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月乃春水さんのレビュー一覧

投稿者:月乃春水

234 件中 91 件~ 105 件を表示
ゆうだち

ゆうだち

2010/08/08 07:54

夏の午後、男の子だけの世界。繊細かつダイナミックに描かれた情景も素敵。夏の定番絵本。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

わが家の夏の定番絵本。「まっかちんの絵本」と子どもは呼んでいます。
小学生の男の子5人がザリガニつりをする、ある夏の午後のおはなし。

「あっ!まっかちんだ!」とゆうたが大きな声で叫ぶところからはじまります。
5年生のガキ大将、タッちゃんは棒きれで作ったつりざおをそーっと引きあげます。
まっかちんとは、ザリガニの王様。ものずごくでかくて、真っ赤なやつのことをそう呼ぶのだそうです。
うちの近辺は田んぼが多いので、子どもたちは毎年ザリガニつりをたのしんでいるのですが(たまにわたしもいっしょにやってみます)「まっかちん」という呼び名はこの絵本で初めて知りました。

他に登場するのは4年生のおさむちゃん、2年生のふじおくん、ふじおんのにいちゃん、ゴンちゃん。揃いも揃って、ノースリーブのランニングシャツに短い半ズボンです。
通りすがりのおとなこそいるものの、描かれているのは子どもたちだけ。
話し言葉もいきいきとしています。(これを男の子っぽく真似して言うとたのしい!)

カンカン照りが一変して夕立ちに。あたり一面が白く煙るほどの雨。手作りの秘密基地に逃げ込むのですが、いちばん小さいゆうたは最後に到着します。
このあとのやりとりと、夕立ちがやんだ空の様子がとても清々しい。読んでいるほうも、その場にいるような気持になります。

水が光る様子、草の一本一本、夏の太陽と生い茂る木でできる陰、そして大きく広がる空。とても繊細に、かつダイナミックに描かれているところも、とても素敵です。

特に男の子にはぜひとも読んでもらいたい、夏の絵本です。


本についてのよもやま話。 <ブログ> 本のことあれこれ

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すんだことはすんだこと または家のしごとがしたくなったおやじさんのお話

すんだことはすんだこと または家のしごとがしたくなったおやじさんのお話

2010/04/10 14:29

永遠のテーマ、ジェンダーとパートナーシップがテーマの童話。昔むかしのお話、というところに意義あり。佐々木マキさんの名訳、ブックデザインも素敵です。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タイトルに惹かれました。「すんだことは すんだこと」
すべてを受け入れる、場合によっては深く考えず先に進む、もしくは投げやり、みたいなかんじじゃないですか。
児童書コーナーでひときわ目を引きました。

表紙の絵は、家の煙突から牛がロープでぶら下がっている!?なにやら、ただならぬ様子です。
開いて中表紙を見ると「すんだことはすんだこと または 家のしごとがしたくなった おやじさんのお話」。ますます気になります。

ワンダ・ガアグが「再話」と絵。しかも訳者は佐々木マキさん。
お百姓だった先祖たちに捧げられています。

再話であることは、このように説明されています。

 『これは、わたしがまだ小さな女の子だったころに、おばあちゃんが話してくれた、ふるい、ふるいお話です。おばあちゃんは、小さな女の子だったころに、おばあちゃんのおじいさんから、このお話をききました。おばあちゃんのおじいさんは、ボヘミアのおひゃくしょうの子どもだったころに、おじいさんのおかあさんからききました。おじいさんのおかあさんが、どこでそのお話をきいたのか、しりませんが、ずいぶんむかしのお話だということが、これでおわかりでしょう。この本では、おばあちゃんが話してくれたとおりに、かいてあります。』

読んでみてびっくり。ジェンダーとパートナーシップの話なのです!

おやじさんとおかみさん、かわいい女の赤ちゃん、犬、そして飼っている牝牛、山羊、豚、がちょう。みんないっしょに暮らしています。

おひゃくしょうのフリッツル(おやじさん)は、土をたがやし、種をまき、草とりをし…くる日もくる日も、一所懸命に働きます。

一方、リジー(おかみさん)は、家の中をかたづけて、そうじをして、料理をして…それに、赤ちゃんのめんどうをみなきゃならない。

ふたりとも、たいへんです。けれどおやじさんは、自分の仕事の方がもっとたいへんだと、いつも思っている。

…これ、どこかで聞いたような話ですよね。昔むかしの話なのだけれど、現代とちっとも変らない(現代は逆のパターンもありそうですが)。

フリッツルはこんなふうに言います。

「ふーっ!きょうは、かんかんでりで、暑かったのなんの。そのうえ仕事がきつかったのなんの。リジー、おまえさんにゃわからんだろう、男の仕事が、どんなもんか。おまえさんにゃわかっとらんよ!ところで、おまえさんのほうの仕事ときたら、まったくらくなもんじゃないか」

