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  3. 藤井 孝一さんのレビュー一覧

藤井 孝一さんのレビュー一覧

投稿者:藤井 孝一

26 件中 1 件~ 15 件を表示

目の前にあるビジネスのなかで,IT技術をどう活かすかという視点で書かれている

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 これまで仕事に役立てようとIT本を読んだ読者のなかには「いまいち仕事に役立たなかった」という感想を持つ人が多いようだ。せいぜい妙な横文字を覚えて,それを企画書に盛り込み,年配の上司を戸惑わせたぐらいしか得たものはない,というのが彼らのいい分だ。
 なぜそうなるのだろうか。それは多くのIT本が,完璧なデジタル社会が実現したことを想定し,そのなかの夢物語を展開するだけだからだ。ところが振り返って実際の職場を見ると,パソコンこそ導入されているが相変わらず仕事の中心は電話やファックスで,稟議(りんぎ)書には無数のハンコが必要だ。そして究極のローテクである人間が,IT革命どこ吹く風と非効率な仕事を繰り返している。そんな現実を見て「あ〜あ,わが社のIT化は当分先だ」なんていっても始まらないのだ。本当に役立つIT本とは,目の前にあるビジネスのなかで,IT技術をどう活かすかという視点だ。本書はそんな要望にしっかり答えてくれる。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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本書に登場する企業を俯瞰(ふかん)すれば「創造的」の意味するところがイメージできる

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 日本経済全体に閉そく感が漂い,大企業を含めた日本の産業界全体が,明日への活路を見出せずにいる。しかし,こうした閉そく感の中,どの業界にも,ものすごく元気な企業がある。むしろそういう企業は,他社の不況をしり目にどんどんシェアを伸ばしている。
 では一体,こうした元気な企業と,そうでない他の企業を分けているのは何なのか。誰もがその違いを知りたいはずだ。それには,できるだけ多くの元気な企業を見,そして経営者と話してみることだ。そうすることで「一人勝ちの法則」とも言うべき共通点がおのずと浮き上がってくるのだ。
 本書は,京都周辺の元気な企業ばかりを集めた事例集である。龍谷大学の経営学部大学院の学生が取材し,それを1冊の書籍にまとめた。
 ここに登場する企業を俯瞰(ふかん)すれば,元気な企業は,本書のタイトルどおり,総じて創造的であることがわかる。そして,その「創造的」という言葉の意味するところが,具体的にイメージできるようになる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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長年「人づくり」に携わった著者が,ホンダでの経験に基づき「人づくり」を語る

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 以前は,世界中から日本を「自動車王国」といわせしめ,恐れさせた日本の自動車産業だが,昨今はすっかり元気が無い。もちろん世界中に日本の車が走り,その技術力は今でも高く評価されている。ところが,経営のほうはさっぱりだ。今や日本人がトップを務める自動車メーカーは「トヨタ」と「ホンダ」ぐらい,あとは助っ人外国人の独壇場だ。これを,日本の自動車産業の落日とみるか,それともグローバル化をいち早く体現した先進性と見るか−−−−。
 また「人づくり」は日本のお家芸だった。ところが,かつて世界中から研究された「終身雇用」「年功序列」といった日本的雇用慣行はすっかり崩れ,こちらも欧米式の「実力主義」や「リストラ」が横行している。まさに足元に火がついて「人づくり」などという時間のかかる話は後回しになった感じだ。
 こうした数少ない日本人トップが率いる2強の1つ「ホンダ」で,長年「人づくり」に携わった著者が,経験に基づき「人づくり」ついて語る。
 著者は「ホンダ」に勤務した実践体験の中で「人間管理学」をまとめた。特に「人材育成」については,自ら在職中より掘り下げを行い,実務のなかでも実践しているそうだ。それを体系化し,日ごろは「講義」「講演」「討論」という形で役立てている。本書では,それを書物という古くさいかたちではあるが,一挙公開した。
 著者いわく,「人材の育成」や「企業活性化」を成功へ導くのは,困難に直面した際のその人のスタンスであるとのことだ。「ホンダ」には企業風土として,個性発揮と人間尊重,また3現主義(現場・現物・現実)という自己責任原則が一貫して培われるという。これを人材教育に応用・発揮していく方策を著者が検討している。
 また,本書の特徴は何といっても,ホンダで得た事例の満載だ。こうした本をOBが大手を振って発行できること自体,ホンダの人づくりを端的に証明しているといえるではないか。
(C) ブッククレビュー社 2000

