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hikaさんのレビュー一覧

投稿者:hika

21 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本女の一生 改版

2002/07/04 10:47

人間の魂の孤独—主人公のひとりの女性

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 若く美しい少女ジャンヌ。修道院の寄宿舎で生活していた彼女は、自由な生活への大きな希望を夢見ていた。激しい恋をし、ひとりの女性としてしあわせを掴んでいた彼女。しかししだいに黒雲が垂れこめてくる。夫の疑わしい雰囲気や行動。結局は女中との問題や性格の欠落などを見てしまう。
 荒れ狂うような体験をしていくジャンヌだが、彼女は海の傍で生活をしており、この海だけが穏やかにも偉大に変わらず其処にあって、とても重要なものとなっている。息子に振り回され家族に先立たれ、老婆となって行く彼女が最後につぶやく言葉は、予感はしていたものの、この物語をまとめる言葉であった。
 主人公ジャンヌと女中ロザリの対照的な2人の発言や雰囲気は見物である。また、濃密な各部分の描写はこの作品の重要なポイントだ。

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紙の本

紙の本木のうた

2002/06/23 15:32

木のうた

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この絵本はグラフィック・アートで絵本を発表しているイタリアの作家イエラ・マリの約25年前の本です。

まったく文字のない絵本。
そこに木が1本あり、動物たちがそのまわりで生きている。
冬・春・夏・秋そしてまた冬がやってきて、決して止まることのない四季が続いていく。

ここに描かれている木は踊ったり歌ったり笑ったりしている印象はない。だけど寒い冬が来ても、冬眠の動物たちと一緒にじっと耐えている。
きっとこの木は大きくはないけれど、ちいさなうたを口ずさんでいるんだろうと感じる。

文字がまったくない。
最初のうちは母親がおはなしをつくって聴かせる。
そうやって母親のことばで彩られた絵本は忘れないものじゃないでしょうか?
少し大きくなったら、自分のことばで読んでみる。
この本には自分から作っていく意味がある絵本だと思います。

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紙の本

ADayInTheLife

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 すごくおもしろくて全部読みました。はじめに1人ずつのページがあって、それぞれの子供時代の話なども充実していました。ジョンが1番最初に掲載されてましたが、たくさんの記事から集められた文章はとてもすばらしいものばかりでした。ジョンはとてもいい発言をしていると思います。
『感情や苦痛を閉じ込めてしまうより、しっかり感じ取ることだ−−−−もしもの時に備えて貯め込んでおこうなんて考えない方がいい。誰だって心理的に抑圧されてると思うよ。心を苦痛にふさがれたことがまったくない人間なんて、会ったことがないね。子供の頃から、生まれてから一度も、精神的に追い詰められたことのない人などいるもんか。どうして泣いちゃいけないんだ? 12歳くらいになると、もう泣くなと教えられる。“大人になりなさい”って。いったいそれってどういうことだい ?大人だって辛い思いはするんだよ。』
 ジョンだってつらい思いをして生きていた。それを乗り越えていったジョンが、ジョン・レノンがこういうことを言ってくれるととても嬉しく思います。「しっかり感じ取ることだ」と言うことは子ども達にはとくに重要な言葉だと思います。私自身とてもすっきりした気分にさせてもらいました。おとなになるまでにこういうさり気ない言葉がとても重要になってきます。ジョンは心やさしい人だと思うけど、とても矛盾に満ちた発言などもしてしています。だけど、そういうところが愛すべきジョンという人だと思います。ジョンが幼少、少年、青年期と感じてきたことの発言をとてもいいものばかりで、ユーモアがあってとてもよかったです。

 ポール、ジョージ、リンゴは、特にリンゴは涙もろくいろいろと語っていて、ビートルズはいつまでも終わらず生きていることを感じました。ビートルズを取り巻く大勢の人達に関しても詳細に掲載されていてほんとうにビートルズに関する歴史が読めてとても素晴らしく編集された本です。
 やけに大きくて重いけど、ビートルズの事を教科書的に、記録性を持たせてずらずらと載せるにはこれだけの重さが必要なのはしょうがない!

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紙の本

あたたかい

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「耳をすませば」で監督をされた故近藤喜文氏が月刊誌・アニメージュに掲載していたものなどをまとめた画文集。優しい色づかいと線で、子供たちなどの表情やしぐさのスケッチはすばらしいの一言。観察・研究などに余念がなかった近藤氏、そのあたたかい人柄も感じられる一冊。

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紙の本

すぐれたシリーズ

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 この「現代世界の美術アート・ギャラリー」シリーズは図書館などでもよく見かける、まとまりのよい画集です。個々の画家の代表的な作品から重要とされている作品まで大判で掲載されています。

