伝奇羊さんのレビュー一覧
投稿者:伝奇羊
電子書籍adabana 徒花 (上)
2021/09/08 13:48
心理サスペンス
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上巻と中巻で事件を主要登場人物2人のそれぞれの視点から描き、下巻で主人公の思惑が明かされるとともに事の顛末が描かれています。なかなか緻密な構成で面白く読めました。
電子書籍オーディナリィ±
2021/03/19 12:12
適当に殺伐としてて良い
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デストロ246を先に読んでいると「伊万里チャンの顔とがりすぎじゃない?」と思うことも無いではないですが、全体としてこの絵は好きです。
エピローグはセリフがほとんど出て来ない描き下ろし。吉祥寺駅南の、井ノ頭通りを望見するラストのページもカッコイイと思います。
電子書籍サバエとヤッたら終わる 1巻
2021/02/21 22:05
笑えます
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ボケとツッコミのテンポが良く、そしてヤッたら何が終わるか何が始まるかを深ーく考えさせられます。
友だちの恋を応援する体(てい)でちゃっかりイチャコラを満喫しているサバエはすごいです(酔って覚えていないことが多そうだけど)。
電子書籍ランウェイで笑って(18)
2020/11/27 22:39
ツンデレ柳田さん
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主人公たちがベストを尽くして急ぎ足で成功の階段を駆け上がって行く様は、単純に小気味良く楽しめますね。
柳田さんの人間味も大いに発揮された巻でしたが、ここまでを振り返ってみると、柳田サンの独立時代のアトリエの社員の半分ぐらいは、運の悪さもあって居所を失ってしまい物語からあっけなく退場しているんですよね。そういうところも作品として味があって意外に好きだったりします。
電子書籍あさひなぐ 34
2020/10/07 05:00
素晴らしい完結編でした
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インターハイの結末の描かれ方には不完全燃焼感を覚える向きもあろうとは思いますが、決着を付ける対戦に出て来た両人に関しては勝敗の経緯そのものよりも、闘いに臨むまでに到達した心境のほうが作者的には強調したかったことなのでしょう。
個人的にはシリーズ後半の熊本東内部の強烈な個性と思惑のぶつかり合いが好きなところの一つでした。主人公を含め大体の登場人物のその後は何となく想像出来ますが、熊本東だけはエピローグでも特に示唆がなく、その後を想像するのは怖いもの見たさの類かも知れませんね。でもそこがまたいいと思います。
なお、電子書籍版に裏表紙が含まれていないのは残念すぎます。
電子書籍サイコろまんちか(1)
2020/08/21 01:24
ギャグマンガ
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この作家さんは、先に『アイリウム』と『iメンター』というシリアス寄りの作品を読んで知ったので、こういうギャグの引き出しがあったとはビックリしました。私の中ではシリアスな作品のほうも考えさせられるところがあって評価が高いのですが、これもまた面白い。是非またギャグ漫画を読ませて頂きたいものです。
電子書籍荒野の花嫁 : 1
2020/03/09 03:21
単なる石器時代の日常とは異なる
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キャッチコピーに石器時代とありますが、冒頭から古代文明の遺跡っぽい場所が背景ですし、長老は「ババ様」と呼ばれているのに幼女のような姿形。我々が知る歴史上の石器時代とはかなり異なる謎めいた「石器時代に戻った時代」が舞台で、思ったよりスケールの大きい捻った設定のドラマでした。
1巻の内容は様々な獣や外敵と対峙しながら生き抜くというもので、少なくともほのぼの呑気な日常を綴った作品ではありません。
かなり面白い世界観だったので5点としたいです。
電子書籍テセウスの船(10)
2020/03/01 00:15
登場人物も世界も丸ごとテセウスの船
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すごい物語でしたね。世界線1のAさんは果たして世界線2のAさんを自分だと納得できるものでしょうか。読者の世界観が問われます。
結末は色々な解釈が出来ると思います。人によっては空疎で切ないと感じるかも知れません。しかしこうして真犯人が明らかになってみると、主人公がタイムスリップして過去を改変する前の世界での事件の顛末はちょっと奇妙なものでしたね。想像するに、この物語で語られる主人公は少なくとも一人目の時間遡行者ではなかったのだろうと思います。
2020/01/22 22:28
さきたまの女子高生
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埼玉と言っても広いので、これは「さいたま」というよりも「さきたま」の女子高生かなと。セリフの間のバツの悪そうな沈黙が色々と物語ってくれて笑えます。2巻、3巻も読みましたが、旅と食べ歩きの要素もあり得した気分になる。
2019/08/08 11:24
この世の希望とは
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社会福祉公社側もテロリスト側も純粋な私情私怨に追い立てられるように宿命の対決を迎えた後、描かれる希望の光はあまりにも頼りなさげで小さく、慨嘆を禁じ得ません。死は誰にでも訪れるものであるがゆえに普遍的なテーマたり得るわけですが、人が死してのちなお残る希望とは何であるか、深く考えさせられます。結末の場面、あの激しい戦いから20年以上を経ている計算になりますが、果たしてその時この架空のイタリアはどんな状況になっていることでしょうか。とにかくすごい物語でした。
電子書籍サタノファニ(10)
2019/07/12 13:35
的確な巻末付録
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ストーリーのほうは相変わらずバカっぽくて勢いのあるアクションの連続で飽きることがありません。そして9巻の天童組名鑑に引き続いて実に有用で的確な巻末付録の図解が用意されてます。気合の入った本作りですね。
電子書籍さよなら私のクラマー(9)
2019/06/20 07:47
対戦相手の物語に力がある
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興蓮館との決勝戦がいよいよ始まりました。作品の傾向として栄泉船橋あたりから対戦相手の描き込みに一段と力が入っている印象ですが、興蓮館の背負う物語が明らかになるにつれ、初見が高慢でクールなお嬢様だった来栖選手の印象も大いに変わってきます。試合展開と相まって全く退屈させられることがありません。なお、冒頭3位決定戦のシーンで出てくる栄泉船橋の鶴岡サンが、やっぱり生真面目でいい味出してます。
2019/05/27 20:49
すごく前向き
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頭を強打して高次脳機能障害に見舞われるというのはどういうことなのか、また本人がどう感じるのかが描かれていて、引き込まれてしまいました。とりわけ感動したのは、作者が絶望しかけながらもあくまで前向きに地道に回復へ向け頑張るところ。元々の性格だったのか頑張り方がとても論理的です。
しかしながら、前向きだったり論理的だったりするのも脳機能の一部。運悪くそういう機能まで損なわれてしまった場合はどうなってしまうんだろう、と考えると空恐ろしくなります。
電子書籍さよなら私のクラマー(6)
2019/05/11 05:21
表紙がカッコいいですね
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突然の超キラキラした来訪者により明かされた深津監督の過去も興味深かったんですが、そうこうしているうちにインターリーグ決勝トーナメントに進んだワラビーズはあの久乃木の連勝記録を止めた強豪の栄泉船橋と対戦です。読者としては栄泉船橋のマッシュルームコンビの一角、鶴岡サンの生マジメさにやられてしまいました。こういう人は不思議と応援したくなってしまうんですよね。
電子書籍女子攻兵 7巻(完)
2019/05/03 02:34
こわい、おもしろい。
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ネタバレを避けるため具体的に書きませんが、メタ的なギャグが「環境や他者と無関係に自分は何者であるか認識できるだろうか」というシリアスなテーマと一体になっていて、何かすごい話だなと思いました。