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プロの株式公開引受人が,実務を徹底的に解説してくれる

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 日本の公開市場は様変わりした。これまでは創業企業が株式公開するには,数10年の年月を要した。ところが最近は,マザーズやナスダックの創設などで一転,公開は随分身近なものになった。ある意味,企業のオーナーなら誰しも公開を検討する時代になった。
 ところが,意外と少ないのが株式公開に関するハウツー本だ。「公開するには何をすべきか」「どんなことに注意すべきか」について解説した本が意外と少ないのだ。これでは「自分の会社がどうすれば公開できるのか」は言うに及ばず,「自分が公開すべきかどうか」すら判断することさえできない。
 本書は,オーナーのこうしたニーズにばっちりこたえてくれる。プロの公開引受人が,実務を徹底的に解説してくれる。しかもその解説は,具体的でわかりやすい。図表を多用し,2色刷りの誌面は,とっつきにくい内容がすらすら頭に入ってくる感じだ。オーナーだけでなく,これを補佐する実務担当者も必読の書だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本チャネル競争戦略

2001/01/31 18:16

最近の勝ち組み企業の成功要因は,ほとんど「チャネル競争戦略の成功」にあると主張

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 例えば,インターネットはすごい技術だが,これを経営に導入するだけで競争に勝てるわけではない。それを使って古い仕組みを壊し,新しい仕組みで売るから勝てるのである。すなわち,革新することが結果を変えるのだ。では,一体何を,どう変えれば勝てるのか。「チャネルを差別化することである」というのが本書の主張である。
 チャネル競争戦略,つまり勝つために古いチャネルを壊し,新しいチャネルを再構築するための考え方,手順,留意点を本書は説く。と言うと堅苦しい理論書を連想するかもしれないが,その心配はない。むしろ,事例集と呼べるほど豊富な事例の紹介でわかりやすい。これを読むと,最近の勝ち組み企業の成功要因が,大半「チャネル競争戦略の成功」にあることがよくわかる。
 これから競争に勝ち続けなければならない,あらゆる企業の経営者,そして経営者に代わり戦略を考える人,戦略家を標榜するビジネスマンに是非一読をお勧めしたい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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本書を一読して身の回りを見回せば,行政に携わる誰でもがすぐにいくつかの改善ができるはず

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 「改善」。民間企業では当たり前のこの言葉も,非営利団体の「行政」にはなじまないものと思っていた。だから,本書のタイトルには,少し違和感を抱いた。確かに民間企業と非営利団体との間には大きな違いがある。しかし,著者も指摘するように,仕事を効率的に進めたほうが良い点は全く共通のはずだ。だから,行政マンも改善に取り組むべきなのだ。最近は,組織規模の「行革」が取りざたされるが,むしろこうした個人レベルの「改善」こそ効果をあげる早道なのだ。
 本書の特徴は,豊富な取り組み事例だ。いずれも現場の実務担当者が思いつき,実践したものばかりで,いわばアイデアの結集だ。さすがにどれも「ナルホド」とうならせる。本書を一読して身の回りを見回せば,誰でもすぐにいくつかの改善が出来るはずだ。
 そういう意味で,本書は非営利団体の職員だけでなく「改善」を心がける人,「改善」が必要な人,つまりすべての働く人にお勧めする。
(C) ブッククレビュー社 2000

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お手持ちのパソコンと本書があれば,すぐにでも給与業務が始められる

