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勁草書房さんのレビュー一覧

投稿者:勁草書房

10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本国家論大綱 第1巻上

2003/07/03 12:37

内容紹介

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、権力と国家をめぐる政治的世界の仕組みと一般的な運動法則を総括的に提示するものである。上下巻合せた構成は、第一部権力論、第二部国家論、第三部特殊的国家論となる。上巻はこのうち国家論の半ば(第五篇国家権力の形式制度的構成)までを収める。本書は、10年のブランクの後に、著者の40年に亘る研鑚の全てを投入した書き下し作品である (但し一割弱の旧稿を含む)。古代から現代までの国家の動態を視野に入れて論究する、近年では絶えて久しい本格的で雄大な理論書。下巻は数ヵ月後に刊行(全三巻の予定であるが二巻以降は未定)。

同著者 『マルクス主義国家論』(三一書房)、『国家論をめぐる論戦』、『ヴェーバーと丸山政治学』(小社)等。

【目次】

序論 <政治>とは何か、についての予備的考察

総説 権力とは何か?[権力論]

第一篇 権力の本質
1 権力の本質
2 補論──社会的な規範について

第二篇 組織的権力の構成と形態
3 権力主体としての<組織>
4 権力形態

第三篇 権力と暴力(Gewalt)
5 外的諸関係のなかの組織的権力
──組織としての Gewalt の成立

第四篇 権力主体をめぐる観念的諸契機
6 <観念的利害>とは何か?
7 思想的・イデオロギー的支配とは何か?
8 権力存立の観念的な根拠と手段

第五篇 特殊的権力と権力学説
9 特殊的権力と<権威>
10 古典権力学説の解体

第六篇 補論──政治的世界の枠組みと主体に関わる諸法則
11 政治の経験法則の解体

本論 国家とは何か?[一般的国家論]

第一篇 前提と方法
1 前提としての社会構成理論
2 方法としての<世界史>

第二篇 国家論総説
3 国家と国家権力
4 国家・国家権力の歴史的起源について

第三篇 国家権力と社会
5 近代社会の歴史的形成──国家権力と近代社会(その1)
6 近代社会と国家権力の必然──国家権力と近代社会(その2)

第四篇 国家権力の実質的構成
7 国家的諸活動の展開[総説]
8 国家的諸活動の展開[各論・統治]
9 国家的諸活動の展開[各論・行政]
10 <近代>以前の国家的諸活動
11 国家権力の実質的構成の総括と補足
12 補論──<統治>・<行政>をめぐる諸学説

第五篇 国家権力の形式制度的構成
13 組織原理としての<三権分立制>
14 補論──三権分立論の検討
15 政治形態をめぐる諸学説
16 政治形態の自由選択と法則的規定性

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内容紹介

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、ギブソンの生態学的心理学に見い出せる独自の認識論(直接知覚論)、存在論、行為論などを明らかにし、それらを「生態学的立場の哲学」として提唱するものである。20世紀後半の心理学は、行動主義から認知主義へ転換したといわれる。今盛んな認知科学などは認知主義に基づいている。本書でのギブソンの評価は、この認知主義をも批判する更にラディカルなものであり、認知科学の第三世代と呼ばれる最先端の潮流と結びついている。全五章のうち前半三章でギブソンの仕事を解説し、後半二章で志向性、自己というテーマを解明している。

同著者 『メルロ=ポンティの意味論』(創文社)、
関連書 『ギブソン心理学の核心』(境敦史他、小社刊)


【目次】

序論 知覚とエコロジー
 1 本書の目的
 2 第三世代の認知科学とギブソン
 3 心は個体のなかにあるのか
 4 どこから見た科学なのか
 5 生態学的立場の哲学
 6 「エコロジカル」という意味
 7 本論の展開

