きなこさんのレビュー一覧
投稿者:きなこ
紙の本先生はダメな人
2012/01/26 22:03
ほんとにダメな人。
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高校生の千裕は臨時教員の講師の篠原に制服を借りたことから、昼休みを一緒に過ごすようになり、篠原の採用期間が終了したあとも、つきあうことになったけど、篠原は相変わらずそっけなくてなにを考えているのかわからない。
普通、先生という職業の人って生徒と付き合うことに、躊躇するもんではないのだろうか。迷いなくつきあおうってなった時点ですでに、篠原はダメな人って感じがしました。
付き合いだしてからも、常にマイペースな篠原に振り回される千裕。篠原の気持ちがわからなくて悩む千裕に篠原は相変わらずマイペースに自分の言いたいことを言い、身勝手な要求もしてくる。でも篠原も、千裕のことが好きだからこその要求なわけで・・・。
結局この二人は、気を遣う千裕と気を遣わせる篠原、というスタンスで仲良くやっていくんだろうな。
篠原視点の掌編を読むと尚更、篠原、ほんとダメな人や・・・。
渡海奈穂さんはダメな人を書くのがうまいなと思いました。
紙の本アプローチ
2001/07/05 02:31
トラウマの克服。
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まごうことなき月村作品。うーん、心がイタイというか、きゅーんとくる話。主人公が非常にネガティブで、心に傷を抱えているという設定自体はよくあるかも。こんな感じの話を月村さん御本人が書いてらした様な気がしないでもないですが。でも、よかったです、廉先輩がおっとこまえー。それだけで、おいしい感じです。彼の存在と、守ってもらうことにより、トラウマを克服していく主人公。
主役カップルだけでなく、後々明らかになる脇役カップルもなんだか気になるり、この脇役カップルについて続編が読みたくなってしまうという二度おいしい感じでした。
紙の本いつでも瞳の中にいる
2001/08/17 02:33
嫌い嫌いは好きのうち。
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主人公・佳弥がストーカーに付きまとわれて、それを幼なじみで隣りのお兄ちゃん元就が助ける、と大まかに言えばこんな感じ。どうも、主人公がウジウジしてて気に入らない。元就もなんだかはっきりしない感じ。でも、恋する気持ちがそうさせてしまうのかもしれない。相手の事を気遣うからこそ、元就は控えめになってしまうし、好きだからこそ佳弥は反発してしまう。
ストーカーの出現によって二人の関係が変化していき、両思いになる事ができるが。人間極限状態でないと素直になれないものなんでしょうか?エッチがらぶらぶでいちゃいちゃで良かったですね。最後の最後の展開にも驚かされたり。どうぞ御一読を。
紙の本お手をどうぞ
2001/08/17 02:22
ハーレクイン万歳!
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「お手をどうぞ」…ハーレクインです。シンデレラストーリー。モデルクラブに所属していた主人公・暁斗は恋人のカメラマンに捨てられ、仕事も干されたところを桐原に拾われ、三ヶ月という限定で元恋人を見返すために協力を受ける事に。いやーまさにシンデレラでした。でも、こういう話が割と好きなのでよかった。エリックの登場によって、暁斗は桐原によせる切ない気持ちが、恋である事を自覚し、切なさを募らせるところもよかった。最後に桐原何者であったか、という事が分かり、桐原が暁斗を初めから知っていたなどの種明かしにもビックリするとともに大人の男の狡さを感じました。でもなんだかのんびりし過ぎてて勢いにかけるし、もっとはっとさせる展開も欲しかったです。書き下ろしは結局ラブラブーな話。続編がまた秋にでるそうなのでそれに期待します。
紙の本りぼん記念日
2001/07/05 02:34
自由奔放という事!?
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かなりのエロエロです。やおいかどうか?といわれるとそうではないような気がしてしまう作品。ヘビ様の呪いで12歳の時に女の子になってしまった主人公のりぼんの学園?生活。
パレット文庫からこの内容の本がでたことにびっくりです。でも、さすが五百香さん、おもしろかったので、続編希望!!りぼんちゃんの彼はどんどん増えて百人切りか?(もうしてるかもねぇ。)とか、春明さまとの初エッチはどうなるのかとか、気になる事満載です。
紙の本とらわれの身の上 2
2000/12/16 04:16
下僕症候群はいかに!?
