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ちいさんのレビュー一覧

投稿者:ちい

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本毒になる親 一生苦しむ子供

2006/08/18 12:53

親にはなれない

43人中、43人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

買ったはいいものの、しばらく手がつけられなかった。
読んでしまえば何かが壊れそうな気がした。
でも勇気を出してページをめくった。何も壊れなかった。
それどころか、初めて親を、自分を客観的に見れたと思う。
自分が、ずっと母から受けてきた虐待。それを見て見ぬ振りしてきた父と妹。
母が亡くなって、もう10年以上経つのに未だに縛られている自分。
どうすればいいのか分からなくて、何度も死のうと考えた。
その反面、なぜ親のために死ななきゃいけないんだという反発心が沸く。
このまま、先の人生も親に左右されて終わるのだ。
そういう絶望のなかで、この本に出会った。
私と同じような人がたくさんいる。そして、みんな闘っている。
希望の光が見えた。自分も、親の呪縛から逃れられるかもしれない。
今まで、ずっと言いなりになってきた人生。
向き合うことは恐い。いざとなったら何も言えないかもしれない。
それでも、私は伝えなければいけないと思う。
今まで、親からの言葉でどれだけ心が傷ついたか。
暴力によって、どんな怪我を負ってきたか。
数々の仕打ちが、どれほど私を苦しめたか。
きっと親は言うだろう。「育ててやったのに」「誰のおかげで生きていけるんだ」
でも、そんなことは当然のことなのだ。それが親の役目なのだから。
時間はかかってもいい。いつか必ず親と決別する日を自分から迎えたいと思う。

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紙の本キスブルー

2006/10/18 15:44

ある意味、王道なのかも。

13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「今年はボーイズラブに足突っ込む!」と年頭に決心してたのに、なかなか一歩が踏み出せなかった。
というのも、いわゆる同性愛ものというと、小説にしても漫画にしても一昔前のものにしか触れていなかったから。
それに、雑誌で「今のボーイズラブものには中身がない。男性のエロ雑誌に載ってる体験ものよりヒドイ」ということを、尊敬する作家の方が書いてらしたのも理由になる。
やはり、好きな人がそういう発言をしてると、踏みとどまってしまうものだと思うのですが・・・。
でも。決めたんだし。意を決して(そんなに大きいことでもないのに)キスブルーを購入。帯にやられました。
そう、友達。友達なんだけど、ちょっと深いところで気持ちが通じてる。そしてだんだん意識するようになるけど、でも相手には伝えらないし知られたくない。
これこれ、これですよ!微妙な、本当に微妙な心の揺れ。それを、とても綺麗に描いてると思うのです。繊細な線も儚げで良し!です。
今まで普通に触れていた相手の手や手首が、ある日突然、意味を持ってしまったら。
続き・・・・2人がどのへんまで進歩するのか楽しみです。

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紙の本邪魅の雫

2006/11/27 15:58

エノさんファンとしては、もう・・・・

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第一作目から榎木津礼二郎のファンだ。
容姿端麗、眉目秀麗(あれ、同じ意味?)。
頭脳明晰で、しかも特殊な才能の持ち主で大金持ちで。
こんな人、実際にいないよね〜と思いつつも胸ときめかせてきた。
なのに。今回は、ショッパナからエノさんの見合いという、ファンとしては落ち着かない事柄で幕開け。
そりゃあ京極堂にも関口くんにも既に素敵な奥さんがいるし、エノさんだって恋愛の1つや2つ・・・・。
でもイヤだ。たまらなくイヤだ。エノさんに色恋沙汰は絡めてほしくないんだーっ!
そんな叫びも虚しく、物語はエノさんの恋愛を中央に据え置いて進んでいく。
そうなるともう正直なところ、起きてる事件など、どうでもいいのだ。
話の中心になってるのに、当のエノさんの登場は遅いし、やっと出てきたと思ったら何だか今までのエノさんじゃなくて。
どうしたのエノさん。何だか翳があるわ大人な雰囲気だわ悩んでるわ。変なものでも食べたのかしら?
そうやって心配してたところへ、さらにエノさんラブのこの心にグサッと矢が突き刺さる事実が・・・・ああ・・・・。
とにかく、エノさんが違うのだ。今回、それがいちばん事件だった。

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紙の本しをんのしおり

2006/09/11 15:13

愛すべき妄想家。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

三浦しをんさんのエッセイの楽しみの一つに、弟さんの存在があると思う。
個人的なことだけど、妹と女2人姉妹なので、男兄弟というものに凄く憧れるのだ。
三浦さんは、弟さんのことをバカだとかなんとか言いながらも、可愛くて仕方ないという様子。
何度読み返しても、いいなあ〜と羨ましくて仕方がない。
弟さんと一緒にスーツを買いに行くエッセイ。
何だかデートみたいだ。弟と肩を並べて買い物するというのは、どういう気分なのだろう。
一度でいいから、貸してもらえないかなあ弟さん。
出来ることなら、まるまる一冊弟さんのことを書いたエッセイを出してほしい。
もし本当になったら保存版と2冊買います。