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 本書は,3から10人程度の小規模な企業の給与担当者を対象に,その実務を解説したマニュアルだ。給与に関する疑問なら,この本だけで解決できるようになっている。
 構成は,まず『給与の体系』に始まり『労基法の基礎』『入社手続き』『毎月の給与支払い』など,給与業務に必要な項目を章ごとにまとめている。また用例を多く盛り込んでおり,初めての方でも比較的簡単に理解できる。
 なお,この本には給与業務に必要なフォームを収録したCD−ROMが添付されている。ここには『給与計算システム』『地方税納入一覧表』『会社所規則』『雇用服務』などが,すぐに実務に活かせる状態で収録されている。本書の後半ではこのフォームの活用方法を丁寧に解説する。
 つまり,この本とお手持ちのパソコンだけで,すぐにでも給与業務が始められる。また,すでに給与業務を始めている企業も,添付のフォームを使用すれば,担当者の事務負担が軽減されること請け合いだ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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営業担当者が,日頃の活動の中で活用できる債権管理・回収マニュアル

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 多くの会社が,そして営業マンがどうしたら売上が伸びるかに心血を注いでいる。そのため書店にも売上を伸ばすノウハウを解説した本がたくさん並んでいる。しかし,意外と少ないのが,売ったものの代金を確実に回収する方法を解説した本だ。いくら売っても,回収できなければ会社にお金は入らない。だから本来,債権の管理と回収は,営業マンにとって売上を伸ばすことと同じくらい大事なはずだ。
 本書は,この債権管理・回収のノウハウに焦点を絞り,具体的な手順,方法また最低限必要な法律知識を徹底的に解説している。特にこの手の本は難しい場合が多いが,本書はできるだけわかりやすく解説している。また,一項目を見開き2ページにコンパクトにまとめてあるので読みやすい。必要な情報だけを簡単にピックアップすることができる。
 第一線で活躍する営業担当者が,日頃の活動の中で活用できるマニュアル本として一読されることをお勧めする。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本よくわかるITソリューション

2001/01/07 18:16

ITを使って,自分の会社で何が出来るか教えて欲しい!社長さんと社員さんに

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 『インターネットは入れたけれど…』社長さんの嘆きが聞こえてきそうだ。国を挙げてIT革命の大号令,『バスに乗り遅れるな!』とばかりに,インターネットを導入したが,どうやってビジネスに役立てたらいいか解らない。それが,日本のIT革命の実態だ。
 では,若い社員ならどうだろう。確かに彼らは,インターネットを理解している。ところが,彼らもこれをいかに会社で役立てたらいいか答えられない。なぜなら,彼らは逆に『会社の仕事の本質』が見えていないからだ。
 所詮インターネットは『道具』だ。普通は目的があるから手段として『道具』を手にする。ところが,ことITに関してはたいていこの順序が逆だ。順序は逆だが『とにかくこれで何が出来るか今から勉強しよう』というのが本書だ。
 『ITで世の中どうなる?なんて話はさんざん聞き飽きた!』『自分の会社で何が出来るか教えて欲しい!』と考える社長さんと社員さんにはぴったりの本だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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米国ネット企業をとりまく環境の最新事情や,起業家としての心構え,理論を解説