「ちっとも、らくじゃありませんよ」

リジーは言いますが、おやじさんはさらにわめくんです。
そこでこう提案します。

「そうだねえ、あんたがそんなふうにおもうんなら、明日から、仕事をとりかえっこしてみようじゃないの。あたしがあんたの仕事をするから、あんたは、あたしの仕事をすればいい。あたしが野原に出て、牧草を刈り取っているあいだ、あんたは家に残って、のたりくたりできるってわけよ。そうしたいんでしょ──そうだね?」

さてさて、これからが見ものなんです!

家での子育て、家事を経験している女性はほくそ笑むのではないでしょうか。(まさに、最初に読んだときのわたしがそうでした。そうはいきますか、いまにみてなさい!)

次々と巻き起こるハプニング。予想通り、というよりそれ以上。
おもわず笑ってしまいます。(ほーらね!)
おやじさんは、肩をすくめて、こういうのです。

「しょうがない。すんだことは、すんだことだ」

あれもこれも、やるべきことに奮闘し、工夫もしてみます。
「やれやれ!やっとものごとが、まともに動き出したわい」と安心してスープ作りをはじめるのですが…

お昼を食べに戻ってきたリジーはびっくり。これが表紙のシーンなのです。
おかみさん、少しも時間を無駄にしません。なんとか牝牛を助けることができます。
それから、次から次へと見たものは…?
動物たちの姿や表情はなかなか笑えます。

最後にリジーの言ったこと、そしてフリッツルの返答にご注目です。

リジーは表情もそうですが、一貫して冷静です。
これは佐々木マキさんの翻訳によるところも大きいかと思いますが、そこがとてもいい。

おとぎ話は「結婚して、末永く幸せに…」と終わるものが多くありますが、末永く幸せに暮らしていく、その間の、現実的なお話です。
そして、これが昔むかしの話、というのがミソなんです。
ジェンダーとパートナーシップは、つまるところ永遠のテーマということでしょうか。

対象年齢は5歳から、という世界傑作童話シリーズの一冊です。
小さい子にもいいけれど、ぜひとも、小学生高学年にも読んで聞かせたい。
おうちでは、お父さんがお子さんに読み聞かせると、なおさらこのお話の持つ意味や深さが伝わるのではないでしょうか。

佐々木マキさんの名訳、そしてブックデザインも素敵です。


本についてのよもやま話。□□本のこと あれこれ□□

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アブアアとアブブブ

アブアアとアブブブ

2009/09/09 04:37

斬新な復刊絵本。詩的な淡々さ、余韻がとてもいい。傑作です。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1976年に発行された絵本の復刊版です。30年以上前のものですが、作風、タッチのちがいこそあれ、古さは全く感じられません。むしろ斬新な、長新太さんの傑作です。


「アブアアとアブブブ」。タイトルからしてユニーク。これはアブのきょうだいなんです。くるりと巻いた紙をぶらさげて飛んでいます。この紙をどうするかって?

だれかさんの
かおのまえに
かみを
パラリと
さげてしまうのが
とても
たのしみ

ねっ?斬新でしょ?だれも考えつかない展開です。

パラリと紙を下げられた相手の顔は、ページをめくったらわかる、というニクイ演出も。

最初に出てくるのはライオン。三男は「これはなんでもないライオンだよ」
つまり、変身するへんてこライオンではなく、らいおんえほんシリーズのライオンでもない、ということなんです。

詩のような文章は、リズミカルに淡々と進んでいきます。

とても好きなのは、この一節。

アブアアと
アブブブは
これをやると
きもちが
スーッと
する

それから、ときどききょうだいげんかをする、ということもことばだけで表現されています。これが笑っちゃうんです。普段、うちの3兄弟のけんかを見ていますが、アブのきょうだいがけんかをすると、そうか、そうなっちゃうのか…と。

オレンジ、ピンク、イエローが基調になり、そこに白、アブアアとアブブブがぶらさげた紙のさまざまな色がアクセントとなっています。
ぶらさげている紙のサイズもさまざまです。

