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愚者さんのレビュー一覧

投稿者:愚者

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紙の本北極のムーシカミーシカ

2003/06/20 15:39

これは書評なのかな…

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分が小学五年くらいの時に一度だけ、図書室にあったのを借りて読んだのを今でも覚えている。もう十年も前なんだなぁと思うと切ないけど。偶然少し前にふいに思い出してしまい、もう一回くらい読んでみたいなぁぐらいに思っていて、まさかまだ残ってるとは思っていなかったのでびっくりしている。もう絶版になってるとばっかり思ってたから。もうほとんど記憶にはどんな内容だったのかはないけれど、ほとんど本を読まない妹が面白いって言っていたくらいだから面白かったのだと思う。確かに僕はその肝心な内容は覚えてないけれど、読んだ時のことを思い出すと少しだけ何か、うまくは言葉にできないけれど、掴めるものがある。それはもしかしたらただの勘違いかもしれない。ただ過去を懐かしむ気持ちからくるのかもしれない。それでもいいと思う。大切なのはそのとき得たものを残しておくことだから。懐かしいと思うのは、僕のそのときの記憶の残骸がその本に、少しばかりこびりついているってことだから。それはすごくすばらしいことだと思わないだろうか。そうやって何かを思い出す手助けになるのが本の役割でもあるんじゃないかな。本を読んで素敵だなって思うことや、こんな酷いことがあるんだって知ったりしたことが、今の僕を僕にしていたんだなって思う。本が誰かの人生を豊かにするのだというなら、僕はきっとその恩恵を受けているよって言いたい。僕はもうそのときどんなことを考えて感じていたかはわからない。永遠に失われてしまったから。でもそのときの子供だった自分にとってはすてきな物だったんだと思う。そうでなければ今更思い出したりしなかったと思うから。だから誰かにも読んでほしい。みんなが掴めるとは思わないけれど、その何かを見出すきっかけになるかもしれない。素敵なものを素直にそう受け止められる人でありたいなって思う。

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