グラッチェさんのレビュー一覧
投稿者：グラッチェ
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論語
2023/04/25 03:41
論語を何回も読み返すならこれ
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字も大きく読みやすい。訳もスッと入ってくる文。ただ、注と解説は短めなので、論語初見の場合はもっと詳しくやさしい注や解説のあるものがオススメ。
この文庫版は一回内容を把握した後、何回も読み返す時に丁度良い。よくある上下巻本ではなく1冊でコンパクト、文が簡素で目当ての項も探しやすい。慣れた後なら全部読み直しても数時間で十分かも？
聖書 聖書協会共同訳 SI250
2023/04/25 03:54
最新訳版らしい
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けど、聖書初めて読む人間には正直何処がどうなってるか何て分かるわけがない。
これより安価な聖書もあったけど、サイズが小さく、字の大きさに不安があったため、やや大きめのこちらを購入。字も読みやすく満足。
文章自体は読みやすいけど、分からない名称や用語などは自分で調べる必要あり。この辺を必要とする人は丁寧な注釈解説付きの本が良いかと。
また、これだけページ数文章量がある新品本を千円以下で購入できるのは久しく無かった経験な為、別な満足感も得られます。
室町幕府全将軍・管領列伝
2023/04/24 03:33
室町幕府ファン、初心者にも
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まさに本のタイトル通りの内容。足利将軍だけではなく、細川、斯波、畠山等の名前がややこしい管領の方々もボリューム中々で記載されているので、室町時代に興味ある時失念した時等に重宝します。
ただまあ、皆さん名前もややこしいが列伝内容の記述も重複する箇所いくつかあり、読んでいて既視感を覚えるのもややこしいところ…。
後、本の表紙や本文のレイアウトもシンプルそのものなので、記述内容以外の面での満足感(レイアウトのセンスや肖像画、由来の場所・品掲載等の面)は薄いかなあ、と。
2019/11/16 05:48
やっぱ新撰組は良いね！
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前章のブロッケン編がなんかゴチャッとした上モヤっとした感じで終わったので消化不良感がありイマイチかなーと思っていたところで、まさかの沖田総司編で一気に引き戻されました。
なんでいきなりタイムスリップ！？なんて気にせず、沖田対柳生宗矩に始まり、さらに二人が鬼と対決する！など見所沢山な今巻。単純な戦闘の熱さでは今までで一番かも知れません。
もちろん戦いだけではなくこの作品のテーマでもある虐げられた人々云々の描写も十分伝わってきます。なぜ総司が鬼と敵対することになってしまうのか、少し展開が違えば戦わずにすんだかもしれないのに…思わずそう考えてしまう内容です。
2019/06/29 16:15
マギレコ好きにはおすすめ
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マギレコのアンソロです。作家陣も漫画力強い人が多く、登場キャラもみかづき荘メンバーメインが多いですが、他の魔法少女メインの作品で良質な話もいくつかあります。
マギレコが好きなら気に入る作品がいくつか見つかると思います。値段もアンソロとしては安い部類ですし興味ある方にはおすすめします。
2019/05/02 02:26
続きが気になる
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話題になっていたので1、2巻を購入。
1話で起こる殺人事件を主人公が追う、という話では(今のところ)なく少々面食らう。
学園で起こる様々な人間ドラマな話な感じ、殺人の犯人が気になりつつも肉食と草食動物が織りなすドラマ部分が面白く、続きが読みたくなる。
登場キャラも主に男性キャラが魅力的でカッコいい。
作風も良いと思う、擬人化動物ということもありコマ割り・絵のタッチなどで時々子どもの頃読んだ海外作家の児童書かと錯覚することがある。昔を思い出し、心が優しい感じになる。
何気に驚いたのが掲載誌、最初に絵をみたときマガジンかジャンプ系だと思っていたので。
ムハンマドのことば ハディース
2023/04/24 05:26
イスラム教知識の入門に良いかも
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預言者ムハンマドの言葉を纏めたハディースを、預言者の生涯に沿う形で抜粋して収録した翻訳文庫本。
全訳では無いですが、大体の内容を把握するには良いかと、字も間も大きめで読みやすい。場面や年代が飛ぶこともありますが、解説も丁寧でイスラム教知識無い人にも分かりやすい！似たような人名が多々登場するイスラム史ですが、登場する人物が一覧で纏められているのですごい有難いです。
ただ、やはり全訳本を以前読んだ人間からすると、この言葉載ってないかあ。と思うこともしばしば。
現代人から見てイスラム教やムハンマドの考えを垣間見て、初期イスラム発展の歴史や教えの革新的な面、当時基準でもどうなの？という疑問を抱いたりするのが丁度良い読み方かも(それでも結構厚い本ですが)。
孫子
2023/04/24 03:58
