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EIJIさんのレビュー一覧

投稿者:EIJI

39 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本韓国カルチャー・ナビゲーター

2002/03/18 13:17

ディープコリアへのストライク

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 大衆文化は確実に社会を映す鏡であると同時に、異文化への親近感を呼び起こすきっかけにもなりえよう。本書は韓国文化へのナビゲーターである。そしてかなりディープなものだ。この手のまとまった内容の書籍は、後にも先にもほとんどない。ジャンク・カルチャーをこよなく愛するディープなマニアには大受けする内容であるといえる。しかしこの本が単なる映画マニアとか韓国アイドルの追っかけだけに消費されるとしたら、いささか残念だ。経済や言語から隣国に切り込もうとしている学究者にもぜひお薦めしたい。ディープだけどね。

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通勤電車内で内容を把握できる本

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 各テーマを見開き2ページで収まるようにまとめ、左ページに図表イメージ、右ページに端的な説明を配している。この業界に詳しくない人が、通勤電車の中でサッと概要を把握したいと考えているなら、本書はなかなかのお薦めである。また各章毎にさらにその章の内容を1ページでまとめ直しているので、教科書を読むような苦痛はほとんどない。日進月歩の最先端分野なのでこの本の寿命は短いと思われるが、消費して足るべき本もまた必要なものであろう。

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紙の本ガキの自叙伝

2002/03/14 13:20

達人の足跡

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 語るに足る人生は誰にでもある。それを語るのも自由だし、語らないのもまた自由なはずだ。しかし、それがいたずらに装飾しない真摯な語り口であれば、およそどんな物語でも共感の対象となる。本書は、戦後日本を代表するベンチャーを無から起こした著者による魅力的な自伝である。ここに教訓を読み取ろうとする向きはそうすればよいが、読者にその必要はないと思う。自伝とは結果であり、秘訣ではないのだ。自信を持って生きている人の物語はそもそも強靭である。それ自体が自信の裏返しなのだから。

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紙の本微熱の島台湾

2002/03/06 13:27

台湾ランドスケープ

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 台北の街にアジアNIESの高度成長を見るような文章が巷にあふれている一方で、この本は台湾の少数民族に触れた稀なエッセイであるといえる。自然体で一貫しているようでいて、急に肩に力が入ってしまうようなくだりもあり、読後感をひと口でいえば、魅力的だが不安定な文体、である。そういうあやういバランス感を著者と共有できる人にはぜひともお薦めしたい。そうでない人にも、先にあげた理由で貴重な内容である。これからも台湾は確実に日本の隣に位置し続けるのだから。

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紙の本奇妙な時間が流れる島サハリン

2002/03/04 13:05

日本人の目に映った現在のサハリン

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 ユジノサハリンスクで教鞭をふるった著者による力強いエッセイ。北緯50度以北の、オハやノグリキ、アレクサンドロフスク・サハリンスキーなどにも足を運び、それぞれに得難い記述を残している。サハリンを巡る周辺各国の歴史にもきちんと触れており、この問題に無自覚な人には最良の書となりえよう。サハリンに関する一般書が少ないだけに、貴重な一冊である。これでサハリンに興味を持った人には、角田房子の『悲しみの島サハリン』を強くお薦めしたい。

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紙の本マレー半島すちゃらか紀行

2002/02/28 12:51

マレー爆笑旅行記の決定版

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 マレーシアに特化した面白い旅行記、というジャンルでは知る限りこれ一冊だけ。さすがに作家の紀行文だけあって、楽しく一息に読める。個人的には旅行は都市滞在型しか興味がないので、クアラルンプールは通過するだけ、ジョホールバルにもペナンにも行かず、ジャングル・バトパハ・ティオマン島と、マレー半島を激しく東西に移動するこの本のルートは、全然実用的ではない。そんなことはどうでもいい。国家事情について専門的学術書こそあれ、他の東南アジア諸国、例えばタイやインドネシアに比べて一般書がかなり少ない印象を受けるマレーシアだが、こういう抱腹絶倒本がもっとあればいい。この著者、もう一回旅行しないかな?

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紙の本マレーシア人

2002/02/28 12:46

マレーシア人の生活様式を綴ってはいるが…

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 期待が大きかった分、読後の反動も大きかった本。住居やマナーといった、外国人が生活する上で必要な情報や、三大民族の風俗・食文化など、マレーシア総合ガイドとして読める。しかし洋書独特の不要な暗喩が読み手のリズムを奪っている。こういう作品を読むたびに、社会科学にも日本語の美しさが大切だと痛感する。一般書が少ないだけに読んで損はないと思うが、『マレーシアにんげん事情』と比較してみると、筆致の魅力の差は残念ながら大きい。

