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asuraさんのレビュー一覧

投稿者:asura

50 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本

紙の本國崎出雲の事情 1

2010/07/30 08:01

歌舞伎かわいい

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

幼少時に愛らしい容貌と華のある演技で未来を嘱望されていた女形・出雲少年。両親の別居以降舞台から降りていたのに母の勝手で不本意ながら父方へ預けられることになったが、女顔で男にモテまくるのもみんな歌舞伎のせいだとグレている出雲にとって舞台へ復帰なんてありえないはずだった。

「男の中の男になる!」
そんな可愛い顔でキメられても(*・∀・*)

少女顔であっても心は男の子なので気風がいい気持ちいい主人公です。歌舞伎への引っかかりはあるも人を喜ばすことが好きで捻じ曲がった人間にも真摯に向き合うまっすぐな性格。癖のある梨園の御曹司を次々に堕としていくのだから笑うしかないwww。
作者は歌舞伎の取材もしているらしく舞台の場面では題目のさわりなど知識が得られるけれど、深くは掘り下げられずギャグとしてのテンポとオチに安定感があります。
コミックスは中高生の女子に人気が高いらしい。

何よりサンデーの力の入れっぷりがはんぱじゃない......。
帯は女形を強調する煽りと裏面には登場人物紹介
初版特典はカバー下どころかカバー裏面にまでイラストを載せる始末

煮えてる、と思ったのは「椿ナイトクラブ 」以来です。

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紙の本

紙の本リンドバーグ 1

2009/12/21 14:20

竜[リンドバーグ]と少年

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

霧深い国「エルドゥラ」に住む少年ニット。国を守る「ボーダー守り」である父が「飛翔罪」を犯して死んで以来肩身の狭いつつましい日々を過ごしながらも空への強い憧れは潰えることはなかった。ある日空から墜ちてきたのは人工の翼をつけた竜。乗っていた男をとっさに匿うニット。男はニットの相棒プラモを「リンドバーグ」と呼んだ__。

落ちてきた男シャークは凶悪な面相でプラモを見る目つきが危険な光を宿し、殺伐とした緊張感が漂います。外を知る者として期待を寄せる純粋なニットにはらはらさせられながら物語は待望の空へと向かいます。
物語はまだ導入部といったところですが架空の世界のスケールを感じさせ「飛翔」が幕開けにふさわしい内容となっています。心の許せない仲間や悪い大人といったキャラが好きなのでシャークには個人的に期待してます。

前作『ガゴゼ』で惚れ込んだアントンシクの小学館月刊誌ゲッサン連載作。
筆圧のある作画と描写力、が掲載誌がゲッサンなので残念ながら通常コミックサイズ。強さと艶のある絵に魅せられていたので師が中村嘉宏(オーバーマンキングゲイナー)と聞いて納得です。

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紙の本

紙の本放課後のカリスマ 2

2009/09/23 11:16

クローン偉人2

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

スランプのモーツゥアルトがヒトラーと史良を前に自殺を図る。皆が不安を増していくなかで初哺乳類体細胞クローンの羊を模した『ドリーさま』信仰が増殖するが、史良が無邪気に手にするドリーさまもまた仕組まれたものだった。
クローンの成長をを外部に向けて示す発表会が近づき、一人暇な史良は個性の強いクローンも逃げ出す__人間なのに超人的で破天荒な学園長・ロクスウェルに付き合わされる(遊ばれる)ことに。
そして史良の存在も揺るがされる事態が……。
かわいがられ体質の史良、イケメンのナポレオン、結婚したい女エリザベス一世、胸の大きいナイチンゲール、頭がハゲてない一休、むっつりフロイトの仲良しっぷりが楽しい。

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紙の本

紙の本なおざりダンジョン 6

2009/03/28 12:43

面白くなってきました。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

学研からジャイブに引き取られたおざなりダンジョンシリーズ。時間軸が過去になるシリーズ、なおざりダンジョンは過去だけあってエスプリやナーガやキートンたちが絡んでこないので古参のファンにはやや物足りなかったけれどここでサルバドルの話が来ました。弟子はモカだけじゃなかった。これは嬉しいのでおざなり~で初めてブルマンたちにサルバドルとの関係が明かされるんだから多少合ってないことなんて無視です。ギルドのシェパードがかっこいい、こやま氏の描く獣人はいいなあ。