へんてこでおもしろいんだけれど、詩的な文章と淡々とした進行で、なんだか余韻の残る作品となっています。

子どもたちからは何回もリクエストされる絵本です。


個人ブログ□□本のこと あれこれ□□

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おばけの地下室たんけん

おばけの地下室たんけん

2008/09/07 07:32

なかよしおばけが真夜中に地下室へ…さりげなく、けれどかなり上質な絵本シリーズ、人気の秘密は?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なかよしおばけ、アンリにリュシーにジョルジュにエドワール4人のシリーズ第3弾。

おばけなのに?怖がっている様子の表紙と「たんけん」の文字を見て「これはおもしろそう!」と直感しました。
当たっていました!子どもたちも夢中です。

古いお城の玄関広間で、なかよしおばけがトランプあそびをしています。
あともうすこし、もうすこしだけ、と遊んでいるうちに、真夜中の12時を知らせる時計の音。
「ぼーん」という音がきちんと12個書かれています。これを読むと(息を切らさずに12回はむずかしい…)、なぜか笑うのが三男、4歳。

お城のどこかですごい音が3回!

どすん! どすん! どすん!

震えて、おもわずテーブルの下に隠れる4人。
ことわざ通りに「頭隠して尻隠さず」の状態に大笑い。おしりのラインまでしっかり描かれています。
しかも、強がっているんですよ。「こわいからじゃ……ないもん!」

どすん! どすん! どすん!

3回ずつ繰り返す音は、下から響いてくる。

4人は、地下室に見に行かなくちゃ!とこわごわ降りていきます。
真っ暗な地下室へ行くための階段だけでも、たくさんのおそろしい「なにか」が!
懐中電灯を持ったアンリは落ち着いたもの。

ドアの向こうに進んでみると、エドワールが消えちゃった!
するとチーズに変身?してしまった姿で現れます。
そこへねずみが。「ミルクを飲むんだよ。はやく!」となかまたち。

この部分は、よくわからなかったのですが、あとから『おばけパーティ』を読んだら納得できました。そうか、そういうわけだったのね!
わたしより先に『おばけパーティ』を見ていた二男(小1)と三男が説明してくれました。

どすん! どすん! どすん!

この音がピンクの箱の中からだとわかって、あけてみようとするアンリ。
怖い…はげますなかまたち。

さて、中身は…?

『なかよしおばけのゆかいなけっこんしき』にも登場する、あの人ですよ!
(ネーミングに子どもたち、ウケています。なんでこの名前なんだ?と。)


この絵本をきっかけに、「なかよしおばけ」シリーズを読み進めています。

子どもにとっておばけは、ちょっと怖いけれど魅力があって、見ずにはいられない。
なかよしおばけは、目や口、手の指まで描かれていて、シンプルなんだけど愛嬌があってかわいい。
人気の秘密はそこにあるのかな、と、最初は思っていました。

4人はみかけでの区別はつきません。同じに見えるのですが、ぶつけたあとにはコブが出ていたりして、後姿からもわかります。
個性も、さりげなく描かれています。

絵本全体に臨場感があふれているのは、その場面場面のアングルが違っているから。まるで映画を見ているようなんです。
けれど、その表現も、わざとらしさは全くなく、やはりさりげない。

そうなんです、じつは、ものすごく上質の、絵本なのです。
何回も読んでいると、その魅力がじんわりと沁みわたってくるのを実感しています。

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Yes,andで、すべてはうまくいく!

Yes,andで、すべてはうまくいく!

2008/05/04 09:39

〈Yes,and〉は魔法のことば。すぐにできるコミュニケーションの黄金ルールとは?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「それはちょうどいい!」予測できない事態がおきたとき、まずはこう言ってみる。
これは魔法の言葉。誰もがポジティブシンキングができるようになり、
自分も、まわりの人たちや困難な状況にも変化が起こります。

コミュニケーション研修講師の樋栄ひかるさんが、アニマル商事で働く「カメ」の彼女の一日を通して、コミュニケーション、さらには自分自身がたのしくうれしく向上していける黄金のルールを伝授してくれます。


不満だらけの毎日を送る「カメ」の彼女(著者自身による、性格を的確に表わしている味のあるイラストは必見です!)に、ある朝、届けられたメッセージカード。

「今日1日、〈Yes,and〉で過ごしてみて♪
〈Yes〉で受け入れて、〈and〉で返す。
〈No,but〉は使わない。たったそれだけ!(以下略)」

変なイタズラかと訝りながらも、ちょっとおもしろいかも(←ここ、pointですね!)とやってみると…

朝起きてから、出勤、アニマル商事での仕事、そしてタクシーに乗り自宅に戻るまでの長い1日の彼女の行動を追ってみると、読者も彼女と同様に、まわりの世界の見え方が、変わってきます。


