サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. Blackheartさんのレビュー一覧

Blackheartさんのレビュー一覧

投稿者:Blackheart

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

紙の本白夜行

2004/02/09 23:39

よんでみれ!

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

個人が受けた経験による感情やその気持ちは、言葉として理解できることはあるが、決して実感をもって受け止めることは出来ない。
「お前に何が分かる!」「あなたに何が分かるの!」というセリフ(言葉)を見聞きしたことがあるだろうが、経験のないものに「納得」という理解は決して出来ないもの。
人にはその人に数だけ異なった経験があると言えるが、読む人それぞれに、その感情の奥の方で噛み締めながら、読む人の経験値の数だけその書評がある。
そういう実感をもって、読み終えた時の心の中にこの作品から受けた塊が生まれるような作品です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

紙の本幻夜

2004/02/14 17:54

読みたまえ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

生まれてからその命の尽きるまで、人はさまざまな起点に何度か立つことがある。いわゆる起点となる分かれ道に立ち、どちらに進むのか、どこへ向かうのかによって、最終的なゴールにたどり着くことになる。
方向性が分からないままに選択肢を選ぶこともあるだろう。また、方向性が分かっているからこそ躊躇なく、他の選択肢に目もくれずに進むこともあるだろう。
主人公の美冬は自分の方向性を確実に見極め、一生に一度たりとて遭遇することも困難な、千載一遇という言葉では表現できないほどの起点に立ち、まるで選択肢がないかのごとく自分の進む道を選んだ。彼女自身がそれを選ぶことのできない場所で、時間で、そして状況で。
美冬にとっては善でも悪でもなく、あくまでも自分が生きるための作業を淡々と片付けて行くようだ。
他人を利用する者はたくさんいるが、彼女はあくまでも自分を利用しているだけで、他人は美冬を利用しながら自らの起点を見失ってしまう。
これは主観ではあるが、この物語の「起点」とされている「白夜行」では主人公の周囲の人々の災いが苦々しく思ったものだが、この物語においては、主人公に肩入れをするような思いで読み終えたのが新鮮な気がした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2 件中 1 件~ 2 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。