サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. マルボロさんのレビュー一覧

マルボロさんのレビュー一覧

投稿者:マルボロ

9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本五分後の世界

2005/07/24 16:40

学生時代に読んでおくべき本

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

冒頭から凄い。一気に本の世界に引き込まれます。
ラストまで完璧。
上手い、上手すぎる!
なんでこんな文章が書けるんだ?
龍さんの頭の中は、一体どうなっているんだ?!
悔しいぐらいに面白い小説とはこのことです。
想像力が半端じゃない。
そして、その描写力は天才的としか言いようがない。
まるで映像を観ているかのように鮮明にイメージできる「5分後の世界」、読み始めたらトイレに行く時間ももったいない、電話が鳴っても無視無視無視。。
村上龍の作品は「エッチで退廃的」と思っていた方、ぜひ読んでみて下さい。また違った龍さんに出会えることを約束します。
この本を読み、龍さんの他の本も読んでみようと思った方には、続編の『ヒュウガウイルス』よりも、
『愛と幻想のファシズム』と『半島を出よ』をお薦めします。
暑い夏に、熱い本を読むのもオツなもんです。
特に若い世代の方、読んでみてください。
目からウロコが落ちますよ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本とらちゃん的日常

2005/07/18 15:56

優しい気持ちになれます。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中島らも事務所(わかぎえふ実家1階)で飼うことになった子猫のとらちゃん話。
事務所の大家さん(わかぎ母)にとらちゃんがなついて、なんとかとらちゃんの愛情を取り戻したいらもさん。
高級な刺身(タイやヒラメ)を与える大家さんに対し、カリカリ(キャットフード)を与えるらもさん。そりゃ勝てないよー。
大家さんに嫉妬したりしておかしい。
トラちゃんの写真がたくさん載っているんだけど、その写真の撮り方からも愛情が伝わってきて、優しい気持ちになれます。
『おれの無口なぺン先ではとても描写できないほど、とらちゃんは愛らしい』←十分伝わってきますよ!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本グレイがまってるから

2005/07/25 17:05

笑って笑って、、そして泣いてください。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全ての愛犬家、必読の一冊。
特に大型犬と生活を共にしている方にはハマります。
こんなに優しい本には、めったに巡り合えないですよ。
産経児童出版賞受賞作。
シべリアンハスキーのグレイと絵描き(著者)一家の明るい毎日。グレイに振り回される絵描きの、いや、絵描きを振り回すやんちゃなグレイの話。
絵描きはグレイをネコ可愛がりはしていません。
なのにビンビン伝わってくる自然で深い愛情は、ペットというより家族として接しているからでしょうね。
優しいタッチの挿し絵からも、グレイへの愛は溢れ出ています。
挿し絵だけでも十分楽しめます。
『グレイは人が大好き。飛びつく癖がなかなかなおらない・・・人がくる度に飛びつく。新聞屋さんにシッポをふり、クリーニング屋さんに抱きつき、郵便屋さんにすりより、宅急便屋さんのお尻に鼻を突っ込む』
『一匹の黒い犬が畑を横切っていく。田舎の犬は首輪などついていなくても一日外で遊んだらちゃんと家に帰るらしい。「クロ」「ブラック」などと思いつくままに声をかけてみると、めんどくさそうに振り向いた。「トマレ」「マテ」の合図も聞こえないふりするグレイを思い出す』
この作品はグレイとの楽しい毎日がメインです。
著者のグレイシリーズで、他に『気分はおすわりの日』という作品がありますが、こちらは病気と戦うグレイの話がメイン。
後者は・・・号泣します。
★5つでは評価できない程の作品です。私の稚拙な言葉では評することはできませんでした。併せて読んでみてください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本気分はおすわりの日