I J・J・ギブソンの隠れた哲学

第一章 ギブソンの直接知覚論
 1 序:認識論としての直接知覚論
 2 間接知覚論の伝統
 3 直接知覚論とは何か
 4 行動主義とゲシュタルト理論のあいだで
 5 奥行き知覚の大地説
 6 生態光学:包囲光・移動視・知覚系
 7 直接知覚への批判
 8 知覚はどこに生じるのか
 9 脳は情報を受信しないし、命令を発信することもない
 10 知覚的情報は伝達されずに外界にある
 11 知覚の役割

第二章 アフォーダンスと行為の理論
 1 アフォーダンスとは何か
 2 アフォーダンスの知覚
 3 アフォーダンスについての誤解と批判
 4 アフォーダンスの実在性
 5 リード流のアフォーダンス解釈は正しいか
 6 人工物のアフォーダンス
 7 アフォーダンスと行為

第三章 生態学的物理学:ギブソンの存在論
 1 生物学的物理学と存在の階層性
 2 存在論的な多元主義
 3 実在していることの基準とはなにか
 4 ギブソンのディスポジショナリズム
 5 アリストテレス主義:実在しているのは過程である
 6 自然法則の局所性
 7 歴史をもった自然

II 生態学的立場から

第四章 志向性と表象
 1 志向性という問題
 2 志向性と心的行為
 3 ブレンターノの志向性
 4 志向性の行為説と生産説
 5 表象の正体
 6 表象主義と記憶
 7 表象の認知科学ではなく、表現論・技術論へ
 8 ロボットからの計算主義批判
 9 運動志向性と身体図式
 10 アンスコムの「観察に基づかない知識」
 11 志向性とは意図のことである

第五章 エコロジカルな自己
 1 ギブソンの自己知覚論
 2 世界を隠すものとしての自己
 3 感覚的性質
 4 パースペクティヴと世界
 5 さまざまな自己概念
 6 形而上学的自己
 7 「わたし」の機能
 8 形而上学的自己の語用論的な解消
 9 デカルトのコギト:問題の原点

あとがき:ブリュッセルからアルゴンキンへ
参考文献表
人名索引/事項索引

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紙の本著作権の法と経済学

2004/07/09 16:17

内容紹介

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著作権制度のあるべき姿について、「法と経済学」の観点から、新しい光を当ててみようというわが国はじめての試みの書。

従来の著作物はアナログ技術を前提に有形財を扱う制度に依拠することで機能してきた。ところが、デジタル情報化により無形財独自の法制度が要請されている。本書は「法と経済学」の視点から分析材料を提供し制度設計に役立たせるとともに、その過程を通じ「法と経済学」の方法論の見直しも行う。

【目次】

第1部 著作権の課題と「法と経済学」

第1章 「法と経済学」の方法論と著作権への応用
第2章 デジタル流通システムと著作権

第2部 著作権の経済分析

第3章 アメリカにおける著作権の経済分析
第4章 権利保護期間の最適化
第5章 権利保護期間延長の経済分析:エルドレッド判決を素材として

第3部 著作物の流通とインセンティブ

第6章 消尽理論の法と経済学
第7章 音楽著作物流通と集中管理の可能性
第8章 インセンティブ論の経営学:音楽著作物生産の協働体系
第9章 学術分野における著作権管理システム:特典なビジネスモデル
終章  柔らかな著作権制度に向けて

参考文献
索引

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内容紹介

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経済学は生きている。「分配」から「失業」まで、経済学者が悩み続ける問いを整理し、アマチュアにとって必要な経済学を考える。

 国家や社会にとってではなく、わたしやあなたにとって必要なのが経済学だ。「分配」や「再生産」から「生存」や「企業」、そして「失業」や「開発」── こんなにもアクチュアルな問題とむきあい、人まかせでない自分なりの判断をもちたいと願う全てのアマチュアヘ。「教養としての経済学」の入門講義。

関連書: 『歴史学のアポリア ヨーロッパ近代社会史再読』(山川出版社)

