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猫さんのレビュー一覧

投稿者:猫

12 件中 1 件~ 12 件を表示
流浪の月

流浪の月

2023/08/31 22:28

2人の関係

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

情景描写が綺麗で切ない作品。会話のテンポも軽快でさくさく読める。2人の関係は愛だと言う人は多いが、私はそんな簡単に名付けたくはないと思った。この関係をこれはこれで肯定したい。美しくも苦しくて、読むのに少し息をつくが、良い作品だった。学びも多かった。

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ウクライナ侵攻とロシア正教会 この攻防は宗教対立でもある

ウクライナ侵攻とロシア正教会 この攻防は宗教対立でもある

2023/09/01 00:00

ウクライナ戦争の勃発要因を本当に理解している日本人は少ない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

去年講義でお世話になった角先生の著書。カトリックとロシア正教会の相違やキエフ公国時代からのロシアとウクライナの確執など、歴史、文化、宗教の知識を縦断しながらウクライナとロシアの関係性を説明してくれる。講義を聞きながらも思っていたが先生は底なしの知識を必要な形、量で引き出して説明してくれる。元ウクライナ駐在大使だった先生しか書けない内容である。これを読めばなぜプーチンはウクライナにここまで執着しているのか、なぜロシア正教会が核兵器を祝福するのかなどが分かる。日本人には馴染みのない地域だけにどこか他人事な目線で見てしまっているこの戦争だが、また自国や他国の歴史や文化を知ることの意義も分かることだろう。複雑な背景を知る一方でそれでもプーチンの選択は間違いであると言える。プーチンのやり方はヒトラーと同じ手法だなと思う。

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サロメ

サロメ

2023/12/12 01:03

戯曲サロメに人生を狂わされる者たち、そしてサロメへの変貌

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

サロメを題材にした美術小説。原田マハさんは相変わらず美術作品を言語化する能力に長けており、最中ビアズリーの「ヨカナーンの首」を直接見ていなくとも、すぐ作品の細部まで思い出すことができる程である。また、史実とフィクションを織り交ぜ、読者に説得させてくる文章を書く人でもあり、登場人物たちの性格や言動は本当にこうだったのではないかと思わせてくる。本当にこの人の文章は読んでいて気持ちがいい。冗談ではなく、声に出して読みたくなるのだ。本編は、メイベル視点で物語が進行していく。彼女はワイルド、オーブリーの2人の天才に掻き乱される端役かと思えば、どんどんファムファタールへと変態していく様に驚き、興奮した。彼女は自身が天才オーブリーほどの才能はないことを、ワイルドが自分ではなくオーブリーに夢中であることを知りながらも、周囲を騙し、誘惑し、目的のために行動する。『オーブリーがイメージする「運命の女」。それは、絶世の美女でもなく、裕福な貴婦人でもない。一見、ごく普通の貞淑な女性。ひょっとすると、年端もいかぬ少女かもしれない。けれど、そのときになると女性に変わる。獰猛で、残酷で、自分の欲望に忠実な、手のつけようのないほど魅惑的な女』。弟のために献身的な姉が、いつしか、吐血した弟への口吸いで、その血に酔いしれるのである。私生活においても、ファムファタールとは言わずとも、女性が警戒するような女性っていますよね。例えば、彼氏の元カノたちの中で、顔は普通なのに付き合っている期間が長かった人とか。私は、顔じゃない、こういう人こそ男を真に沼らせる厄介な女なのでは、と考えてしまいます。

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殺戮にいたる病 新装版

殺戮にいたる病 新装版

2023/08/31 21:31

本を読んでて良かった!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

(もしかしたらネタバレ注意!、!!、!!!!)上司に進められて読んだ本。「グロいよ~」と言われてはいたが、結構リアルに、かつ詳細に殺害手順を説明してくれていてワオワオ言いながら読み進めました。殺人犯の犯行に至る内面はこんな感じなのかな、と興味深く、またグロ殺害イベントを楽しみながら読んでいて最後に綺麗にどんでん返しされました。大学か…設定も上手いと思いました。視点と時間が変化しながら物語が進んでいきますが、父、母どっちもお互いが全く見えてないことにこの家族のもつ闇を感じました。本当に最後のページで頭の中の全てが覆る。あまりに綺麗にはめられて、この本を読んでよかった!と思わされました。読み進めながらも少しずつ気になっていた歪みが最後に解消される爽快感もあります。

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元彼の遺言状

元彼の遺言状

2023/08/31 21:02

優等生の文章

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

冒頭から主人公のキャラの強さも相まって惹き込まれた。また、その勢いはとまらず終始とても読み進めやすいと感じた。主人公はバリキャリの若い女性弁護士。もちろん法律知識が出てくるが、どれも総則程度の内容であり、法律知識が無い人でも理解できる。少なくとも法律知識が読み進める上で障害になることはないだろう。犯人を仕立てるミステリーであり、「自分を殺した犯人に全財産を譲る」という遺言が出てくるなど斬新な要素が多い本作だが、斬新さに留まることなくすべてに意味があることが最後に明かされる。伏線の張り方や、ストーリーの起承転結、高飛車な主人公と他の登場人物との関わりなどするする読み進めながら、頭のいい人の構成って感じだなと思った。続編も読みたい。