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紙の本マレー鉄道途中下車の旅

2002/02/28 12:36

鉄道沿線のフォト紀行

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 書名通りマレー鉄道沿線の紀行。豊富なカラー写真がなかなかよく、最後まで楽しく読める。本文の内容は基本的にガイドブックのそれと大きな違いはないが、ペナンやランカウイといったリゾート地以外ではこういう写真主体の本が少ないので嬉しい一冊である。これからマレーシアに行こうと思っている人なら、チェックしておく価値は十分ある。

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単なるガイドブックにあらず

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 ホリデイワールド・シリーズの一冊。「長期滞在者のための」と銘打っているが、短期旅行者にも十分参考になるマレーシア雑記。加えてこの本は、単なるガイドブックではない。異文化に対する常識的な考察として、興味深い作品になっている。マレーシアで生活する日本人を何人も紹介している点が、他のガイドブックとは一線を画する。それぞれの生活が魅力的でいい。また、食べ物に関する記述も詳細である。間違いなく良書。

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紙の本マレーシア屋台天国

2002/02/26 12:45

うまそうなマレーシア

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 中国系の著者が生まれ育ったマレーシアの食文化を、過剰な思い入れを持って紹介した作品。華人の食文化に特化された内容かと誤解して購入したが、マレー系・インド系も含めたマレーシアの食卓をひたすら自慢する。日本の料理関係者が読むと怒るかもしれない記述もあるが、そうかあ、マレーシアってきっとうまいんだろうなあと思えてしまう。マレーシア華人に興味のある人にはお薦め。そうじゃない人も、マレーシア・グルメ本が他にあるとは思えないので読む価値はある。マレー系・インド系の人が書いたこういう本も欲しい。どなたか書いてもらえませんか?

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最良のマレーシア読本

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 マレーシアに2年間滞在した著者による、優れたマレーシア生活記である。この本を読むと、かの国の事情に精通した気になれる。マレー系・中国系・インド系を網羅した魅力的な人間ウォッチング。すごい本だ。2年という限られた期間で、かつ研究目的で生活したわけでもないのに、これほどの情報量を著せる作者の行動力に驚嘆である。マレーシアを知るための一冊として、文句なしに現存する最高の良書だと思う。でも、この表紙は何とかならないのかなあ…? 絶対のお薦め。

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とにもかくにもマレーシアを知るための本

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 マレーシアを知るキーワードに対し詳細な解説があり、その注釈がいちいちぎっしり連なり、欄外には単語のマレーシア語表記が並ぶという、怒涛の情報量をたたえた百科事典。チープな装丁に反して、中身は実に濃密。読むのも結構骨が折れる。ことマレーシアに関する限り、この手の本が多くはないので、存在価値は非常に高いと思う。かの国を考えるすべての日本人にお薦めしたい。しかし、筆致の魅力では『マレーシア百科・200項目』に残念ながら及んでいない。その点だけが惜しまれる。社会科学にも愛情は必要なのだから。

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オールドBASICのプログラムが書ける人に

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 この手の入門書は大体が冗長に書かれていて、体系的にまとめようとするがゆえにプログラマが本当に知りたい部分は全体の一部だけしかない、そんなふうになりがちである。しかしこの本のアプローチは、具体的な結果からそのコーディング例を読者に提供するという形であり、実にすっきりしている。逆にプログラム経験のない人が頭から読むのは辛いだろうが、ある程度の経験者、特に昔のマイクロソフト系BASICを通過したような人であれば、この本だけでHSPがかなり自在に使えるようになるだろう。巻末にはリファレンスもあるので、HSPはこれで十分である。

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紙の本遠くにありて

2002/02/20 12:51

解体して、そして新たに生まれる家族

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 大学入学で上京し、地元の学校の教師として帰郷することになったひとりの女性を通して、ライフスタイルのあり方を問う物語である。主人公は新任の先生という社会的な立場で様々な事柄に接しつつ、巡る思いは絶えず揺れ続ける。読者は彼女の心の揺れを、ゆっくりと噛みしめるように辿っていくのだ。やがて彼女は東京で生活する夢を静かに置いて、結婚を決心して家族が解体することを体感する。そして新しく家族が誕生することを知る。主人公の揺れを辿ってきた読者は、ここで大いに安堵する。それはこの作品の持つ説得力である。シンプルな絵とコマで、近藤ようこはここでも他では得難い力強い物語を残した。個人的には一番好きな作品である。

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家族のあり方とは何か

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 ポスト戦後の時代に、急速に音を立てて形を変えていった家族のあり方を、この作品はいろいろな形態の家族とそのエピソードを登場させて読者に問う。キャラクターそれぞれに際立った人生観を多面的に浮き彫りにする手腕は、見事というほかない。近藤ようこの描くストーリーは強靭である。この作品に限ったことではないが、キャラクターに存在感があるからこそ、彼女らのモノローグが読者に対して、深くそして静かにうったえるのだ。マンガを頭から低俗な消費文化としか見ないような向きには、残念ながらこのような力強い作品を味わう機会はない。しかしながら戦後を代表する文化的な表現の一角に、マンガは確実に存在する。そして今後もそうであろう。

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