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tenさんのレビュー一覧

投稿者:ten

21 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本なぞなぞのすきな女の子

2001/01/19 15:37

だされると困るのに、人にはすごーくだしたくなるものなーんだ?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 小学校低学年のうちの息子は今、なぞなぞにハマッテいます。そこでこの本はどうかなと、差し出してみました。
 表題の“女の子”というところが気に入らないのか、なかなか手を出しません。それで私が、声をだして読み始めてみました。最初はこんな内容です。

 あるところに、なぞなぞの好きな女の子がいます。あんまり、毎日うちでなぞなぞをしていたので、とうとうお母さんに「おもてへいって、だれか、べつの人を さがして おやりなさい。」と言われてしまいます。
 家を出て、女の子が出会ったのは、オオカミでした。そしてこのオオカミは、ちょうどお昼に食べる子どもを捜しているところでした……。

 ここまで読んで、さすが20年以上も読み継がれてきたお話しだなと思いました(1973年初版です)。さっきまで知らん顔していた息子は、ぴったり私の横に座って本を覗き込んでいます。もうすっかり本の中に入ってしまっている様子。

 母親に付きまとって、うんざりされたような台詞を言われてしまう。ここで子ども達は、男の子も女の子も区別がなくなって、物語の女の子に同化してしまう。そして出会ったのが、オオカミ。しかも、食べるための子どもを捜している。
 こんな風に物語が始まってしまうと、聞かずにはいられないし、読まずにはいられません。

 お話とは別に、表紙の裏になぞなぞが8つ。大人でも、解ると妙に嬉しくて得意になってしまいます。

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わたしたちもホームレスなのか?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 安心して休める暖かい場所、がんばらなくてもいい場所、帰りたい場所。それがホーム。家庭。
 そしてそれを持たないのがホームレス。そう読むとなんだか考えさせられる。
 絵本の中ごろ、月がジャックとガイを乗せて、さらわれた子供を救いに行く場面がある。言葉では何も書かれていないけど、月のまわりに天使たちが背中を向けて新聞を読んでいる様子が描かれている。こっちを見ようとしない、味方のはずの天使達。
 知識を増やすのではなく、情報を集める事じゃなく、行動をおこす。そうしないと子供を助けられない。センダックの迫力ある絵に、そんなことまで思いあたってしまう。
 読むほどに味の深まるこの絵本。大人の本棚に置きたくなる。

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紙の本てぶくろ ウクライナ民話

2000/11/21 08:36

小さい時を思い出す冬のあのお話

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 代表的な冬の民話です。おじいさんの落した手袋に動物たちが次々と入っていくあのお話。何度読んでも、優しい満たされた気持ちになれる1冊です。

 特に、このエウゲーニー・M・ラチョフの絵は素晴らしいです。
 ねずみは賢そうに、かえるはぬめぬめと、うさぎは可愛いく、きつねはずるそう……と、動物たちがみんなイキイキしています。そしてなんと言っても、おおかみは大人もドキン!としてしまうくらい怖そうに描かれています。
 最初、深深とふっている雪は、大きな動物がやってくる頃には、ヒューヒュー風の音も聞こえてきそうな様子で、寒さも身にしみてきます。
 文字だけ追っている大人は、見過ごしてしまいそうな所がいくつもあります。いのししが、無理やり入り込んだ後に、てぶくろが、はちきれだすのも、見逃せません。

 ずっとずっと、あとの子どもたちまで手渡ししたい素晴らしい絵本だと思います。

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紙の本ずーっとずっとだいすきだよ

2001/03/14 08:14

命の尊さを知って欲しい時に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「死」について、子どもと話すのは難しい。恐怖や不安だけを伝えることにならないよう、そんな時はお話しの力をかりて子どもに答えます。
 この本では、犬のエルフィーとぼくが一緒に成長してきた楽しい思い出と、ぼくが大きくなりエルフィーが年老いていく様子が描かれています。
 エルフィーが逝ってしまった朝の家族の表情は涙を誘います。

