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風間哲巳さんのレビュー一覧

投稿者:風間哲巳

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

紙の本日本人の魂の原郷沖縄久高島

2000/11/08 17:32

シマ人に深い愛情を抱いた著者だからできた仕事

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 “神々の島”として名高い「久高島」は琉球開闢の聖地と考えられている。首里王府の崩壊、廃藩置県後のヤマト世への移行、戦前、戦後の混乱の中で、多くの人々が亡くなり、集落や祭場も崩壊し、祭祀も大幅に消滅していった。しかし久高島では四、五百年前の古琉球の祭祀を連綿と受け継いできた。本土の祭祀の多くが男性神職者によって行われるのに対して、琉球弧の島々(奄美群島、沖縄諸島、宮古群島、八重山群島)では祭祀を担う主体は女性(母)である。その中でも古い祭祀が残っている久高島では守護神ある「母たちの神」の祭祀がよく継承され、生活の中に根づいている。母たちの神は「生む」「育てる」「守る」という母性の中で形成されたもので、生命に対する慈しみがベースになっている「やさしい神」であると筆者は述べている。本冊子は、この琉球弧の祭祀に対してだけでなく、シマ人に深い愛情を抱き、1/4世紀に亘って通いつめ取材・撮影してきた比嘉氏だからできた仕事でもある。

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紙の本

紙の本田宮模型の仕事

2000/11/08 17:24

本の随所にちりばめられた模型づくりへの凄まじいエネルギー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 幼い頃、模型屋のショーウインドー越しに眺めるだけの憧れのプラモデル。お年玉と小銭をかきあつめてやっと購入した戦車の模型。そんな思い出を持つ父親も多いと思う。一方、その時代に製造メーカー側にはどんなドラマがあったのか、熱く語ってくれる一冊である。今でこそ“世界のタミヤ”と呼ばれる企業であるが、タミヤには苦難の歴史が刻み込まれている。木製キットから始め、失火による全焼、多額の借金、母の死、プラモデルへの大転換、金型屋との対決など…。しかし、俊作青年はいつも真直ぐに障害と対峙し、乗り越えていく。その底辺にあるのは類い稀なる行動力と発想の転換、そして模型づくりに対する深い愛情である。ソ連戦車の模型を作るために、鹵獲(ろかく)されたソ連戦車の取材にイスラエルに飛んでいってしまう。ポルシェの模型を作るために、借金して実物のポルシェを購入して分解し徹底調査をする。その凄まじいエネルギーの飛沫がこの本の随所にちりばめられている。

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