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茶羅さんのレビュー一覧

投稿者:茶羅

147 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本坊っちゃん列車かまたき青春記

2002/08/30 14:03

タイトルで間違いそう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最初、この本を手にした時は夏目漱石の『坊ちゃん』関係の本かと思ったんです。でも、それならそれでいいやと購入しました。
数日後、買ったことを思い出しパラパラと捲ってみたわけです。そしたら、違うんです。夏目漱石なんてどこにも登場しません。つまり、これは題名にもあるように、一人の少年(西木拳、ケンポ)の青春期なのです。
話は終戦の日、つまり日本が負けた日から始まります。舞台は坊ちゃん列車というくらいですから、愛媛県です。主人公は戦後の食糧難を克服するために電鉄会社に入社します。入社というと聞こえはいいのですが、どさくさで釜焚き(蒸気機関車ですから)の弟子といえばいいのか、そこに潜り込むのです。で、出世と言えばいいのか、つまりはその会社で活躍していくわけです。
方言が多く、慣れるまでは読み辛いかもしれませんが、グイグイと内容にのめり込んで行くことは保障します。是非、ご一読頂きたい一冊です。

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紙の本

いいぞ!釣りバカ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

土屋 嘉男。シブイ系の俳優です。でも、主役じゃありません。重要な脇役です。って土屋 嘉男さんについてはこのくらいの知識しかありませんでした。でも、何かいいんですよね。スゴイ人って表現は似合わないんですが、例えば黒沢明の家に居候していて『七人の侍』に出演していたり、幼い頃にふとしたきっかけで井伏鱒二と出会ったり…。
そんな土屋 嘉男が実は釣りバカだったんです。自ら釣り番組の司会を務める程の釣り好きだったんです。
実はぼくは人の趣味、それについて語っている本って大好きなんです。キチンと仕事をしていて休日やちょっと時間が出来た時に自分の大好きな時間を過ごす人って尊敬に値する人なんです、ぼくにとっては。
まさに土屋 嘉男ってそんな人だったんです。これほどの釣り好きだとは知りませんでした。ぼくは釣りをしません。でも、そんなぼくが読んでも楽しめる本なんです。
それにしても釣り好きって異常な人たちなんですね。この本を読めば分かります。久々に心躍る本に出会いました。ページを捲るのが楽しくて、もったいなくて…。素敵な時間をこの本で過ごすことができました。是非、貴方もこんな経験をしてほしいもんです。
ご一読をお勧めします。

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紙の本

紙の本スイカの丸かじり

2002/08/29 20:16

奥が深いぞ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大好きです、東海林 さだお。本当に大好きなんです。
東海林 さだおの本は完全読破を自負しているぼくです。
もちろん、この『スイカの丸かじり』も美味しく、いや楽しく読ませてもらいました。
それにしてもこの人は天才です。食べ物について語らせれば右に出るモノはいないでしょう。直ぐに食べたくなります。居ても立ってもいられなくなります。
で、本書の題名にもなった『スイカの丸かじり』ですが、よくもまぁこんなことを考えたもんです。だってスイカの皮をリンゴを剥くように剥くんですよ。そして、食べるんです。何よりスイカ一個を食べきったその努力に脱帽です。そして、スイカっていうのは真ん中が糖度が高く美味しいんです。その部分を吟醸と称するなんて並みの人間には思いつかない表現なんです。
どうです、楽しいでしょ。思わず食べたく、いや読みたくなるでしょ。
そう思った時が旬です。一気に書店に駆け込んで『スイカの丸かじり』を買い求めましょう。そして、鮮度を失わないうちに一気に読みましょう。必ず心も満腹するはずです。

