紙の本地球の長い午後
2022/04/02 12:30
人類が選ぶ終末は
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はじめてのハヤカワ青背。惑星間を跨るように繁る植物があったなら、太陽が地球の半面しか照射しなかったなら、しかもその紫外線が強烈に照射したらとifが満載。視界の先は緑に覆われ、何が潜んでいるのか窺い知れない。SFと聞いて思い浮かべるモノは一切出ない。しかし間違いなく思索を巡らせながら読むに値するSF。惜しむらくは魅力的な登場人物がいなかったこと。主人公が終始粗暴。