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浅暮三文さんのレビュー一覧

投稿者:浅暮三文

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本噓猫

2004/10/25 00:19

著者コメント

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さて、九月九日、光文社文庫より書き下ろしで出版するのは、初の自伝青春もの。小説のようなエッセイのような奇妙な形式の散文を書いてみました。内容は今から二十年前、大阪から上京した駆け出しコピーライターのアサグレ青年のてんやわんやの日々。その数年間に六畳一間の安下宿で一緒に暮らした猫たちが登場します。猫との生活は本当に奇妙で不思議なことが目白押しです。まずはご一読を。浅暮拝

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紙の本ラストホープ

2004/10/25 00:18

著者コメント

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 BK1の皆様、どうも浅暮です。新作ができました。創元推理文庫から書き下ろしのクライムコメディ「ラストホープ」が好評発売中です。献本した作家・評論家諸氏から「おもろかったで」「一気に読んでしまいました」と感想を頂戴し、ふふふ、なかなか好調じゃないかと自画自賛しております。大量殺人も児童虐待も出てきませんが、代わりに釣り師と泥棒とアヒルが出てきます。一億円を巡る事件に温泉とグルメ情報も満載といった物語です。どうぞ、お楽しみに。浅暮拝

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紙の本

2003/12/31 18:21

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 「針」という新年一発目の新作は、そもそも数少なかった僕の小説の女性ファンをすべて失うような作品です。ごめんなさい。決して悪意はないのです。ただ物語がこのような展開を求めたもので。どうしてこんな言い訳から入るのかと言いますと、なにより今回の新作はハードコア・ポルノといってよい作品だからです。五感シリーズの第四作「触覚」をテーマにしています。詳しくは年が明けて発売されるSFマガジンのインタビュウで語らせていただいてますが、なにより僕としては今まで一番長い、約九百枚の全編に渡って、ねちっこくイヤラシイ描写で世界を構築しました。男性ファンには使える小説を目指しているとお伝えしておきます。女性ファン(がいるならですが)の方は、立ち読みして、イヤになったら、無理しないでください。可愛い話も、また書きますから、堪忍して、S子にM子にL子。おじちゃんが本当はそんな人でないのは分かってくれるよね、え? 駄目?

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紙の本10センチの空

2003/12/31 18:16

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 どうも、アサグレです。BK1をごひいきの皆様、ちょいと最新作の宣伝をさせていただきます。
 12/15都内配本を皮切りに徳間書店から「10センチの空」というハードカバーを発売いたします。薄くて表紙も可愛らしい本で、定価も1200円とお手頃。ちょっとしたプレゼントには最適ですよ。
 今回は描写・トラウマ・葛藤がびっしりと語られる分厚いステーキみたいな小説ではなく、さらさらっと読めてしまう、名付けてお茶漬け青春ファンタジー小説ですから胃袋が疲れている年末、コタツに寝ころんで、通勤の行き帰りで、手軽に読めます。
 主人公は学生生活に区切りを付けて社会へはばたく時期を迎えた大学四年生の川原敏也くん。彼はごく普通の生活をする、ごく普通の男の子でしたが、たったひとつ違うところは彼が空を飛べることでした。ただし10センチだけ。
 さて、敏也がどうして10センチだけ飛べるのか。彼の幼少期になにがあったのか。そして敏也はこれから進むべき道、人生における大切な選択、なにを仕事にするべきかに答が出るのか。それは読んでのお楽しみ。
 全国の大人になりきれない少年少女の皆様、また子供の心がどこかに残っている中年男女の皆様。年末年始の心の健康診断に、ぜひ、この一冊を。頭痛、肩こり、胸焼け、胃痛。この頃、なにかがちょっと重いなと感じている方によく効きます。

