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レーカイヤノシュテアーさんのレビュー一覧

投稿者:レーカイヤノシュテアー

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紙の本

異星人伝説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 中欧の小国、ハンガリーという国が国際的な科学や化学、物理に熱心な環境を提供する地盤だったことは興味深い。さらにギムナジウムの素晴らしい教育が世界的指導能力を次々に開花させた結果を生んだことは、学校教育の面でも大きな示唆を残したと思う。
 ここには20世紀の科学史を創り、それぞれが世界のリーダーとして、十二分に生き抜いたという人間像が多数描き出されている。ほとんどがユダヤ出身で、ハンガリー史上、生き延びるために国を捨て、名前を偽ることを強いられた科学者達である。彼らは、帰る国を永久に失った。逃れた国で生きていく道を自分で確立するしかなかった。いわば生きるための必死の努力が実を結んだといえるだろう。が、厳しい苦労が栄光を掴んだという話だけに終わっていない。彼らが寝る時間も惜しんだ科学や物理は、彼らが人生を賭けた楽しみであり、趣味でもあったらしいことにホッとする。果敢な姿勢が、最後には成功を遂げた話には勇気をもらった思いがする。
 安定した国で、自由ボケのようにのほほんと生活している我が身に、真剣に人生に向かったことがあったか、命を賭けた姿勢をもったことがあるか、このまま安全に浸って生きていっていいのか、と問いを投げかけてくる本でもある。

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