193さんのレビュー一覧
投稿者:193
紙の本アメリカ名詩選
2001/07/28 15:16
アメリカ名詩選
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アメリカを代表する最高の詩人達の作品が集まっている。原文との対訳で下には作品の説明や単語の説明がついている。なにか詩を読みたいがどの詩集にしようか迷っている人にお勧め。すべての作品が素晴らしい。
紙の本白い人・黄色い人 改版
2001/07/27 10:55
白い人
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傑作である。内容はここでは書かないが構成や文章や内容はすべて整っていて緊張した構築性をもっている。必ず一読の価値在り。
紙の本鍵・瘋癲老人日記
2001/07/26 19:01
日記文学
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二作とも日記文学である。では日記文学とはなにかというと物語が作中の登場人物の日記により構成されているのである。
とくに「鍵」は夫婦がたがいの日記を見られていることを感づいていながら、なおかつ、その認識の上で繰り広げられる性的な日記の遣り取りは谷崎文学の妖艶な魅惑と高い完成度を持ち合わせている。傑作である。
2001/07/25 22:21
チャンドス卿の手紙
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すべての作品が素晴らしい。流麗で流れるような文章は人を魅了してはなさない。そんなホフマンスタールの作品が五作収まっている。典雅な文章と鮮やかな構成はきっとあなたを楽しませてくれるでしょう。
紙の本認知言語学原理
2001/07/25 22:17
認知言語学原理
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かなり難解である。言語というものを意識的に分解し、そして分析して解説している。言語というものを深く知りたい人にお勧めするが基礎的な知識がなければ読んでもすんなり頭に入らない本である。然し、読み終えたのならあなたは言語というものをより深く理解したと感じるでしょう。
紙の本鹿鳴館
2001/07/19 19:50
鹿鳴館
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三島由紀夫の書いた戯曲「鹿鳴館」と「只ほど高いものはない」と「夜の向日葵」と「朝の躑躅」が収められている。
どれの素晴らしい戯曲で遜色がない。あえてゆうのなら「朝の躑躅」が一番面白い。
紙の本ゴーギャン 私の中の野性
2001/07/29 20:18
強烈な人生の軌跡
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ゴーギャンとは個性の強い人であった。そうでなければあのような絵画を描くことは出来なかったかもしれない。そんなゴーギャンの強烈な人生の軌跡がこの一冊の本に詰まっている。
紙の本他人の顔 改版
2001/07/26 19:06
他人の顔でなにをするか
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自分の顔を失った男の物語である。男が他人の顔を手に入れた時、何をするかが詳細に描かれている。この物語はたんに発想が面白いだけではなく、「顔」というものにたいする哲学的考察を持ち合わせた作品である。
紙の本岬
2001/07/25 22:26
岬
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どれも中上健次らしい作品ばかりである。土臭くて土着的な感じのするあたたかいぬくもりのある作品。とくに「岬」は芥川賞を受賞しており、この作品集のなかで一番面白い。
2001/07/13 11:13
20世紀アメリカ短篇選
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おもに20世紀後半の作家を中心に扱っている。
どれもさすがアメリカを代表する作家だけあって珠玉の名作ばかりである。そのなかでも特にジョン・バースの精子が卵子に辿り付くまでの遍歴を鮮やかに描ききった「暗夜海中の旅」は特に優れていると思う。
2001/07/08 19:52
日本語に強くなる難読語辞典
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難読語が載っている辞典。難読語のほかに四字熟語や対義語や類義語や植物や動物や国内市町村名や外国の国名の読み方などが載っている。
分厚い割りにコンパクトで便利。
紙の本旧字旧かな入門
2001/07/02 23:09
旧字旧かな入門
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旧字、旧かなが詳しく説明されている。
普段の生活では旧字、旧かなは使われることはないがこの本を見ているだけで明治の趣が感じれられ懐古趣味的な喜びが味わえる。
紙の本大江健三郎・再発見
2001/08/06 23:42
大江健三郎・再発見
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大江健三郎氏の書き下ろしエッセイと小森陽一氏と井上ひさし氏とに座談会やシンポジウムの模様が収められている。
そのほかにも資料として作品案内や大江健三郎年譜が載っているので大江健三郎氏を深く知りたい人や論文などを書く人にお勧め。
まさに題名どうり大江健三郎再発見である。
紙の本禁色 改版
2001/08/01 20:08
禁色
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長編である。かなり長い作品である。しかし、この作品はそんな長さをものともしないような緻密な構成と三島の独特の美的な感性を持っている。
老作家檜俊輔は完璧な美しさを持った青年の南悠一に出会う。死にかけていた老作家の美的感性が青年に呼び覚まされ数多くの女性達が翻弄される。傑作である。