《目次》

序章 なぜ、いま、経済学の歴史なのか
【経済学入門としての経済学史】
【経済学史にとりくむ準備をする】

第1章 分配
1・1 アリストテレス
1・2 分配をめぐる考察の系譜

第2章 再生産と価値
2・1 スミス
2・2 再生産をめぐる考察の系譜
2・3 価値をめぐる考察の系譜

第3章 生存
3・1 モラル・エコノミー論
3・2 生存をめぐる考察の系譜

第4章 政府
4・1 デュピュイ
4・2 政府をめぐる考察の系譜

第5章 効用
5・1 限界革命三人組
5・2 効用をめぐる考察の系譜

第6章 企業
6・1 ヴェブレン
6・2 企業をめぐる考察の系譜

第7章 失業
7・1 ケインズ
7・2 失業をめぐる考察の系譜

終章 ふたたび、なぜ、いま、経済学の歴史なのか
【経済学史のアクチュアリティ】
【読書案内】

あとがき
文献
人名索引/事項索引

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内容紹介

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人々は何のためにお金を持ち歩くのか。それはありうべき支払いに備えてだ。もし支払う相手がいなかったら、貨幣などモノにすぎない。ルーマンに導かれつつ本書は、「支払い」というコミュニケーションを媒介するメディアとしての貨幣と、道徳や言語、労働など他のメディアとの協働を描き、わたしたちの複雑な社会の経済が、明日も同様に営まれうるのはなぜかを明らかにする。経済の根拠を貨幣への信頼にみる、『社会の経済』(文眞堂、1988年)の訳者が、ですます調で説く最良のルーマン社会システム理論入門。ミクロ経済学との違いにも言及する。

【目次】

第1章 コミュニケーションのシステムとしての社会の経済
第2章 貨幣の一般化
第3章 価格
第4章 貨幣と道徳
第5章 貨幣と時間
第6章 貨幣と言語
第7章 貨幣と労働
第8章 市場の非対称
第9章 市場の自己準拠──現代市場社会の観察
第10章 「仮構の他者」としての貨幣
補論 経済学の理論とルーマン理論

あとがき
文献
索引

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内容紹介

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古代から近代まで、伝承と現実の間で種々の魔女像が生まれたが、本書では裁判記録を播き、近世(15 〜17世紀)の魔女裁判の犠牲となった8万の女性の真の姿に迫る。呪術が支配する時代、どこにでもいる女性たちが、隣人・共同体との財をめぐる争い、日常の幸・不幸の出来事を通して魔女に仕立てられていく。キリスト教会は呪術を禁じたが、民衆は良い魔術(賢女)と悪い魔術(魔女)を区別しつつ用いた。一方、教会は、女性は弱く、悪魔に誘惑され契約を結ぶ罪深い存在として、絵、本などで広めた。民衆と聖職者の魔女イメージが合体し一つの像を結んだ、いまわしい歴史の相が明らかになる。

小社刊 野口芳子 『グリム童話と魔女──魔女裁判とジェンダーの視点から』 に引用紹介


【目次】
I 序

II 魔女裁判の歴史

III 魔女像と女性像──幻想と現実──

1 害悪をもたらす魔女
  牛乳泥棒の魔女とバター魔女
  天候魔女
  病気や死を呼ぶ魔女
  子どもを食べる魔女
  男性性器泥棒と売春斡旋人の魔女

2 悪魔の淫婦
  女魔術師と霊
  魔女と悪魔
  女と情夫

3 賢女
  女治癒師
  女予言者

4 悪女

IV 女が魔女になる

1 共同体における魔女認定の規則と儀式
  魔女祓い
  魔女のお喋り
  神判
  使者の派遣と証人との対決

2 嫌疑から告発へ

3 マルガレーテ・ミュラーの裁判

訳者あとがき
引用文献・参考文献
索引
図版一覧
著訳者紹介

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内容紹介

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「どのような決定を下すべきか」に関心を払う人は多くても、決定にあたって同じくらい重要な「どのような情報に依拠すべきか」「どのような情報を排除すべきか」を問う人は少ない。見ようと思えば見えるものをあえて見ないことで、社会は問題を解決しようとする。アマルティア・センはいう。決定から排除されてしまうたくさんの情報や価値に目を向けよう。「そんなはずはない」「これでいいはずだ」という思い込みから自由になろう。不正義を申し立てる声に耳を傾けようと訴える、魅力的な「不正義」理論として、『集合的選択と社会的厚生』(小社刊、2000年)、『合理的な愚か者』(小社刊、1989年)をはじめとした「現代の巨人」センを読もうとする試み。