 いきなり画家の紹介や伝記の一説などから始まるのではなく、その絵ひとつひとつの解説・エピソードを載せているので、その画家の生涯の断片をまったく知らない人にとっては作品の意味・重要性・その年代との関わりなどが解りにくい気もします。
 しかし後半のページではドキュメント写真などを多く使い、評伝やエッセイなど中身の濃いものとなっています。

 このゴッホの画集では「包帯をしてパイプをくわえた自画像」と「自画像(サン=レミ時代・オルセ美術館蔵)」が見開きページに掲載されていて、たいへん迫力がありました。
 個人的にはエミール・ベルナールと立ち話(?)をしている、後姿のゴッホの写真が見れてとてもうれしかったです。

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紙の本

練習問題がたくさん

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 スペイン語の基礎から上級まで順序良く学んでいける書籍です。基本表現から文法解説まで豊富に載せられていますが、説明があまり細かく書かれていないので、1度スペイン語を勉強された方が復習として活用するのがいいと思われます。でも初心者のときからしっかり学んでいく気力がある方は、たくさん「練習問題」があるので他の教材などと一緒に学ぶにはとても便利です。

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紙の本

紙の本世界名作劇場大全

2002/06/27 22:03

良い作品があった

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 いつのまにか消えていた「世界名作劇場」。ある年代には視聴率も高く、たくさんの子ども達(大人までも)見ていたはずの「世界名作劇場」。この本はその歴史と簡単な分析などを収めた非常にカラフルな本だ。各キャラクター、各回の情報、裏話、元になった本の紹介などがある。名作劇場ファンならなかなか楽しめると思うが、著者の個人的な話に意見を言いたくなる場面もあった。
 「赤毛のアン」などの本当に名作だったアニメもあるが、視聴率も取れない目立たない作品もあった。しかしそれぞれ歴史を作ってきた(でも忘れられてしまった)。しかし「大全」といわれるだけあり、すべての作品に情報が載せられている。
 今でもたくさんのファンはいるが、もう「名作劇場」は必要ないのかどうなのか。復活するのかどうなのか。まったく考えさせられた。

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紙の本

簡潔な発言集

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カートとコートニーの発言集です。
彼らのバンド、ニルヴァーナとホールに絡めたバイオグラフィーも簡単ですが収められています。

コートニーはいつもメディアやマスコミと激しく対立していて、その中である“雑誌”側の発言や態度は大変な誤解を生んでしまいました。屈辱も受けたはず。彼女は爆発して言いたかったでしょう。「ほんとにあんたって最低!」と。(もっと激しく言いますヨ、彼女ワ!)この本にはそれに対するコートニーのありのままの言葉が載っていて最高にすっきりします。
カートの幼い頃の写真、コートニーのライヴ写真、愛娘フランシス・ビーンの写真、3人の写真などすごく素敵でした。
彼らはほんとうに愛し合っていた!

カートについての本はいろいろと出ていますがコートニー(Holeも含む)についてはほとんど日本では出ていません。それだけでとても貴重です。

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紙の本

魅せてくれる背景

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 「赤毛のアン」の美術背景はきれいだった。井岡さんの仕事のなかでもとても重要な位置にある。「赤毛のアン」を見て誰もが思う事、それは背景の美しさ。木々の揺れ、広い草原、おおきな空にながく続く道、ひとつひとつが輝いて明るいのだ。まるでグリーンゲイブルズをそっくりそのまま再現してくれてるような気がする。

 井岡さんがゴッホの画集を見ていた話や「影にも色をつけろ」と話していたという逸話。「赤毛のアン」で室内の様子が落ちついた雰囲気に見せるために、壁紙を一面に見せるわざ。この本には井岡さんの仕事が詰まっています。若くして亡くなってしまった井岡さんは、たくさんの仕事をしましたが、宮崎駿監督が、井岡さんの仕事の中で重要なものだとおっしゃった2つのアニメの作品がまったく残っていなかったというのはほんとうに残念でした。アニメは残っているので見る分にはいいのですが、井岡さんの偉業をこの画集で余すところなく見られないのはやっぱり残念です。

 ほんとうに大きな存在の人だと思います。この画集を見てから、改めて「赤毛のアン」などを見るとき、背景の美しさに惚れ惚れしました。そして、背景美術という重要な仕事についても教えてもらった気がしました。

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紙の本

紙の本らもチチ わたしの半生 中年篇

2002/06/27 22:23

深夜のラジオ

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 このふたりのラジオを深夜、襲ってくる睡魔の中でよく聞いていました。すごくシュールな話(話し方)はとてもおもしろかった気がします。ボワボワとボソボソしたらもさんの話し方は、いつも病気なのか!? というほど聞きづらいときもあったけど人生経験豊富なお二人の話はたまに勉強にもなりました。(?)すごく好きでした。

 そのラジオを「青春篇」と「中年篇」に分けた本が発行された。これは「中年篇」。わたしは「青春篇」を読んでいませんが、「中年篇」はものすごく波乱万丈でおもしろかった! らもさんの「男の大厄にうつ病が出だ!!」とかは重い話だけど、話し方に鋭さがあってすごかった。ほんとに死ぬ寸前の堕落した人間を見た気がしました。
 らもさんが輝く栄光を手にして松村さんがゴンチチでデビューしたりと、重要なことが次々と起こった「中年篇」は計り知れないエピソードが読める。とにかく話の展開と、相槌がおもしろすぎる!! 文字で読んでもとてもおもしろいのでおすすめです。

 「らもチチには何の意味もない。」と話すらもさんは最高。

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紙の本

紙の本クレー

2002/06/26 17:16

発明的!

