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ヂャリやさんのレビュー一覧

投稿者:ヂャリや

96 件中 46 件~ 60 件を表示

夜明け前が一番暗い??

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

既に過去の言葉となりつつある「デイトレ」。
それは、ちょうど「就職できない理由」を「就職をしたくない」といかにも主体的であるかのごとく言いつくろい、幻想的な”やりたいこと”というあやふやな根拠にフリーターとなり、「いつでも辞めれる」は「いつでも辞めさせられる」ということに気づかずに、いまやネットカフェ難民系になってしまった状態に非常によく似ている。

著者の株式投資に関する著書は非常に多いが、著者自身がうまくいっているのか、どうかは別にして、「買い」からはいるパターンが多いデイトレの中で、本書は発想の転換に非常に役に立つ。

もっとも、相場全体が下がってくると、「カラ売り」指南本が店頭に並ぶのは、アマノリーと言うよりセオリーというものであることに気をつけながら、読んだ方が良いと思える本でした。

夜明け前は、明けてみないと、わからない。

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ミスプライス

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 他人の日記ほど、つまらぬものはない。
なにより、かったるい、そして、どうでもよい。
ところがそれが、著者のいうところの「偉大な投資家ウォーレン・バフェット」のものだったら興味を持つチャンスも少なくないだろう。ましてや他人の「つぶやき」がビジネスになる世の中だから、他人の日記も売れるのかもしれない。

 本書はもちろんバフェットの日記ではない。
「この著書は永遠に読む価値があると自負している」著者の日記だ。
「オプショントレードでまがりなりにも結果を示すことができた」とある。
その真偽は知る由もないが、興味深いのは2011年3月から紹介されている記録である点だ。しかもこの年の「歴史上ずっと記録と記憶にとどめられる最大の出来事は”欧州債務危機」だとしているところに、世界からの視点を感じさせる。

「オプションマーケットでは、ミスプライスは”控えめに言っても”多く見られる」そうである。
そのミスプライスこそ100%利益が得られる手法であると。
がしかし、そこにはオプション売りも含めなければならないところに個人の限界がある。
ただし、高い確率での勝ちパターンもまた、このミスプライスに含まれているので見逃せない。

 チャンスに遭遇したときの行動力、チャンスを見つける視点、考え方などはズバリと表現できるものでなく、日々の細かな行動の中から培われるところを鑑みると、本書の日記は大いに価値あり、ということかもしれない。少なくとも本書の値段はミスプライスではないようだ。

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・・・・絶句。

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人生そのものが生きる意味を見つける旅である。したがって生きる意味は永遠に見つからない。と結論づけられた本のタイトルが「人生の意味が見つかる習慣」だったら絶句、というよな感想をもった。

 そのよな片鱗は随所にある。
「自分のやりたいことがわからない」と悩んでいる人のために書いたとあるが、見つけるためには自分の中の欲求を知ることとある。その方法は欲求を書き出すときた。
だから、それができないから悩んでいるのにとの突っ込みが、そこかしこから聴こえてきそうだ。

「頭のなかで『何をしたいか』と『できるかどうか』を同時に考えているために、WANTが出てこない」となぜ急に英語なのかは置いておいて、「妄想でもいいのでやりたいことを想像してみよう」とある。なるほどこれなら妄想できる。そのあと「1週間試してみましょう」とある。あのね。妄想でもいいというから非現実的なことばかり思い浮かべたのだから、試すことさえ不可能。どうしてくれるんじゃい。

そして「直感に従う」ときた。・・・・絶句。

 では、私はなぜ読もうと思ったのか。
「みんなが考えているより、ずっとたくさんの幸福が世の中にはあるのに、たいていの人はそれを見つけられない」と著者が作家メーテルリンクの引用をしているのをみて、
たいていの人が見つけられないものは、ほとんどの人に見つけられない。
と思いつたからにほかならない。・・・・これまた自分で絶句。

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シンプルなものほど、思考戦略がよほど練られていなければならない。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「これは、いけるかも」。
眠い目をこすりながら、ラスベガスのとあるホテルで朝食を待ちながら、そう思った。
レストランの中央に大画面があり、数字をいくつかあてるゲームが行なわれていた。、テーブルの隅に、無造作に置かれている紙とボーペン。印刷されている数字をいくつか塗りつぶし、掛け金とともにウエートレスに渡せば二十四時間いつでも参加できる。
15分ごとに行なわれる締め切りと正解、払い戻し金額を見つめながら、自分が何気なく思いついた番号がいくつも当たっていることに気がついた。