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目次

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目次

序章 社会理論が権力概念を要求する理由

第1章 権力の概念規定

 1 概念設定の方向性
 2 権力の体験構造
 3 権力の一般的定義
 4 権力の基本契機
 5 反実仮想と動機設定

第2章 権力類型と機能

 1 予期と現実の乖離
 2 権力者の意図と自覚
 3 権力の効用類型
 4 期待形成的権力
 5 時間対策としての威嚇化

第3章 記述形式の展開

 1 予期理論的権力のゲーム理論的記述
 2 権力ゲームの蓋然性
 3 最も標準的な権力ゲーム
 4 反復交番ゲームと非意図的権力
 5 一回非交番ゲームと相互的権力

第4章 権力の人称類型

 1 奪人称的権力
 2 準社会的権力と社会的権力
 3 社会的権力概念の伝統
 4 汎人称的権力
 5 社会的—奪人称的権力

第5章 権力の連鎖形式

 1 権力反射と主題自由化の諸戦略
 2 権力連鎖と連鎖形成戦略
 3 権力の公式性と源泉の所在
 4 権力/権限/影響力
 5 物理的実力の政治化と国家権力


あとがき
言及した文献
事項索引

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内容紹介

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 図書館をめぐる議論がいま活発になっている。図書館は貸本屋かという批判や、図書館は出版業の発展を阻んでいるという批判の声が高まってきている。それに対して図書館側はどう答えるのか。本書は、浦安図書館の20年にわたる実践を示すことによって、図書館の存在意義を強調するものである。

 図書館がいまかかえている課題を具体的に示すとともに、専門職としての司書の重要性を主張する。とくにビジネス支援サービスに力を入れることが公共図書館の大きな役割であることを力説するほか、経営、マーケティング、サービス方針など全般にわたって、図書館ができることを明確にする。

関連書 根本 彰 『情報基盤としての図書館』


序章 浦安図書館にできること


第一章 なぜ中央図書館が必要なのか──公共図書館の可能性──
第二章 組織され、地域に役立つ職員集団をめざして
第三章 司書職制度を実現するために

II
第四章 図書館はなんのためにあるのか
第五章 公共図書館経営の課題
第六章 公共図書館におけるビジネス支援サービスの現状
第七章 公共図書館は出版界の敵にあらず
第八章 公共図書館の開館時間の延長
第九章 公共図書館とコンピュータ
第一〇章 公共図書館とマーケティング

III
第一一章 全域奉仕をめざしてきた一〇年

あとがき
索引
初出一覧

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本書目次

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【目次】
第1章 ポピュラー音楽の複雑性(山田晴通)
第2章 ポピュラー音楽と現代消費社会(阿部勘一)
第3章 メジャー・レーベルの統合が意味するもの(生明俊雄)
第4章 ポピュラー音楽に見るグローバルとローカルの結節点(安田昌弘)
第5章 イベントの成立、ポピュラー文化の生産(岡田宏介)
第6章 ポピュラー音楽研究と音楽学はどう関わるか(増田 聡)
第7章 ポピュラー音楽のリズムの研究(矢向正人)
第8章 歌う民主主義(細川周平)
第9章 いつもみていたアメリカ(東谷 護)
第10章 カルチュラル・スタディーズとポピュラー音楽のオーディエンス(粟谷佳
司)
第11章 ポピュラー・ミュージック・イン・スクール(小泉恭子)
第12章 若者サブカルチャーとポピュラー音楽(大山昌彦)
第13章 ファンの快楽(辻 泉)

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