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三度の飯より戦国史さんのレビュー一覧

投稿者:三度の飯より戦国史

12 件中 1 件~ 12 件を表示

上杉謙信

2020/09/03 20:39

伝記の王道・人物叢書が満を持して発行した最高傑作

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とうとう出したかと言いたくなるような書籍。武田信玄に関する書籍は多いが、上杉謙信は最近になって良書(今福匡「上杉謙信」)が出たぐらいで、未だに軍神伝説が語られているのが現場。そんな中で出版したことは大きな意味があるだろう。
まず、書籍の重さといい、内容といい、申し分ない。矢田俊文氏の「上杉謙信(ミネルヴァ日本評伝選)」はわずか200ページほどしかない上にその大半が父の長尾為景などにページを割いてしまっている。しかし、この書籍ではまさにその問題点を改善したような内容になっている。さらには、最新の研究でわかった事実まで反映されている。もはや非の打ち所がないだろう。

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柴田勝家 織田軍の「総司令官」

2023/07/05 07:36

清廉潔白な織田家重臣の実像に迫る一冊

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

柴田勝家といえば、織田家きっての猛将であり、武功一筋のいわゆる脳筋であり、清須会議等では秀吉に激昂する古武士なイメージがありました。しかし、実際は秀吉と戦うまで信長生前時の体制の維持を訴え、全く徒党や派閥形成をしなかった清廉潔白な武将だったのは驚いた。ましてや、勝家に意外にもファッションセンスがあり、イエズス会の宣教師に対して過分なもてなしをするなど読んでいて勝家が好きになった。
一方で、織田家を牛耳り、勝家の最後通牒すら無視する秀吉が大嫌いになった。

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戦国武将列伝 乱世一五〇年を彩った郷土の人物伝 7 畿内編 上

2022/12/14 21:43

畿内戦国史も面白い

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

世間で全く語られない近畿地方の戦国時代。
しかし、そこにも綺羅星のごとく武将達がおり、彼ら44人の生涯を追っているのがこの本である。
その中でも、私は木沢長政が好きになった。
主を何度も変えるというステレオタイプな反面、本願寺との交渉や大和国を制圧(守護不入の国である大和国の守護を自称)するなどその働きは大きいからだ。
その他にも数多いるが、全く知らない武将であるだけに大変興味深い。素晴らしい書籍であり、今後刊行される地方編にも期待したい。

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南北朝武将列伝 混乱の世に生き残りを賭けた武人たちの実像 南朝編

2021/02/14 07:55

南北朝時代もまた見どころがあると考えさせられた一冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

評価は90/100 です。

良かった点
・楠木正成や新田義貞など有名な武将に記述が偏ることなく、平均的に述べられている。
・最新研究が多分に反映されている。
・極力「太平記」に偏ること、もしくは「太平記」の内容を全て肯定することなく記されている。
・特に、春日顕国や楠木正儀の項は私の心を動かせた。

悪かった点
・誤字(と思われる)・誤った記述がいくつかある。
例:青葉ヶ原→青墓(p138、春日顕国の項)
結城宗広(親)-結城親光(子)であるのに、「親光の子宗広」(p321、名和長年の項)
・もっと知りたいと感じたために、少し物足りなさを感じた。(楠木正成や新田義貞など)

今まで知り得なかった南北朝の武将達について知ることができ、私の中ではとても有意義な書籍です。南北朝時代も捨てたものではないと感じ入った次第です。

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天下一のかぶき者織田左門 昔は達磨、今は道八

2021/01/21 22:11

題名だけで心が踊らされました

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まず織田左門というマニアックな人物を取り上げているため、戦国好きの私は発売以前から購入したいという衝動に駈られました。
史料が少ないので、左門自体に触れた所はかなり限られてますが、慶長期のかぶき者の実態や冬の陣に及ぶまでの経緯など詳しく記されているのでなかなか興味深かったです。
また、何より左門の発給文書集や左門作成の茶杓等の遺物が載ったカラー口絵がついているので購入した甲斐があったとつくづく感じました。
ただし、毛利勝永を一貫して父の吉成と表記したり、「長宗我部」を「ちょうすかめ」と発音しているなど誤りや誤りと思われる箇所がいくつかありましたが、先程の特典があるので、私は苦にはなりませんでした。

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日野富子 政道の事、輔佐の力を合をこなひ給はん事

2021/07/26 07:52

まさに「良妻賢母」そのもの。幕府・朝廷を支えた烈女。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

北条政子と淀殿と共に日本三代悪女として語られてきた日野富子の評伝。

この本を読んで、私は日野富子は良妻賢母、烈女たるべしと感じました。

酒に溺れて政務を省みないくせに、なかなか息子に権力を譲ろうとしないダメ夫・足利義政。
いつまでも権力を譲らない父がために狂乱に走ることが多く、ついには酒に溺れて若死にしてしまった息子の足利義尚。
この二人を最後までなんとか支えたのが、日野富子でした。

富子は公家や守護からも頼みにされており、二人に代わって交渉をしたのも日野富子。

だからこそ、日野富子かわ日本一の良妻賢母、烈女であると思えるのです。

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「東国の雄」上杉景勝 謙信の後継者、屈すれども滅びず

2021/07/10 07:54

上杉景勝の貴重な評伝。角川新書の面目躍如。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

筆者もおっしゃっているように、上杉景勝をテーマとした評伝はほとんど存在しなかったのが実状でした(児玉章三郎氏は執筆中にお亡くなりになり、死後、その遺稿が編成されて出版された書籍のみ)。
そんな状況であった上杉景勝研究を筆者・今福匡氏が大きく変えたと言えるでしょう。