「常に前向きに」生きる姿勢がいいことは誰でも知っている。
けれど概念だけでは、考え方や行動はそうは変わらない、という現実。

「それはちょうどいい!」
このことばは違います。あとから行動がついてくる。

むずかしいことではない、シンプルなこと。
そして、一部の(たとえば限られた職業や優秀な)人だけではなく、誰にでもできること。

彼女が母親、道を尋ねてきた外国人、会社の先輩や上司など、周りの人へ
〈Yes,and〉で対応する様は、読者自身の生活にすべて応用が可能です。


早速わたしも実践。4月からの新年度、すでにふたつの役員が重なっているところへもうひとつ役員当選!のおしらせ。
「それはちょうどいい!」と引き受けることにしました。

4月からの一年、「大変だ」という気持ちは全くなく、むしろ展開がたのしみになっているところです。


あっという間に読めてしまうこの一冊。
悩みがあるときには、ひとりであれやこれやと考えを廻らせてしまうものですが、そんなヒマがあったらこの本を読んで、やってみることをおすすめします。

「〈Yes〉で受け入れて、〈and〉で返す。
〈No,but〉は使わない。たったそれだけ!」

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1,2,3どうぶつえんへ かずのほん

1,2,3どうぶつえんへ かずのほん

2007/08/25 03:51

動物たちのいきいきとした様子、ずらりと並んだ数字。子どももおとなをも惹きつける見事なコラージュ作品

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

わが家の長男、二男、三男と、受け継がれてきた絵本、ボードブックです。
三男が1歳の頃、この本の置き場所は床が定番。いつでも見られるようにしていました。
背表紙にはかじりついた跡があります。長男、二男、ふたりともやっていたよな…
三男に至っては、ついに噛み切ってました。

文字はありません。数字と絵だけの絵本です。
汽車が走り、動物が乗っています。同じ種類の動物がひとつの車両に。
ゾウ、カバ、キリン、ライオン、クマ、ワニ、オットセイ、サル、ヘビ、鳥…
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10と、ページごとに(=車両ごとに)増えていきます。

この動物たちがほんとうに見事なんです。
ただ並んでいるわけじゃありません。商品の陳列棚じゃないんだから。
生きている動物の姿、まさにいきいきとしているんです。

いちばん下に描かれた小さな汽車の全体像、こちらも見逃せませんよ。
それからどのページにも登場している小さなある動物も!

汽車が到着したところは動物園。
先ほどまで乗っていた動物たちがどこにいるかな。そんなふうに見るのもたのしい。
動物園に来ている人間の姿も、これまたいきいきとしています。

この絵本は「かずのほん」となっています。
この表示は教育熱心なママを惹きつけるかもしれませんが、子どもたちにはそんなこと関係ない、と思います。
だからママもやっきになって「いち、に、さん、し、ごぉ」なんてやらなくても大丈夫。まずはエリック・カールさんの美しいコラージュを親子で存分にたのしみましょう。

だけど、三男は見返しの数字の羅列(色彩がとってもきれい!)を見ると、にこにこ笑っていました。とても惹きつけるものがあるみたい。

長男も二男もそうですが、数字は文字より先に覚えました。教えたりしなくても、自然に覚えるんですね。

繰り返し見てていたこの絵本の影響も、多少はあるのかもしれません。

ボローニア国際児童図書展 グラフィック大賞受賞作品です。

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産前・産後のからだ革命 安産とキレイの秘密

産前・産後のからだ革命 安産とキレイの秘密

2007/07/20 05:13

産前・産後のみならず、すべての女性に必要な身体づくりとセルフケアの方法が満載。たのしく実践、一生の宝にしよう!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

妊娠中(産前)から産後まで、女性が自分のからだに向き合い、調整し、鍛えていくための方法が書かれている、画期的な本です。
産後セルフケアインストラクターの吉岡マコさんは9年前に出産した際、産後に受けるダメージの大きさに愕然。産んだ人が自分のケアをすることが必要と痛感するものの、具体的な対策は誰も教えてくれない。それならば自分で作ろう!と、母となった女性の心と身体の健康のために必要なプログラムを開発。研究を重ね、現在4回コースの産後のボディケア&フィットネス教室を開催しています。
マドレボニータ(美しい母)プロジェクト

出産をゴールとするのではなく、ひとつの通過点として妊娠中から産後、ひいてはその後の人生までを見据えた身体づくりを目的としているプログラムが紹介されています。
内容は5本立て。

1.産前・産後のバランスボールプログラム
(家の中でひとりでも赤ちゃんとでもできる、弾んで楽しいエクササイズ)

2.セルフケアの基本である骨格調整プログラム

3.妊婦のセルフケア&トレーニング
(毎日の生活の中でできる筋力アップの方法)

4.産後のセルフケア&ボディメイク
(出産翌日から実践できるセルフケア、一日何回も行う授乳、おむつ替え、抱っこなど、子育てをエクササイズに変えてしまうテクニック)

5.産前・産後の痛みを癒すセルフケア
(お悩みの症状別にトラブル対策)

かわいいイラストが満載。しかもとても正確に、姿勢や動かし方のコツがわかるようになっています。
動かす際に意識する筋肉の図解まである、という徹底ぶりがうれしい!