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どうか頑張ってほしい。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ここ最近で、こんなに笑ったのは・・・ないと思う。夜中に笑いを堪えるのって辛いですわ・・・。
菅野さんの小説は失礼ながらまだ読んでませんが、こんなに面白いエッセイを書かれるなら、読んでみようかなあ。
とにかく切羽詰ってる感が最高。というか他人事ではない。
彼女の生活や体験を読んで笑ってる場合ではないのだ。
にしても、菅野さん。本当に嫁に行く気ある?ないよね??
つうか行かないで。アナタが独り身でいる限り私は希望を失わずにすみます。
大いに笑わせてもらったけど、最後の猫ちゃんのとこは大泣きしました。
動物と長く暮らして、また死に目に遭ってる身としては、たまりません。
うちの犬はアホだけど、大事にしないとな・・・と改めて思った次第です。

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ホントにあったら・・・ちょっとイヤかも。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

野球ファン、特にタイガースファンの自分としては、読まずにはいられないっ!
麻々原さんもタテジマファンということで、ますます鼻息荒くなってしまった。
実際のプロ野球チームに、こんなにイケメンは揃ってないけど・・・。
でも、「これはあの選手がモデルね♪」というキャラもいて、思わずグヒヒヒヒヒと下品な笑いが出てしまった。
野球を知らなくても十分楽しめるけど、知ってたらもっと楽しいかも、と。いろいろな面で。
ボーイズラブにハマッてる人たちは、どうしてもっと野球を見ないのかなあ。
ものすごく男たちがラブラブなのに。キャッチャーは「恋女房」なんて言われてるし。
二遊間なんて、それこそ目と目の会話爆発なのに。
麻々原さん、ぜひまた野球マンガを描いてほしい。
「野球って、こんなに見所あるのよっ!」と知らしめてほしいと思う。

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紙の本少し変わった子あります

2006/11/01 12:46

心惹かれる仕草とは。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昔から、食事時の作法が綺麗だと褒められる。
うちは貧乏だったし親もヘンテコリンだけど、食事の仕方は厳しかった。
迷い箸、探り箸などした日には、もう食べさせてもらえなかった。
自分がそう躾られてきただけに、人の作法もとても気になってしまう。
特に、口の中でクチャクチャ噛む人。これはもう駄目、ぜったい駄目。
どんなに賢くてカッコよくてスポーツ万能で歌が上手くてそれなりの地位にいたとしても、クチャクチャ噛みで全てがパーだ。
この小説には、食事シーンがたくさん出てくる。主人公の男性が、毎回違う女性と静かに食事をする様子が淡々と書かれている。
そして、どの女性も食べ方・作法がとても美しい。その姿に主人公は心惹かれて店を訪れる。
改めて、お行儀って大事なんだなあと思った。
せっかく誰かと一緒に食べるのだから、相手に不快感を持たせない食べ方をしたい。
「またあの人と食事したいな」と思わせられる。そんな女性になりたい人にオススメ。

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紙の本風と木の詩 第10巻

2006/09/25 23:03

愛を叫びたいぞっ!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読んでる間に、何度「ジルベェエエエーール!」と叫んだことか。
マンガを読んで、こんなに疲れるのもめずらしい。
なんというかもう・・・・人間を自分の思い通りに育て上げるのは可能なんだなぁと。
よく、新興宗教のマインドコントロールに対して、怖いとか何とか言うけど、普通に親が子供を育てていく過程だってマインドコントロールだよなぁ。
1つの家庭・家族のなかに、それぞれのルールがあって、その多くは親が作り上げたものだ。子供はそのルールに従って大きくなっていく。
オーギュストはジルベールを、最終的にどうしたかったのだろう。
どういう形であれ、結果は哀しい。けれど、だからこそ人は、人を愛して止まないのだと思う。
どういう結果になっても、だ。

