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松島駿二郎さんのレビュー一覧

投稿者:松島駿二郎

25 件中 16 件~ 25 件を表示

紙の本利己的な遺伝子

2001/02/06 17:20

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 20世紀にたぶんもっとも衝撃をもたらした遺伝学の書物であり、19世紀のダーウィンの『種の起源』にも匹敵する影響力を及ぼしたのではないか。DNAは利己的にみずからの保存に奔走し、他を省みないというのが簡単にいった論点だ。グドールはこの書に異議を申し立てる。彼女は遺伝子は利己的であろうがなかろうが、遺伝子によってできあがった生物、人間やチンパンジーやその他あらゆる生物は克己の精神を持ちうる、というのだ。人間は幾多の自己犠牲を過去の歴史のなかで証明してみせた。そこに生命の未来と希望がある。そのことをグドールはチンパンジーの観察から学んだのだった。

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 少年少女向けの本の範疇に入れられているが、わたしはこの本は教職課程の必須課目に入れるべきだと思う。慎重に、根気よくかつ科学的に最新のサイバー技術を使いながら、やさしくちんぱんじんを教育していく過程は最高の教育の見本だと思うからだ。

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 失われゆくエデンの園の住人は、遺伝学上ヒトのもっとも近隣に属する種といわれているチンパンジー、ゴリラ、オランウータンの住む楽園だった。それはヒトがほとんど足を踏み入れない、ヒトの経済活動(これが諸悪の根元なのだが)が浸透していない熱帯に属するジャングルだった。ところがそこに人の影が現れ始めるやいなや、エデンは目に見えて崩壊し始める。グドール、フォッシー、ガルディカスの三人が三様にこのエデン崩壊の危機を、みずからの観察に即して訴えている。そして、この崩壊をくい止めようと苦闘する。彼女たちはリーキーの(神の)使わした三人の使徒である。一人は殉教した。他の二人の運命はどのように展開するのだろうか。

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 失われゆくエデンの園の住人は、遺伝学上ヒトのもっとも近隣に属する種といわれているチンパンジー、ゴリラ、オランウータンの住む楽園だった。それはヒトがほとんど足を踏み入れない、ヒトの経済活動(これが諸悪の根元なのだが)が浸透していない熱帯に属するジャングルだった。ところがそこに人の影が現れ始めるやいなや、エデンは目に見えて崩壊し始める。グドール、フォッシー、ガルディカスの三人が三様にこのエデン崩壊の危機を、みずからの観察に即して訴えている。そして、この崩壊をくい止めようと苦闘する。彼女たちはリーキーの(神の)使わした三人の使徒である。一人は殉教した。他の二人の運命はどのように展開するのだろうか。

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紙の本アマゾンの悪魔

2001/02/06 17:04

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 カストロはコロンビアの作家である。地元の新聞やキャンプの当事者などのナレーションをもとに構成している。タッチはドキュメンタリーなのだが、会話などにはかなりなフィクションがこめられていて、わたしが半ノンフィクションという所以である。

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紙の本海のアジア 1 海のパラダイム

2001/02/06 17:02

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『海のアジア』シリーズ ここでこのシリーズを一括して紹介しておこう。
編集委員:尾本恵市、濱下武志、村井吉敬、家島彦一
1海のパラダイム
2モンスーン文化圏
3島とひとのダイナミズム
4ウォーレシアという世界
5越境するネットワーク
6アジアと日本人
このような全6巻のシリーズである。どれもおもしろそうだが、とりわけ3の「島とひとのダイナミズム」、6「アジアの海と日本人」がおもしろそうだ。いずれもわたしの興味の元である琉球が本格的に取り上げられていそうだからである。

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紙の本鶴見良行著作集 8 海の道

2001/02/06 16:52

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 ちょっと高価な本だが、文献探しのガイドまで付いているので、コストパフォーマンスはいい本だと思う。8とあるが、他の本では9「ナマコ」とか6「バナナ」とか7「マングローブ」とかモノに即した名前の本が、著者独自の姿勢が見えるのでおもしろいに違いない。わたしは以前に筑摩書房から刊行された『ナマコの眼』(1990年刊)という本を読んだが、先のダーウィンでナマコを探す場面があったりして、いい旅行記だった。

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紙の本中間航路

2001/02/06 16:43

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 三角航路にはもうひとつ、東南アジアを巻き込んだものがある。機械製品(イギリス→インド)、金・銀(インド→中国)、茶(中国→イギリス)がそれぞれの一辺をなす三角だ。最後の茶の辺は、ティー・クリッパーという当時最高速の帆船が注ぎ込まれたことで名高い。もっとも名高いカティー・サーク号は今テムズ川のグリニッチに展示されている。

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『20世紀の定義』という構えたタイトルのシリーズで、全9巻、別巻1という大規模なものです。

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 『20世紀の定義』という構えたタイトルのシリーズで、全9巻、別巻1という大規模なものです。でも編集委員がなかなかです。わたしは馬好きの古井由吉がシュールの研究などで好きで、なおかつ北海道の日高にサラブレッド牧場を訪ねる旅に一緒に行った記憶があります。

 編集委員は樺山紘一、坂部恵、古井由吉、山田慶児、養老孟司、米沢富美子です。それぞれがさまざまな分野について20世紀を分析しています。最初の出だしは古井由吉の「二〇世紀の岬をまわり」というもので、人口爆発や二酸化炭素増加量、海水面の高まり、戦争死亡者数などのグラフもちゃんとついていて大変に役立つ本でしょう。これはちょっと面白い論文でした。

家庭・実用・女性ジャンルの21世紀最初に読む本に選ばれました。

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かつて室内見取り図実寸入りガイドブックがあったか?

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 画期的なガイドブックができた。
 関東周辺で車椅子を受け入れることのできる施設を、宿泊施設を中心に紹介している。5センチの段差があっても車椅子は乗り越えられない。でも、そこに段差解消用のスロープ板をはめ込むだけで、車椅子はらくらくとこの5センチを克服できる。車椅子での移動を余儀なくされている人、さまざまな不自由があっても旅を楽しみたい人たち、さらに、これは小さな子供をつれたベビーカー利用者にも、足元の不安な高齢者にとってもありがたい。
 そんな簡単なことから始まって、浴室、トイレに手すりが完備しているか、部屋の照明は適切かどうかなど細かくチェックされている。部屋の見取り図には実寸が書き込まれ、室内トイレや浴場の、扉の幅広まできちんと計測されている。全体として、取材者の目がよく行き届いているのだ。
 実際に取材した伊藤秀子さんによれば、すべて手探りから始めたが、健常者の目だけではない別の視線を持つことで、新たな世界が発見できた、という。また、自治体によってバリアフリーへの対応のよしあしがかなりあることもわかったそうだ。

 良くない情報は書かないとか、観光パンフレットの焼き直しのような本が多数を占める現状で、正しい情報を必要な人に届ける。ガイドブックは本来こういうものだったはずだ。小さな本の小さな一歩だが、このような本が全国レベルで早く完備することを祈りたい。

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