海野あさりさんのレビュー一覧
投稿者:海野あさり
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紙の本Q.E.D. 12
2002/04/22 23:45
遺された謎の蓋が開く…。
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やっとでました! 「Q.E.D.」の最新刊です!
今月は本誌での連載、「ロケットマン」1巻と同時発売ということで、
ファンにとっては大変嬉しい月ですね。
この12巻には2つの事件が収録されています。
『銀河の片隅にて』
「Q.E.D.」といえば、
推理マンガの割りに、殺人事件が少ないことが特徴の一つと思うのですが、
この作品も、殺人は起こりません。
宇宙人の絵を巡る、ちょっとほのぼのした(?)お話です。
ただこの話、私が一読した限りでは、
私の理解力不足なため、トリックがよく分からなかったのですが…(苦笑)。
それでもその事件に隠された真相など、
「Q.E.D.」ならではの知識を学べて、満足です。
燈馬くんと可奈ちゃんが、また少し近づいた感じだし…。
『虹の鏡』
↑の作品も面白かったのですが、
12巻のメインはこちらだと思います。
この話は「Q.E.D.」初、過去の事件の完結編となっていて、
10巻に収録された『魔女の手の中に』の続編です
(おそらく『魔女の〜』を読んでない方にはわかりづらいでしょう)。
『魔女の〜』の終わり方にちょっと疑問を感じた方にも、
この話ですっきりして頂きたいです。
その話の中でのキーとなったあのアイテムが、
今回の事件に関わってきますから…。
そして最後にも、とんでもないどんでん返しが待っています。
私たちはまた、作者に嬉しい裏切りを受けることでしょう。
紙の本ロケットマン 1 A boy meets Rocketman (講談社コミックス(月マ))
2002/04/22 23:31
冒険の世界への扉が開く!
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「Q.E.D」でお馴染みの、加藤元浩先生の新作です!
帯にある、
『ミステリ、アクション、サスペンス…
そのすべてを内包した最高密度のカオス!』
というのは伊達じゃない!!
主人公の葉は、いじめられっこの14歳。
母は他界し、個人病院を経営する父とは接点が無い。
そんな葉の中に、しこりのように残る記憶の断片。
南国の風景、ボロボロの家、血まみれの祖父、脈打つ内臓…。
これらの欠片を持つがゆえに、
自分の今いるこの世界は嘘なのではないか?
思い出せない、記憶の続きこそが、現実なのではないか?
そんな疑問を抱きつつも、安住の殻から抜け出せない毎日…。
そんなある日、葉が出会ったのは、「R」と名乗る、謎の男。
この男が一つずつ、葉の前に冒険への扉を差し出す。
しかし、その扉を「R」は開けてはくれない。
———その扉を開けるのは、葉自身なのだから。
ヒロインには人気者で、行動派の長月弥生。
その言動ゆえに、「Q.E.D」の可奈とキャラが被るのではないかと懸念したが、
そちらとは違い、葉をセーブする役目となっているようだ。
評価が4なのは、これから先にまだまだ期待してる所為。
「Q.E.D」よりも更に視野の広いこの設定で、
きっと私たちをワクワクさせてくれることでしょう。
2ヶ月連続リリースで、
来月には2巻が読めるということで、期待大です。
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