ただし、そのときはまだ本当には気がついてなかった。塗りつぶした数字が端末に入力され後に締め切りが行なわれることに。そう入力された数字はコンピュータがはじくこともできることなど思いもよらない。もちろん、こうしたことが行なわれているとは今でも考えていないが、その後の外れようからくる感情がそう思わせる。

ポーカーは対戦相手の顔が見え、結果も目の前で確認できるゲームだと本書に出会うまで信じて疑わなかった。今やオンラインで参加できるなんて。
しかし中身は初心者向きではない。高度に練られた戦略と戦術、そのときの対戦相手の出方と次の一手の読み方、刻々と変化する場の状況へのプロの対応方が詳述されている。

面白いのはその思考プロセス。これはなかなか知ることができない。
自己流の思考でつまづいている場合は、良い刺激になるかもしれない。
「チャンスが来るまでリスクを最小にする」と著者はいうが、これは多くの道につながる基本コンセプトだ。

ラスベガスでも少ない掛け金で様子を見るべきであったと、今更ながらに反省することしきり。当時は何も知らないで熱くなるばかりであったことが懐かしい。

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株式投資との違い。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

現役証券マンとある著者の勤めている証券会社はどこだろう。

「信託保全100%」のところを選ぼう、そして顧客の入金が確認されてから信託されるまでの日数が短い取引会社を選ぼう、さらに「信託される日が早い会社なら、それは会社の信頼性を高めることになるので、ホームページなどで、そのことを告知している」と本書にある。

ところが著者が勤めているであろう証券会社のホームページには、(たしかにFXのタブから開くとトップに、信託保全が”でかでか”とアピールされているが)CFDのタブをクリックすると、まず見つからない。
やっと探しあてたところ「取引における重要事項」に小さな字で「したがって、弊社がお客様からお預かりしている預託資金の全部、又は一部が返還されない可能性があります。」って、信託保全ではないのだろうか。よくわからない表現になっている。実に面白い。証券会社の正直さとその社員のジレンマ。


逆指値が株式投資では、そのシステムを持っている証券会社が少ないのに対して、FXを含むCFDではほとんど持っている。しかも本書に限らず、ストップを入力することを強く勧める傾向がある。
いかにも、投資家サイド向けに書いてあるように見える。

よく考えてみると、顧客の逆指値が見えても、取引所取引(株式投資)では(出来高が少ない銘柄を除いて)どうしようもないのに対し、相対取引(FXやCFD)では、本書にあるとおり「瞬間的に値段が飛んだんです」と理由づけができる。
ポーカーの手の内を、戦っている相手(しかもプロ)に見せながら賭けているようなものだと妄想しているのは私だけだろうか。

もっともロスカットポイントを想定していないと、あっという間に退場になるレバレッジのかけ方をするのなら、逆指値は入力必須とならざるをえない。

さらに、株式投資では、順張りと逆張りのおすすめが半々の感じだが、FX、CFDでは順張りのすすめが圧倒的なのはなぜだろう。
上がれば順張り、下がれば逆張りと顧客に買い一辺倒で商売が成り立っている株式投資とは違って、相対取引では、値段を追ってくる顧客が必要不可欠なのであろうか。
たしかに、順張りの利は薄く、逆張りのリスクは大きい。しかし商売として成り立つのはどっちだ、などと考えてしまった。

そして本書最大のなぞ「法則」。
いったい、どの立場にたっての法則なのであろう。
読者にとっては「40の説明」としたほうがわかりよいが、もちろんそれではインパクトがないのはたしかだ。
それにしても相対取引、差金決済取引の妙はよく理解できる法則ではある。

著者のいうとおりCFDが「今後、日本での普及も時間の問題」であれば、導入図書としては初心者向けに、もってこいだ。

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ラクラク?、寝てる間に?、初めてでも勝つ??????????