自分のからだをよく理解し、自分で動かし働きかけていく。
一度やってみるとわかります。ほんとうにたのしい!様々なトラブルか解消されるだけでなく、いつのまにかすべてにポジティブになっているんです。

産前、産後はいろいろなところに痛みが出て、しんどいことも多いです。
「いまは仕方がない」とあきらめて不安と不満を抱えながら過ごしたり、あるいは専門家にどっぷり依存してしまいがち。
この本でセルフケアの方法を学び、快適に過ごしましょう。一生の宝になります。

最終章の「後悔しない産前&産後ライフのヒント集」はぜひパートナーと一緒に読みたい!
「美しい母の知恵」、コラムも充実しています。
めざすは清濁あわせのんだ美しさ、男子も仲間に入れてあげよう!お父さんのための育児・子育てブックガイド、みんなの産褥記実例集、マドレボニータは背中で語る、人にゆだねる心を学ぶ第一歩・マッサージをしてもらおう、自分の体型は自分で選ぼう、マインドマップのすすめ…
これまでの妊娠・出産本とはひと味もふた味も、いや、全くちがう!?
目からウロコの情報ばかりです。

産前・産後の女性のみならず、未妊女性も含めてすべての女性に絶対必要な1冊!迷わず買い!です。
プレゼントにも最適。とても喜ばれると思いますよ。

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産んだら育つ! 産前・産後の快適ライフ読本

産んだら育つ! 産前・産後の快適ライフ読本

2007/02/09 14:24

産前・産後の疑問にバースセラピストが温かく力強いアドバイス。すぐに実践できる様々な快適レシピも満載。ぜひ再版を!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「産んだら育つ!」なんともこころ強いタイトルです。
うれしいはずなのに、ちょっと不安な妊娠や育児。
バースセラピストで日々、新米ママや妊婦さんのこころとからだの悩みに接している志村季世恵さんが、あたたかく力強く激励してくれます。
産前・産後の疑問に対する答えは、「大丈夫」と背中をなでてもらったような、ぽんとたたかれたような。4人目のお子さんの妊娠中、出産後に書かれていることもあって、実感のこもったやさしさがあり、不安定な気持ちをしっかりと支えてもらったようで安心します。
産前の不安、憂鬱、夫や上の子との関係などメンタルなことから、腹帯の巻き方(意外と本には載っていない)、アロマテラピーマッサージ、便秘、貧血のお助けレシピ、安産体操、からだを癒す妊娠中のツボについての解説など実用的なことまで、
さらに産後のおっぱいのトラブルにじゃがいも湿布、里芋湿布、あかちゃんの体調が悪いときの見分け方、おむつかぶれや熱、せき、たんなどの対処法など自然療法的な情報と、幅広くわかりやすく、丁寧に書かれています。

この本に出会ったのは初めてのお産から3か月ほど後でしたが、知らなかったこと、そうだったのかと納得したことがたくさんありました。
ふたり目妊娠中と産後も繰り返し読みました。
産前・産後は目が疲れやすいものですが、この本は行間が空いているので読みやすい。うれしい気配りです。
勝野真美さんのほんわかしたイラストにも癒されます。
現在入手できないようですが、妊婦、産婦にとても役立つ一冊です。
再版を切に望みます。

