けせらさんのレビュー一覧
投稿者：けせら
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紙の本
紙の本Ｇａｍｅ ｏｖｅｒ
2002/07/24 19:09
裏切りから始まる真実の恋
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ライバル入瀬川保の愛人と知って、情報を得るために静佳に近づく一人。
その男がライバル御薗生一人と知って、近しくなるよう命じられる静佳。
最初から、惹かれあいながらだましあう二人。
本心を言えない、言わないために、すれ違うばかりの二人は切なくはがゆい。
お互い抱きたい抱かれたいと望みながら、それぞれの矜持によってそうならない。
最後に、まるで条件のように抱かれたのは静佳の精一杯の譲歩なのかも
作品全体に静かな緊張感が保たれていて迫るものがありました。
お勧めです。
紙の本
紙の本誘惑の甘い吐息
2002/07/02 18:09
うっとり、ため息
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恋人（貴志）を腕の中で遊ばせる余裕の極上男、東郷。貴志を得ようと果敢に挑む不屈の九頭龍。魅力的な二人の男の間で揺れるクールビューティー貴志。
三人ともそれぞれに、カッコいい！
うっとりするほどカッコイイッ！
その上、登場人物がしっかりと大人で、スキだキライだの恋愛模様だけでなく、企業人である背景がしっかり書き込んであるので、読み応えがあった。
一気に読めて、満足すること間違いなし。おすすめです。
紙の本
紙の本限りなく身勝手な愛情
2002/07/04 10:04
愛さえあれば！？
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ロクデナシもここまでくれば立派かも、と思わせるロクデナシっぷりを発揮してくれた、高須賀と仲間たち。魅力的でした。
今回のトラブルは、高須賀の悪行のとばっちり。ひどい目にあった堀さんは気の毒な限りなのだけれど。
でも、後味は悪くない。
愛があるから？
常識を超えた執着で堀さんを絡め取る高須賀だけど、自他ともに認めるロクデナシの高須賀が、本性抑えてまじめに働くほど掘りさんに夢中なんです。
そう思うと、数々の鬼畜な所業も、堀さんさえ許せるならいいか と思える。堀さんは許しているし、もう、勝手にお幸せに。ッて感じ。
それにしても、夜中に悪戯電話で駆けつけたり、朝食の世話をしたり、昼はコンビに弁当を買いに行ったり、字が汚いといわれて素直に謝ったり。高須賀って、いったい…？？？
紙の本
紙の本僕はツイてない。
2002/06/28 13:53
本当にツイてない？
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Ｙ大の流刑地といわれる雲雀ヶ丘総合病院に研修医としてやってきた洋人。
場所は僻地。病院には活気がない。医師は、いわくつきの者ばかり。
担当指導医 昼上は、無愛想で意地悪。その上、初日からハムスター扱い。
まさに、僕はツイてない。
そんな中始まった洋人の研修医生活なのだけれど…
面白かった。
笑い転げるくらい面白かった。
医者物なのに、ここまでコメディにしてくれるなんて。
最初ッから思いっきり元気で前向きなハムハム、じゃない、洋人だけれど、それでも昼上のことは やな奴 だったはず。それが、優しい先輩に襲われそうになったとき、昼上なら、とチラリとよぎるまでになった気持ちの変化を自然におもしろく読ませて、引き込まれました。
研修医ハムハム洋人と指導医昼上の、期待される関係は始まったばかり。
いや、始まり未満。続きが読みた〜い。と切実に思う一冊です。
紙の本
紙の本あなたの胸で恋のレッスン
2002/07/01 16:54
脇キャラに注目！？
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たぐい稀なる才能を持った、類稀なる美貌の少年（自覚なし）を、その世界の一流といわれる男が恋して育ててという、水上ワールドお決まりのパターンを見事に踏襲している。
セリフのパターンも同じだし、「お姫様」呼びも健在、安心して読めるけれど…
脇キャラカップルの続きのほうが楽しみ。
なんと言っても１９歳の年の差。学園長と、なんと、(当時）中学生！
これはいけない。妄想で思いっきり楽しめそう。
紙の本
紙の本悪魔なロマンチスト
2002/06/29 15:06
恋する悪魔、とまどう天使
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あくまで軽い学園モノに、天使と悪魔のロマンスを振りかけたファンタジー仕立て。
天界対魔界の戦いの中で瀕死の重傷を負いながら地上に逃れた天使と、その天使に一目惚れしたためにとどめをさせずそばで見守り続ける悪魔。そこに魔界の事情で身内の悪魔が絡んできて、というお話。
この２人が人間界で学生をしているものだから、お話しは学園モノになっている。
でもね〜 天界とか、魔界とか、天使とか、悪魔とか、そういうものがあんまりにも辻褄あわせもなく絡んでくるから、ひとこと、「おいおいこれはあんまりじゃない」という感想になってしまうんだと思う。
天界と魔界があんまり争っている様子がなかったりするので、最初のテンションと最後のほのぼのが、ぜんぜんつながらなくて…
辻褄なんて気にしない。ぶっ飛ばして楽しもう という向きには、天使の楓も、悪魔と天使のハーフの友里も可愛くってとっても良いです。
作者いわく、好きなカップリングなので今後シリーズで展開する。ということは、この行き当たりばったりの御都合主義をどう収めるのだろうか？ というところに乞うご期待。
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