ちょいレビューさんのレビュー一覧
投稿者:ちょいレビュー
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紙の本
紙の本なんでやねん!根拠がわかる解剖学・生理学要点50
2018/12/26 08:02
ちょっとビックリな解剖生理学の参考書
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
思わずなるほどと納得。会話形式だけでは普通の本。そこに方言というスパイスを入れるだけでこんなに臨場感がでるのはこれまでにない新しいコンセプト。タイトルの通り、しっかり根拠が書かれいるため一度納得すると忘れない。学生役の男の子は読み手のツボをしっかりおさえて、文全体に臨場感を出すのに絶妙な役割を演じている。学問的にはかなり高度なはずなのにそれを感じさせないのはそういう技術が含まれるからであろう。
章末にまとめがあるので時間がない時はそれを読むだけで知識の確認ができる。
看護師や理学療法士などコメディカル向けに書かれているが、低学年の医学生にも是非オススメしたい一冊。
紙の本
紙の本ほんまかいな!根拠がわかる解剖学・生理学要点39
2019/12/27 10:04
自然に読めてしまう最強の医学書!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ずっと『なんでやねん!根拠がわかる解剖学・生理学 要点50』の続編があればいいなと思っていたので、この続編第2弾『ほんまかいな!根拠がわかる解剖学・生理学 要点39』が出版されると知ってすぐに書店で購入しました。第1弾の特徴であった関西弁を交えた3人の会話調で進む本文はそのまま踏襲され、第2弾はそれに加えて疾患の根拠となる解剖生理学、そして私たち医療従事者目線で注意しなければいけないポイントなども盛り込まれ、第1弾からさらにグレードアップしたものになっていました。要点が50から39に減ったのは、各章の内容に重みを持たせ、ストーリー性を高めるためだと感じました。
読書が苦手な学生さんでも勝手にするする読めてしまうので、逆に意識してストップしないと最後まで読んでしまいます。イラストがあればいいなど思うような部分も、この本の特徴である関西弁の会話調が想像を引き立ててくれ、立体感のある学習が可能です。本文の中では下線や赤線、ゴシック調の文字が施され、ポイントやキーワードがわかりやすく工夫されていることもよい点です。
私個人的には、生殖器と免疫の章がとても面白かったです。あまり学校では学ばないことが逆に新鮮でした。その他にもたくさん出てくるホルモン名の覚え方や人工呼吸と自然呼吸の胸の中の圧力変化の違いなど、役立つ知識や医療のコツが豊富に掲載されています。
このシリーズの本は、数ある解剖学生理学系の参考書の中で最もおすすめできる本です。医療従事者の方も、学生の方も、そして一般の方々も、この本は人体や医学のことをわかりやすく理解させてくれます。医学の知識って、医療従事者だけのものではなく、一般の方々もこれからますます大切になってくると思いますので、そういう意味でもこの本はすべての方におすすめできる本です。
今後、またさらに続編が出版されることを期待しています。
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