fixxさんのレビュー一覧
投稿者:fixx
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2008/12/04 11:07
明治を身近に読み解く
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
明治における労働組合と生協の先駆者であった高野房太郎。
短い生涯ながら、その後の日本のあり方に大きな影響を残した人物の初めての評伝。
本作は、著者が30年余りの歳月をかけ、WEB上で連載してきた労作の「ペーパー版」であり、WEBとは違ったアプローチで房太郎と片山潜、そして明治という歴史そのものの一端を極めて鮮やかに感じさせてくれる。
単行本のみでなく、WEB著作との連携という点でも注目すべき書。
紙の本アメリカ日本人移民とキリスト教社会 カリフォルニア日本人移民の排斥・同化とE・A・ストージ
2006/03/25 14:23
桑港(サンフランシスコ)をはじめとするカリフォルニア移民の一断面
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
明治、あるいは新世界を求め、あるいは徴兵を逃れ、一番近いアメリカ本土へと太平洋航路で渡った日本人たち。とくに士族に多く見られたキリスト教帰依は、アメリカにおいても日本人教会の設立という形で続けられる。一方で中国人排斥による日本人移民歓迎のムードは早々に終わり、困難な時代を迎える移民たち。その時代を日本人キリスト教社会と長老教会ストージをサンプルに紹介する研究書。
紙の本片山潜 歩いてきた道
2006/03/25 14:22
スクールボーイ・片山潜の自伝
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
家庭の下働きをしながら学校へ通う留学生・スクールボーイ、別名:下女書生の代表にして日本労働運動の重鎮・片山潜の自伝。
資料としては正確性を欠く部分もあると思われるが、本人の口からいま語られるような明治の青年のたどってきた道のりは興味津々。学校の近代史で居眠りした私のお勧めです(笑)
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