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紙の本

大槻ケンヂのつくりかた

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大槻 ケンヂ。ちょっと顔面にイカレたメイクをしたバンドマンです。時々テレビに出ています。キワモノって感じがしていました。ブームが去ったら居なくなる人だと思っていました。ところが、この人が面白いエッセイを書くんです。彼の本を書店で最初に目にした時、その面白さに魅せられそれから何冊か購入しました。単にキワモノのロッカーじゃないんです。その大槻 ケンヂがどうやって作られたか、それがこの本に書かれています。バンドブームの回顧録でもあるのですが、一方で大槻 ケンヂの青春読み物でもあるのです。彼の恋愛に関しても書かれています。まったく普通のその辺りに一杯いる若者と何ら変わらない大槻 ケンヂがそこに居ます。
突然脚光を浴び(実は地道な努力もしていたのだ)慌てふためく若者の日常が描かれています。いろんな読み方が出来る本です。若者の苦悩(勿論、多くの人間が一度は経験した道であるはず)が正しく描かれているこの本、是非ご一読頂きたいと思います。
最期に、バンドブームの時に付き合っていた彼女とは結婚しなかったんですよね。何だか寂しいなぁ。

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紙の本

紙の本君が代は千代に八千代に

2002/08/10 08:20

さて、どんな内容の本でしょうか?

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高橋 源一郎という名前と、題名だけで買ってしまった一冊です。
で、正解だったか? と言われると首をかしげます。じゃ、不正解? これまた首をかしげます。
「Mama told me」最初に出てくる作品です。スッゲエ作品です。エロ系って言うと違うって言われるかもしれませんが、やっぱりエロです。で、キタナイんです。世の中には「スカトロ」なんてもんに興味を持つ人もいると聞いています。まさにそんな傾向の本なんです。よくもまぁどうしてこんなことが書けるのか、こんな発想はどこから出てくるのか。思わず唸ってしまいます。
「Papa I love you」二作目です。これまた異常な性癖と言えばいいのでしょうか、そんな人の作品です。一作目で慣れているので何とか読めます。
で、こんなエロ作品だけかと思って読み進めると違うんです。こうなると何が何だかわからなくなってきます。
高橋 源一郎という小説家に読者はまんまとしてやられるわけです。楽しい一冊です。
是非、ご一読をオススメします。

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紙の本

紙の本グラスの底に

2002/08/10 08:13

何なんだ、この本は、シブ過ぎるぞ

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伊集院 静、作家です。バクチ系の本がともかく面白い本です。そんな感覚でこの本を手にとりました。で、読んだわけです。
目からウロコがボロボロ落ちました。シブすぎます。格好いい言葉がざくざく詰まった男の宝物箱みたいな本なんです。
「どんな人の人生にも、かがやく一瞬があると言う。その言葉が本当なら、もう少し踏ん張って生きて行ける」。どうです、唸るでしょ。
「沈黙は、時によって人を救うこともあるんだよ。大人の男はすこしぼんやりの方がいい」。くわー、シブ過ぎるぜ。
こんな言葉がザクザクです。サントリー・オールドの広告に使われた文章が一冊になったらしいんです。そのことは最期まで読んで分かりました。そして納得。
作家の底力を知った一冊です。こんな文章が書けるなんて、伊集院 静、恐るべき人物です。

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紙の本

紙の本ザ・勝負

2002/08/10 08:04

一体何者なんでしょう、清水義範

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清水 義範。どこの本屋に行ってもこの人の書いた本は売っています。でも、読めないんです。いや、本ですから読むことは可能なんですが、つまりどんな傾向の本を書く作家なのか、ってことが読めないんです。つまり多才なスーパーマンみたいな作家なんです。

幼い頃、全てのものに興味があって知りたくて知りたくて仕方がなかった頃。よく親に質問をして親を困らせた経験は皆さんあると思うのですが、まさにそのまんま大人になったオジサンなんです。
『始皇帝vsアレキサンダー大王』『ゾロアスター教vsジャイナ教』確かに知識がなかったらお互いを並べて検討できないことなんですが、どうして始皇帝とアレキサンダー大王を比較しなければならないのでしょう。確かに少しは興味があるような、ないような…。
ついつい読者の心をくすぐる対決が目白押しです。
でも、基本的にこの人は好奇心旺盛な人なんでしょう。この本を読めばよーく分かります。そして、清水ワールドにハマっている自分に気づいたりします。
さあ、皆さんもこの本から清水 義範ワールドに突入していきましょう。