凄まじく分かりやすい孫子
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まず、幾つかの孫子訳を読み比べてみると、原文の訳や解説がすごい分かりやすい記述だと思いました。
この手のジャンルは苦手だけど、や、若しくは興味あるけど歴史の知識あんまり無いという方にはオススメできる内容です。
ただ、少し丁寧に過ぎて、訳文と解説が原文に比して長め、雰囲気は軽め、という面もややあります。
この辺は好みの問題ですね。
曹操・曹丕・曹植詩文選
2023/04/24 03:14
漢詩に興味なくても
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三国志の魏の曹操とその子供曹丕、曹植の漢詩集。
量的に曹植がメイン。次に曹丕、曹操の順。オマケで諸葛亮の出師表も収録。
唐代宋代の人物の詩集はボチボチ見かけるけど、三国時代は無かったので、漢詩趣味人以外の三国志ファンも興味を引く出版社さん、訳者さんの着眼点GOODな内容。
漢詩の知識なくとも訳や解説読んでいれば歴史ファンも楽しめます。
ただ、漢詩の読み方やルールなどの記述はないので、原文の何が優れているのかはイマイチ分かりませんでした…。
ので、漢詩入門書を読む、韻はまあなんとなく。しかし、多くの漢詩のルールが成立してくるのは唐代に近くなってからだという。つまり三国時代の作は入門書適用外？？
じゃ初心者はどうすれば…、そのため、本書でこの時代の詩の基本事項の解説も掲載されていれば、理解が進みそうな感があり、そこが惜しいかもという感想でした。
現代語訳古事記
2023/04/25 04:15
総合的にオススメしやすい古事記はこれ？
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読みやすさ、分かりやすさ、値段、コンパクトさ等々色々考慮すると、総合的に初心者にオススメしやすい古事記はこの河出文庫版になるのかな。
上の各点で勝る古事記の訳本や注釈解説付き本はあるけど、色々考慮するとこちらが一番良いか？
好みが分かれそうな点は、神の名前のカタカナ表記と現代語訳なので原書の雰囲気を味わいたい方にはどうか？という点だろうか。
護良親王 武家よりも君の恨めしく渡らせ給ふ
2023/04/24 06:24
護良親王を取り巻く諸々
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護良親王をご存知の方は、親王自身について約300pの内容を書くことって出来ると思うでしょうか？
新資料がかなりに見つからないと無理って思いません？なら他の面に目を向けるしか無い。この本もそんな内容です。
護良親王の生涯についてはよく知られてる範囲での記述です(実はこうだったのでは？的な説も入れつつ)。
本書の特徴はその護良の生涯に影響を与えたであろう。味方になったであろう勢力についての解説に結構ページを割いています。主に前半部に多い。その間護良親王もあまり出てこない。
やはり親王メインの語りになるのは挙兵してからになります。楠木や赤松との連携や六波羅攻めの戦略については否が応でも盛り上がります。
鎌倉幕府滅亡後から親王殺害までについては丁寧に追ってはいますが、基本に忠実な感。
その後として護良の子供興良親王のエピソードで終わります。こちらは結構新鮮な内容でへえ〜と思いながら読めました。
纏めると護良親王主軸で鎌倉幕府打倒までの基本的流れを知りたいなら、持ってこいな評伝です。
親王を取り巻く勢力について云々はもっと簡潔に生涯を追いたい方には余計に思えるかもしれません。そういう方は別に刊行されている本のが良いかと。
達人伝 ～9万里を風に乗り～ 24【電子書籍限定特典ネーム付き】
2019/10/09 00:46
劉邦が登場！
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登場してもちょい役ぐらいかなと思ってた劉邦が結構がっつり出番がありビックリ。
これはもしかして漢の建国まで話が続く？もしくは続編の構想有りなのか？
でも蒼天航路も魅力的な人物最後まで登場させながら曹操の死で終わってしまったのであんまり期待しない方が良いのかな。うーむ…。
内容は物語の始まりから秦に対して守勢に立たされていた荘丹達や諸国がようやく攻勢にでます(史実でそうだから仕方ないけど遅いよ…)。しかし王や有力な将の死が続いた後に出来た秦の新体制も一筋縄ではいかない感じ。さあどうような戦いが繰り広げらるのか次の巻が楽しみになる展開です。
2019/09/07 06:47
作品の大体の方向性が分かってきたかも
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前巻までにはちょっと思いもよらなかったバトル展開にビックリ。なるほどこういう展開もある漫画なのか！？
まあ内容が面白いので全然OKなのですが、ここまで読み進めると作品の荒みたいなとこも少し見えてきます。
それはやや設定や展開のちょっと無理がない？という面です。劇中の社会制度のあんま納得行かない面(例えば闇市が大っぴら過ぎる印象)や展開で言えばシシ組登場からレゴシの突入のあれこれやその後が都合良すぎ？な面が少し気になる。
言うても十分続きが気になる面白い作品ですのでまだまだ読み進めますが。
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