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落合さんのレビュー一覧

投稿者:落合

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紙の本

紙の本エコノミスト・ミシュラン

2003/10/30 03:15

出版社からのオススメ

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この本を作るに当たって、いろいろ経済書を読みましたが、正直言って驚きました。日本崩壊とか、マネー敗戦とか、日本沈没とか、恐ろしい未来とか、日本はゴジラ映画に出てくる東京タワーみたいに何度も崩壊させられていて、SFもどきの世界が繰り広げられています。確かに日本経済は何年も不況が続いてはいますが、ノストラダムスもびっくりのトンデモ予言本が経済書としてまかり通っている現実をきちんと批判しようと思ってこの本を出しました。
しかし、知れば知るほどエコノミストの世界ってとんでもない。10年以上も不況が続いているのに、その原因が何かでいまだに揉めていたり、原因が何かのコンセンサスができていないから、処方箋だって千差万別。なかには資本主義を一時停止しろとか、今後100年はデフレが続くから諦めろとか、そんなことまで言い出すエコノミストまでいます。しかもそういう派手なことをいう人たちに限って、呆れたことに90年代初頭には「日本は資本主義を超えた素晴らしい経済システムをもった国だ」と絶賛していたりするんですね。この本ではそんな馬鹿げたことを主張しているのは誰なのか、逆に信用できるのは誰なのか、を明確にしています。
最近、政府や日銀やメディアでは、日本経済も景気が底を打って、回復基調にあるという話が飛び交っています。でも、ここ10年以上もそんな話は度々あって、期待を持ったとたん、やっぱりダメでしたという結果を繰り返してきたのが、この「失われた10年」の軌跡です。この轍を繰り返さないためには、小泉首相は誰の言葉を信用すればいいかも書いてあります。もうすぐ総選挙で忙しそうですが、ぜひ読んで欲しい。少なくともそれが竹中平蔵ではないことは明白。クルーグマンも竹中平蔵路線は「暗闇への跳躍」だと指摘しているぐらいですから。
経済書を買っても会社の経費で落ちる時代ではありません。自腹を切って読むのに、誰のどの本を読めばいいか、この本でしっかり見極めて選んでください。

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