2005/07/25 15:36

涙が止まらない

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

★5つぽっちなんかじゃ評価できない、素晴らしい本です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

こんなにみんなに愛されて、らもさんは幸せ者。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

仲間・友人の愛情の詰まった一冊でした。
まだ1册もらもさんの本を読んだことがない方にも、この本はお勧めです。特選エッセイの『10年目の約束(西方冗土より)』で、らもさんの人柄がよくわかると思います。
そしてらもさんファンの方には「らもさん、もういないんだ。。。」って実感が込み上げます。
追悼エッセーが切ないです。
中でも吉村智樹さんの文章『もう誰も酒を飲むな』には熱いものが込み上げます。ぜひ読んでみてください。
以下は大槻ケンヂさんの抜粋
『大槻ケンヂ(キープ・オン・ロッキン!)/10代の頃からずっとらもさんのファンだった。特に彼の書くエッセイの面白さに心酔していた。ドラッグ、酒、ロック、オカルト、格闘技、心の病い、、、多岐に渡るサブカルチャーのあれこれを。万人にわかるよう、しかも思わず「プッ!」と笑える随筆に仕上げて見せる手腕にはいつも驚かされていた。若い時代に読んだなら、必ず知覚の扉を開かせてくれる文章だ・・・
らもさんが突然消えてしまった。対談を収録して本にする予定が進行中であった。もうかなわないのは承知の上で、対談の場所は鴨川沿いに床を出してやりたいと思うのだ。また夏だし、ぬるい風も吹くに違いない。僕は今度こそ、らもさんに遠慮することなく語りかけるのだ・・・
そしてぬるい風に吹かれて僕たちはまったりと楽しむのだ。きっとらもさんは再び、兄か父か祖父のような微笑みを浮かべてくれるだろう。その表情を、せめて思い浮かべてる。らもさんキープ・オン・ロッキン!どこにいても。永遠が半ばを過ぎても。』
らもさんは永遠のカリスマです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ソウル・サーファー

2005/07/25 02:11

毎日を楽しむことの大切さ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

サーフィン中に左腕をサメに食いちぎられた、ハワイ在住の13歳の少女べサニーの自伝。
彼女は事故の1カ月後には海に戻り、10週間後にはトーナメントにも復帰、5カ月後にはなんと入賞も果たしてしまいます。
まさにポジティブシンキングのたまもの。
考え方次第で人生は大きく変わるんだ、って気付かされます。
どんな状況でも挫けず明るく前向き。他人を羨まない。毎日を楽しむ。家族・友人・故郷を心から愛し、信仰心を忘れない。
そんな彼女の生き方は、勇気を与えてくれます。
20代の女性には特にお薦めします。
「誰かが希望を見い出す手助けができるなら、私が腕を失った価値はあったと思う(べサニー・ハミルトン)」
ハワイの夕方。
綺麗な海が見える小さな家の裏庭。
デッキチェアに寝そべって、楽しそうに語るべサニー。
シーブリーズに吹かれながら、楽しくべサニーとお喋りしている気分で読めますよ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本アマニタ・パンセリナ

2005/07/24 02:18

らもさんは知識の泉

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

らもさん自身の体験によって書かれた本書は凄まじく、学校では決して教えてくれないダークな知識が満載。
パンチ効いてます。
個人的には合成麻薬の話より「ガマなめ」話が可笑しかった。
独特の発想には相変わらず驚かされ、笑わされますよ。
そして、薬物の恐さをわかりやすく嫌味なく教えてくれます。
ディズニーのアニメや、童話などで描かれる西欧の森には、真っ赤なカサに白い斑点のキノコがよく登場しますが、あれはべニテングダケと言って、幻覚キノコだそうです。そしてその主成分は殺虫剤などに使われているそうです。だから、最近では殺虫剤を吸う人間も巷には出没しているとか(本書の中に書かれています)殺虫剤すら吸いたくなってしまう薬物依存の恐ろしさは半端じゃないんですね。
森に迷い込んだ少年少女は、妖しく美しいキノコに惑わされ、命にかかわる危険な目にあいます。関西の超名門、灘中学に8番の成績で入学したIQ185の天才が、なぜ自分を壊す薬物に手を出し、そこから抜けだせなかったのか。らもさんも、深い森に迷い込んで、妖しく美しいキノコに魅了されてしまったのかな。。
ドラッグはダメだぜ、らもさん。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