ページ数もさることながら、所々に景勝の人間性を示す逸話(無論書状から見える)が出てきて充分に満足しております。
来月は島津義久・義弘兄弟をテーマにした新書を出すといつのだから、角川新書の面目躍如は間違いないですね。

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佐竹義重

2021/06/07 17:49

佐竹義重唯一の評伝、かつ半世紀前に書かれたとは思えないほどの良本。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は、1966年に出版された、「日本の武将」シリーズの一冊です。現状、佐竹義重をメインにした唯一の評伝です。

はじめは発行された年が半世紀も前なので幾分か心配でした。現に、「関八州古戦録」や「奥羽永慶軍記」などの二次史料に依存しています。しかし、当時の歴史研究の進歩(佐竹氏研究の未発展)や自治体史等の史料の有無(書籍化・活字化の広がり)などを鑑みれば致し方のないことです。

その一方で、まだデジタルアーカイブはおろか、パソコン自体がなかったにも関わらず、一次史料を参考したと思われる記述が多く見られたり、秋田藩家蔵文書(現在は秋田県立図書館が所蔵)の佐竹義重書状の写真を掲載するなど現在の歴史書に引けを取らない部分があるのも事実です。

全体的に見て、著者の多大な努力が感じられるこの本を過大に評価しても良いと思われます。なので、私は星4を押しました。
この本は世間ではほとんど出回っていないようなので佐竹義重について知りたい方は迷わず購入すべきですね。

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立花宗茂 戦国「最強」の武将

2021/01/20 15:56

宗茂公を深く知りたい方にはおすすめはできません。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この書籍に評価をつけたいのですが、つけるような評価ポイントがほとんどと言っていいほどないです。敢えてつけるなら、15点/100点です。
まずは良かったところから、
1、きちんと参考史料を提示していたこと(+5点)。ただし、最後につける参考文献はない。
2、最後に一次史料である「島津家文書」の古文書を利用していたこと(+10点)

次に悪いところ、
1、宗茂公の人生の1/3ちょっとしか記していないこと(-40点)。「立花宗茂」とつけているのだから、人生の全てを記すべきであるという不満を感じました。
2、史料(「名将言行録」)の偏りがひどい(-45点)。しかも、「名将言行録」という史料は幕末から明治初期に館林藩藩士が記した、言わば小説です。この史料を多用している時点で読む気が失せるし、その上、宗茂公を貶していると感じました。

以上の理由から、15点という評価をつけました。しかし、これでも甘い評価をしたつもりですし、決して著者への嫌悪感からつけたものではありません。しかし、歴史家を名乗る方の書籍とは考えがたい内容であることは事実であり、私はおすすめしません。

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頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」

2021/11/23 06:50

私からすれば、圧倒的につまらない

4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

非常に申し上げにくいのですが、この本は歴史に造形のある方には不向きです。

なぜなら、この著書が「吾妻鏡」記載の頼朝の発言を小説のようなセリフまわしにしているからです。その後ろには「吾妻鏡」本文の頼朝の言葉をそのまま記載してはいますが。
そもそもこの著書は頼朝の人物像を窺わせるエピソードを集めたものであって、頼朝評伝でもありません。また、北条義時は全く関係なく、帯が完全に詐欺になってます。とはいえ、初心者には向いているかもしれません。

購入時はまずAmazon等で試し読みするか、実際に手に取って読むべきでしょうね。

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歴史人 2021年 04月号 [雑誌]

2021/04/15 12:56

毎年恒例のピンチヒッター×今年だけ通じるピンチヒッター=史上最悪な駄作

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

もはや評価しません。なぜなら評価させる気が感じられないからです。

歴史人特有の、ネタ切れしたら「◯◯ランキング」に走る、という悪いクセがあることはうすうす感じてはいました。
しかし、今回はそれだけで飽きたらず、今年の大河ドラマ主人公・渋沢栄一まで扱うという体たらくまで犯しました。

簡単に言えば、

「◯◯ランキング」=毎年恒例の(ネタ切れの)ピンチヒッター

渋沢栄一特集=今年だけ通じる(ネタ切れの)ピンチヒッター

です。

もはや、歴史人の編集者は独自性を出す努力や考えを放棄しているのです。私は書店で手にとって見て、呆れましたね。

“せめてランキングだけでゆけばよいものを。なぜ渋沢栄一まで一気に扱ったのか。別にすれば、その分内容が濃くなっただろうに。”

この企画を考えた方は歴史の扱い方もさることながら、売る気があったとは到底信じられないです。

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西国将軍池田輝政 姫路城への軌跡

2021/05/13 19:11

完全に騙されました。評価する気にもなりません。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

池田輝政の評伝が出てたんだと思い、いざ急いで購入したら、評伝なんてとんでもない。中身は完全に腐りものでした・・・。

この本は、二次史料の「池田家履歴略記」などがソースであり、ほとんど一次史料がありません。ましてや、小山会議を平然と出しているあたりから、この著者が最新の研究なぞ知る由もありますまい。参考文献があるからまだマシな方ですが、輝政に関する参考文献も役に立つものではありません。
ただし、姫路城に関する記述にはきちんとした論文や専門書を使っていてかなり力を入れているのですから、勿体ない。

肝心の池田輝政に関してははっきり言って、小説の方がまだマシだと思えるぐらいのもので、この本の被害者を増やさないためにもコメントしました。

何度も言いますが、これは評伝でもなんでもありません。単なる江戸時代に作られた「池田輝政」像と姫路城を語っているに過ぎませんから、ご注意を(なお、著者は姫路城に力を入れている模様)。

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