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 まず、腹立たしいのは自分自身に対してだ。
次に印税を取って、このようなタイトルをつけていることだ。
トドメは、勝つ方法はどこに書いてあるのか、だ。
 
 ちなみに「勝つためには」として、「与えられた材料をどう判断するかだけ、これが一番難しい」と太字で強調されている。
 「具体的なルールと注文の入力方及びリスク」として、とらえるのならば非常に詳しく書かれてあり、納得もいく。

 それにしても表現の自由とはいえ、サブタイトルや帯を含め、このようなタイトルは良いのだろうか!?
 メディアリテラシーが進んでいて、読者が判断できる力があることを願うばかりだ。
 まぁ、その前に、読むかどうかが問われるが。
 
 もう少し、まじめに、真摯にタイトリングし、リスクについて大きく説明した方が、FX人口増加に寄与すると断言したい。(中身は初心者にとって、まともなのだから)
 もっともFX普及が目的か、印税が目的かによるが。
 

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「もっと整理上手になりたい、あなたへ」というタイトルの方がしっくりくる

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 整理整頓のプロから整理整頓上手の素人におくるとした方が内容がぴったりタイトルにあっている。

 過去、現在を分析し、未来につなげる数々のチェックリストや手法、考え方が具体的に紹介されているあたり、さすがはプロという感じだ。
 
 ただし「いつも片づけようと思いながらなかなかできない」者にとっては、夢の世界でしかない。ファイルシステム構築やゴミの山コントロール、果ては心の整理(リストというのは「心の中にある」ものをはき出す場所です)、しかも段階別メインリスト例が惜しげもなく紹介されている。

 夢のまた夢を見る感じで、実に楽しい本でした。

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「百、悪いことをしたら、百一、いいことをすればいいじゃないか。」

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「だから、悪いこと、しほうだい。」という意味では、もちろんない。過ぎてしまったことを悔やむより、過ぎてしまったこと以上のことをやろうという、前向きな意味だ。

 たしかに、「右のほほをぶたれたら、その反動で左フックをぶちかませ」より現実的だ。なぜなら、考え方の変更は、一瞬にしてできるのに対し、「左頬をぶたれる」覚悟で差し出すのは、本能的に行動できないからである。
 
 自分が気持ち的に追い詰められている人にとっては、ふっと肩の荷をおろすような、心地よさを味わえる。但し、もともとポジティブは人、特に自分が"被ストレッサー"になっていることにも気づかずない、自分勝手な人が読むには危険すぎる。もっとも、陽気な人は本書の存在にも気づかないだろうが。

 もともと子供相手に、発した言葉の数々の言葉の集大成であるが、いろいろな経験を積んだ大人にとっても、意味深く伝わる言葉が本書にはある。
 あまりに深く、逆読みしすぎて、くれぐれも「百一、良いことをしたら、ご褒美として。百、悪いことができる」と逆読みはしないように気をつけたい。

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紙の本株しかない

2015/02/07 10:28

ほんまかいな!?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

株を買う人がいないと業をなすことができない人から「株しかない」と言われてもねー。

保険を売る人が「貴方は公的保険で十分補償されているので、民間保険は必要ありません」と口が裂けても言わないのと同じだ。

著者は言う「変化の生じるところ、と投資チャンスあり」と。
なるほど、考えてみれば、日々是変化であるわけだから、いつでもチャンスばかりだ。
常在相場というわけか。著者にとって、とっても都合がいいのだろう。


本書で一貫している「良い会社を安く買う」姿勢は、たしかに王道をいっている。
ここで良い会社といっているのは、
経営者がボンクラでも経営が成り立つのが良い会社という意味ではない。

ぶらぶら社員や働かないオジサンを
たくさん抱えることのできる会社がいい会社、という意味でもない。

また、
リストラ部屋なるものを用意することができ、次の就職先の勉強をしながら給料がもらえる会社を
いい会社といっているのでもない。

さらに
たとえ、会社が潰れても、国がほおっておけなかったり、銀行団がつぶすことができないほど貸し出しを受けていたり、会社更生法でチャラにする手法をもつ会社をいい会社といっているわけでもない。

良い会社の企業価値計測方法概要を本書でで紹介しているが、もちろん紹介までだ。
ココが著者のメシの種の中心であり、人に明かせやしない部分だ。
たとえ詳細を書いたとしても真似できない。
なぜなら、それは著者のやり方であり、著者の感覚の問題だからだ。
もっともらしいデータや計算は、本人が納得するためのもの以外の何者でもないからだ。

だから、他人がとやかく言えないのである、「株しかない」といわれても。

私が言えることは一つ、株入門書は「本書しかない」とは言えない、ということだ。

なんのこっちゃ!☆三つ

3章までは、初心者が、中級者になってときに再読すると、よくわかる。
それ以降は、自慢か自伝か、最終章が景気がいいので良しとする。

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いまどき、個別銘柄のデイトレって?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