効果なし。。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

王道の『禁煙セラピー』と迷ったんだけど、やっぱり♀にはこっちの方がいいのかなー、と購入。
読むだけでやめられるって、どういうこと???
ってワクワクしながら読み始めました。
読み終わって、「うーん。。。」
洗脳だとしたら、もっと繰り返し読んで頭に叩き込まなくちゃ!と、次の日も次の日も読みました。
計5回。
・・・私はダメだ。
今日もタバコ吸いたい&食後の一服美味しいよ。
bk1の書評でも評判が良く、TVでも芸人さんが「これで禁煙できました」と紹介していたし、本書の中にも成功率90%と書かれていたのに(T T)ぁーぁ。
書いていることに納得できないから、何度読んでもダメなんだろうなぁ。「不安だから吸う」みたいなことが繰り返し書かれていたんだけど、私は不安だから吸うんじゃないかも、、、と思いながら読んでいたからなぁ。
筆者の言葉に納得できる方ならパッとやめられるんだろうなぁ、素直な方が羨ましいです。
そして私は逆に、不安になりました。
「こんなに評判が良くて、成功率が高いらしいのに、私には効かなかった・・・これでダメなら私はどうしたら」
あーーーーー、禁煙って難しいですね(泣)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本こまったさんのカレーライス

2005/08/18 16:39

料理がしたくなります

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

すぐに「困った困った」と言ってしまうので、夫・ヤマさんに[こまったさん]とあだ名をつけられた[こまったさん]がカレーを作るお話。
ヤマさんから「お客を連れて帰る」と電話がきて、豪華な食事メニューをあれこれ考えます。
ところがペットの九官鳥・ムノ君が「カレー、カレー」と言います。「カレーなんて簡単なモノ作らないわよ」と息巻くこまったさん。でもムノ君の言葉がなぜか頭に残り、カレーを作ることに。
タマネギを切ると目が痛くなるので、水中メガネをかけます。
水中メガネをかけてタマネギを切ると、切ったタマネギが魚やエビにどんどん変わってゆき、気付いたら台所は海の底。。。
台所の海の中を悠々と泳ぐマグロや伊勢エビ。
カレーの材料にイカを捕まえよう!と手を伸ばすと逃げられた挙げ句、顔中にスミをかけられます。そのスミにびっくりしていると、いつのまにか水中メガネは外れていました。
イカのスミだと思った液体は棚の鍋に残っていた味噌汁。鍋をひっくり返して顔にかかっていたのでした。
顔を洗って、よし!と再び水中メガネをかけてタマネギを切っても切っても、・・・もう二度と不思議なことは起こりませんでした。
この本を初めて読んだ時の私は小1で、親には「水中メガネかけたからって海になるわけない、魔法なんてない」と冷めたことを言っていました。でも、内心「お風呂でなら1度くらいいけるかも」と思いコソコソお風呂に水中メガネを持っていった記憶が蘇りました。純粋だったなー、私も。
でも不思議なお話って今でも大好きなんですよね。『となりのトトロ』で庭の植え込みの小道が違う世界に繋がる一瞬とかワクワクします。みんなが寝静まった深夜、何かが起こるんじゃないかっていう期待。ピーターパンの世界なんて最高ですね。
話を元にもどしまして。。
本書では夫のことを【ごしゅじん】と表記されているのですが、当時、【ごしゅじん】が夫のことだと理解できませんでした。花屋さんを経営していた二人を夫婦でなく、主従関係としてとらえていました。こまったさんはヤマさんの「子分」なのだと。
これは20年以上も前の児童書だから【ごしゅじん】なのかな。
今の時代の児童書って、夫のことは何と表記されているのだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

9 件中 1 件~ 9 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。