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sfこと古谷俊一さんのレビュー一覧

投稿者:sfこと古谷俊一

171 件中 31 件~ 45 件を表示

紙の本

紙の本男の服飾事典

2001/02/25 19:58

男物の服ってこんなにあるのか

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 400ページもある、近代から現代の男性用の服と小物についての事典です。多数の服についてその種類と概要が簡潔にまとめられています。すべてではありませんが図版は豊富です。ものによっては歴史的経緯などもかかれており、衣服の誕生についての知見を得られるなど、興味深いものになっています。
 目次は、基本用語、スーツ、スポーツジャケット、ブレザー、シャツ、ニットウェア、コート、アウターウェア、ジャンパー&ショートジャック、ボトムス、ヘッドウェア、フットウェア、アクセサリー、フォーマル・ウェア、となっています。
 実のところ、服の種類ってのはこんなにあったのか、と呆れてしまうほど充実しています。これはまあ、私が関心度が低かっただけかも知れませんが。
 クリエイターにとっては、服装を文章表現するときの参考に、イラストを描く時の雰囲気づくりに、近代を舞台とする時のネタ出しに、など色々と使えると思います。

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紙の本

紙の本業界紙諸君!

2002/07/24 03:30

超専門誌に業界の常識と非常識を見る

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業界紙と呼ばれる、業界の人事や新製品などのニュースを掲載する雑誌・新聞について、どのような人間がどのように書いているのかをレポート。世間の広さを痛感させられる一冊。世の中にはいろいろな人間と、幾多の業界の暗部というものがあるのだなあと感動します。
こんにゃく業界にも業界誌があるそうですが、こんにゃく1500億円市場で極めて小規模とかいわれるとマイナー業界は立つ瀬がないよなぁ、などと思ったり。でもまあ、世のなかそんなもんってことですか。

宝飾店に取材といって押しかけ、金を出さないとショーウィンドーを割って歩くとか。オリコンの裏面史とか。いろいろと凄い人たちの凄い事績が出てきます。事実は小説より奇なり。小説を書く人などは、マスコミ系の人物造形の参考にも、どうぞ。

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紙の本

ヨーロッパ交易網の通史

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古代から現代までの、ヨーロッパに限定された通商の変遷を、わかりやすく概説する網羅的な一冊。具体的な交易路や産品について、その必然性を踏まえているために、なぜそのように交易路ができ、衰退したのかが理解できるのが面白いところです。

商業ルート、交易の中心地、商品、商人のイメージと現実、商業の力との章建てで構成されており、単純な通史とちがってテーマ別に焦点をあわせてあるために、わかりやすく意義深いものになっています。
付図として「ヨーロッパにおける商業ルートと諸中心地」という地図が8葉、あと索引があります。

図説とあるように図版も豊富で、そこからも古い地図や絵画などにより交易都市の外観や建物・交易商人たちのありかたをうかがい知ることができます。

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紙の本

紙の本トールキン指輪物語事典

2002/07/22 13:27

指輪物語を読み解く副読本

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『ホビット』『指輪物語』『シルマリルの物語』ほかのトールキンの関連著作から抽出された用語について整理して解説されている、まさに百科事典です。まず歴史を概説した部分があり。そのあと地理、社会、動植物、伝記(人物)について、それぞれ辞書順に紹介が書かれています。

項目数は400以上、図版も150以上となっています。

索引には項目ごとの出典作品がどの本かが明示されているのですが、項目の本文のほうには出典の記載が無いのは、すこし残念ですね。

全体としては、良く纏まっており。かつて『指輪物語』などを読んだ記憶をよみがえらせてくれます。こいつはこんなやつだったっけ、などと認識をあらたにすることもあって、久しぶりに『指輪物語』も読みたくなりますね。

『指輪物語』を読んで楽しかった人、指輪物語世界で遊ぼうという人はむろん、架空世界を作成する人が参考にするためにも、手許においておくと便利な一冊だと思います。

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紙の本

二つの民族の癒合によりドイツ人が誕生した

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ゲルマン人の誕生の経緯から、ローマとの戦い、そして考古学的知見を駆使して古代ゲルマン人の生活までを扱っている、啓蒙書です。戦後ドイツで、ゲルマン民族にたいする誤解を解くことを目的として書かれた本だそうで、一般向けだから網羅的でやさしくて、かつ冷静な視点で当時の考古学の成果(沼地から発掘された遺骸の研究とか)を生かして書かれています。