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キッズ・エコ

キッズ・エコ

2007/01/15 19:23

自然のことをもっと知り、不思議を感じ、ふれあうところへ出かけたくなる。図鑑のそばに置いておきたい、おとなにも刺激的な本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは子どもたちが自然のことをもっとわかり、親しめるようになる本です。
未来の地球で生きる子どもたちとともに環境問題を考えるための情報を発信している 「イオルキッズ」 での連載がもとになっています。
子ども向けに書かれていますが、おとなにだっておもしろくて刺激的。自然とふれあう場所に出かけ、自然の不思議を感じたくなります。
「日本は木の里、森の国」「野鳥をみつけよう」「日本の自然を味わう」「宇宙のロマンが降ってくる」「水中の動物に出会う」「自然観察の達人になろう」「庭で見つける自然」の7章からなり、どこから読み始めるかフローチャート式のエコロジー度チェックゲームがあります。
「遊ぶのだったらやっぱり屋外でしょう!」あなたはイエス?ノー?
書かれている内容は、どれも身近な自然に興味がわいてくることばかりです。
雑木林で木や草、昆虫を探検してみよう、日本にある巨木、野鳥を見分ける楽しみ、山歩きのための準備はどうすればいい?おいしい水の種類、天体観測は月から始めてみよう、星までの距離はどのくらい?魚のふしぎ発見!カメの暮らし、みんなでファーブルになろう、クモの巣ができるまで、たくましい花・タンポポの秘密、ミミズは天然の耕うん機、ハーブを暮らしに取り入れてみよう、etc.etc…
ひとつひとつが簡潔にわかりやすく書かれているうえに、100%ORANGEの及川賢治さんのイラストがとてもかわいらしい。内容を理解する手助けもしてくれます。
子どもが草花や鳥、昆虫、空に関心を示したとき、一緒に観察したりもっと深く知るのに役立ちます。図鑑とともにいつも手に取れる場所に置いておきたい。
理科嫌いでおとなになってしまったわたしも、この本には夢中になりました。
結婚し子どもを産み、静かで緑や田んぼの多い場所で暮すようになり、子どもの頃に身近に感じていた自然との距離がふたたび近づいてきたからかもしれません。
巻末にもう一度フローチャートがあります。
「この本を読んで家の近くの木々にも興味を持った」あなたはイエス?ノー?
どんなことから始めたらいいか、アドバイスがありますよ。
人間は自然の中に生かされている。
ともすれば忘れがちな、とても大切なこと。それをあらためて思い起こすことができます。

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Say hello! あのこによろしく。

Say hello! あのこによろしく。

2005/01/16 02:30

「かわいい仔犬の写真集」だけじゃないんです。大切なことを教えてくれる、思い出させてくれる。誰かに贈りたくなる本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ジャック・ラッセル・テリアのルーシーと3匹の仔犬、ニコ、サンコ、ヨンコの写真集。CDサイズのこの本は、ずっしりと重みがあります。
それもそのはず、384ページにわたる中身はオールカラーで画像は419点もあるんです。
『うまれて、ありがとう。』帯の文にも惹きつけられます。
『いいことがあった日、ろくでもなかった日、
なんでもない日、どのページでも開いてください。
なんだかとてもうれしくなります。
そういう魔法のこめられた本なんです。
糸井重里』

 手に取るだけで期待が高まります。
カバーにはちょっとした仕掛けがあります。
このかわいらしいアイディア、おもわず笑っちゃう。
いいよ、これ。

 ルーシーの出産。うまれてきたこどもたち。
かわいい…
見ているうちに頬がゆるんで、気がついたら満面の笑みに。
いのちってすごい。素晴らしい。なんて輝いているんだろう…
 仔犬たちはどんどん成長していきます。
それぞれ特徴も出てきます。
おかあさんにぴったりくっついて甘えたり、兄弟でけんかをしたり、じゃれあったり。
 なんだか我が家の子ども、3兄弟の姿に重なります。
それと同時に、自分の子ども時代のことも思い出します。
いつも、こんなふうに親や兄弟と過ごしていたんだな…

 わたしは『ほぼ日』での連載を見ていなかったので、著者のイワサキユキオさんはてっきりプロのカメラマンだと思いました。
それほど素晴らしい写真なんです。
 短く添えられたことばは、愛情にあふれています。
一定の距離をおいて見守っている、あたたかい視線を感じます。

 やがて来る別れのとき。
『なんでもない時間が
いちばんたいせつなんだと思いました。

あたりまえにある日常が
とてもしあわせなんだと思いました。

いつもいっしょにいられるだけで、
とてもぜいたくなことなんだと思いました。』

このことばが沁みました。
まさにその通り。
怒涛の?育児真っ最中ですが、やがて子どもたちは巣立っていく。
「いまがいちばんいい時ね」なんてよく年配の方に言われます。
ほんとうにそうなのでしょう。

 
 ただの「かわいい仔犬の写真集」ではありません。
とても大切なことを教えてくれる、思い起こさせてくれる本。
誰かに贈りたくなる本。
 ぜひ見て、感じて、味わってください。