レトロな感じもするが、タイトルに「やっぱり」とあるので著者は自覚しているのだろう。
本書の中盤にさしかかった頃、「本書で知った方法でトレードしてみよう」なる一文に出会ったとき、嫌な予感がした。「方法」って?、まだ、でてきていないと。
このパターンは最後まではっきりしないことが多い。
おまけに「受講者」なる言葉が頻繁に出てくる。
ヤラレタ感がページごとにつのる。

 初心者にはお勧めしません。ある程度、失敗を重ねないと行間が読みきれない。
もっとも、経験者なら明日香出版社であること自体で手に取らないであろう。
表紙の色合いに、つられてしまった。
表紙右下に「ア」のロゴマークを見落としてしまった。
これはまさに本文中にでてくる銘柄選択の失敗談やトレードを仕掛ける時に気をつけなければならない点を経験したようなものだ。

 とすると私にとっては価値ある一品だ。
本の購入時点から読中、読み終えまで、失敗トレードの実践をしているようなものだ。
途中で、何かおかしいぞと感じても持ち続けてしまう愚。
著者の言うとおり「きついと思われるかもしれませんが『もう救いようがない』と言われてもしかたがないと思います」
まさにそのとおりだ。

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スワップ金利投資法(金融工学入門編)

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 通貨ペアの複数選択と、それぞれの投資資金のウエイト調整の考え方。
そこに標準偏差の正規分布、相関関係、リスクを数値化して利用する。

 言葉にすると、ややこしいが、計算ツールは無料ダウンロードできるのでありがたい。
ただ、スワップをメインにしているところが珍しい。

 過去の動きから6割の確率を推定すると言ってしまえば単純すぎるだろうか。
いづれにしても、過去の数値が基であることは変わりはない。
ここが相場と統計の最大の悩ましいところだ。
 明日、東の空から太陽が昇る確率を過去から算出したところで、西から昇らない根拠にはならない。しかしだからといって、西から昇るかもとも言いきれない。明日になって確認するしかない。

「一時的な(ドローダウン)なのか、今後も継続する可能性があるのか」という判断が悩むところだと著者もいう。さらに「(経済市場におきた事件が報道されるのを見て)問題が長引きそうであれば(ポジションを)いったん閉じることを視野にいれます」とある。これには裁量が大きく影響する。金融工学どこえやら、とも思える。

 行動には根拠を必要とする人も多い。裁量では人に説明がつかないばかりか、自分にも説明がつかないし、再利用もできない。そんな時、一つのツールとして金融工学が役立つかもしれない。その入門編として本書は最適だ。 ただし再利用できるかどうかは、過去の数値を基にしている統計が相場に相容れるかどうかの判断による。朝陽が東西南北のどこから昇るのかを統計的に予測していることににている。もちろん太陽なら東から? それは過去の経験が影響を及ぼす人間の慣性思考癖にとらわれた思い込みにすぎない。まさに感覚に頼った裁量そのものだ。慣性は習慣となり人を束縛してしまう。そのことに注意しながら、この入門書を読むと面白い。

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どんなにボコボコにされても。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「認知のゆがみ」がストレスの原因だという。
本当だとすると、自分で勝手にストレスを溜めていることになる。
物事の捉え方、感じ方は人それぞれなのだから。

ストレッサーとなる人は、たしかに自分が周囲にストレスを撒き散らしているとは思いもよってない。たとえ本人にそのことを指摘したとしても理解しない。なにせ認知の仕方が違うのだから。
困ったものだ。

となると、こちらで準備しなきゃいけない、本書で言うところのコーピングを。
「人間は思考する生き物ですが、純粋に事実だけを見るとか、合理性だけで物事を判断するといったことは、実はあまり得意ではありません」だからこそ多様な感じ方、感情の豊かさを生み出すと著者は言う。反面「認知のゆがみ」を生むのだと。
それが、人によってはストレスとなる捉え方をするのだという。

どのような「ゆがみ」があるのか自分で調べるには、セルフトーク・チェックが有効だという。
「その人物が心の中で自分に語りかけている言葉」を知ること。
同じ事実に出会っても、何も感じない人もいれば、「心の中の口ぐせ」をつぶやく人もいる。
なるほど、どう感じるかはその人の勝手だ。

しかし、セルフトークを変えることによって「認知の歪み」を転換できるという。
ならば、感じ方、感情の種類も意識的に変えることが可能となる。
本当だろうか。
「人間の心と言葉は不可分に結びついており、言葉を変えれば、やがてその人の心をも変えるものとなる」そのための三つのポイントを示しながら解説してあるが詳しくは本書にて。