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紙の本辛酸なめ子のセレブドリル

2006/09/27 17:10

セレブは命がけ。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

初めて「辛酸なめ子」を見たのは、某バラエティ番組だった。
端っこに大人しくちょこんと座ってた。漫画家・エッセイストと紹介されていた。
何だかつかみどころのない・・・なんというか、いいとこのお嬢さんのような印象を受けた。発言するときも声が小さいし、この人はどうしてテレビに出てるんだろうと不思議に思って、つい手を出したらハマッてしまったわけです。
厳格な家庭に生まれ育ち、両親が教師で妹も教育関係の仕事なんて、そりゃあ息が詰まるってもんでしょう。
彼女の妄想力は凄い。抑えられた欲望を、これでもかと書きなぐり発散しているようだ。
この本は、おもに外国人セレブを取り上げている。
なかでも、ブリトニー・スピアーズについてページをさいている。というか、なめ子さんはブリトニーを愛してると言ってもいい。
実はブリトニーがデビューしたとき、そのあまりの可愛さにデビューアルバムを買ってしまった私なので、親近感がわいた。
それにしても、セレブとは何だろうか。
大富豪の孫でもセレブ。貧乏の底からのし上がり成功し、お金持ちになったらセレブ。セレブな人と結婚したらセレブ。分からない、基準が。
ただ、セレブの人に共通してるのは、へんてこなファッションセンスだということは分かった。

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所詮、そんなものよね・・・脳なんて。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読んでる間は、自分のことを棚にあげて大笑いできる。
が、読み終わった瞬間に「大好きなあの人にニワトリを何も見ずに描かせたら、どうなるかしら?」とか「はたして私は、まともに人魚を描けるだろうか」とか考えてしまう。
そこで、試しにニワトリを描いてみようと紙とペンを用意した。
自分で言うのもなんだが、子供のときから絵が上手いと言われて調子に乗って今まできている私だ。そんなヒドイものは出来上がらないはず・・・・・。
・・・・・足が4本あった。ニワトリなのに足4本。
何故だ。描いてるときになぜ気付かない。
かなりショックが大きかった。私は今までニワトリの何を見てきたのだろう。
幼稚園のときに伊勢神宮で無邪気にニワトリを追いかけた思い出が微かによぎった。
もしかして、もしかしなくても記憶というのは、ものすごく都合のいいように改ざんされているし間違った情報を植えつけているのでは?
でなきゃ、ニワトリ足4本は納得いかない。
人の脳を笑うものは自分の脳も笑われる。
描いてみてください、ニワトリ。

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紙の本幸運男子 完全版 1

2006/09/22 15:41

やっと手に入れた

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

むかーし、コミックスで出たときに買って読んで
「えぇええーすばるったら、ええー??」と悶えていた。
これは大切にとっておこう。そう決めて大事にしまっておいたはずなのに。
何時の間にか、なくなっていた。おかしい。だらしない私だが、本の管理は完璧にしてるつもりだ。なのに。
どうやら、妹が勝手に友達に貸してしまって、その友達はどこかへ引っ越してしまって返してもらえなかったから黙っていたらしい。
うぬうー許せん。弁償してもらおうと「新しいのを買ってこい」と命令したものの、「イヤじゃ」の一言で終わり。酷いじゃないか。
まあ、そのうち文庫になるかもしれないし、そのときに買えばいいかとのん気に考えていたら、何分のん気なので忘れてしまった。
そんなこんなで数年経ち、ようやく「あ、ラッキーくん買わなきゃ」と思い出して買ったわけです。
昔読んだマンガって、よく覚えてるものですねえ。
ラストまでコマ割りもきっちり覚えてるのに、引き込まれて読んでしまう。
斑は、すばるがあんなことになってからも、時々とても切なくて泣いたり誰かに縋ったり。
それだけ「愛」があったのだなと思うと、またジーンとしてくる。
同性の愛、特に男性同士の愛というのに時々とても嫉妬する。
そんなにか、そこまでもかと思うくらいに深い。
どうしたらそんなに相手を信じれるんだろう。
私にも、いつか「すばる」が現れてくれたらいいけどなあ。

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脳は止まってしまうものなのね。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

久しぶりにエイジくん登場。
むかーし、小さな本屋さんで初めて手に取った銀色さんの本は「LESSON」。
表紙の男の子がとても素敵で、つい買ってしまった。
中にも写真がたくさんあって、本当にこんな男の子いるんだ〜とドキドキしながら眺めていた。
その憧れの彼が帰ってきた!これは読まなきゃ駄目でしょう!と鼻息荒くして届いたのを見た瞬間。
・・・・そうよね、時間って流れるのよね・・・。
人は年をとるのよね、変わってしまうのよね。
自分のことは棚に上げて、エイジくんのオッサン度に思わず止まってしまった。
でも、やっぱり綺麗な人だと思う。ヒゲはないほうがいいなあと思うけど。
ずーっと写真でしか見たことなかった彼が、たくさん言葉を発している。なんか不思議。
ああ、やっぱり実在するんだなと、ヘンなことを考えてしまった。
タトゥーを入れた姿は、ちょっと近寄りたくない気もするけど、銀色さんとの会話を読むと、とても繊細で心の優しい人だというのがわかる。
個人的に銀色さんが再婚するならイジくんがいいんじゃないかなと思うのだけど。どうでしょう?

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