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紙の本ダブストン街道

2003/10/20 11:02

「ダブ(エ)ストン街道」文庫化に寄せて

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やあやあ、どうも皆さん、あのね。なんて書き出しですと、突然、出てきて、アサグレはいつも、いつもなんなんだ? 忙しいのに、なにか用事なのかとつぶやいている様子が、パソコンの画面の向こうに想像できるようで申し訳ないです。でも、今回は割合に重要なお話でして。というのも僕の処女作、第八回メフィスト賞受賞作「ダブ(エ)ストン街道」が、今回、晴れて文庫化されることになったのです(講談社文庫10/15に発売、ただし地域差あり)。なにより処女作が、まだ皆様に渇望されているらしいことを、インターネット上でかねてより伝え聞き、個人的にも、またデビューにたずさわっていただいた編集諸氏もふくめ、みんなで、どうしたものか、なんとかしたいが、問題は売れないことだ。要するにアサグレの人格の問題だよなと、みんなで額に皺を寄せていたんですよ(僕も)。毎度のことながら、僕の小説はいつも大して売れないんですよ。どうも読者を選ぶみたいでしてね。それが今回は清水の舞台、ピサの斜塔から飛び降りたつもりで、ええい、やっちまえということになったんですよ。世の中、ときどき、そういった無茶をやることがあるんです。そんな訳で、やっとあの幻の処女作をお届けできることとなりました(ネットで復刊リクエストに投票いただいた皆様に、この場を借りて感謝します。あれあれという間に満票が集まりましたよね)。で、ここで、あらためて、いっときますが、メフィスト賞受賞作とはいえ、この小説はヘンテコリンなファンタジーです。そもそもミステリー、しかも本格推理がメインの賞をメタ・ファンタジーで受賞したこと自体、ミステリーといえる小説です。でもって、よくわからない人々がよくわからない行動に明け暮れます。そんな小説なんです。でもね、アサグレは喜んでいるんですね。ぜひ、まずは数頁だけでも立ち読みしてみてください。そして気に入ったら、お手元に。なにしろ、僕のスタート地点なんでから。それにね、解説を書いていただいたのは、音が立つほどの名手で、こないだ直木賞を受賞した石田衣良さんです。ですから石田さんのファンとしても、読むべきだと思うんだよなあ。きっと投資に見合うなにかがあると思うんだよなあ。そもそも文庫ですから、お買い求め安い価格であります。この秋、ちょっとヘンテコリンな小説で、心を楽にしようかなと思う、あなた。ぜひ、よろしくね。

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紙の本似非エルサレム記

2003/07/27 18:06

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 お久しぶりです。浅暮三文です。みなさん、混迷していますか? 僕も混迷しています。一体、どうなってしまうんでしょうかね、イラク派兵は。それに北朝鮮との関係は。なんだかきな臭い匂いがしますし、あまりに露骨な政治のつじつまあわせの昨今ですよね。実は新作を今回、発表したんです。「似非エルサレム記」といいます。僕は自身をモダン・ファンタジー作家だと認識しておりまして、ファンタジーの持っている側面のひとつを考えてこの小説を書きました。というのも遠い昔から実はファンタジーにはポリティカルな部分があるからです。「ユートピア」しかり、「ガリバー旅行記」しかり。政治や社会にシニカルな目を向けて、それを揶揄する。からかい、馬鹿にして、ヤジってやる。世界中が混迷している今だからこそ、ファンタジーが持つ自由な想像力でそれを笑い飛ばして、空気を新鮮にしたい。そんな思いで書いた小説です。主人公は中近東の聖地、エルサレムそのものです。パール・バック「大地」以来の地べたがテーマの小説。そのエルサレムがある日、意識を持って、あまりのひどさに「僕はここにいるのがイヤ」と逃げ出してしまうというお話です。どうぞ、馬鹿馬鹿しく笑って、混迷をぬぐい去ってください。集英社から発売です。それじゃ、また。
 浅暮三文拝

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紙の本石の中の蜘蛛

2002/07/03 17:45

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 こんにちわ、浅暮三文です。六月末に集英社から「石の中の蜘蛛」という小説が出ました。デビュー後、二作目の「カニスの血を嗣ぐ」という小説で嗅覚を扱って以来、人間の感覚世界というのが僕の頭の中でモヤモヤしていました。次の小説は聴覚でと決めていたのですが、問題は聴覚というモチーフをどんな作品世界へと仕上げるかだったんです。
 この春に出版した「左眼を忘れた男」では視覚をテーマに、その世界をコミックノベルとして仕上げてみましたが、視覚の場合はおそらく、ただ視覚を異化しただけでは、普通の幻想小説になってしまう。だってそもそも小説の大部分は登場人物の視点による世界把握という視覚情報を文章にしていますから。コミックノベルとして「左眼〜」の作品世界を戯画化したのはそこを考えてでした。
 一方で今回の聴覚、つまり音というものは匂いと同様、目や手でとらえることのできない情報です。存在すれど姿は見えず、相手がそもそも形として認識されていないのですから、戯画化したところで、滑稽さがはっきりしないでしょう。確かに異化して幻想小説(ファンタジー)とするのに、違和感がない素材かも知れません。しかしそれを今までにない形で仕上げなければ、書く意味はないし、読んでいただけても、つまらないでしょう。そこが頭をひねってしまったところ。
 今回は小説のタッチをハードボイルド世界へとシフトさせてみました。幻想小説でありながら、幻想的なシーンや描写を抑えて、リアリズムを前に出して、それでも幻想小説になっている。というひねくれた試みをしてみたのです。登場する音は日常生活で接する音ばかりです。街角のノイズや自動車の走行音、部屋の中の物音。それらが異常聴覚というフィルターを通して主人公にどんな世界に映るか。僕はいつも小説にしかできない世界を作品にしたいと模索しています。どこまで成功しているかは、ほとほと心許ないですが、その辺りの心意気だけも伝わればと心ひそかに願っています。

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