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 便利な本があるものだ。eビジネスを起業したい人向けに,米国ネット企業をとりまく環境の最新事情から,起業家としての心構え,理論,諸注意にいたるまで,一通りの情報をていねいに提供してくれる。といっても,単なるハウツウ本ではない。しっかりと,著者の主義主張と熱意を伝えている。
 本書の著者は,外資系大手コンサルティング会社の社員として日本企業で働き,その後アメリカでもコンサルタント業に従事したそうだ。その後カリフォルニアに残り独立,eビジネスの立ち上げを支援する会社を自ら起した起業家だ。
 一般にこの手の本は,単なるワケ知りコンサルタントが書いた本が多いせいか,どれももっともらしいだけで退屈だ。そのため,すでに食傷気味の読者が多いかもしれない。
  一方,起業家の書いた本にも難ありだ。個人の体験の域を出ないので体系化されておらず,役に立たないのだ。確かに自らの体験に基づくだけに迫力があり,読み物としては楽しめる。志を盛上げるにはもってこいだ。しかし,成功の秘訣が「根性」と「運」だったりして,せいぜい参考にしかならない。
 その点,本書はバランスがいい。つまり,一流のコンサルタント経験をし,かつ自らが起業家,しかもアメリカで起業した,という筋金入りの著者が書いているからだ。
 前半は,米国のネットビジネス最前線という感じでまとめられており,米国の動向が一通りわかるように解説されている。現地に住んでいる著者の視点だけあって臨場感が伝わる。
 また後半は必見で,自分の起業体験で見たこと,考えたことから理論を展開している。個人の体験でありながらしっかりと体系化され,単なる一個人の物語でなく,一つの理論書としても通用するレベルになっている。
 もうお分かりだと思うが,本書はeビジネスを始めとする起業志望者だけでなく,アメリカのネット起業の最前線に触れてみたい方,eビジネスを理論的に学びたい方々にもぜひお勧めしたい一冊だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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個人のリスク管理の一環として「保証人」について,法律上の意味を明確にする

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 「保証人」,この本のタイトルを見て最初に思ったのは,こんなことを引き受ける奇特な人が,いまどきいるんだろうかということだ。例の某商工ローンの話は記憶に新しい所だが,「保証人」をしたばかりに,家や屋敷を取られた話,一家離散した話など,昔から枚挙にいとまがない。本書も書き出しで,「保証人」は借りたも同然,と言うように,できることなら引き受けたくない役回りの一つだ。
 ただ人によっては立場上,引き受けざるを得ない場合もある。また,本書を読むと分かるが,本人にその気はなくとも,知らぬ間に「保証人」にされてしまうこともあるのだ。こうなった時,いやこうならないように,「保証人」とは何かについて,法律上の意味を明確にしておくことが,個人のリスク管理の一環として重要だろう。法律の本ということで,構える人もいるかもしれないが,本書はQ&A方式で,大変読みやすく,必要な情報だけをピックアップできる構成になっている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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実務に通じた弁護士が,身近な事例で解説する,わかりやすいクレジットの法律の本

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 「破産」「借金整理」と,本書のタイトルにある一連の単語を見て,皆さんどんなイメージをお持ちになるだろうか。もしかしたら「自分には借金など無縁で,あまり関係ない」と思うかも知れない。確かに,自分が破産したり,借金整理をするだろうと思って日常生活を送っている人は少ないだろう。では「クレジットカード」「分割払い」「リース」ならどうだろう。「クレジットカード」なら,今でも財布に入っているだろうし,また「分割払い」「リース」も,1度や2度ぐらい利用の経験があり,わりと身近に感じるのではなかろうか。本書で扱っているのは,「破産」「借金整理」だけでなく,こういったクレジットに関する法律全般である。
 特に,こういった法律を学習することは,金融商品が日常生活に不可欠な道具になりつつある現代,個人のリスク・マネジメントの面からとても重要だ。たとえば,本書で取り上げる「クレジットカードを盗まれて使われた」とか,「健康保険証を盗まれ借金をされた」「突然,作った覚えのないカード会社から請求が来た」などは,下手をすると現実に直面しそうだ。
 本書は,実務に精通した弁護士が書いており,こうした身近な話題を事例としてふんだんに紹介している。そのため,法律の本が陥りがちな堅苦しい感じが全くしない。また,原則としてQ&A方式をとっており,状況のイメージがしやすく,大変わかりやすい。といっても情報量はかなりのボリュームがある。まず自分に興味や関連がありそうな部分を読むだけで,十分に読みごたえがありそうだ。
 特に「クレジットカード」「リース」「分割払い」などのクレジット商品を,すでに利用している人,またこれから利用者したい人,さらにすでにトラブルに巻き込まれている人,また巻き込まれたくない人と,その人のさまざまな状況に応じて利用できる。また,これらの業界に従事する人が実務に使用する目的で読んでも,十分耐え得る内容になっている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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インターネットの無料,割引,得する話ばかりを一同に集めた,すぐ元が取れる本

