夜の顔さんのレビュー一覧
投稿者:夜の顔
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紙の本
紙の本ひきこもれ ひとりの時間をもつということ
2002/12/23 17:41
教師のみなさんへ
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今年も残り少なくなりました。思えば年初めに立てたささやかな目標は、人から顔を忘れられてしまわないように人の集まりにはなるべく参加しようというものでしたが、あまり達成されたとは言えません。人の集まりといってもたいしたものではなく、仕事仲間や同業者などとの会議や勉強会、飲み会ですけどこれがなかなかおっくうなのです。円卓で会議するというのはなぜか非常に苦痛だしそこで発言するのはもっと苦痛です。もちろん仕事ですからなるべく出てますが。また同業者といっても年長のえらい人もいてきゅうくつだし、酒は家で飲めば楽しいしわざわざ出て行く気がしません。この「ひきこもり」的な性質をなんとかできないかと立てた目標ですが、この本を読んで、別に無理して人前に出なくてもいいのかなと気が楽になりました。
小学生のころから大人、とくに教師から、積極的に発言しなさい、ものおじするななどといわれ続けていますから、僕の場合そういうのが理想でそれになるべく近づかなければいけないという思いがしみついています。そして近づけなくて落ち込むことが多いのです。教師という職業もしゃべってなんぼのところがあるから、吉本氏が言うキャスターなどと同じでコミュニケーション能力があり社交的な方がいいと思っている人が多いのではないでしょうか。もちろんそういう能力がある人は魅力的で今でもうらやましいですが、そうでないからといって教師のみなさん、生徒をしかったりして傷つけないで下さい。僕は今でも傷ついている。
なんだか学校の先生に文句つけているような文章になってしまいましたが、僕が教育を受けたのは20年以上前ですから、今の先生は違うのかも知れませんが。
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