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紙の本

紙の本青春ノイローゼ

2002/08/10 07:55

なんじゃ、この題は…

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みうらじゅんってちょっと変なマンガを書く人なんです。そのくらいの知識はあったんです。で、ちょっと変わった人だからちょっと変わった文を書くんだろうな、って…そう思って本書を手に取りました。大体題名からしてちょっと変わっています。『青春ノイローゼ』。なんだか分かるような分からないような、そんな題名です。
信人的人物って何だと思います。岡本信人って俳優(必ずいるけど陰が薄い、でもいないと寂しい)みたいな人なんです。こんな人に注目するってことじたいおかしいわけです。でも、「そうだよなー」って唸らせるエッセイなんです。
『洋ピン』って分かりますか、洋画のピンク映画のことです。最近はトンと見かけなくなりましたが、昔はありましたねぇ。そんなことに注目するってのもこの人ならではの文章に仕上がっています。
つまり、『青春ノイローゼ』っていうのはみうらじゅんの回顧録なんです。
天才が天才じゃなかった頃の思い出、どうです、読んでみたくなったでしょ。
是非ご一読をオススメします。

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紙の本

紙の本とんとん拍子

2002/08/10 07:47

とんとん読める

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萩野アンナさん。綺麗な人です。とても四十六歳には見えません。そして、すっごく頭がいい人なんです。
だいたい頭がすごくいい(偏差値の高い学校を出た人っていう意味です)の書いたエッセイっていうのは、やたら難しいか読んでいて面白くないものが多いのですが、この人のエッセイは別です。面白いんです。
『缶コーヒーは大阪で』なんて題名だけじゃどんな内容なのか理解できないと思います。でも、面白いんです。そして、心に染みこみます。
『月下美人』も同様。ただしこちらはちょっとエッチ。本当に萩野アンナが書いたの?って疑いたくなります。
つまりこの人は本当に頭のいい人なんです。ですから多方面の話題に触れ、それを広げていくことができるんです。
是非、ご一読をオススメします。

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紙の本

紙の本となりのトトロ

2002/07/31 19:42

黄金の定番

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説明不要。まさに日本人の大多数が鑑賞し、その作品に感動した宮崎アニメの代表作です。トトロって妖怪?お化け?でも、ちっともオドロオドロしていなくて愛らしいんです。
妹のメイが泣かせます。子どもってこんな感じだったよなー、ってホノボノします。そして、時代背景がいいんです。ちょいと昔、日本に自然と人情が溢れていた時代です。それを見るだけでも一見の価値はあります。
今回はDVDってことで場所も取らず劣化も少ないってことで、是非是非お買い求めいただきたい作品です。
貴方から子ども、そして孫へ伝えていきたい日本の伝統文化です。

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紙の本

紙の本道草ばかりしてきた

2002/07/24 13:59

写真にも価値あり

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最初、この写真に興味を覚えてこの本を手にしました。色遣いが素晴らしいんです。で、文章を読み始めました。写真に関してのエッセイを期待して読み始めたわけです。
全然関連性がありません。いや、ひょっとすると関連しているのかもしれませんがぼくたち読者にはその辺りは判別できません。
で、文章ですが、この本の紹介にも書かれているように素晴らしい短編のようなエッセイです。紀行文のようなエッセイもありますが、それは短編小説としても読める作品であるのです。
京都や葛西etc、まったく日本中を旅している作家であることがわかります。

この本を読むと旅に出たくなります。同じ場所に身を置いて、自分がどんな感情を持つのか、そんなことを期待してみたくなります。
さて、この作家は一体どんな旅を続けているのでしょう。第二弾も読みたいって思います。
是非、ご一読をお勧めします。

