ケンチャナヨさんのレビュー一覧
投稿者:ケンチャナヨ
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ねじ式 紅い花 漫画アクション版 つげ義春カラー作品集
2024/03/19 12:12
待望のカラー作品集!!
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つげ義春先生の作品と初めて出会ったのは小学6年生の頃でした。
当時我が家の2階に下宿していた東大生の方が「ねじ式」や「ゲンセンカン主人」が掲載された漫画を貸してくれたのですが、「ドラえもん」だとか「こち亀」といった「年相応」の漫画しか読んだことのない自分にとっては画風もさることながらそのあまりにも突飛な内容が強烈で頭を思いっきり何かでぶん殴られた様な衝撃を受けました。
読んだ冊子が文庫版だったのか単行本だったのか記憶が定かでは無いのですがカラー(といっても赤色だけですが)だったことは鮮烈に覚えています。
爾来、数十年経った今に至るも書店やネット等でつげ義春先生の作品(といっても先生はもう新作は描いていない様なので復刻版や組み合わせを変えた作品集ばかりですが)が出版されたのを知ると無条件で買い続けるほどの「中毒患者」になってしまいました。
ただ、私の知る限りカラーの「ねじ式」を収録した書籍は小学生時分に読んで以来、見たことがないので(単行本ではなく、雑誌等の「つげ義春」特集等で見かけたことはありますが)、即買いしました。
つげ義春先生のファンの方ならば絶対買って損のないものであると言えます。

英文法詳解 新装復刻版
2022/07/15 10:42
薬袋善郎先生が高評価した文法書です
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私が社会人になってから発売された参考書だったのでその存在すら全く知らなかったのですが、薬袋善郎先生が著書の中で高く評価されていたので直ぐ買いに行きました。
本書は大学受験生(高校生)を主な購読者と想定していることが「まえがき」で述べられており、その言葉通り終始一貫して平易な解説で語られています。
例えば「will」と「be going to」の違いについて実例を交えて16行に亘って解説されているのですが、こんなに懇切丁寧に説明されている文法書は他に無いと思います。(「He will sell his house.」なら「高く売れるなら売るかもしれない。(値段が折り合わなければ売らないかもしれない)」)という意味合いがあるが、「He is going to sell his house.」となると「売るために奔走している、金に困っているらしい(売る気満々)」という意味合いになる、等々具体的な事例を交えて実に分かり易く説明されています)
新装復刊されることになったのは喜ばしい限りなのですが、願わくば原書通りハードカバーで復刊していただきたいです。
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