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パウル・クレーのデッサンがこんなにおもしろくて楽しいものだとは思いませんでした。もうこれだけでアートであるし、何処までも未知の線が続いていくようなデッサンです。刺激をくれるこの本は見ごたえ抜群です。子供の頃の絵から青年期の頃のものまで収められているのですが、その変わり様は目覚しいものがあります。解説も詳しくてとてもよかったです。

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紙の本

華やかさと孤独

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 ロートレックは肉体的ハンディキャップにありながらも輝く知性を持っていた。自分の作品について「ぼくは真実を語ろうとしただけで、現実を理想化しようとは思わなかった。」と語る彼はパリの夜の歓楽街をひたすら描いた。そして酒におぼれていった若い画家がいちばん輝いた仕事をしたのが「ムーラン・ルージュ」のポスターだ。そのずば抜けた的確な線(まるでおどっているような!)と構図はほんとうにすてきだ。

 ロートレックが夜の世界を描いていた同時代にもうひとりの画家がいた。ファン・ゴッホ。ロートレックはゴッホの力強い画面に惚れこんでいた。ある知人がゴッホの悪口なるものを言っていた時は殴りかかるほどだったという。しかし彼らはまったく正反対の画家だった。ロートレックは「ゴッホのようには描けない。僕は都会を描く画家だ。」と、そういうふうな言葉を言っていたと思う。
 この書籍にはロートレックがパステルで描いたゴッホの肖像画も収められている。

 タッシェンシリーズは手ごろな値段でデザインもよく、まぁすぐれていると思う。また、このロートレックの場合は写真もたくさん掲載されているので彼のすてきな顔もよく見れる。

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紙の本

紙の本パステルの技法百科

2002/06/24 02:16

パステルの技法百科&ギャラリー

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 まるで「パステル画のギャラリー」のように多彩な技法を使って描かれたすばらしい作品が多く掲載されているのでとても楽しめる。それがこの本の第一印象。
 もちろん、パステルを効果的に用いる方法、パステルの各種紹介など豊富な内容で充実したガイドブックである。カラー図版の例とともに基本的なことから、さまざまな効果の出しかたまで、丁寧な説明がされている。

 第一部では「パステル画の技法」を、第二部「テーマ」では、人物、肖像、動物、風景、静物の主題で画家たちの特殊な技法が展開されていて、ただ眺めているだけでとてもいい気分! パステル画をはじめようと思っている方にはたいへん満足のいく一冊だと思います。

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紙の本

紙の本デッサンの55の秘訣

2002/06/22 01:42

デッサンができるようになる。

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デッサンを1から10まで教えてくれるような本です。
プロセスを順々に折っていって、課題をクリアしていく。
あまりにもデッサンの指示が多くてすべてを暗記することはできませんが、ある日デッサンの最中にこの本で読んでいたことが、するりと腕が動いてできていました。
この221ページすべてを吸収する勢いで、課題をやっていきたくなりました。

1番最初の方に、1番頭に残ったことが書いてありました。
「画題に集中し、紙の方は線を描き続けるためにちらりと見るだけにすれば、腕前はぐんと上がる。」
「腕前はぐんと上がる」は嘘ではないと思います。
また、「デッサンは、自己を発見するだけでなく、もののつながりを発見する手段(この発見ができたとき、デッサンの最も純粋な喜びを体験できるのです)」。著者が話しているこのことに私は賛成です。

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紙の本

紙の本絵画の教科書

2002/06/20 11:46

「絵画」へのアプローチの仕方。その一歩。

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まずその装丁に目をひきました。ビニールカバーに蛍光ピンク文字。「絵画の教科書」というタイトルに楽しみのないつまらないものではないかと感じていたが、実際の中身は満足のいくものだった。
絵画についての書籍はたくさんあります(作家の伝記・評伝・技法書・時代様式の個々の書物などがあふれている)。「絵画ってなんだろう?」「どうして絵を描くのか?」「絵画はどう成り立ってきたのか?」などの疑問にも答えてくれます。著者は「<鑑賞>と<制作>の二元論は、少なくとも論理的に有機化されなければならない」と話している。

技法についても充実しているので、分厚いこの本(でも気軽に読め、しかも重さは軽い)は制作をしている方や学生にもおすすめの一冊です。

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