伝奇羊さんのレビュー一覧
投稿者:伝奇羊
電子書籍【全1-5セット】小煌女
2018/07/14 06:42
面白かった
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俺の知ってる小公女となんか違う!という感じの面白いお話でしたが、主人公たちの力強い生き方との対比で、最後に追記されている子孫に至る歴史がまた特別な余韻を感じさせます。それがまた作品を印象に残るものにしていると思いました。
2017/04/24 02:06
かなりシリアスなギャグ。
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サラリーマンや職人の悲哀が万倍に誇張されていて身につまされます。
続きが楽しみ。
電子書籍俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです 1
2024/02/27 15:10
壊れた主人公
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面白いですね。主人公は登場時からなかなかの壊れっぷりです。陽気にふるまう一方で、とくに距離を縮めて来ようとする女性につらく当たる傾向が見られ、共感や感情移入しにくい読者の方も多いのではと想像します。しかし主人公の取っ付きにくさに多少慣れて読み進むと、現在の壊れっぷりの原因となった過去のトラウマが登場人物たちの回想という形で徐々に明かされて行きます。
ラブコメであると同時に、ある種の倒叙法ミステリーみたいだなあと思いました。
電子書籍デストロ016 4
2024/02/03 16:40
貴重なシーンが含まれている
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高橋先生は以前どこかのインタビューで「かわいい女の子を描きたい」「おっさんを描きたくない」「(男性キャラの多い『ヨルムンガンド』は)作画的には本当につらかった」とお話しになっていました。この巻では、おっさんのタイマンバトルという暑苦しく作品的に貴重なシーンがいきなり出てきて笑わせてもらいました。
電子書籍野球で戦争する異世界で超高校級エースが弱小国家を救うようです。(8)
2023/10/30 15:09
鬼ヶ島戦
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シリーズクライマックスの「鬼ヶ島」戦、試合開始です。
今回は、デュラハン先生(5番サード)の切れ味鋭いスイングと、「ぐっふぉ ぐっふぉ」しか言わないガーゴイル(8番ライト)がなかなか良かったです。
異世界野球ならではのチートも出てきますが、野球の勝負としてとても楽しく読めました。
2023/03/15 13:23
温かみのあるお話でした
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最初題名から想像したイメージとは違って、現世で近しい人の死に向き合う人の気持ちを描いた文芸的な作品でしたね。とても良かったです。
電子書籍サタノファニ(22)
2023/03/07 02:14
セリフの切れ味もすばらしい
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真聖教団編、メデューサたちと零元しぐまや配下のダーキニーたちの集団戦も佳境に入ってきました。しぐまが可愛く見えてきてしまった自分は、きっと山田先生の世界にすっかり取り込まれてしまっているのでしょう。
この巻には「仕る!」(つかまつる)ってセリフが出てくるのですが、国語が得意な方ならすぐお分かりの通り、これは「いたします」っていう意味です。こういう場面でのセリフのキレは、やはり群を抜いていますね。
電子書籍湾岸MIDNIGHT(5)
2023/01/30 01:19
繰り返し読んでいる巻です
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この元祖湾岸MIDNIGHTのシリーズは、基本的な設定さえ頭に入っていれば途中のどの一編から読んでもすぐに作品世界に入れます。
中でも3巻から始まる平本編は個人的に最も読んだ回数の多い一編となっています。最近はこちらで購入した電子書籍一辺倒ですが、床屋さんにも置いてあったので一時期は行くたびに毎回読んでいました。
作中、平本の親友のマツが平本からの手紙を読むシーンがありますが、これが実にいい。5巻が発売された90年代半ば、すでに手紙文化はだいぶ廃れてきていた時代でしたが、紙の手紙をやり取りできたのは真の友人同志だったと思います。この手紙のシーンは平本とマツの友情の深さをさりげなく表現しているんだなあと毎回読むたびに感心しています。
スピードに取り憑かれた男・平本の家族を不幸にするほどの執着ぶりは全編を通しても指折りの部類に入るものと思われシュールですらありますが、個人的には平本とマツの友情が最も記憶に残る巻でした。原田くんの後輩としてのかわいさも際立っていますけれどね。
電子書籍アルバの少年と地獄の女王 1巻
2023/01/11 15:32
線のきれいな作品です
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2巻まで読みました。大ざっぱに言えば作品の半分は天界の雰囲気とミステリアスなストーリー、半分は脚の描写から成り立っていると思います。そして主人公のショタ成分の貢献は特筆すべきでしょう。
連載と単行本化のペースがややのんびりしている印象も受けますが、とにかくこの調子で続いてほしいです。
電子書籍少年のアビス 11
2022/12/19 07:58
少年(と物語)は佳境へ
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面白いですねえ。当初の惹句には「ボーイ・ミーツ・ガール」という文句が含まれていたと記憶していますが、この作品はもうサイコホラーと言っても良いと思います。
昔の出来事が語られ、似非森先生のクズっぷりや令児くんのお母様の魔性が際立ってくるにつれ、前は「サイコパスなの?」としか思えなかった柴ちゃん先生にすら多少の同情を禁じ得なくなってきます。深淵を前にして呆然とする彼女は今後どうするつもりでしょうね。
電子書籍新しいきみへ 3
2022/12/18 09:37
続きは予想がつかない
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面白い。
実は3巻目半ばにして物語の骨格が大体分かった気になっていました。何十年か前に読んだ、反復と修正をテーマにしたとあるSF短編小説と共通したものがあるなと感じたのです。
しかし読み進めてみると、この作品は更に手が込んでいて骨格をそんな簡単に整理してしまえるような代物ではないことも分かってきました。ネタバレにならないよう気をつけて書かせて頂けば、昔読んだ小説が目的の共有と協力の物語ならこちらは葛藤と対立の物語なのだろうかと、そんな雰囲気が漂ってきているように思えます。
3巻には12話まで収録されていて、連載のほうでは14話まで読みましたが、物語がどういう方向の決着に向って行くのかは未だに予想がつきません。続きが待ち遠しい作品です。
電子書籍野球で戦争する異世界で超高校級エースが弱小国家を救うようです。(1)
2022/09/09 09:31
野球が主役
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異世界で人間、獣人族、魔族が入り混じってカッコいいフォームで投げ、打ち、守るマンガです。私のような通りいっぺんの野球好き (競技を経験していない) にとってはちょうど良いレベルの野球解説が随所に入るため、飽きずに読むことができます。
選手たちの多くが女性ですが、とくに足まわりの描き込みは尋常ではない気合いが入っています。人前で読むのは少々はばかられますね。
2022/06/30 04:57
非日常の中で送る日常
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終末世界という非日常の中で漫画家と編集者の日常トークを淡々と追って行くという作品です。ストーリーが進むにつれて劇中劇とでも言うべき主人公作の漫画もめでたく連載を迎えることになります。実はそんなストーリーも含めて、ひょっとしてこの本自体の成立過程が本の内容に投影されているんじゃないか、そんな気がしてくる少し不思議な構造の作品です。
死生観について語った漫画という読み方もできます。
電子書籍デストロ016 1
2021/12/13 09:27
まぎれもなくデストロ
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開幕したばかりですが、やはり男キャラがもれなくザコいのがデストロの良いところですね。前作の洲央くんは割と頑張ってたんだなあ。
電子書籍俺の現実は恋愛ゲーム?? ~かと思ったら命がけのゲームだった~ 12巻
2021/12/13 04:02
諸行無常
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後半に横並び比較のカットがありますが、初登場時のお姿と見比べると諸行無常を感じざるを得ませんね。非常に面白い。