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tatchanさんのレビュー一覧

投稿者:tatchan

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紙の本

紙の本命と主体 私の人生の意味

2002/12/08 09:53

生きることに意味はあるか

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 本書は「人はなぜ生きるのか」との問いに対し、正面からその解明を試みるものである。その思索は、読者を「私の人生の意味」の探究へと向かわせる。
 哲学書には、難解・長大でペダンティックなもの、さもなくば、あまりにも平易で内容の薄いものが多いが、本書の記述はきわめて明解であり、しかし決して浅くはなく、ぎゅっと濃縮されている。その一語一語は詩的でさえあり、何度も読み返したくなる。読み返すごとに新たな発見があり、読者をさらなる「深み」へといざなう。
 著者の視点は、生物学をベースとして、そこから学問としての哲学をこえた先のまた先を見ているといえるが、それにはある種のセンスが必要である。多少なりともそのようなセンスをもつ者であれば、本書に深く共感することができるであろう。
 本書は、学問としての哲学やその解釈・解説ではなく、あくまでも「実践の哲学」を追求する書であり、その内容は、自分が今、現実に生きて存在していることと直にリンクしている。「専門家」には書けない書であるともいえる。

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