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紙の本しょうぼうねこ

2001/03/21 09:07

見守ることの大切さ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 のら猫のピックルズは、すごいパンチを持っている。だけど活かし方がわからない。ピックルズは、自分が何者かわからず荒れていた。他の猫を寄せつけず、弱い者をいじめていた。みんなに悪い猫って思われている。
 でもクッドカインドおくさんは、ピックルズがいつか素敵な事をするだろうと信じて見守っていた。見守っているだけって、とってももどかしい。だけど、見てくれている人がいるというのは、どんなに心強い事だろう。

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紙の本11ぴきのねことあほうどり

2001/03/16 16:42

今夜はコロッケ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この度のねこたちは、コロッケ屋さんです。ねこたちは毎日コロッケを作り、夜は残ったのコロッケを食べています。とっても美味しい!でも、それが毎晩続き、ねこたちはもうコロッケを見るのもイヤになってきました。鳥の丸焼きが食べたい……。そこへ、旅の途中のあほうどりがやってきました。ねこたちはゴクンとつばを飲み込みます。コロッケをご馳走し話を聞くと、このあほうどりは11羽兄弟。
 さっそくねこたちは、兄弟たちにもコロッケを作ってあげようと、気球にのって出かけます。もちろん、ねこたちの狙いは、鳥の丸焼き。さて、うまくありつくことができるでしょうか?
 ねこたちと、笑ったりビックリしたり楽しんで「今夜はコロッケを作ろうか」そんな会話もうまれそうです。

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紙の本ココの詩

2001/01/30 15:58

傷つく事がわかっていても止められない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人形が動きだして冒険をはじめる……だけど、子供じみているなんて思ったら大間違いです。読み進めるうちに、せつない気持ちでいっぱいになります。

 人形は陳列台に、みんな同じ顔をして並んでいます。どれをとっても同じ。その中で意志をもって、動けるようになったのがココです。
 ココは、ねずみに出会います。そして、最初に出会った“悪いねずみ”に、恋をします。
 人形だったココが少女に成長する物語。10代の女の子に、ぜひ読んで欲しい作品です。

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紙の本いやいやえん

2001/01/27 22:21

子育てを助けてくれる一冊になります

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 4才のしげる君のやんちゃぶりに、思わず笑顔になります。
 保育園での約束が守れなかったり、友だちのまねばっかりしたり、保育園をずる休みして公園で遊んでいたり、お土産の赤い自動車の色がイヤだとあばれたり…… どの子もひとつくらい身に覚えがありそうなお話が7つ入っています。

 絵だけに頼らないで、耳から入ってきた言葉でイメージを作ることができるようになる4-5才頃から読んであげたいな、と思います。

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紙の本いたずらおばあさん

2001/01/20 13:05

1枚着ると1歳若くなります。さて、何枚着ますか?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 実はこのお話、大人も充分楽しめます。1枚着る事に1歳若くなる透明の洋服、まさに大人の私たちが、こっそり箪笥に隠しておきたい代物!「私だったら、何枚欲しいかしら」と思いを馳せているとこんな言葉が飛び込んできます。

 『ヒョコルさん、舌きりすずめのおじいさんみたいなまねはよしましょう!大きなつづらとちいさなつづらがあったら、わたしたちおばあさんは、やっぱり、大きなつづらをえらばなきゃいけませんよ。もういちど子どもになって、思いっきり遊べるっていうときに、さかあがりひとつできない中年のおばさんになって、それでもうじゅうぶんだなんて、こころざしが低すぎて、ばちがあたりますよ!』

 中年の私は、「20代半頃がいいかしら」なんて思っていたわけですが、そうか、逆上がりか……志が低いか。と、お弟子さんのヒョコルさんと一緒に一喝されたような気になりました。

 そしてエラババ先生とヒョコルさんは、50枚以上の服を着て、子どもに戻ります。
 思う存分現在の子ども時代を楽しみ、ずるい大人達をぎゃふんと言わせます。とても楽しいお話です。