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姑獲鳥の夏 文庫版

姑獲鳥の夏 文庫版

2023/09/19 22:44

そもそもミステリーになるのか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とりあえず読了〜。。。最後は半分くらいしか頭に入ってこず、途中から読み直したくなったが、取り敢えず1周目はこれでいいかと。でも遠くないうちにもう一度読む。怪異×ミステリ目当てで手にした初めての京極作品。しかし、物語の進行とともに科学と宗教、意識と脳、認識といった話題もテーマとして登場人物の会話とイベントを通して展開され、想像していたよりも奥深い作品だった。京極堂と関口の会話というか議論は結構好きで興味深く読めたが長いと感じる人はいるかも。意識のステージに上がってこなければ、当人にとっては事実として認識されることもない、事実かどうかもわからない、これはミステリーそのものの存在が揺らぐのではとないのだろうか。実際読んでてこれって後出しじゃんけんでは?と思った。

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アリエナイ医学事典 1

アリエナイ医学事典 1

2023/08/31 23:24

雑学なだけじゃない

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変人超人揃いの薬理凶室の中でも知の巨人、歩く図書館とされるあるま先生が気になり購入。コラムの集まりといった本。実用的かどうかではなく、どれも面白い話である。ネットを漁ってもあまり触れられない情報もある。私はゴリゴリ文系女だが、あるま先生はいつも私のような者にも医学や疫学、統計学といった学問について、興味の扉を開いてくれる。

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アリエナイ理科式世界征服マニュアル

アリエナイ理科式世界征服マニュアル

2023/08/31 23:15

面白い読み物

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先月YouTubeでア理解に出会い、沢山動画を漁るうちにあるま先生の勉強方法に関する動画を見て、この本を買おうと思いました。内容はマニュアルというよりは裏ビジネスといったアンダーグラウンドな世界についてのコラムであり、気軽に読み物として手にした方がいいと思います。興味深い話に平易な文章でスラスラ行けますよ。しかし、何でこんなこと知ってるんだろう…と流石「薬理凶室の知の巨人」は伊達じゃないなと思いました。

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小松美羽Transparent Chaos−霊性とマンダラ−

小松美羽Transparent Chaos−霊性とマンダラ−

2023/08/31 22:59

私にもわかる時が来るかな

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「美しすぎる銅版画家」としてメディアで紹介される小松美羽。結局は顔かよと最初は思ってた。しかし、「新・風土記」の出雲大社奉納、大英博物館への作品の永久所蔵、その他海外でのライブペイントの成功などその作品が世界で認められてきている。彼女は見える人らしく、瞑想をし、その土地、その時の魂やエネルギーを感じて制作に着手するそう。私は見えない側であり、本人の作品の説明を聞いても分かるような分からないような、、となることが多いが、彼女の作品に惹かれるのは事実である。神様のつかいである狛犬等の神獣が作品のモチーフであるが、いくつかの作品は、私でも「お天道様が見ている」のような、神の荘厳さや畏怖、慈愛といったものを感じる時があった。世界で評価されている彼女の作品を私も理解ることができるだろうか、そう思ってこの本を購入した。長い時間をかけ、何度も小松美羽の作品と対峙しようと思う。

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ストレス脳

ストレス脳

2023/08/31 22:14

進化する技術と進化しない人間

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ネタバレ注意





スマホ脳に続き、狩猟採集民族から人間の身体や脳の機能は変わってないよという話。結論は鬱にならないためには運動と仲間と過ごすことが大事ということだが、現代においてむしろ(無意識にも)仲間と過ごす機会を自分で手放す人も多いのではないかと思った。また、この社会で鬱になったり、生きづらさを感じている人はむしろ正常なのだろう。日本はこれからもっともっと生きづらい社会になるのかな、、

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スマホ脳

スマホ脳

2023/08/31 22:00

なるほど

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ここ1年くらいスマホにウンザリしてました。なぜなら多様な方法で私の好奇心なり欲求なりを刺激してきやがるからです。どうしてスマホにそんな力があるのか。広告?AIを用いたおすすめ機能?それよりももっと人間に根源的な原因がありました。

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葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ

2023/08/31 21:16

みんな最初は騙される。

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初めは誰でも勘違いして読み進めちゃう、所謂叙述トリック。「先入観」は厄介だといつも実感させられる。どんでん返しは大好物でだが、次楽しむのが少し大変になる。しかし1度読破した後にすぐ読み直したくなる。次は忘れかけた頃にもう一度読みたいと思う。複数のサイトでレビューを見ると、賛否両論あるようだ。どんでん返しの仕掛けにワクワクできる人なら楽しめると思う。

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