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紙の本

紙の本ベイビーの卵

2008/07/23 16:18

4:44:44

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

デザインフレックス掲載やアーバナート展の大賞を受賞しているアートとしての評価が高い鈴木志保。『船を建てる』以外の作品が長らくコミック化されず最近になってようやく刊行されるようになってきてファンとしては喜ばしいもので、絵本のような詩のような作品を知ってもらいたいです。
80年代の古い作品から前発行物『ジョニー』(ポプラ社)の未収録作品。『ヘブン』(秋田書店)の前身にあたる「ヘブン」も収録。短編集です。

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紙の本

12年ぶりに本編再開

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『おざなりダンジョン』の続編『なりゆきダンジョン』の後続がついに刊行。

コミックNORAが廃刊になりビブロスへ移ったものの廃刊。
ジャイブで3人組の過去話『なおざりダンジョン』シリーズが刊行され、更に12年ぶりに本編の続きが描かれると聞いて待ってました。

託された子供を救えなかったモカが突如出現したローレシア大陸へ渡り、再会を果たしたものの向けられた憎悪の訳も、文明を導く存在も目的も解明されないまま停まったままだった。
続きでしかもゴンドワナに戻るとあってファルコやカインやギルドらの馴染みと珍道中を期待してわくわくしたものの、?と違和感。戦争、組織、ボス???
ローレシアへの旅立ちから3年後。ゴンドワナ大陸とローレシア大陸との間に戦争が起きていて、更に第三勢力が介入する中心にゴンドワナから戻ったモカがいる。

ゆるRPG系ファンタジーを展開する余裕はなくなったものの、1巻に散りばめられたキーワードは「なりゆき~」からの伏線を回収する完結への布石だと期待しています。
3年後ということでブルマンの顔が美人になってるwww。
モカも成長しなかった部分か成長している、気がします。自分で確認してください。

『おざなりダンジョン』はノーラコミックス版は廃刊、ジャイブ刊行では各巻に書き下ろしで『ナノnanoダンジョン レッド』(奇数巻)『ナノnanoダンジョン ブルー』(偶数巻)が収録されています。

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紙の本

良質TS

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

親族間の血で血を洗う争いに心が病み、独り訪れた地球で工作による墜落事故に遭った異世界の王子が出会った運命の相手とは__。
お人良しが過ぎる男子高校生、涼馬が瓦礫に下敷きになった青年を自身を省みず救おうとしたことが人生最低の災難のきっかけだった。

気を失っている間に性転換され地球を人質に結婚を迫る鬼畜王子。
もともと男性性が強くなくハブられ役だった主人公が女性になったことで魔性のフェロモン(?)が開花www。男子全般には貞操を狙われ、玉の輿を妬む女性陣には殺気立たれ。溺愛している弟が男の自分に惚れていて女性化したことで危険な愛に目覚めているとも知らず(兄貴の下着……)。
なにより凶王子が本気で涼馬にメロメロなところがツボ。執務の間にも男に言い寄られていないか気が気でなく、実際毎回貞操の危機に王子が助けに入る。
絵は特上とはいえなくも女性化萌えの効果としては極美味です。
連載開始前の読みきりはオチがすっきりしていたので、連載が続くとだらけてしまわないか心配ではある。王子と主人公周辺から話がずれないでどたばたやっていて欲しい。

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紙の本

紙の本動物園で逢いましょう

2009/03/31 01:53

葉山は癒し

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

待望の鉱物シリーズ新作。8年程前に雑誌掲載された短編がようやく刊行。短編なので五條作品らしいハードなものでなく、未消化な感もありますがシリーズのファンにはかなり嬉しい一冊。
相変わらず陰険な横田の上司を見返したいがために奮闘する葉山。
三十路のアナリストがどんだけかわいいのか。描写のひとつひとつがツボにはまるwww。

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紙の本

紙の本こいわすれ

2012/01/01 05:03

記憶と心、忘れるのはどちらだろう

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まんまことシリーズ3巻目。
拳で挨拶を交わす親友三人組は相変わらず。かつての勤勉からお気楽者にがらりと豹変した町名主の跡取り息子高橋麻之助。愛しい女房の懐妊にさらにめでたく優しい男になったので、支配町ではないよろずもめごとまで引き受けてしまう。


