歴史、日本における世界史教育の特徴でもある各国史の集合体としての「世界史」、そういった従来の捉え方から脱却するためにも絶好の本である。世界史を学びなおす大人にとっては「山川世界史」を読み返すだけではなく、こういった類の本にも手を伸ばしてみることもおすすめしたい。
2019/02/07 01:29
「地球社会の世界史」を
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2011年発行なので刊行から7年を経ているが、国境を隔てて感情的な対立が垣間見える今だからこそ手に取って読んで欲しい本である。著者の主張する「地球社会の世界史」観を身に着け、「地球市民」としての帰属意識を得ることが、平和な社会実現に結びつく端緒となることを願うばかりである。
電子書籍喪失の儀礼
2018/05/22 00:16
謎解きを楽しもう
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松本清張作品を読むにあたって、社会派推理小説という先入観がつきまとうのはある意味仕方がないことかとは思うが、そんな中でも本作は謎解きを楽しみながら読むことができる作品である。本格派のファンからすれば容易に推理できるものかもしれないが、推理を楽しみながら読んでほしいものである。
電子書籍大人のための読書の全技術
2017/11/12 15:35
仕事に役立ちます
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数多くある他の著書同様に、読書の必要を訴えるものでありますが、社会人にとって必要な「力」について簡潔にまとめられており、仕事に役立つこと間違いないです。学生の皆さんにとっては社会に出る前の準備をするうえできっと役立つことでしょう。
電子書籍時間の習俗
2017/01/31 22:47
ついつい「点と線」と比べてしまいますが
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2007年のビートたけし主演のドラマ「点と線」は、鳥飼刑事と警視庁の三原刑事は事件の後二度と再開することなく、老年となった三原刑事に、同じく年を重ねた鳥飼の娘が東京へ会いに来て、事件を回想するという設定から始まる。しかし、これはドラマのオリジナルの設定であって、鳥飼・三原のコンビが活躍する作品としては後に書かれたのがこの「時間の習俗」がある。当時の社会派推理小説としては、題材としている社会的背景という点で「点と線」が秀逸なのだろうが、事件解決に至る過程はこちらの「時間の習俗」の方が密度が濃いのではないだろうか、そういう見方もあって良いと思います。それと、もう少し文章が丁寧に書かれていたら、「点と線」のような鳥飼・三原両刑事の互いの信頼に思いを馳せて読むことができたかもしれないが、さすがに多作な時期ということもあるのか、話の展開を追うだけという雰囲気が感じられて、その点も若干残念です。