信州人さんのレビュー一覧
投稿者:信州人
2020/05/24 12:53
「世界の記憶」に登録された理由がよく分かります
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「世界の記憶」に登録された御堂関白記について、原本の写真とあわせて解説しています。なぜ、御堂関白記が貴重なのかよく分かります。
毎年秋に京都文化博物館で原本の展示がありますが、この本で予習していくと、一層、興味深く見学できます。
紙の本新訳世界史史料・名言集
2021/09/25 21:49
大人も読みごたえがあります
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息子の参考書として購入しましたが、親もはまりました。
有名な言葉の背景・本当の意味はこうだったのかと、名言の奥の深さを知りました。
2021/04/11 18:26
知らないことが多かった
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寝殿造は教科書とかでよく聞きましたが、それが何なのかは案外知りませんでした。平安時代だけでなく、ずっとその後の時代にも続いていた。
それがよく分かりました。
私も古建築を見るのが好きですが、見方が変わりました。
2023/10/20 21:14
知られざる道長の姿
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大河ドラマで注目されている道長。自筆の日記、御堂関白記を残していますが、意外に1人の人間としての姿は知られていません。
そんな道長の姿に触れられる本です。
読み終わった後、すごく親近感がわきました。
紙の本島津義弘の賭け
2022/01/16 17:42
島津家の苦闘がわかります
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関ケ原での中央突破で著名な島津義弘ですが、そこに行き着くまでの苦闘が手に取るようにわかります。
しかも、ただの小説ではなく、現存する島津家の文書に基づき、学問として根拠があるストーリー展開というのがこの本の価値だと思います。
著者は他にも同様の本を出版されており、そちらも大変興味深いものでした。
2021/11/27 22:21
もう1つの京都が楽しめます
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京都というと、お寺や町家というイメージの方も多いかもしれません。
でも、京都市は今も政令指定都市として日本を代表する大都市でもあります。
京都市は大規模な空襲や震災にもあわず、近代建築の宝庫でもあります。
この本を片手に1人でも京都で近代建築を楽しんでもらいたいと、京都に住む者として願っています。
2021/11/27 22:15
参勤交代の意味がよく分かった
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参勤交代で江戸に大名が藩邸を持つのは負担だった。幕府は大名の力を弱めることを狙い、参勤交代制度をひいたと習いました。
でも、この本を読むと、大名が江戸に藩邸を置いたのは、幕府や他藩との交渉や情報収集を行うためだったというのがよく分かりました。江戸時代に対する認識が変わりました。
本の書き方もドラマ仕立て(本当にテレビドラマになったそうです)ですが、単なる歴史小説との違いは、登場人物の会話に全て史料に基づく根拠があるということ。
しかも、この本とそれを原作にしたテレビドラマを見た主人公の子孫が名乗り出て、新しい史料が発見され、さらに研究が進み、この本も改訂されたという。
歴史学の進歩にも貢献した大変な本だということに感動しました。
紙の本熊本城の被災修復と細川忠利 近世初期の居城普請・公儀普請・地方普請
2021/09/25 21:58
地道な研究に感心しました。
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同時代の一次史料である細川家文書を丹念に読み解き、まとめています。筆者の地道な研究姿勢がよく感じられました。
大名でも自らの城を自由にできなかったとは知りませんでした。
城とはぼろいものだ、とは。
2021/09/19 17:32
教科書はこれで書かれたのか
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初めは「教科書にかいてあるじゃないか」と思っていました。が、途中で気づきました。教科書にかいてあることは、細川家文書とかが元になっていたんだな、と。
歴史の常識がどうやって書かれたのか、よくわかりました。
初版は30年ほど前ですが、今でも読み応えのある名著だと思います。
紙の本史料で読む日本の金融
2021/09/05 17:24
金融界の人は必読かと
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金融界で働く人がこの機会に金融の歩みを振り返り、これからの金融界のあるべき姿に思いをはせるのによい本だと思います。
2021/02/27 18:23
江戸時代の大名の世界が分かります
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大名の家老に焦点をあてたものは少なかったと思います。
本書は細川家家老の松井家に焦点をあてていますが、細川家も史料が多く残っていて、近年研究が進んでいます。
同社から先年に出版された「細川忠利~ポスト戦国の国づくり」や「永青文庫の古文書」等もあわせて読むと一層理解が深まります。
紙の本千字文
2021/02/27 18:17
漢籍の奥深さがわかりました
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京都の国立博物館で真蹟を見たので興味を持ち、本書を読みました。
原文と現代語訳、解説が並行して書かれ、巻末には真蹟の写真まで掲載されており、大変わかり易くかった。
漢籍の奥の深さを教えてくれる1冊でした。
2021/02/11 20:53
公家社会の奥深さを知りました
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公家社会を支えた家司(いわゆる家来)の姿を活き活きと描写しています。
この本を読んで、公家本人の文書だけでなく家司の文書が残っていることの重要さが改めて分かりました。
公家社会の奥深さを知りました。同シリーズの「伝奏と呼ばれた人々」に続くものですので、今後も公家社会のシリーズとして続刊してもらいたいです。
2020/05/25 18:35
古文書の魅力が伝わる
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大河ドラマでも話題の明智光秀の流れを組む、肥後細川家。
東京・目白台の永青文庫はその細川家に伝わった一級の美術品を展示する美術館です。
私も学生時代からよく足を運びました。
一方で、所蔵する古文書の多くは熊本で保管されており、これまであまり日が当たっていませんでした。
しかし、ここ10年ほど、永青文庫と熊本大学での共同研究が進み、その成果が次々と発表されています。
今まで持っていた江戸時代のイメージが変わる大変興味深い1冊です。
同時に今後の永青文庫からの発信にも大きく期待をもたせてくれます。
紙の本近衞家名宝からたどる宮廷文化史 陽明文庫が伝える千年のみやび
2020/05/24 23:58
公家文化の真髄が分かります
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公家の筆頭の近衛家の御蔵を引き継いだ陽明文庫。
世界の記憶に登録された御堂関白記をはじめ、1000年に渡り蓄積してきた文書の数々。その価値の素晴らしさがこの1冊で分かります。
毎年秋に京都文化博物館で展示会がありますが、この本で予習して行かれると更に理解が深まると思います。