【月乃春水 ツキノ・ハルミ 本のことあれこれ】


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卵子story 女性のからだと卵子のひみつ

卵子story 女性のからだと卵子のひみつ

2005/01/04 11:23

たのしく女性のからだについて知る「ランコ」のライフストーリー。思春期の女子・男子にも

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 卵子が「ランコ」というかわいいキャラクターとして登場します。
ランコは恋する生殖細胞。ランコの夢はセイシ♂くんをゲットしてジュセイランに変身すること。
これはランコとワタシ(ランコの主人)のライフヒストリー。
ランコはワタシの母のおなかの中で産声をあげます。長い長いおつきあいのはじまりです。
コミカルながらも真面目に卵子のしくみが説明されています。
 
 他に登場するのはホルモン魔女にオリモノちゃん。どちらもランコをお世話したり守ったり。
「ハイラン」「ランソールーム」「ニンシン」「シキュウ」「ヒニン」など、カタカナ表示もおもしろい。
 
 基礎体温のこと、セックスのこと、ランコの環境とワタシのからだを整えるボディワーク、ワタシのからだの気になる症状(かゆみ、オリモノ、月経不順、月経中のトラブル、不正出血など)まで網羅。
女性のからだにリズムをつくり、オンナにみがきをかけてくれるランコのすべてがわかります。

 
 からだのことをわかりやすく楽しみながら知る。
そして友だちや親、パートナーと気軽に話すことができる。
そうなればより良い関係を築くことができ、人生はより豊かになり、はては世の中がどんどんよくなっていく。
そんなふうに思うのです。
 この本はその第一歩となってくれるでしょう。

 著者はマタニティ・コーディネーターで活躍中ののきくちさかえさん、babycom主宰の鈴木賀世子さん。

 大人の女性はもとより思春期の女子、そして男子にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
babycom/ベビーコム 卵子story


【月乃春水 本のことあれこれ】


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おつきさまのやくそく

おつきさまのやくそく

2012/02/26 15:20

おつきさまの約束って…?世代を超えた、父と息子のしんみりあたたかい物語。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

おつきさまとぼくとのやくそく。それはいったいなんでしょう?

おとうさんをひとりで待っている男の子のもとへ、おつきさまがやってきます。
まんまるな顔に蝶ネクタイ。シャツにベスト、チェックのズボンを着用です。
クレーターがあばたのようでかわいい。

 「なにしてあそぶ?」って おつきさま。
 「トランプが いい」って ぼく。

おつきさまが負けて、くやしそうにおでこにしわをよせたら
しわにあわせて うねうねと ひかりがゆれる。
そんなきれいな光、見てみたいものです。

おつきさまの料理、かくれんぼ、お風呂。
ふたりの会話、距離間がなんだかいい雰囲気です。

話しているうちにわかってくることは
おつきまさは、くもった満月の晩だけ
ひとりぼっちのこどものところにいってもいい
それはひとりのこに一回だけってきまり

ということ。
ぼくは言います。

 「ざんねんだけど しかたないね。
  おつきさまは
  せかいじゅうの こどもを
  みてるんだもん。
  だけどさ、ぼくが おとなになって
  おとうさんになって、
  ぼくの こどもが
  ひとりぼっちになる よるが あったら
  ぜったいに あそびに きてね」

ぼくとおつきさまの約束。
そして、おつきさまは、ぼくにちょっぴりかわったかえるの親子のおはなしをしてくれます。
ぼくはいつのまにか眠ってしまい…

遅くなって帰ってきたお父さんとぼくとの会話。
そしておとうさんがベランダに出て空を見上げて言ったことは…

世代を超えた、父と息子の物語。
ストーリーの中に親子のおはなしが挿入されている、二重の構造も素敵です。

2009年講談社創業100周年記念出版 書き下ろし100冊にふさわしいおはなしです。

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風にふかれて

風にふかれて

2012/02/26 13:00

大判で復刊!ゾウのバオバブとストーリーのダイナミックさがいま、生きる。

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1977年にあかね書房から出版された作品をサイズを大きくして復刊したものだそうです。
アフリカのみどりの森で、流れ星が十三も飛んだ夜。
生まれたあかんぼうのゾウはバオバブと名づけられました。
バオバブぼうやは日に日に大きくなっていき…

長新太さんの描く動物で、わたしにとって印象的なのはライオンの次にゾウでしょうか。
造作といい、表情といい、色合いといい、とても好きです。
この物語に描かれたゾウのバオバブは、とにかくダイナミック!

どんどん大きくなる様子が、とうさんゾウとかあさんゾウのとまどいとともに描かれています。
なんとか小さくなる方法はないものか?
でもバオバブは、ついにはビルディングほどの大きさになっていきます。
そうして、バオバブはとうさんゾウとかあさんゾウを自分の耳のところへちょんとのせて、森をでてゆくのでした。

何年も過ぎた頃、森に人間がやってきます。
バオバブの出番です!

