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あひる2さんのレビュー一覧

投稿者:あひる2

8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

トラウマに関する必要な基礎知識が得られる。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

トラウマについての基礎知識が網羅されていて、分かりやすい。

一口にトラウマと言っても色々な種類があり、深刻さ、回復期間や必要な支援が異なる。場合によっては複数重なることもあり、症状が複雑化する。長時間関わる事で、支援する周囲も代理受傷で心身の不調になることもある。
トラウマをかかえている本人や支援者だけでなく、ボランティアや仕事で関わる必要がある人は読んでおくと良いと思う。正しい知識があるのとないのでは不安や恐怖の大きさが違うし、周囲の支援者も自分自身を守りながらスムーズな援助が出来るようになる。

第1章 単回性トラウマ
第2章 複雑性PTSD
第3章 回復の道程
第4章 災害トラウマ
第5章 支援者が知っておきたいこと、
支援の仕方等

もしトラウマを抱えた本人が自身のトラウマを振り返る余裕が全くなければ、第5章から読んで治療や周囲のサポートの受け方についてだけでも知っておくと自分の状態や希望するサポートを伝え易くなる。見通しが立つと不安も多少は減ると思う。
残りの部分は自分が落ち着いてから読んでもいいし、周りの安心出来る人と一緒に読んで情報共有するのもいい。

詳しい理解や治療が必要になったら他の本や治療者を頼ることになるが、最初に手に取る本の1つとしてお薦めできる。

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紙の本

ASDの特殊さや生きづらさが分かりやすい。救われた。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

待合室の本棚でたまたま見つけて、読了後に迷わず購入。

マンガなので素人でも読みやすいし、為になることがぎっしり詰まっている。

多くの発達障害の他書籍は、普通の人達との違いや医学的理由を並べて周囲がどう困るかや、本人達が周りに適応していく方法を簡単に示すだけ。医学の教科書の内容をまとめて、少し具体例をつけただけの感じがする。はっきり言って普通の人達の目線のみで書かれている。最初しか役に立たないことが多い上に、本人達の自己肯定感が大きく下がるような物まである。サポートする家族等も読んだら大きく落胆したり、途方に暮れると思う。

本書は発達障害のある人達がどう困っているか、どうやって困難を乗り越えているか等をASDの漫画家を中心に、普通の人達と医師が話を聞く形で、発達障害やその傾向がある人達の目線で話が展開していく。専門家の説明やアドバイスも丁寧で分かりやすい。最大のネックである人間関係やコミュニケーションでの困り事についてのアドバイスは、具体的ですぐに実践できそうな物が豊富。他書より圧倒的に役立つし、何より他の専門家のように「普通の人達に合わせろ」というのではなく、「本人の特性を踏まえた上で周りとどう上手く付き合うか」という著者の温かい目線で書かれているので、希望が持てる。

同じ専門家でも発達障害に対する認知の仕方によってこんなに内容や読後の感想が違うのか、と驚いた。それとも、医師としての技量やコミュニケーション能力を含めた言語運用能力や想像力の差なのか。

一般的な治療に行き詰まったら、一度この本を読んでみては。
個人的には本当にお薦めです。

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紙の本

紙の本川瀬巴水作品集 増補改訂版

2023/11/01 22:53

今まで買った画集のなかでとても良い。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

画が大きく美しいので書籍でも十分楽しめる。解説も必要な部分だけで、簡潔で分かりやすい。画と解説文の分量のバランスが良く、今まで自分が購入した画集の中でもトップクラスだと思った。

私が川瀬巴水の名前を知ったのは、スティーブ・ジョブズのテレビのドキュメンタリー番組だった。ジョブズは巴水の愛好家だったという。友人宅で巴水の画を観てすぐに「この画を自分に売って欲しい。」と所有者である友人の母親に申し出たほど深く感銘を受けたことが、彼が日本に興味を持つきっかけの1つになったらしい。
撮影された何枚かの作品を観て、すぐに自分も実物を観てみたくなった。

近くの美術館での展覧会を逃した後、hontoアプリで検索してこの画集を見つけた。高評価のレビューだったので本屋で実物を確認して購入。家で夢中になって眺めていた。

皆さんのレビューどおりの素晴らしい画集。私も是非薦めたい。

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紙の本

自分を責めてしまいがちな人にお勧めです。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

セルフ・コンパッションのセルフヘルプ本です。いつも自分を責めて疲れてしまう方や過去の傷に悩んでいる方にお勧めです。初めての人でも実践しやすい内容になっていますし、コンパッションについての説明を読んでいくだけでもかなり心が楽になります。さらに深く知りたい人向けにおすすめの研究者の著作等も紹介されています。
マインドフルネスがベースになっているので、マインドフルネスの知識が多少あると、よりスムーズに実践できるかなと思います。