もし、自分で勝手にストレスを溜めているのだとしたら、心のつぶやきを変えることによって、自らストレスを脱することができる。どんなにボコボコにされても「今日はこのくらいにしといたるわ!」と最終ページにあるように。でもこれって違う「ゆがみ」にならないだろうか。

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「ハイリスク・ハイリターン」といえば個人投資家はハイリターンをイメージし、結果ハイリスクが実現される。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

リスクとリターンのバランスは常に一定のはずなのに、なぜリスクばかりを引き受けざるをえなくなるのか。

価格変動要因をユニークな視点から説明する本書を熟読すると、その謎がとける。
実需があっての投機だが、逆に投機なくして相場は成り立たないことを理論的に詳述されているので分かり易い。それを踏まえたうえでの理想的なトレードとは「谷超え待って買い、山越えを待って売る」ことだと著者は言う。
そのための手法は「出来高は出来事」をコンセプトにエスチャートなるものを本書では紹介している。

たしかに掲載されている過去のチャートを見ると、なるほどと思う。
人は慣性によって判断しやすいからだろうか、その流れが今後も続きそうだとも思える。著者は「相場の勝ち負けに占める要因は、タイミングが一番大きい」としながらも「(プロでさえ)タイミングはいつもいつも自分の味方をしてくれるわけではない」としている。
いわんや個人投資家をや、である。出来事を知ってから売買せざるをえないからだ。

相場の過去の計算上のリターンに引き寄せられ、出動する時点では最悪のタイミングとならざるをえないのも納得の一冊。

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今は未来。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

未来にタイムスリップ。その夢はつまらないかも。

2008年に出版された本書を今読むと、まさに当時としてみれば今は未来だ。
(自称)平凡な主婦のはずが、なぜか細かいテクニカル分析付きで通貨のチャート解説と金利の行方を予測している。
もし当時に読んでいたら驚きの連続であっただろう。。

当時の予測と現在のレートと比較してみると、それはお笑いでしかない。
これは楽しいが夢がない。
なにせ当時の予測があっているのかどうか、分かってしまっているのだから。

しかしだからこそ冷静に読める。
投資に対する姿勢は素人離れしすぎてはいないかとも思わせる。
プロ並みの資金管理ができてるのに、税金のことは知識から抜けていたとは。
そのちぐはぐさに、さらに驚かされた。

同じことが、今、タイムリーに話題になっていることにも当てはまるのかもしれない。
私たちは、いつも過去のことを忘れてしまう。
だからこそ、その驚きがいつも新鮮なのかもしれない。
たとえ同じことが繰り返されていたとしても。

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自ら発見することは、自分にとっての技となる。たとえ言い古された戦略であっても、身についているかどうかは別。そしてそれが出来るようになった頃には、ピークを過ぎていることが多いということが、もどかしい。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「たった6000万円」と思わず副題を読み間違えてしまった。一昔前は「らくらく億単位」の表題が多かったが、世の中せちがらくなったのか、このまま行くと今度は百万単位や万単位になるかもしれない。そういえば一万ドル単位だったものが千ドル単位で取引が出来るブローカーもちらほら。レバレッジ規制もあいまって損する額も少なくなるが、ごくたまに儲かる時の額も円単位になってしまう時代になってしまった。

もうひとつ勘違いをしていたことがある。
「マナブ式」とは学ぶではなく、著者の名前であることが判明。
学ぶことが戦略とは、どういうことだろうという興味が打ち砕かれた。
テクニカル指標の読み方の解説は確かに勉強になったところが救いだったが。
トレンドトレードとブレイクアウト戦略で食い物にされた個人投資家が今度はオシレーター系の餌食になることを心配しているのは、私の取り越し苦労か。

内3000万円は運。ただし運が良ければ、これだけ稼げるということもすごい。
「自分にめぐってきたラッキーな状態をなるべく大きく育てる」と著者も言っているとおり、そのための準備が本書にある。もっとも、その運がめぐってくるとは限らないところが辛い。
本書の中でも著者は市場から3回、退場させられたことを告白している。

失敗をしてあきらめるのも、良い選択。これ以上の損はないのだから。
著者のように徹底的に研究をしてアマノリーに気づき、それがずれてきたら撤退し別な手段を構築するのも一つの選択だ。
いづれにしても戦略を文章に出来るまでになるには、並々ならぬ努力と興味の持続が必要だ。
そのことには敬意を表したい。
ただし、世の中に広まった頃、ピークを迎えるのは世の常なのかもしれないことは肝に銘じながら。

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