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 日本のインターネットは高い! 特に電話料金と接続料金がものすごく高い。にもかかわらず,その通信速度といったら情けなくなるほどのろい。そしてその分がまた,しっかり我々ユーザーに従量課金されているのだから嫌になる。そんなユーザー泣かせの環境だから,こちらも情報武装して,他の経費をできるだけ安く抑えたい。こうした要望にしっかりこたえてくれるのが本書だ。
 この本は,インターネットという話題のツールを‘トクする’という切り口でアプローチした,大変わかりやすい本だ。無料の話,割引の話,得する話を一同に集めている。そして,これが本書の特徴だが,その利用方法をていねいに解説している。これを読めば,メール・アドレス,ホームページの取得に始まって,ゲームやソフトなど,電話料金以外のすべてを無料で利用できそうだ。それ以外にも懸賞,旅行の割引など,得する話も満載しており,しっかり読んで実行すれば,すぐに元が取れる本だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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攻撃的なメディア,eメールを使ったマーケティングをとことん解説

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 これまで,インターネットを使ったビジネスなら圧倒的にホームページだった。つまり「ホームページ=お店」で「eメール=お客さんとのやり取りの道具,つまりお店に置いてある電話」みたいなイメージだった。
 ところが,最近eメールを積極的に活用して,売り上げを伸ばす手法が注目されている。いわゆるeメール広告というものだ。理由は“eメールはコストが安いわりに効果が高い”ことがわかったからだ。
 考えてみれば当たり前,何せホームページはお客さんに見てもらえるのをじっと待っている受身なメディアだが,eメールは攻撃的だ。彼らは他人の受信トレイにずかずかと入り込んでいく。どちらがたくさん物を売る優秀な営業マンかは明らかだろう。
 実際,我々の‘受信トレイ’はすでにいらないジャンクメールでパンク寸前だ。こうなると‘受信トレイ’の中は激戦地,いかにお客さんの目を引いて読ませるか,URLをクリックさせてホームページに引き込むかの真剣勝負の世界だ。だから,顧客の目を引くために一体誰が書くんだというような凝った絵文字や,気の利いたキャッチで飾られる(そのうち,eメール広告デザイナーやコピーライターが現れるかもしれない)。本書はこの辺のノウハウをばっちり紹介,解説している。
 ただ,私がこの本を気に入った理由は別にある。eメールの解説で完結していないこと,eメールありきでないことだ。こういう本が与えがちな錯覚は,たとえば「eメールさえ上手くできれば物が売れる」というものだ。実際はそんなことあるわけがない。まず実世界のビジネスがあって,そのなかでこれをどう活用するかということだ。本書はこの辺もしっかり意識している。むしろ,トータルにビジネスモデルを提案した上で,その重要な要素のひとつであるeメールをより詳細に解説するというスタンスが本書の価値だと思う。
(C) ブッククレビュー社 2000

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ネットベンチャーで成功した本物たちの迫力に圧倒される

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 一般論だけでつづった本は退屈だ。抽象論はもっと退屈だ。これにわけのわからないカタカナが並んだらもう終わり。電車の中なら間違いなく即,眠れる。
 ビジネス書にはどうもそんな本が多い。そしてそういう本の方がためになると思われているようだ。でも,本はやっぱり具体的なものの方がおもしろい。誰かの体験談ならもっと良い。共感したり反発したりできる分,退屈しないのだ。人間の血が流れている感じが熱いのだ。
 本書のようなインタビューものが,すらすら読めるのもそんな理由からだろう。そもそもビジネスだって,人間がやるもので熱いはずだ。あとづけのカタカナ用語を覚えたくらいで,ビジネスをわかった気になっちゃいけない。
 特に本書に登場するのは,ネットベンチャーで成功した5人のツワモノたちだ。その迫力に圧倒される。これを読んだら3流コンサルタントのワケ知りカタカナ本なんか,ばかばかしくて読めなくなること請け合いだ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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