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紙の本

無常感と不変性。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小学生6年生から中学生時代に夢中になった小説の1つ。

人類が地球からでて宇宙に住むようになってから数万年後の未来が舞台。SFの要素が満載で、惑星間を移動するスケールの大きさや劇的な技術の進歩には、未来へのワクワク感や希望、期待が多いに湧くが、そのなかで繰り広げられる人間ドラマは過去の歴史の繰り返しで、種としては人ゆえに昔から変わらない営みが継続し、様々な感情、人間の愚かさや苦悩はこれまでの私達と同じで大きく変わらないという不変性の対比が鮮やかだ。

個性的で魅力的な男性キャラが多いのも楽しいか。しかし、女性キャラや彼女らの地位や役割は原作執筆当時の社会を反映してか、帝国はもちろん同盟側でも学生時代から納得できない。

年齢とともに読むスピードや行間の理解が深まり、自分の見方の変化も感じられる。これからも何度読んでも楽しめそうだ。だから、私の作品への想いはずっと変わらないのだろう。

無常と不変性(普遍性)の同居が随所で絶妙なバランスを保っているのが最大の魅力だと思う。

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紙の本

スーザン・フォワード著「毒になる親」、「毒親の捨て方」を読んでもスッキリしない人へ。

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タイトルの書籍を購入してアドバイスを実践して親との物理的距離は取れたものの、心理的な影響が強く残り続けて自分の認知や行動が制限されているような感覚がずっとあった。特に人間関係への影響力は凄まじかったので、購入してみた。

残念ながら自分の親達はこの本でいう「真正の毒親」だと判明したので関係改善や関係回復はやはり無理だが、彼らが何故毒親になったのかの複数の事情を知ることで、意外にも長年の親達に対する様々なマイナス感情が消えていくのを感じた。ようやく親からの心理的支配から少しずつ解放されていく気がした。

また、「毒親」問題が絡むと医療機関にかかっても治療が進まない理由の1つに医療従事者たちの「専門家」の考え方や理解のなさ、自分達の未消化の毒親問題を患者へ投影している等の問題もあることを知り多いに参考になった。自分が相談する場合の目安になる。
こういう医療従事者達が現在も「治療行為」を行っていることにも腹が立つが、無自覚に「善意で」毒親問題を拡散、深刻化させている日本の医療のシステム自体にも憤りを感じた。周りの「毒親」被害者女性の中にも親との関係改善を希望する人達に有効なアドバイスが全くされないだけでなく、「一緒にいて辛いなら、相手は変えられないのでスッパリ縁を切ればいいのに。」と簡単に言う心理師がいて傷つくだけのケースや、フォローが貧弱なくせに認知行動療法でトラウマに無理矢理かつ執拗に暴露させて解決しようとする「治療者」達の話を聞くこともあったので、只でさえ傷ついているのに、「専門家」に相談することで自分の心の傷をさらに悪化させることが減るだろう。

最後に、本書は毒親問題の複雑な裏事情を分かりやすく、順番に丁寧に説明してくれている。また、「毒親」側の事情も解説しているので親からのトラウマの影響を認識したり、これまでの人間関係の捉え方が変化したりと、周囲との関係再構築に踏み切れそうな希望が持てる。場合によっては親との条件付きでの関係改善の方法もあるので、他書籍を読んでもスッキリしない人にはお薦めしたい。

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紙の本

感情を表す動物キャラがキュート。

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一般的に「ネガティブな感情」として蓋をされがちな七つの感情たちのポジティブな意味や存在意義を知りたくて購入しました。
感情についての本を読むのは初めてなので、各感情を動物に例えたこの本をチョイス。イラストも可愛いので、セルフ・コンパッション用のイメージに使っています。
七つの感情たちと仲良くなるには時間がかかりそうですが、彼らを排除しようとするのを止めることはできます。彼らの存在を認めるだけでも少し心が楽になります。

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紙の本

ネガティブ思考のままでいい。

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「ネガティブな感情や思考は良くないもの。」という世間一般の風潮に振り回されてポジティブ思考に切り換えようとしても上手く行かず、色々と試した結果この本にめぐりあった。

ネガティブ思考は養育環境や遺伝的要素、周りの人間関係等の様々な要因がこれまで重なって自分の環境に適応できるように身に付けてきた考え方のパターン。急にポジティブには変われない。
逆に無理にポジティブになろうとするは、今の自分もこれまでの人生も否定することになり辛くなってしまう。

正にそのおりだと思う。自分のネガティブな思考パターンを認めたほうが、ポジティブな面や他の考え方に目を向ける余裕が出てきて建設的。心の平穏が保てそう。

もう、無理にポジティブ思考に切り換えようとするのは止めようと思う。

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