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紙の本

紙の本文壇

2002/07/24 13:52

野坂昭如、正体が掴めません

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野坂昭如。まさに変幻自在の作風を持つ作家です。
「蛍の墓」なんて作品を書くかと思うと今回はこんな「文壇」なんて本を書く。そして、スタイルもまったく違う文章を書くんです。
文壇ではまさに文壇のことが書かれています。暴露本として読んでも面白いかもしれません。中学や高校の国語の資料集に出てくる有名な作家がポロポロ登場してきます。そして、資料集には書かれていない人間くささが随所に描かれています。つまり、結構不思議で我が儘でエッチで偏屈なオッサンたちであったということです。
魑魅魍魎が跋扈する文壇で生き残りを賭けた野坂昭如がこの世界を泳ぎわたる様子が描かれております。楽しいっすよ。ただ、意識的に懐古風書き方になっているので現代風の文章に慣れている人には最初は読みづらいかもしれません。
でも、そこがこの本の魅力でもあるんです。
是非、ご一読をお勧めします。

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紙の本

紙の本それがどうした

2002/07/24 13:45

楽しい人生です

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

伊集院静。随分高尚な名前の作家です。確かに、素晴らしい小説も書いています。
ところが、彼は大のバクチ好き。しかも、競輪です。
競馬は一時女の客が増えて随分トレンディな場所になった時もありましたが、競輪は競輪。黄色い歓声がまったく聞かれない場所です。オートレースと並んでキング・オブ・ギャンブル(何か恐ろしいギャンブルっていう意味)じゃないでしょうか。
人が勝った話っていうのほど聞いていて面白くない話はありません。でも、この本は面白い。何故なら勝ってないからです。負けてます。快調に負けてます。
しかし伊集院静。忙しい流行作家なのによくもまぁこれだけ競輪に打ち込む時間があったもんです。そして、流行作家で財も成しているはずなのに、まったくカネを溜めていないっていうのも、読んでいて楽しい(人の不幸が大好きな人はって意味です)ですよ。
阿佐田哲也以来のギャンブル系作家です。アウトローの匂いもします。
是非、平凡な日常に退屈してきた人はこの本を読んで下さい。何故か楽しくなってきますよ。それから、この本のイラストは西原理恵子って人で笑わせてくれます。これ単独で見ても楽しませてくれます。
是非、ご一読をお勧めします。

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紙の本

小説家がスゴイのか、この人がスゴイのか

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この本読むと小説家になりたいって思うでしょう。
そうです。小説家「吉本ばなな」の華麗な毎日が記されています。
それにしても豪華です。
海外旅行に行きます。今は珍しくはないでしょうがリッチです。何がリッチって内容がリッチなんです。別に大金をまき散らして旅行しているわけじゃないんですけど、一般人とは違う旅行です。
メシを食べに行きます。忙しいからなんでしょうが、外食ってやつです。近所の定食屋じゃありません。首都東京にしか存在しないような『カタカナ』の店名。優雅です、憧れます。地方在住の人間がこんな本を読めば、テレビのトレンディドラマの生活が東京では日常茶飯事繰り広げられていると錯覚するように、思い込んでしまうでしょう。

本書の三分の二以上は読者(実はウェブサイトを持っていて、そのホームページに書き込みされた質問)の質問に答えるって趣向です。一気に字が小さくなって読みづらくなりますが、内容は盛りだくさんで楽しいです。
是非、ご一読をお勧めします。

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紙の本

スゴイ人です戸井さんって方は

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人生五十年。確か織田信長が言ったような気がします。
その50歳を二つも超えたオジサンが何とアフリカにバイクで行くんです。
バイクで行くって言ってもただ単に行くんじゃなくて、北から南に縦断するんです。
すごいでしょ。この人はこれ以外にも五大陸を走り回っているそうなんです。

凡人はただアフリカを旅するって聞くと「暑いんだろうな」とか「しんどいんだろうな」とか考えるんでしょうが実はその費用の捻出が一番大変なんだそうです。伴走の車も用意しなければならないらしく、家一軒買うくらいの金がいるそうです。そうまでして(しかも家族もいます)走り続ける男の信念。それに触れるだけでも心が震えます。
そして、何よりこの本はアフリカの真実を書いています。私たちはアフリカって野生動物の多い国、黒人の国、飢えと貧困に苦しむ国、程度の認識しかないと思いますが、本当はもっといろんな顔のアフリカがあるんです。
バイクって好きじゃないから。そんな人でも十分楽しめる本です。
是非、ご推薦したいと思います。多分「面白かった」って読後の感想を体験することができるはずです。

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