ゲルマン民族の素性(巨人塚をつくっていた農民と、アーリア遊牧民の混血であること)から書き起こし、ローマとの戦いとその経緯とゲルマン人の実像を生活・習慣・思想などからとか交互に記述しています。

よく知られて居る北欧神話の体系なるものが実際には比較的最近になって組み立てられたものであるとか、蜂蜜酒の作り方などの古代ゲルマン族の生活習慣などについての記述が、大変興味深く読めました。当時の実際の身長、女性の立場、服装や髪型、信仰や住居などにも触れられていて、大変便利です。一般向けの読み物ですから、データを引くのには向いていません。

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紙の本

わかりやすく読みやすい科学史年表

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科学技術史上重要な発明・発見について、年代順に豊富な解説を交えて整理した辞典的な書物です。索引をもちろんあります。項目数は1500くらいかな。

近現代の発明発見が過半数です。1920年代までになにが発明されているのだろうかと調べるとか、19世紀ものでこれはまだ発明されていなかったっけと調べるとかにも便利。

ただまあ、最近の知見からいえば変だとかいったものもありますし、ミスか見落としか古い通説を採用しているものもあります。また現代に続く発見というものを重視しているので東洋などでの発明発見が軽視されている傾向は強いなどの癖もあります。できるならクロスチェックはしといたほうが良いのは確かです。

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紙の本

紙の本惑星カレスの魔女

2002/07/02 04:04

たのしい冒険譚

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どんどんエスカレートする事態、次々あらわれる強敵と襲いかかる窮地。それを知恵と度胸と意外な力でどんと片づけていく。小気味良いスペースオペラ。

いまだとライトノベル系のお手本ともなる作品ですね。まあ原作は1966年、最初に翻訳されたのも1987年。実際これに感銘を受け影響を受けた作家も多いのではないでしょうか。
シリーズでずるずると展開するような話と違い、一冊で大きく事態が動いて展開して行きます。最近の小説だと、これ一冊のネタで十数冊は書いてしまうんじゃあないでしょうか。

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紙の本

体験的な、雑草の作物化の紹介

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身の回りにあるような雑草と農作されてきた作物とのあいだの関係を、実際に生徒たちとともに採集・調理してみることで実践的に理解する体験記。
アワの野生原種であるネコジャラシを、いかに採集し食べるかの悪戦苦闘を書いた表題作の他、ドングリやテンナンショウの食べ方、レタスやサツマイモの花、ハトムギの原種である固いジュズダマの調理方法、などなど。楽しくて身の回りのものばかり使った体験・実験により、作物の歴史に思いを馳せることができます。

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紙の本

紙の本歴史を変えた気候大変動

2002/06/02 23:20

夏のない年

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西ヨーロッパにおける、温暖で豊かな中世と、12世紀から19世紀末あたりまで続いた小氷期についての研究を、わかりやすくみっちりと解説する本です。
北大西洋震動、つまりアゾレス諸島の高気圧とアイスランドの低気圧の相対的な強さの変化が、偏西風の強さとヨーロッパの気温を大きく左右する恐ろしい影響力を、具体的な記録をもって示しています。

無敵艦隊はイギリスとの交戦よりも荒天で大きな損害を被った、わずかな平均気温の変化がもたらす大きな飢饉と村落の消滅、タラの回遊域の変化が大西洋横断を助けたこと、当時の人々にとって死がいかに近しいものであったのか、気候の悪化への対策としての技術の進歩、などなど、気象の変化が生活にいかに絶大な影響をもたらしているかがわかります。
我々は、わずか百年ばかりのちょっとした温暖で快適な時期に生まれたわけですが。今後の気象状況しだいでは壊滅的なことってのは、まだまだ起こりうるのでしょうね。

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紙の本

紙の本戦国の村を行く

2002/05/29 04:50

したたかで手強い、戦いと略奪の危険を理解し対処している村の姿

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日本の戦国時代の村落の意外なありかたについて、当時の日記他の文書をもとにして解説する本です。
いざという時に逃げ込み立てこもるための村の城、領主との契約による相互の地位協定、村の武力のありかた、村落共同体の生き残り戦略、人質の誘拐という交渉手段。などなど目から鱗が落ちる内容が盛り沢山となっています。