今江祥智さんの静かで丁寧な語り口とダイナミックな展開。
そこへ長新太さんの描くゾウ、嵐の表現。
組み合わさると魅力はぐんと増していきます。

見返しのバオバブととうさんゾウ、かあさんゾウのシルエットも素敵です。

この童話が復刊されたいきさつが、カバーのそでに書かれています。

  この童話を描いたのは、1965年のこと。最初は大判の童話集、
  次には小ぶりの絵物語として出版されました。どちらも長さんの絵でした。
  長さんが亡くなられたあと、奥さまから贈られた原画を見て驚きました。
  絵物語の方は色あざやかで、大ぶりに描かれた、ほれぼれするものでした。
  それを見て、長さんの絵が生きるかたちの本に仕立てましょう─と、
  BL出版が本書をつくって下さった。本来の姿を思わせるバオバブを見て、
  長さんもあちらで、さぞかしお喜びだと思います。(今江祥智)

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ないしょのゆきだるま

ないしょのゆきだるま

2012/02/22 04:37

どんなゆきだるまになってほしいかおねがいしながら作ると…?父と息子のおはなし。

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角野栄子さんと大島妙子さんの絵による父と息子とゆきだるまのおはなしです。

どんどん どんどん雪が降ってきて
おとうさん、こんなふうに言います。

  「おっ、ゆきだるまのもとが ふってきた。やっほー」

…なかなかユニークですね。

オオくんとおとうさんのゆきだるまづくり。
これまた独特です。

 「オオくん、いいかい。この ちいさなたまは、
  ゆきだるまのもとなんだ。どんな ゆきだるまに
  なってほしいか、おねがいしながら つくるんだよ。
  まず ゆきを すくったら、ふーって いきを
 ふきかけて、おねがいしながら にぎるんだ」

おねがいを言おうとしたオオくんに
  「しーっ。おねがいはね、だれにも いっちゃいけないんだ。
   オオくんとゆきだるま、ふたりだけの ないしょだよ」

ふたりが作ったゆきだるまの顔につけたのは
チョコレート・クッキー、ドーナツ、にんじん、さつまいも…ですって!
できあがったゆきだるまの表情がいいですね。
ふたりは、ゆきをあつめて太くて丈夫な足を、ゆきだるまの前につけます。
足を投げ出して座っているようなゆきだるま。
まるでおとうさんとオオくんの分身のようです。

その日の夜中、オオくんが見たゆきだるまは…?

動き出すゆきだるま。そしてよそのお家のゆきだるまに足をつけていき、行列になって歩きます。
たどりついたのは、公園の運動場。
サッカーがはじります。オオくんはレフリーとして参加です。

ゆきだるまたちの動きがかわいくって笑ってしまいます。
それにオオくんのうれしそうな顔といったら!

次の朝のオオくんとおとうさんの会話も素敵です。

父と息子、そしてゆきだるまだけしか出てこないストーリー。

おとうさんが子どもに読む絵本を探しているとしたら、これなんかはぴったりです。
雪の日にぜひとも読みたい。そうしたら外に行かずにはいられませんね。

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ゆでたまごひめ

ゆでたまごひめ

2012/02/21 10:07

完全無欠!見事な登場人物、展開、そしてオチ。おべんとうが待ち遠しくなる!?たのしいストーリー。

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食べ物が登場する、見事な展開、オチのついたおはなしです。
主人公はゆでたまごひめ。
住んでいるのはおべんとうばこのおしろ。
御付きは、しろいおひげのソーセーじい。
ここでもう笑いのツボが刺激されちゃいます。
他のキャストは女中のプチトマト、門番のブロッコリー、お城でいちばんの力持ち、おにぎりたろうとうめぼしまるたち。

退屈なゆでたまごひめは、ソーセーじいが止めるのも聞かずに外に遊びに行ってしまいます。
そこへ怪しげな三角あたまがふたつ。
サンドイッチきょうだいです。

どこに連れ去らわれたのか、ゆでたまごひめ。
そのわけは?どうなる、ゆでたまごひめ!!

おにぎりたろうとうめぼしまるたちの登場と戦いのシーン、そして最後のオチ。
まったく文句のつけどころのない、完璧なめでたし、めでたし。
こんな作品、なかなかないかも!
時代劇風味なのも魅力的です。

明日はおべんとう、なんていう日に読んだらますますたのしそうですね。
もちろん、この絵本のオールキャストの準備は忘れずに。

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