「おさかなばなし」
江戸本所の“置いてけ堀”に河童が出た!?
お堀に引きずりこまれたのは頼りなはずの町名主というからさあ大変。

「お江戸の一番」
狂言と書画を合わせた番付が売り出された揉め事が麻之助に持ち込まれた。
畑違いの勝負と恋の鞘当ての行方は。

「御身の名は」
町名主を呼び出す文は来るのに会えはしない。
女狸の正体は。

「おとこだて」
旗本の妻女に貢がせる色男。
悪友吉五郎に男惚れする貞吉らがさも犯人のようによみうりに書かれた。
団子を食われた麻之助も高値な櫛を売り払った男を追いかける。

「鬼神のお告げ」
富くじを当てた古着屋に囁いた“三戸の虫”のお告げには。
あの富興行。あの場に縁の者が、もうすぐ死ぬ。
こぼれる命に麻之助は間に合うか。

「こいわすれ」
ふわりふわりと糸の切れた麻之助。橋から落ちる町娘と一緒に川に落っこちた。
親ばかの大店の娘との破格の良縁を破談にした件の暦とは。


裁判というほど厳正でなく皆の落ち着きどころへ落とす采配には人柄や人情が感じられ興味深い町名主という仕事。支配町以外からも麻之助を慕う者から相談事が持ち込まれ、飄々と解決してしまうのだから面白い。若だんな大事の妖怪が賑やかな「しゃばけ」とは異なり、生々しさではない残り香のような恋しい想いが全編に漂うシリーズです。

しかし今回は過日の恋の痛みとは別種の悲しみが麻之助を襲います。
幸福な日々にぽっかりと開いた落とし穴。麻之助を慕う者たちが多いほど痛ましく、自然に口にする名前が哀しいです。


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紙の本

続きが待ち遠しい仮面の剣士と皇子

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

遠い昔に高度な知能を持つ竜が支配し、その外から人は来たとされる世界。
帝国メフィウスで毎日が生か死でしかない奴隷剣闘士の身でありながら故郷を皆殺しにした男への復讐で心が煮え滾っている仮面の剣闘士オルバ。
放蕩者の皇子ギル・メフィウスが自らの愚行で重篤に陥り、仮面をつけた術士の意図どおりにギル・メフィウスの影武者として引き出される。
成り代わったオルバは生来の知性と剣技で優れた手腕を発揮し、ギルに仕立てた者の思惑などかまわず、ずっと届かなかった標的へ復讐の道を定める。

読みやすいですが骨太のファンタジーとして一押しです(媚や萌えなし)。
主人公が何より能動的で自らの目的のためになすべきことをなす。ギルは指揮官としての知力を発揮し、仮面の剣士オルバは戦場に先鋒となり突撃する。まさに2つの仮面を使いわけそのどちらも危うさを抱えて魅力的です。
十年戦争を終結すべくガーベラから政略結婚に送られたビリーナ・アウエルは本物のギル・メフィウスを知らないせいかオルバはことあるごとに子供っぽい自分をさらけ出してしまう。ビリーナも皇子を陥落しようと意気込んで来たものの女性の魅力に寄らない性分なので女性慣れしないオルバとはいい勝負www。異国でビリーナが心を開くのは仮面の剣士。
主人公だけで魅力がいっぱいですが秘密を明かし仲間に引き入れた元奴隷剣闘士がオルバを心底信頼し、オルバが成そうとすることが見たい欲求に駆られています。特に美貌の剣闘士シークがwww。
第一部までは魔術の気配は薄いですが、5巻からの第2部で古代の魔術師が台頭してこようともあくまで剣で活路を開くところがたまりません。
もっともっと続きが読みたくなるファンタジー小説です。

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紙の本

紙の本ブルームドインアクション

2011/11/07 07:18

美少女とみまごう姿にされた傭兵

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

同じく女装っ子ギャグマンが『ブロッケンブラッド』4巻に収録されていた読みきり漫画を一冊のコミックにしたものです。

どうやら以前はガチムチだった凄腕傭兵が瀕死の状態で最先端蘇生治療を受けて__変態女性博士の趣味で何故か“美少女と見まごう姿”で再生されてしまう。
せっかくなので女子高生として何故かテロリストがやたら潜伏する女子学園に特殊任務で入学し、何故か毎度屈辱に震えながらかわいらしい格好をさせられる。女装×美少女×学園×硝煙(?)。

テンポとノリがよく、ブロッケンのようにお約束展開でも一冊にまとまっているのできりがいいです。
しかも“美少女と見まごう姿”とあるように女体化ではなく外見が美少女なだけで女子を装うことを強要される軍曹が恥辱を感じているところが笑えます。美少女と見まごう~の犠牲者は一人どころではなく、子持ちの中年兵士まで美少女にwww。