江戸時代でさえ「村と領主の関係は契約であり、契約に反した場合には逃散(ストライキ)で対処された」という感じで。これを見てると、明治以降の国民国家としての日本にくらべればすっと自立自尊で対等の関係だったんだろうなあ、という感じですね。アメリカなんかは、いまも似たようなとこあるでしょうね。

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紙の本

残りの分冊がすぐ読みたくなる

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現代サイドの主人公は、元TRPGオタクのUNIXハッカーで、ベンチャー企業の重役。第二次大戦サイドは、暗号解読に関ることになった彼の祖父と、日本兵との過酷な戦いを経て壊滅した部隊の生き残りである海兵隊の軍曹。それぞれが、駄目なとこもあり、限界もあり、それでありつつ「自分なりの生きかた」を周囲と保ちつつ生きてる感じですね。
日本語訳は4分冊なので、話がどの方向にどう転がるのかが見えないのに、それでも面白く読めてしまいます。逆にいえば、全体の流れが一巻ではまだ見えて来ないのが辛い人もいるかも。

暗号、第二次大戦、コンピュータネットワーク、計算機科学史、あたりに詳しくないと、細かいくすぐりを十全に楽しめないような気もします。しかし冒険小説的にも、経済小説的にも、個々のエピソードだけで楽しめました。

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紙の本

いじめられっこは魔族の国を救えるか!?

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ライトなノリとガジェット、軽快な語り口。なのに、戦争はまとも、怨念はみっちりという怪作。

オタクの妄想を具現したような魔族の国を救えるのは、現代日本では「居なくなっても問題ない」存在であった主人公だけ。とか書くと、願望充足小説っぽいですが、それがゆえの苦悩や状況、そして魔族と人間の形をとって再現された「いじめの構図」など、むしろ児童文学で見かけるようなテーマ表現に近い部分も。

1では、自らの戦うべき理由を見いだし、決断を行い、リーダーとしての責務を理解するという展開ですか。今後のA君の成長を期待したいところです。

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紙の本

紙の本中国の神さま 神仙人気者列伝

2002/05/24 17:52

中国民間の神々像を気楽に知ることができる

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中国で信仰される民間習俗・道教・仏教の神々について、来歴や神格の変貌と、変化の要因についての推測を紹介する本です。特に民間習俗では元人間が多いあたりが、たいへん興味深いところですね。
色々変化はありますが、封神演義(の原典の時点で)では大きくアレンジして別物にしてしまっていることが良くわかります。

突き詰めた論証などではなく、気軽にたくさんの神々を知ることができるもので、入門にもってこいでしょう。図版は古い本より色々と引いてあり、それも良いところだと思います。

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紙の本

犯則にみえて犯則でないリーダブルな怪作

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第16回メフィスト賞受賞作家が、作家イメージの崩壊に脅えつつ(?)贈る、難破してたどりついた孤島の連続殺人事件の謎を追う、下品系おばか怪異ミステリ。謎解きは、題名や展開、伏線を上手く生かしたパズル的な要素もあるもので、ノックスの十戒は片っ端から破ってるようにみえて破ってないのかな。ラストはなかなからサワヤカで、読後感がいい感じです。
サル顔の主人公間男(はざま・おとこ)をはじめとして、マッチョおかま、萎え乳パンチ婆などインパクトのある変人が登場して、げらげら笑える対話を繰り広げます。ちなみにデビュー前に書いていたニフティのミステリフォーラムの千字ミステリ(作者サイト「くろけんミステリ博物館」に掲載されています)の探偵役の人物が出てきます。

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紙の本

江戸時代の越境不法就労者たち

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主に細川領の一次史料を元にして、江戸時代の「走り」と呼ばれる無許諾での移住の実態を読み解く一冊。犯罪の処罰・破産・人間不和から逃れるため、あるいは一旗揚げるため、別の領主の支配地域に逃亡するというもの。現代でいえば夜逃げや難民・不法就労者のようなものです。

呼びかたが違うだけで現代でも似たようなことはあるよなとか、封建制がゆえの支配領域の枠がもたらす影響とか、意外なほど固定せず名家も没落集散していく農村の風景とか、労働力の需要のもたらす法令への影響とか、色々と興味深い内容でした。

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