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LaLaで掲載されている「とらわれの身の上」の第二巻である。
黒石恵と昂上鈴花は両思い。しかし、鈴花と目が合うと恵はかしづいてしまうという「下僕発作」をもつ。今回はそんな鈴花に求婚者が現れたり、さらなる問題がふりかかる。しかし、恵と鈴花はお互いを思いやり、その問題をクリアしていこうとする。
かなり恵は男前。ほんっとにかっこいい。こんな人にこんなに愛されて大事にされてみたいと思う。現実にはいないからこそ憧れる漫画の中のかっこいい男性像。女性の求める理想を追求したものであるだろう。鈴花も守られるだけの女性ではなく自分から問題に立ち向かっていき、そしれみずからも恵を守ろうとする。
お互い信頼しあって、お互いの幸せをもとめて問題に立ち向かっていく、そんないいお話である。これを読むことによって、恋愛する事のすばらしさと思いやる心の大切さを気づかせてくれるだろう。
紙の本涙キラキラ
2012/01/26 00:55
浮気はいけません!
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未尋の度重なる浮気にたえきれなくなった莉人は6度目の浮気の現場を発見して別れようとするけど・・・。
同級生同士の遊び人未尋×莉人。未尋、ワンコ攻でした。駄犬レベルです。ダメダメです。浮気の理由にあきれました。
自分勝手な判断で、相手がどう思うかを考えず、そんなことをしてしまうなんて、ルール違反です。
莉人もわりとあっさり許してしまうし。もう少しぎゃふんと言わせたい感じでした。読後ちょっとすっきりしないです。
上記カプ同級生・宥吾×未尋の弟・郁生のスピンオフのその後を一冊まるまるで読んでみたかったなー。
2001/08/19 07:35
思春期の乙女ゴコロ。
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これは映画「ヴァージン・スーサイズ」の原作です。
思春期の乙女たちが次々と自殺をしていきます。なぜなのか、その謎は本人たちにしかわからないけど、混沌とした世界が描かれているように感じます。
やはり海外本の翻訳物は読みづらい。どうも、説明が多くなりがちのよう。しかも、この本は特に読みにくいみたい。突然、場面や状況が変わってたり、まわりくどいとこがあるみたい。活字が好きな人なら大丈夫だと思うけど、どちらかというと映画を見た方がいいです。
紙の本憧れのまほうつかい
2001/08/19 07:31
好きこそものの。
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作者が好きだった絵本作家の足跡? を作者がたどるというような内容。うーん。最近のさくらももこ作品は切れ味がない。これがエッセイなんだけど、そのいまんま旅の記録という感じを受けるというせいもあるだろう。でも、ル・カインがそんなに好きなんだというのがひしひしと伝わってきます。絵本好きの人にオススメ。
紙の本いたいけなケダモノ
2001/08/17 02:25
愛される事、愛する事。
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親の遺産で悠々パトロンじみた生活を送る冬柴は、少年・果南と暮らし始める。愛されたい少年と愛したい青年の話。二人とも惹かれ会ってはいるけれど、それをどう伝えていいのかわからないというもどかしさ。冬柴は、物を与える事で愛を表そうとするが、少年は物を欲しがらない。しかし、愛されたいがために欲しくも無い物をねだる。最後には愛情というカタチで愛し、愛される二人の関係が落ち着く。書き下ろしも本編と同じようなストーリー展開で、ちょっとつまらないかなぁと思ってしまった。愛される事に躊躇したり、愛す事を我慢してみたり、火崎勇さんらしい作品でした。
2001/07/07 04:17
確かにマニアック?
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スターバックスに関する事がギュッと詰め込まれてる一冊です。よくカフェ雑誌で特集が組まれてるものを集めた感じという印象。社員の方やハワード・シュルツ氏のインタビューもある。スタバ好きな人ならばほとんど知ってる事、予想される内容も多いのだけど、知らなかった事も同時にある。初心者にはオーダーの仕方など、わかりやすく書いてあるので、入門編としてもかなりオススメです。
あえていえば、もう少し、内容に深みと突出したものが欲しかった。
紙の本あなたを無性に恋している
2012/02/09 20:25
ブライダル業界・・・。
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ブライダル業界ラブ、だそうです。
フローリスト伊勢谷万葉×ウエディングプランナー藍沢廻という、なんともキラキラしい組み合わせです。
仕事もできる、かっこいい、いわゆる「色悪」のフローリスト伊勢谷に押されて、
勢いに飲まれた感じで廻はなし崩しに関係をもってしまい、次第に気持ちも動いちゃうという、王道的お話です。
さらっと軽く読めます。そしてエロかったです。そういうシーンが豊富でした。
廻がいつどうして万葉を好きになっていったのかが、よくわからず、万葉も廻のどんな所が好きだったのか、
いきなりせまってしまうほどに好きだったのはどういうとこなのかも、よくわからず、
雰囲気と勢いで話が終わってしまった印象でなんとなくすっきりしませんでした。