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紙の本ちいさなふるいじどうしゃ

2001/03/16 16:46

時には厳しいお話も

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 威張ってばかりいるうちに、機関車にぶつかり、バラバラになって二度ともとに戻れなくなった自動車のお話です。
 時折子どもたちは、自分の気持ちのままだけに振舞って、他の人の気持ちを省みることができなくなる 。自分の気持ちは大切にしてほしいけれど、自分勝手や利己主義とは違う。
 楽しいお話しの合間に時々、こんなお話を読んであげると、気持ちも引き締まります。

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紙の本11ぴきのねこ

2001/03/16 16:43

冒険して笑ってお腹いっぱい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 11匹ののらねこは、いつもお腹を空かせていました。ある日、ずっとむこうの湖に大きな魚がいることを聞き、ねこたちは出かけます。湖で怪物のような魚をみつけ、ねこたちは格闘します。そのようすがとても愉快です。
 お話しの最後は、笑いとともに満足感いっぱい。
 おもしろいから好きになる。そして、シリーズを読みあさる。11ぴきのねこたちは、子どもと本の距離を、ぐーんと近くしてくれます。

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紙の本歯いしゃのチュー先生

2001/03/14 08:16

気持ちよさそうなチュー先生の治療

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 スタイグの描く動物たちは、洋服を着ていてもぜんぜん不自然じゃない。擬人化の反対、人間を動物に見立てているみたい。だから、どのページを見ても誰かを思い出して、ククッと微笑んでしまう。
 ネズミのチュー先生も、どこかの病院にきっといると思える風貌。
 さて、チュー先生は動物達に信頼された腕利きの歯医者さん。大きな動物には、はしごをかけ長靴を履き口の中に入って治療します。そしていつも奥さんが助手を勤めます。
 ある日、はらした頬を包帯でグルグルまきにした涙目のキツネが病院の前に立ち尽くしていました。食べられては大変ですから、ネコや危険な動物の治療は断ってはいますが、今回はあまりにも痛そうでかわいそうです。
 チュー先生とおくさんが、どうやってこの事態をきりぬけるのか。ぜひ楽しんでください。

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紙の本ストライプ たいへん!しまもようになっちゃった

2001/03/14 08:11

そのままのあなたで

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 レインボーカラーの皮膚をして体温計をくわえた女の子の表紙が、強烈に目を惹く一冊。
 本当は好きなんだけど、みんなが嫌いな物を好きと言えない……そんな女の子が主人公。でも、やっぱり好きなものは好きといいたい。そしてそれは、自分を大切にする事にもリンクしてるよ。

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紙の本のせてのせて

2001/02/01 16:14

子供はお話を、大人はその子の表情を楽しめます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 69年の本。もう30才をこえていますね。古いかなと思うのは、大人の目。子供はそんなことお構いなしに、お話を楽しみますよ。
 まこちゃんは小さな自分の車に、「のせてのせて」と待ち受けるうさぎ、くま、ねずみを次々に乗せて、ドライブに出ます。明るい楽しさで充ちたページは、クライマックスを迎えて真暗になります。そう、トンネルです。子供が2歳の頃読んであげていたのですが、このトンネルの場面で、子供がきゅっと緊張するのがわかります。ほんの1ページなんですが、この緊張感がたまらない。そして次のページは、明るいおひさま。子供の力がふーっと抜けて安心するのがわかります。
 お話を楽しむのとは別に、子供の反応みて楽しめる…… 小さな子をみつけると、つい読んであげたくなる絵本です。

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紙の本あまつぶぽとりすぷらっしゅ

2001/01/20 13:03

耳に残る心地よい音。「あまつぶぽとりすぷらっしゅ」

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 表紙を開くと、大雨。だけど、静かに降りしきります。
 次のページには、明るいひざしと葉に残る雨粒。小鳥が、これから始まる旅を予感させ「あまつぶぽとりすぷらっしゅ」と物語が始まります。
 小さな雨粒が集まって流れ、次第に大きくなって海に流れ込む。科学絵本のようだけど、ワイズガードの絵が人生をも感じさせる。
 地味な絵本ですが、本棚にそっと並べておきたい一冊です。小さな子は「ぽとり ぽっとん すぷらっしゅ」の繰り返しに、心が安らぐだろうし、大きな子供はそっと本棚から取り出して、世界の中の自分を知るかもしれない。

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