らんま1/2のように倒錯した性にジレンマを感じてどたばたする主人公が好きなのですが塩野干支郎次氏はそこのところをよく分かってらっしゃる。
軽いノリでTSギャグを読みたい人におすすめです。

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紙の本

紙の本リンドバーグ 2

2010/07/07 14:01

竜と少年と鮫男

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

隔絶された故郷エルドゥラをついにリンドバーグのプラモを飛翔させ旅立ったニット。寂しさや不安より冒険に胸を高鳴らせ目を輝かせるが、伝説を目にして窮地を脱した2人はエルドゥラから外の世界へ導いた男・シャークに自分が意図しないところへ放り込まれてしまう。

序章が終わり世界が広がっていく感覚が巧い。所属する場所ができ、登場人物にもまれキャラクターもいきいきしてきました。多種多様なリンドバーグの描写もさすがアントンシク氏。
リンドバーグのレース大会もファンタジーらしいなあ。
自分の冒険を考えるようになったニットの成長が楽しみでもあるし、シャークも邪悪な歯並びの悪人面だが一概に悪人とは言えない面を見せ、王族との繋がりなど色々な秘密を抱えていそうでわくわくさせる。プラモとニットのコンビは可愛く、シャークとニットの関係も緊張感があって好きです。

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紙の本

アニメ化、増刷に期待

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近のラノベは剣と魔法の冒険を感じられない美少女を全面に押し出した表紙が多くラノベ自体を軽視していたのですが、これはロードスやオーフェンの頃の本来のワクワクするラノベだと思わされた一冊でした。勇者と言いながらキングメーカーでも魔王を倒すTRPGでもないのですが、軽いノリとキャラのかけ合いにのほほんとしていると広げられた風呂敷がだんだんと重みを増して、ぐいぐい引き込まれて行くこと請け合いです。

眠たげな目蓋に災禍を隠したライナ・リュートは睡眠が至福とばかりにやる気なしの寝てばかり。軍人育成の王立特殊学院でおちこぼれの更におちこぼれといったライナになぜか銀髪の優等生シオンは飾らない素顔をさらす。__それが絆とも呪いとも言る二人の始まりの物語。

・伝説の勇者の伝説(本編)
・とりあえず伝説の勇者の伝説(短編)
・大伝説の勇者の伝説(本編第二部)
・真伝勇伝・革命編 墜ちた黒い勇者の伝説(短編・中篇)

短編を含めると刊行物はかなりの量ですが本編を少しでもかじってみてくれれば楽しめるはずです。

2010年夏、アニメ放送開始

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紙の本

紙の本なおざりダンジョン 8

2010/03/12 01:49

過去編とりあえず最終の巻

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

コミックノーラ(学研)が廃刊になりジャイブに拾われたおざなりダンジョンシリーズの過去編、なおざりダンジョンの最終巻。
蛮族の英雄サルヴァドルの後継を巡りモカに挑んだ12氏族の戦士だったがギルドから突如出奔したシェパードと再結成したドラコニア三銃士に捕獲されて行く。ネイティブ・ゴンドワナの聖地に隠されたサルヴァドルの子供たちバーバリアン13を鍵にした秘宝の謎が明かされる。

懐かしくも決して古くならないRPGファンタジー。こんなに気持ちのいい女主人公は珍しい(女っぽくない)。過去編なのでキートンやファルコやエスプリなどは出て来ないが十二分に面白かった。幼いモカとサルヴァドルの戦いはまだ突っ込んで描かれなかったのでいずれ期待としたい。続きが気になっていた『なりゆきダンジョン』の謎も新連載『おざなりダンジョンTACTICS』に内包されるようです。

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紙の本

本当に幸せな気分になる本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

繊細でシンプルな線画に愛らしい小さな者たち、いとおしくてどこか切ない。そんな鈴木志保の魅力がつまっています。
漫画家である作者ですが、今回はWEB上で公開されていた机上の妖精のような存在『チビ』の日記をまとめたものです。
チビは”柿の種”が好きで小さな友達がいて、机の上でいつもなにかしています。もーむすに入りたかったり、かっぱがコップで泳いだり、雨でぱんつが濡れて誰のせいでもないのに悲しくなったり。そんな毎日。
『船を建てる』では終末観のようなものも漂っていたのですが、一貫して変らないのは幸福論を描いていること。
何気ない日常が小さな幸せに包まれている、そんな本です。

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